文化・芸術

2019年1月 7日 (月)

1/18 つくば朝のサロンコンサート





今年のスタートは、「第137回つくば朝のサロンコンサート」から。

この日のタイトルは「ことはじめ」。

ヴァイオリンとピアノでモーツァルト、

ヴァイオリンとお琴で「春の海」やコレルリ、ビバルディなどの古典の作品で、

2019年の朝コンがスタートします。

1年の始まりにふさわしい、冬晴れの空のような清々しい作品が並びます。

アルスホール(つくば文化会館2階)で1030開演。





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このところの朝コンは、コンサート1回分を1つのチームで担当することもあれば、

2チームで構成する時もある。

今回は2チームで。

私はモーツァルトのKV454のソナタを鈴木納子さんと演奏します♪

 




 

よく朝コンに来てくださる方にはすでにご案内していて

「行きます。楽しみにしています♪」のお返事をいただいていたので

ちょっと安心していましたが、

自分の他の忙しさに押されて

そういえばまだweb上でお知らせしていなかった!のでした。




 

 

朝コンはもう10年以上も続いている

毎月ほぼ第3金曜日に開催されるリレーコンサート。

「毎月何よりも朝コンが楽しみで♪」と言ってくださる方もいらっしゃる

常連様も多いアットホームな会。

ぜひ新しい方にも、多くの方に来ていただけると嬉しいですm(__)m



 

 

 

わたし今年はなぜか、個人的にモーツァルト・イヤー。

今決まっている本番がほぼモーツァルトなのです。

モーツァルト、ベートーヴェンなどの古典をしっかり勉強しなおしたい、、、と

心に想っていたら、ちゃんとこうなりました (^^

 




 

モーツァルト大好きな割には、ヴァイオリンソナタはあまり弾いたことなく、

この作品も初めてです。

もっぱらシンフォニーやピアノコンチェルト、オペラを聴くのが好き。

これらはモーツァルトが特に力を注いだ分野だから傑作が多い。

もちろん、彼は晩年には室内楽にも素晴らしい作品を多く遺しています。




 

 

モーツァルトの時代 実はヴァイオリンソナタとは言わず、

「ヴァイオリンの伴奏付きピアノソナタ」というのが、正式な名称。

つまり、ヴァイオリンはあくまでもオブリガートの役目でした。

ところが、このKV454あたりの番号が遅いソナタは、

ヴァイオリンもピアノと同等に近く掛け合いが繰り広げられます。




 

 

2楽章は、二人の人物の語り合いのように展開していきます。

ゆったりとした大きなラルゴの序奏で始まり、

その後アレグロで進む爽やかな第1楽章、

アレグレットでロンド形式の楽しい第3楽章も魅力的ですが、

何といっても感情の襞、実の詰まった第2楽章アンダンテが中心になっているソナタ。深遠な世界が拡がります。

 

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~今年の玄関のお正月飾り花。ここは寒いから花もちが良い~





この作品を書いた1784年は、交響曲「ハフナー」や「リンツ」、ピアノ協奏曲(15番、16番)を発表し、

演奏活動絶頂期、飛ぶ鳥落す勢いの28歳のモーツァルトでした。

翌年の1月には「不協和音」の名前を取る有名な弦楽四重奏を書いていることを考えると、かなり革新的、実験的な時期に差し掛かっていたとも思えます。




 

 

正直なところ、年末年始を挟み、他にもいろいろ懸案事項があり、

なかなか音楽に集中できる環境ではありませんでしたが、

ここからのラストスパート

できる限りのことをして本番に臨みたい。


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今年の参考書に定めた3冊もまだ斜め読み、飛ばし読みですが、

これらを読むのは本当にワクワクします。

モーツァルトは資料が多いのも勉強しがいがあるというもの。

多くの研究者、専門家が綿密に調べて検討してくださった文献をもとに

勉強で来て、後に続こうとする者にはとても有難い。




 

 

実際の自分のことを言うと、、、

あそこのトリルが、、、とか、ここの音の粒が、、、とか

ここがちょっと歪んでいる、、、とか、、、

自分なりに、

1級の芸術作品の美しさに近づくにはどうしたらいいのか?

生きた音楽として届けるにはどうしたらいいか?

悩みどころ満載です。

でも、その悩んで苦しむのも愛おしい。




 

 

以前に生で素晴らしい演奏を聴いたことがあって以来

(その時の山田武彦氏のピアノが素晴らしすぎて、ヴァイオリンそっちのけでピアノばかり聴いていた!)、

いつか弾いてみたいと心に温めていたKV454

本番まであと10日、準備頑張ります!!






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2日後の120日(日)は小美玉の「みの~れ 森のホール」にて開催される

2019ニューイヤーコンサート」にも、ちょっとだけ出演予定。

こちらは、ソプラノの横瀬公子さんにお誘いいただき、

モーツァルト19歳のオペラ「羊飼いの王様」KV208より

アミンタのロンド「僕はあの人を愛そう 変わらぬ思いでいよう」の

オブリガートで初共演です。

愛らしいアリアには希望と平和に満ちた世界が拡がります。

森のホールは新しくできてとても素敵!という噂を耳にしているので、

このホールを始めて体験できるのも嬉しい♪

 



 

開演は14時。

主催は茨城県民オペラ協会で、多数の声楽家の方々の饗宴が繰り広げられます。

 

 


 

