アンダンテ・カンタービレを配信しました!
春のYouTube配信いたしました!
チャイコフスキーの「アンダンテカンタービレ」です🌸
今回なかなか苦労しました。
私にとってこの曲は、ミレーの「晩鐘」のイメージ。
でも音楽に合う写真が見つからない💦
2月から時々考えてようやくの完成です。
いつもの雰囲気ですが、前半は素朴に、途中宙玉の写真を2枚挟んで、
後半は今年の河津桜を配置した季節の作品になりました🌸
個人的には、20代の終わりに弦楽四重奏の本番のアンコールにこの原曲を弾いて、とてもよく響く会場だったことにも助けられて会心の演奏ができた!という思い出があります。
でも、そんな幸せな本番を終えて自宅に帰ると、
手術が成功して退院後自宅療養中の妹の癌が骨に転移して足が動かなくなり、
緊急入院していたというショックで涙が止まらなかった日でもありました。
一つ違いの妹は分身のように仲のいいその時最も大切な人でした。
幸せと涙と、、、振り幅が最も大きかったあの日を、アンダンテカンタービレが慰めてくれた思い出の大切な作品です。
以下YouTubeの概要欄にも記した解説です。
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このアンダンテ・カンタービレはチャイコフスキー作曲 弦楽四重奏曲第1番 第2楽章を原曲として、ヴァイオリニストのクライスラーが編曲したヴァイオリンとピアノバージョンです。
原曲をロシアの文豪トルストイが聴いて、涙を流したという逸話があります。
そこに居合わせたチャイコフスキー自身も、その場面の感動を20年経っても忘れ
ずに語っています。
なぜそれほどトルストイの心を揺さぶったのか?
アンダンテカンタービレのメロディは、もとはウクライナのカメンカ地方のペチ
カ職人が歌っていた民謡という説があります。
農奴解放を謳っていたトルストイにとって、民謡が芸術に昇華されたと感じたの
かもしれません。
前半は素朴な民謡風ですが、後半は厳かに祈りが高まっていきます。
世界の平和を祈って演奏しました。
2024年の日本の河津桜や野の花たち写真と共に、シンプルだからこその美しさを
お楽しみください。
<お知らせ>
*Luna ClassicaのYouTubeチャンネルはこちらです。
https://www.youtube.com/@lunaclassica3529
チャンネル登録もよろしくお願いします!
*2作目のCDに収録予定のブラームス ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番より第1楽章の冒頭部分。 2024年3月12日収録
https://youtu.be/_g0WW0caJMM?si=i73sKBKCPJDnhUXs
*Luna ClassicaのCD1作目「祈り」はこちらで視聴、購入できます。
https://www.tunecore.co.jp/artists/LunaClassica
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