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2020年5月

2020年5月25日 (月)

新しい生活へ

 

私の住む地域は一足先に解除されていましたが、

いよいよ全国的に緊急事態宣言解除。

ロックダウンもせずに自粛だけで、

これだけの成果を収めた日本在住の私たちをすごいと思います。

 

春まではこの事態と変化に心がついていけなかったけれど、

だいぶ慣れてきたような感じがします。

心も変容していくのかな。

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これからもしっかり感染予防に努めるのは言うまでもなく、

元の生活に戻るのではなく、

もっとシンプルな、持続可能な社会に転換できたらと願う日々。

コロナよりも発作が心配な私にとって、

発作の誘因になっている異常気象の方が日常的に問題。

コロナは数年で収まるでしょうけれど、

異常気象を止める手立てや気配は今のところ全くない。

こちらの方が、私たちの生活にとって脅威なのでは?

子供たちやその子供たちまで笑顔で暮らせる地球を残さなくてどうするの?

今まさに転換するチャンスなのでは?

 

 

ここ数日は日本の周りにたくさんの低気圧がひしめいていて、

娘はそれに影響を受けている。

伊豆諸島で竜巻注意報が出るだけで発作が怪しい。

以前の日本では竜巻なんてまず聞かなかったのに、、。

気候変動と連動して難しくなっている発作の対応。

 

もとは音楽活動の宣伝のために始めたブログなのに、

このところは娘のことばかり(>_<)

すみませんm(__)m

昨年末から発作が増えて以来、実際頭の中はまずは彼女のこと。

いよいよの大発作までは免れなくとも、

このところ私の「歌」で大方の発作が収まることを発見!

画期的!!

 

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~母のドールハウス。五月のお節句バージョン。うちの母も何かとよく歌う人だった。~

 

 

小さな発作でも続くと重積して意識が低下してしまい、

どんな刺激も影響を与えなくなるのが、

私の歌声なら発作の世界から戻って来ることができる。

しかも笑顔で♪

 

それを発見したのは、ピアニスト友人が始めたYouTube

「マルちゃんのピアノ室」にアップされる唱歌、童謡の数々を

流しながら歌ってみたことからが始まり。

彼女がお母様のために始めた日本の歌を中心に、

ショパンの子守歌、ドビュッシーの月の光、バッハ(ヘス編)主よ人の望みの喜びを、

などクラシックの名曲も美しい演奏で収めてくれています。

会えなくても毎日彼女のピアノを聴ける喜び。

 

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~母から届いた誕生日プレゼントの一部。私が喜びそうなものを見つけて、2月には用意してくれていたという母心に感謝。

可愛すぎて使えない。~

 

 

20年前、自宅で機能回復訓練に励んでいた際、

訓練中は歌を歌っていたものでした。

それらは娘の中で深い記憶となって、今を支える遺産になっていた。

そして歌いながら、

あの頃毎日の訓練にボランティアで協力してくださっていた方々の笑顔を思い出す。

きっと娘も。

昔娘が歩けるようになるため善意で気持ちと時間を差し出してくださった方々のためにも、

娘は笑顔で生きていることが恩返しだと思う。

 

 

先週は雨が多くてほとんど散歩に出られず、

ようやく金曜日に小雨の合間にちょっと出かけたところ、

近所の公園はクローバーの畑になり、黄色い楚々とした花も咲き乱れていました。

 

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20年前の歩行訓練の時も、毎日ここを歩いていたなあ。

でも、今ほど感激して景色を見ていたわけではなく、

歳を重ねて心は柔らかくなっているのかも、、、とも思う。

つばめが低空を旋回し、すぐそばを何度も行ったり来たりしていた。

餌を探しているのかな?

 

 

ここまでの写真は土曜日、家族3人で散歩に行った時の景色。

フカフカのクローバーの中を歩き、

まだ半分つぼみの黄色い花たちに期待を寄せながら、

毎日のお天気の散歩が楽しみになった♪

 

ここからは今日の写真。

実はこれを撮った後にカクンと発作!

さらに固まっている!

わ~外で!!と慌てたけれど、

耳元で歌をささやいたら、ほどなくにっこり戻ってきました(^^

彼女の微笑は、それを目にする私の心も浄化してくれる力がある。

 

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歌も、慣れてしまうと刺激にならなくなるだろうから、

発作の時だけ歌うことにしようかと思う。

まさか、母の歌声が聞きたいから発作するとかないよね、、、?

 

発作出現で帰ろうかどうしようか迷ったけれど、

しばらくすると落ち着いて花をぶちぶちし始めたので、

せっかく久しぶりの晴れなのだからと

木陰で持ってきたイスに座り、

靴下脱いで裸足になって、大地と一体になる時間を持つ。

 

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歩いて2分の公園なのに、帰ってみたら1時間経っていました。

冬の間全く外に出られなかったので、

この際紫外線は気にせずビタミンDを吸収。

もういまさら美容よりも健康が大事!

 

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よく見るとこの黄色い花はどうもたんぽぽの一種みたい。

長い茎の下にはたんぽぽ系の葉っぱがペタッと地面に張り付いている。

どおりで、、、、ここ数日綿毛があちこちに飛んでいる。

つまり、この旺盛な繁殖力は外来種なんだ!