何しろ今頭の中はモーツァルトでいっぱいの私。

今年もどこかでどれかをお聴きいただけますよう、お願い申し上げますm(__)m


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~リビングの掃き出し窓の傍で、

お日様を浴びて植物が元気に過ごしています。

友人からいただいたアンスリウムは6月からずっと咲き続け、

シンビジウムは水しかあげていないのに、

3年連続冬に見事に咲いてくれてありがとうなのです♪~


2017年12月20日 (水)

初めてゴッホに出会う

 

 

作品世界に没頭できた興奮の本番から数日が経ち、徐々に落ち着いて来ています。

もう1回録音を冷静に聴いて、良かったこと、これからの課題をまとめて

次につなげる作業をしなければ、、、と思っているところです。

本番は何より勉強になる。

 

 

 

本番直前は娘のてんかん発作もなく無事な毎日でしたが、

その後月、火と続いて発作があり、

「あ~ 本番前は頑張ってくれていたんだなあ、、、」と

健気さにますます愛おしくなりました。

それでも、今回のリハーサルの1回は中止、1度は時間を遅らせてもらい、

共演者にはご迷惑をおかけしました。   

なかなかままならない現実の中で、何とかやっています。

 

 

 

 

今週火曜日は娘の施設の温かなクリスマス会を楽しみ、

保護者会会長としての仕事も一つ無事に終わり、

今日は楽しみにしていたゴッホ展へ♪

今朝も「お願いだから発作にはならないで!」と願っていたら、

今日は全く問題なし。ヨシ!

けれども、一緒に行く予定だった友人の娘さんの体調が悪くなり、

一人で行くことに。

会期は18日までなので、もう他に日がないのです。

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シルバーデイだったためにますます人が多く、40分待ちで入場。

でも、いつも本を持っているから、全然苦にならない。

そして、音声ガイドを借りてゆっくり2時間半かけてゴッホを体験してきました。

 

 

 

 

 

ゴッホって、グルグルの渦巻きだったり、黄色い空だったり、

普通の人でない飛んでいる感性に、凡人の私はとてもついていけない、、、と

思っていました。

自分の耳を切り落とす、精神病院に入る、最後はピストル自殺という激しさも

アブなくてとても近寄りたくない、、、そういうイメージ。

なので、有名な「ひまわり」他は知っていても、縁のない画家 というのが今までの私の印象。

ところが、NHKの特集を録画して観たり、映画もやっていたようで(観に行きたかったけれど、近場ではやってなく残念。。)

急に興味が湧いて来て本日を楽しみにしていたのです。

 

 

不器用な人だったようです 彼は。

ささやかな家庭を持つことに憧れ、寡婦となり幼子を抱えていた従妹に恋心を抱いて、

ストーカーまがいの事件を起こす。

あるいは、娼婦との献身的な同棲生活と破局など、何をやっても壁にぶつかる。

そんな中、画家になることを志す。1880年、27歳の時。

オランダの田舎の教会牧師を父に持つゴッホは、彼自身牧師まがいのこともやっていた。しかし当時のオランダ宗教界が形骸化していたことに対して、

もはや教会は貧しい人々や迷える人々を救うことはできない、

芸術こそが宗教に代わるものだ!と思う。

弟テオへの手紙には「何かに貢献できるものになりたい。何かの役に立つ人間でありたい」という心情が記されている。

 

 

 

 

 

そういうゴッホの生育環境なり、気持ちを知ると、

一気に目の前の絵が生きいきと動き出す。

もちろん、何もしらなくとも、ただそれであるだけで十分に光を放っているのだけれど。

 

 

 

 

ゴッホの絵は、ほぼ独学なのだそう。

パリに行く前に、2か月ほどアカデミックな勉強をしてはみたものの、

自分には違うと感じた。

その感覚を大事にする。

自分に偽りのない人にしか書けないものが目の前にある迫力に圧倒された。

 

 

 

 

 

一筆一筆は情熱がたぎる彼の脈のように見え、

大胆な配色も、構図も、過剰ともいえるエネルギーを伝えてくる。

過剰な状態だけでなく、たとえば「アーモンドの木」のような作品からは

彼の優しさ温かさも伝わってくる。

時には、これが同じ人?と思う作風の違い。

穏やかな時の彼と、興奮している時の彼。

弟テオへの手紙には、いつも夢と憧れが綴られている。

 

 

 

 

ゴッホが心酔した日本。

それは曲解され、彼の中で夢に仕立て上げられた日本ではあったけれど、

日本という極東の見たことのないエキゾチックな国に、

現実で生きることが難しかったゴッホの心の避難所のようなユートピアとして

彼の創作エネルギーを支えたようだ。

 

 

 

今回の展覧会には「ひまわり」「星月夜」などはありませんが、

「種まく人」「タンギー爺さん」、多数あるなかから1枚の「自画像」

「ファン・ゴッホの寝室」などが観られます。

ゴッホが愛した浮世絵も数多く展示され、ゴッホと日本の相思相愛を感じる構成です。

 

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~お昼ごはんは、すぐ傍のPark Side Caféで。

ゴッホ展の売店で買った本と共に。しばらくゴッホにハマります♪~

 

 

 

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~フレッシュなハーブティーがとっても美味しかった!~

 

 

 

窓際の席でテラスを眺めていると、小さなパンダのぬいぐるみを抱えた幼い女の子が、

ぬいぐるみと楽しそうに遊んでいた。

その無心な笑顔にとても幸せな気持ちをもらった。ありがとう♪

 

 

 

 

ゴッホ展をやっていた東京都美術館の隣の上の動物園で、

シャンシャンも見たかった!

今やシャンシャンが、日本を一番幸せにしているかも。(^^

 

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~娘がクリスマス会でいただいたプレゼント。パンダの腹巻パンツに母も大喜び~

 

 

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