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2024年3月21日 (木)

オーケストラを聴きに行こう!🎻

 

3月20日(水・祝)12時集合でサントリーホールの目の前のスペイン料理「Dos Escenas(ドス エセナス)」でのランチから始まり、

15時開演の2時間のコンサートの計5時間を、

勝間塾の友人と計8名で楽しんで参りました。

http://kyukyo.or.jp/cms/14615

 

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前もって当日のプログラムのYouTubeをお知らせし、

コミュニティのイベント欄に交響曲とは?や曲の解説をイベント欄に張り付けて(その内容は前回、前前回のブログにも転載)、

初めてオーケストラのコンサートに来られても楽しんでいただけるように工夫してみました。

ランチは酸味が効いた個性的かつとても美味しい美しいお料理のコースに皆で舌鼓を打ちながら、

2時間半のランチタイムを自己紹介、コンサートの前知識のためのミニレクチャーも盛り込んで、

すでにコンサートが始まる前から「第2弾も!」のお声をいただいたほど和やかで楽しかったです💛

 

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この日は、私が20代の頃に在籍していた九州交響楽団の70周年記念の特別コンサートで、

指揮も私が居た頃にも音楽監督でいらっしゃった小泉和裕氏。

私にとって小泉さんは初めて生の指揮に触れた方でもあります。

当時通っていた女子校の創立90周年か何かの記念コンサートに小泉さんが招かれ、

ベートーヴェンの「合唱幻想曲」の合唱で私も演奏会に参加し、

きびきびとしたカッコいい指揮にすっかりファンになりました。

 

そして桐朋を卒業の後、九響に入団してその後半に小泉さんが音楽監督になられて

すごく幸せな本番をいくつも体験しています。

その小泉さんの九響退任のラストコンサートとなったら、行かないわけにはいかない!

誰と行く? で思いついたのが、イベントを立てて勝間塾の友人と行くということ。

大当たりでした!

 

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席はオーケストラの後ろの席。つまり奏者のやり取りや指揮者の表情がしっかり見える。

さらにこの席は安価ということで、何倍も嬉しい。

でも、途中から私は指揮者ばかり見ていました。

明確な指示。深い集中力。小泉さんが振れば安心なのです。

間違いなく確実に連れて行ってくださる絶対の信頼感。

 

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以前は弾きながら見ていたのですが、今回は弾かないので音を聴きながら見ていると違ったものが残りました。

それを考え続けています。

よく「俯瞰する」といいますが、指揮者の仕事はまさにそれだ!と思いました。

今の音に責任を持ちながら、常に先を指し示す。高い位置から。

ヴァイオリンだってそうなのです。常に先の音をイメージして自分の中で作ってから音にする。

指揮者の姿は外からもそれが明確に見えました。

身体全体を使って、時には大鷲が羽ばたくように、

時には指先の柔らかい繊細な表情で、息遣いで、表情で、オーケストラに伝えていきます。

 

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そしてそれに応えるオーケストラ。

ブラボーの嵐の熱演でした!!

拍手が鳴りやまず、オーケストラ奏者がステージからはけても続く拍手に、

もう一度指揮者が戻って来る。

最高の演奏会にご案内できたと思います。

一人で感動するよりも、終演後皆さんの高揚したお顔にロビーで出会えて、感想を伺えて、

喜びは何倍にもなりました。

 

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小泉さんがご自身の音楽人生を語られた「邂逅を紡ぐハーモニー」https://amzn.asia/d/db7Ij4B

を昨日ホワイエで購入して読んでいるところですが、その本の後ろに

「コンサートホールの中で一人でも、人生が変わるほどの体験をしてもらえたら」とありました。

そしてその下に小さな文字で「音楽から受けた感動は記憶の奥に刻まれ、ずっと残るもの。

ときにはそれは人生を変えてしまうほどに」と。

 

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私自身もそんな音楽ができるようになりたいと思いさらに精進したいと思いますし、

ますます音楽の素晴らしさを伝えていきたい!と改めて心に決めた一日となりました。

 

思い返せば私にとって(一方的にです)小泉さんは、節目のエネルギーをくださる方。

初めて演奏体験(合唱)での指揮が小泉さんから始まって、

九響に入って最初の定期演奏会も、退団の第九演奏会も、最後にエキストラで九響に行った演奏会(リヒャルト・シュトラウスのドン・ファンがメインのプログラム)も、すべて小泉さんでした。

古希を超えてなお緻密な音楽作り、暗譜による完璧な設計、

情熱と冷静の両方を見事に体現される素晴らしい指揮は、

私にとって頭上に輝く星のような存在です。

 

小泉さん、九州交響楽団の皆さま、70周年おめでとうございました!

そしてありがとうございました!

ご一緒してくださった皆さんにも感謝💛

 

 

 

<お知らせ>

Luna ClassicaYouTubeチャンネルはこちらです。

https://www.youtube.com/@lunaclassica3529

チャンネル登録もよろしくお願いします!

 

2作目のCDに収録予定のブラームス ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番より第1楽章の冒頭部分。 2024312日収録

https://youtu.be/_g0WW0caJMM?si=i73sKBKCPJDnhUXs

 

Luna ClassicaCD1作目「祈り」はこちらで視聴、購入できます。

https://www.tunecore.co.jp/artists/LunaClassica

 

 

 

 

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