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2023年2月16日 (木)

「夢のあとに」を配信

12月末の「ジュ・トゥ・ヴ」以来、

今年初めての配信は、ガブリエル・フォーレ(Gabriel Urbain Fauré,18451924)の名曲

「夢のあとに」です。

たまたま同時代のパリの作曲家が続きました。

 

https://youtu.be/VpsCeTzl-jI

 

フォーレ33歳の作品で、この前年に彼は大失恋していることも

この作品に反映されているように思われます。

原曲は歌曲ながら、様々な楽器によっても演奏され、

ピアノの八分音符の刻みが、雨のようにも、

したたる涙のようにも聴こえてくる心に染み入る名曲。

 

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詩の中では、夢で出会った美しい女性と幻想的な世界が描かれ、

夢から覚め現実に残された主人公の哀しい叫びが胸を打ちます。

歌詞は、イタリアのトスカーナ地方に古くから伝わる詩を、

フォーレの友人ロマン・ビュッシーヌ(Romain Bussine/1830-1899)

フランス

語に翻訳したもの。

 

けれど、演奏していて詩の世界とは少し違って、

全編を通して深い悲しみを感じています。

かといって、曲がドラマチックなので演奏までことさら強調する必要はないと考え、

くどくならないように弾くことを心がけました。

 

今回は全てモノクロ写真。

夫の作品の中から何を選ぶかまたまた迷いました。

音に合わせた写真を撮りに行ってもらうのではなく、

あるものでどうにかしようとする私たちなので苦労します。

 

前のブログで書いたように、

勝間塾入塾のワクワク感と、菅野先生のレッスンを受講したことで

ものすごくパワーアップし元気にやっている私ですが、

実は娘は大寒波以来発作が多くなり、

陰ではなかなか苦労しているこの冬です。

 

発作波が出ている時はむせそうで水が飲めない。

お昼までかけてようやくコップ1杯、、、なんてことがざらにあります。

そして、夜中の発作やら、お風呂で発作、お風呂上りに発作と

ずいぶん多い。

特に今週火曜日は大変で、トイレに連れて行くのも車椅子使用でした。

悪くなっていないかしら、、、とさすがに心配になります。

でも今日は快晴の穏やかなお天気のお陰もあって、

娘も久しぶりの安定で笑顔が傍にあって嬉しい。

3日ぶりに散歩にも出かけられました。

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お正月明けは家族三人でしっかりお散歩して、

施設の方にも「今年は体力を付けたい」とお願いして、

施設の中でも歩行器で歩いたり立っていたりでなかなかいい感じで

安定してスタートしていたのに、

大寒波には負けます。

体調悪い方いらっしゃいませんか?

 

さらに、トルコの大地震のニュースまで見てしまうと気が滅入る。

ニュースはもうあまり見ないようにしていても、

全く見ないわけにもいかない。

さらに昨日は悲しい知らせが入り、

どっぷり落ちていました。

悲しみと共に祈りの中にいます。

そんな状況と気持ちに同期しての「夢のあとに」の配信となりました。

生きているといろいろあって当然ですね。

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季節に四季があるように、

昼と夜があるように、

私たちも悲しみも喜びもたくさん味わって、

どんなことも人生の彩として受け取って、

充実して生きていたい。

音楽と共に。

 

 

information

*私たちLuna ClassicaYouTubeチャンネルはこちら。

https://www.youtube.com/@lunaclassica3529

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Luna ClassicaCD1作目「祈り」はこちらでご視聴、お求めいただけます。

https://www.tunecore.co.jp/artists/LunaClassica

 

 

 

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