桜の季節に
毎年、すっかり早くなった桜の訪れ。
今年は娘とゆっくり歩いて散歩しているので(去年は車椅子を必死で押していた)
周りの景色をじっくり眺めています。
そうすると、まさに桜の開花が日本の春の始まりだと肌でわかる。
まずは河津桜、寒緋桜と続き、ソメイヨシノと同じ頃に
私は名前は知らないものの、可愛らしいピンクの桜が咲き始め、
それに呼応するようにこぶしもモクレンも雪柳もレンギョウも、、、と
様々な花が咲き乱れ、新緑もスタート。
何とも目まぐるしいというか、魅惑の春の始まりに心躍る毎日です。
外に出れば、、、ですが、
久しぶりの本番を終えていろいろ考えていました。
自分でも、本番ってなんだっけ?の状態だった。
とりあえずぎりぎり人前で弾けるようにしか整わなかった。
でも、昨年は毎日最低の1時間しか弾けず、
入院期間の8週間楽器に触れなかったわけなので、
その後の1か月半で何とかできたことを
とりあえずよしとしようという気持ちに落ち着いたところです。
ピアノと一緒に弾けることはとても嬉しいのだけれど、
あまりにも感覚が鈍り、
大してできない自分がもどかしい。
本番をやってわかったことは、エネルギーが落ちている今の自分の状態。
とうとう介護度6の認定を受けた娘のケアと家のことと
ヴァイオリンの三つを成り立たせることの困難さに
少々めげていました。
ちょっと、このプロジェクトが終わったら、
もう弾かない方がいいかな、、、と思いかけていた。
いや、実は本番前私はよく「もう弾かない方がいいかもしれない」と
気持ちが落ちることがよくある。
それは毎回病気?みたいな気分の流れで、
一回そういう気分になり、
それを超えて「ここはこう思う!こう弾きたい!」が高じて気持ちが盛り上がり
本番を迎えると何とかなるというパターン。
今回は盛り上がるところまでいかないので、なかなか辛かった。
弱音の部分を話すとこうなります。
でも、娘の感激の涙が、
勝手ながら天から「弾いてごらん」と言われた気持ちになれた。
ポジティブとか明るいとか見えているような私も
けっこうクヨクヨしています。いくつになっても。
落ち込んでは、また懲りずに立ち上がるの繰り返し。
誰でもそうですね。
でさらに、桜を見ると、新緑を見ると、
そこから生命エネルギーをたくさんいただいて元気が湧いてくる。
良い季節です!
3月つくばサロンコンサート非公開演奏会(勉強会)で弾いたプログラムは、
5月末に録音を予定している曲たち。
あと2か月しかない!
ここがうまくいかない、、にはまると、さてそこをどうしたらいいものか?
練習の仕方を考えてやってみる、
うまくいかなければまた考えるの繰り返し。
日頃、音楽は消えてなくなるもの、、、と思って、
とにかく本番は全力で弾く!でやってきましたが、
今やYouTube等の動画の時代。
証拠が残る怖い時代になりました(>_<)
つくばサロンコンサートの新しいHPでも動画がupされています。
YouTubeなんて恐ろしい、、、と思ったのに、
今回の中で最も短い「美しい夕暮れ」をupしたら、
意外に慣れてきました。
慣れとは感覚のマヒのことなのですね。。
中間部分のピアノパートの楽譜は、先に進みたいと書かれているというのに、
私はオクターブでもたもたしていたり、
まだ全体としてはまとまっていませんが、
とりあえず1曲upしています。
4月からは朝コンは「つくばサロンコンサート」に名称を換え、
時間も夕方や夜もあったりと実験します。
コロナ禍にあって、身近に本格的なプログラムで音楽が楽しめる
1時間のつくばコンサート。
どうかよろしくお願いいたします!
ネット予約が当日券より優先されるそうですので、ぜひご予約ください。
写真は今週のお花見。
全て近所の風景。
この時期限定の近くのパン屋さんの桜アンパン。
桜餡の甘さとクリームチーズの塩気、そして桜の花の塩漬けの絶妙さ。大好物♪
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