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2023年3月 5日 (日)

3月17日つくばサロンコンサート 告知動画

一昨日金曜日、

2週間後の本番(3/17 )に向けたホールリハーサルで、

会場の響きの中で演奏を作る作業&YouTube収録を終えました。

 

本番とこの前収録とどちらかマシな方を配信することになります。

本番はその時だけの輝きがあるけれども、

思いっきり弾くとキズも生じやすいもの。

でも、あと2週間あるのでここからどんどん成長するので、

どんな本番ができるかが楽しみです。

 

と、言いつつ、録音を聴くとあ~~!!と思う箇所続出でしたが、、、。

 

Img_8192

 

今回初めて演奏での告知動画を撮ってみました。

プログラム2曲のそれぞれ冒頭部のみをYouTubeにしています。

本番の3月17日までの期間限定公開です。

 

https://youtu.be/Cwp3BWQTuWY

*期限が来たので削除しました。

 

 

曲の出だしはこんな感じですよ

という感じに構成しました。

何度か聴いていただいてからアルスに来ていただけると、

知り合いに会えるような気分になれるかもしれません。

 

Mozartはこれを書いた時は、

就職活動でパリを訪れていた頃。

しかし、22歳になったもと天才少年には誰も目もくれず、

就職活動は失敗。

さらにこの旅に同行してくれていた愛するお母さんを

亡くすという悲劇まで重なり、

人生で初めての挫折と苦悩を経験していました。

 

お母さんが亡くなった直後には、

彼の慟哭に聴く方も震える有名なピアノソナタKV310

悲しみの中に立ち尽くすヴァイオリンソナタKV303を書いていますが、

その後に書かれた今回演奏するKV306のソナタの明るいこと!

 

苦労も悲しみも全てを自分の糧にして

さらに高く飛び上がれる底力をつくづく感じさせる作品です。

明るい第1楽章、

光に満ちた世界をゆったりと歩むかのような第2楽章。

楽しい第3楽章。

モーツァルトの音楽はポジティブなメッセージを湛えて

聴く人に寄り添ってくれます。

決して楽しいことばかりの人だったわけでないことが、

何よりの彼の音楽の力の証です。

どんな時にも立ち上がって、また笑おうとした強いMozart

 

ショパンの24の前奏曲は第1曲は

まるでマヨルカ島に到着した風を感じるような曲調。

しかしすぐ次に続く第2曲からはもうどんよりとした雲が立ち込め、

ショパンの憂鬱が感じられます。(と、思う私)

壮大な24曲の音の景色が物語を作ります。

 

ピアニストにとって、

いつもの楽器ではなくホールの楽器で弾かなければならないことは

それはそれは大変なことだと思います。

私も別の楽器で弾いてくださいと言われたら、

相当な混乱が起こりそう。。

加えてこんな風に表現したい!と繊細な音や緻密な計画を持てば持つほど、

ホールピアノに悩まされるのではないかと勝手に想像しています。

そんなことも加味してのちょっと早めのホールリハーサル。

 

このホールのピアノでは、響きでは二人でどんな表現ができるのか?

音が高いところで交わるとどんなイメージが湧くのか?

そんなことも考えながらのホールリハーサルでした。

 

317日(金)1030~ アルスホールでお待ちしております。

 

つくばサロンコンサートHP

https://tsalonconcert.wixsite.com/website-1



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