娘の初ショートステイ
昨日は娘の初ショートステイ
27歳にして初めて一人でお泊り。
親の手を離れての泊りは特別支援学校の宿泊学習、
修学旅行以来なのでほぼ10年ぶり。
昨年の7月に主治医から「次の診察までにショートステイやっておいてね」と宿題を出され、
でも夏はコロナの大風が吹き荒れていたので候補先を決めるところまででストップ。
秋に見学、調書取り、12月に日程決めまでいっていたのが、
やはりコロナの流行で流れてようやく今頃の実現になりました。
持ち物に全て名前を書く、昨日のところの娘の取説を新たに作る、体調管理。
一日娘のことが中心。
送って帰って来てからは、夕食後に翌日(今日のこと)からやって来る息子家族を迎える準備。
片付け掃除と忙しく、それほど娘の心配をしている暇もなく夜がふけていく。
あの子は後を振り返らないで前を向く人なので、自分はなぜここに?と思っても、
誰が頼りになりそうか見抜いて何とかやっているはず。
そういうたくましさは持っていると信じていました。
考えるだけ考えて伝えることは伝えた自分と
「全力で当たります」と言ってくださった施設を信頼してお願いしました。
夜中に目を覚ましてベッドで座っていたのを
背中をトントンしてもらってまた眠れたと聞き、
そんな温かい支援をしていただいてますます嬉しい母です。
そして、うちに帰って来てからの笑顔、笑顔。
私が午前中に男の子3人のレッスンを終え、娘の様子を観察すると活性化しているのがよくわかります。
同じことの繰り返しのぬるま湯生活でただ守られているよりも、
知らない人とのかかわり、新しい体験、寂しい気持ちさえも、
すべて良い刺激になっている!と思いました。
家に帰って来れて嬉しい💛の笑顔がまぶしい娘。
施設の職員さんからは「夜にちょっと寂しそうな感じで目をこすっていた。
でもちゃんと眠れた」と聞きほっとすると共に、
いじらしくてますます愛おしくなりました。
一番気がかりだった発作と転倒もなく、
初回を無事に終えて一つ前に進めた喜びに浸っています。
勝間塾の友人から「大きな殻を母子で破れて、私も嬉しい」の言葉にハッとしました。
そうです、これが私の一番の大きな殻。
私でないと娘は守れない、心配で手放せない、
けれども自分が歳を取って世話ができなくなった時にはどうしよう、、、の
固まった思考の中で長らく悩んでいました。
ほとんど永遠のジレンマのように。
私の最終目標は他人を信じて社会を信じて、安心して娘を託すこと。
いつの日かほっとしてこの世を去りたい。
それは誰もが安心して暮らせる社会を作っていく決心ともつながっています。
社会の片隅のどんな小さなことであっても、私なりに。
~クリスマスローズの種。黒ゴマみたい~
下の写真は庭のエゴの樹の花。
下を向いて下がって咲く小さな花たち。
今年は他もそうですが、花付きがとても良くて嬉しい🌸
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