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2022年3月16日 (水)

3/18と4/3 の演奏会♪

昨日、1030からの30分間 ラジオつくばでの生出演で、

今日は二つの演奏会のご案内をさせていただいて参りました。

 

しかし、熱くなりすぎて、

4月3日の演奏会のタイトルも、

出演者のお名前も言い忘れてしまい、大ポカ!

 

伝えたいことを忘れないようにと用意したメモ書きを下記に記して、

ラヂオは聴けなかったけれど、

内容は知りたいと思ってくださる方にご案内申し上げます。

(以太字、アンダーバーが付いているのは、

話ながら次の内容をキャッチしやすいためにです)

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・・・・・・・・・・・・・・・・

まずは、18日 今週金曜日 つくば文化会館2階のアルスホールでの

「つくばサロンコンサート」。

コロナで休止になったこともありますが、

もう17年続いているこの会が、昨年4月にリニューアルし、

より開かれたコンサートとして再登場。

 

今週金曜日18日の演奏会は、半年ごとの今期最後のシリーズ。

午前の1030の会は、榊原道子さんのピアノソロによる演奏会。

 

私たちは夕方16からと、夜の19からの2回公演で、

MozartのヴァイオリンとヴィオラのためのコンチェルタンテKV364

ドホナーニのピアノ五重奏曲第1番という大曲2曲のプログラム。

 

演奏は、ヴァイオリン つくばサロンコンサート代表の野末あけみさん、

ヴィオラ 山田圭子さん、チェロ吉川真未さん、

そしてピアノ山口泉恵さんとヴァイオリン森 裕美の5名で。

 

1曲目Mozartのコンチェルタンテは、

Mozartがまだウイーンに行く前の 生まれ故郷ザルツブルク時代の最後の作品。

オペラ作曲家になりたい!という夢を描いていた若きMozart

ヴァイオリンとヴィオラをまるで二人の歌手のように扱います。

二つの楽器でアリアを歌わせるような

豊かな感情の掛け合いが聴こえます。

 

特に、この少し前に、

母の死と失恋と就職活動の失敗という

初の大きな挫折を味わったMozartの切々と訴える悲哀が

涙を誘う第2楽章は秀逸。

この楽章では、いつもポジティブで笑っている人に見える

Mozartの本当の内面、心の底を明かしてくれます。

 

それを挟む1楽章の華やかさ、

3楽章ロンドの、悲しみの後に何事もなかったかのような

楽しさ軽やかさの変化と対比はまさにMozartそのもの。

名曲中の名曲です!

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~日曜日に、近所に河津桜を観に。孫ちゃんも一緒に初桜。~

 

 

ピアノクインテットの作曲家ドホナーニはハンガリーの出身

彼がリスト音楽院の学長を務めていた際に第2次世界大戦が始まり、

ソ連軍がハンガリーの首都ブタペストを包囲した際にアメリカに亡命。

今の世界状況とも重なって響きます。

 

ドホナーニは生きていた間に、スペイン風邪も、

第一次世界大戦も第二次世界大戦も経験しているなんて、、、、と驚きます。

Mozartは天然痘で危ういところ、一命をとりとめましたし、

フランス革命の時代に生きた人。

大作曲家の作品の背景にはこんな歴史と生活が息づいていると思うと、

時代と国を越えて身近に感じることができます。

 

ドホナーニのピアノクインテットは信じられないことに、

18という若さで書かれ、

巨匠ブラームスからも大絶賛を受けたという

有名ではないのが不思議なくらいエネルギーに満ちた素晴らしい作品。

わかりやすい旋律、ドラマチックで多彩な展開で豪華。

 

4楽章で構成され、第1楽章の最初のテーマが

最終楽章で回帰されるあたりは弾いていてゾクゾクします。

この閉塞感に閉ざされた時代に、希望の光を与えてくれる作品です。

ぜひ聴きにいらしてほしいと思います。

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~最新作のYouTube 平和を祈る「グノーのアヴェ・マリア」の桜は、すべてここのもの~

 

 

もう一つのご案内は

43日(日)14時開演の「Luna Classicaと素晴らしき仲間たち」というタイトルの演奏会。

こちらは守谷市中央公民館

後半のドホナーニのピアノ五重奏曲は共通プログラムですが、

前半は、私たちLunaClassicaのデュオをお聴きいただきます。

 

LunaClassicaというのは、私 ヴァイオリンの森 裕美と

ピアノ山口泉恵さんとのユニット名で、

今年で初共演から11年目。

出逢いは つくばサロンコンサートです

 

私たち昨年、YouTubeでの配信を始め、

「祈り」というタイトルで初のCDも発表した。

4/3の演奏会では、そのCDの中の相馬邦子さん作曲

「祈り~Hoffnung 希望」の初演がようやく実現します!

 

相馬さんが43日のコンサートに向けて、

新たに書いてくださった作品解説の中に

「願わくば、人々が捧げる祈りが、悲しみや涙の祈りではなく、

感謝の祈りであってほしいという願いを込めて、

この曲を「希望」を込めての祈りの曲とした」というメッセージがあります。

 

感染症や戦争という大変な時代に生きている私たちに

希望と未来への祝福を託されたこの作品を

会場のお客様と分かち合えることは

この上ない喜びです。

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https://teket.jp/2444/9247   4/3コンサート テケト

 

この日は、相馬邦子さんの「祈り~希望」の初演を含む

祈りの作品をデュオでお届けする前半

 

つくばサロンコンサートのメンバーによるドホナーニのピアノ五重奏曲で

元気と希望をお届けする後半の二部構成

 

不安な時代だからこそ、音楽にしかできないことがある!と信じて

仲間と共に音のエネルギーをお届けします。

ぜひご来場ください!

 

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