2022年のクリスマス
今年のクリスマス、イブの24日土曜日は
孫ちゃんと一緒にケーキを。
夫と娘のお誕生日も12月なので、そのお祝いも兼ねて。
~孫ちゃん ひいおばあちゃん作のサンタ人形と~
私から孫ちゃんには音楽のプレゼント♪
火曜日に娘がお世話になっている通所施設のクリスマス会で演奏した中から2曲、
「星に願いを」と「サンタが街にやってくる」を
CDのカラオケ伴奏で。
クリスマスは大事な人と過ごしたい、
大切な人を想って過ごしたい
心温かい時間を誰もが持てますように。
目を丸くして見ていたスローな1曲目、
ママがノリノリで聴いてくれた2曲目。
孫ちゃんはどう思ったかな?
25日の今日は小学2年生からの長い友人と
星野道夫展へ。
恵比寿ガーデンプレイス 東京都写真美術館にて。
見進めるうちに周りから漏れる
「圧倒される、、、、」の言葉の通り、
日常とはかけ離れた悠久の時間を感じる
アラスカの風景、
そしてそれを撮る星野さんの心の風景。
今は国語の教科書にも取り上げられているという
星野さんの文章。
20年も前に彼の写真展を家族で観に行って、
たくさんの本を買って読んだ言葉が甦りました。
~初めて出会ったのは「ナヌークの贈り物」。ナヌークとはホッキョクグマのこと。
自分の最後をどこかで知っていたことがわかる、星野さんの箴言が詰まった絵本。
他にも「長い旅の途上」などあと4冊はあるはずなのに、探せない、、、。~
「きっと、同じ春がすべての者に同じよろこびを与えることはないのだろう。
なぜなら、よろこびの大きさとは、それぞれが越した冬にかかっているからだ。
冬をしっかり越さないかぎり、春をしっかり感じることはできないからだ。
それは、幸福と不幸のあり方にどこか似ている。」 星野道夫
セスナで、マイナス50℃の原野に降ろしてもらい、
テントを張って撮影のその時が訪れるのをじっと待つ。
たった一人で。
その1ヶ月間の食糧は?
氷の世界で暖はどうやって取るの?
怖くないの?
たくさんの質問を投げかけたくなる。
遺された作品は、
想像がつかない世界
けれどもこれが本物の世界からの貴重な贈り物。
「考えてもごらん。たとえば、このツンドラに咲く花々を美しいと思い、
一本の花を地面から引き抜く。
なぜその花が抜かれ、隣の花が残ったのか。
人生はそんな理不尽さに満ち溢れている」 星野道夫
スマホもない
何かあっても連絡のしようもない30年前。
素晴らしい写真を撮りたいという意欲だけでは
太刀打ちできない覚悟がいる厳しい大自然。
作品を観ている私たちは
ただ美しいとか、素晴らしいだけでは済まされない
凄み、そして何より畏敬の念を懐く
特別な時間を過ごしました。
年明けて、1/22まで開催。
予約の上出かけられることをお勧めします!
カレンダーを購入したので、
来年は星野さんの作品と共に一年を歩みます。
駅に着くと眩しいほどの夕焼けが。
恵比寿ガーデンプレイスには、バカラの見事なシャンデリアが輝いていました!
メリークリスマス!
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