でも、楚々と風に揺れる姿は見ていて癒されます。

 

道路の街路樹は草取りが始まっているので、

もうすぐここもすっかり駆られてしまうかも。

公園の消毒のお知らせも今日回覧で回って来た。

その前にこのお花畑を楽しみたい。

首長たんぽぽの方はまだつぼみが半分あり、

満開まで見られたらラッキ~♪

 

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散歩中に摘んだ野の花が、家に咲くバラ(いただいたものが挿し木で根付いて)と一緒に部屋を明るくしてくれる。

世の音楽家は今は自己研鑽の日々と練習に励んでいるというのに、

私は娘とまったり時間。

 

発作に付き合い、それに関連して介護の時間も何かとあり、

何より家の片づけが最もやりたかったことなので、

もうしばらくこちら優先の日々です。

 

前に演奏動画をupする計画ありと予告しましたが、

準備はしているものの、

今短い時間しか楽器に触れていないのにこれで出していいのか?

伝わる演奏ができる状態か?と

自分に問う。

動画はもう少し後にしようかな、、、と思っているところ。

気が向いたらね。

 

自分の心と向き合い、すべてを見直し、余計なものは剥ぎ取り、

すっきりして新しい生活を送れるようにと思う。

我が家はまだまだです。

私は私の生活と自分のペースで。

散歩を楽しめる季節はそう長くは残っていない。

梅雨や暑い夏は家に居る時間が増えて、

その分音楽と向き合う時間も増えるでしょう。

何よりもてんかん発作を少しでも改善できるようになって、

少しでも平和な心で音楽とともに過ごしたい。

 

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このバラは、娘の施設の就労班のメンバーが育てたもの。

4年ほど前に200円で購入して、水しかあげていないのに

毎年元気に咲いてくれる。

その代わり、アブラムシがついたら手で採って、

無農薬で育てている。

他のバラについた毛虫もトングで捕獲。 

我が家の木々はほぼ消毒なしでなんとかなっています。

 

 

2020年5月11日 (月)

豊かな自然に囲まれて

 

 

今年の長いGWも昨日で終わり。

 

休業に入っていた夫の会社も再開し、また日中娘と二人で過ごす。

 

今日は暑くなるとの予報で、さて車椅子散歩は何時ごろ行こうかな?と考えて、

 

夏に愛用する大きな麦わら帽子、クールネックタオル、水筒を用意して、

 

1030過ぎに出発。

 

 

 

久しぶりにスロープを設置して車椅子を下ろし、公園までの2分は

 

たしかに日差しが夏に向かっているのを感じたけれども、

 

桜の木の下に場所を定め、

 

小さな折り畳みイスも出して、裸足になって風を感じること30分。

 

木陰は涼しく、足元の草もひんやりとして

 

とても気持ちの良い時間となりました。

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実は昨日も10日ぶりに朝大発作があり、

 

しかし短い時間で済み、今回はまあまあ何とか無事でした。

 

発作は私たちの日常です。

 

難治性のてんかんと付き合うというのはこんな生活。

 

とにかく大変なことにならなければ!と祈り、

 

嵐が通り過ぎるのを待つしかない。

 

数日前から夫も一緒にリビングで寝てもらうようになってから

 

私も少し安心できるようになってきた。

 

 

 

昨年末の骨折以来、ほぼ夜は娘と1階に二人で寝ていて、

 

つまり大発作も一人きりで対応はかなり心細かった。

 

夜は魔物の時間?

 

日が昇れば怖くないのに、

 

子供の頃そうだったように闇夜はなんだか不安になる時間帯。

 

 

 

日々の心配のせいで娘が気になって夜中に何度も目が覚めてしまい、

 

このところわたし日中ボンヤリしています。。

 

今朝もだるい、、、体調だったので、

 

まだ暑さに慣れていない身体で、

 

強い日差しの中散歩に出かけたら具合悪くなりそうな気がしたけれど、

 

木陰の時間が長かったのですっかり元気回復です!

 

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~20年前から愛用の娘の麦わら帽子。私は紺色の巨大なの。

色は褪せてしまったけれど、肩まで隠れる大きさは日陰を連れて歩けて重宝。

このところ外に出た後目がシバシバするので、紫外線対策でサングラスもかける。

マスクにサングラスに麦わら帽の怪しい格好で、車イスを押す(^^♪ ~

 

 

 

きっと、裸足でいたこともよかったに違いない。

 

これをアーシングと呼ぶそう。

 

大地の力、風の力、木々の力。

 

娘も私も、草や木になった気分。

 

 

 

昨日は家からこんなに近いのに、未だに歩いたことのない「鳥の道」を散策。

 

スクーターで写真撮影場所を探して回る夫は、この近辺のことに詳しく、

 

車を停めて娘が歩きやすい方を選んでくれた。

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とは言っても、うちの娘にはハードルが高く途中歩きにくい箇所もあったけれど、それを上回る自然の風景にリフレッシュ!

 

自然の藤、小さな野イチゴ、野ばらのつぼみ、足元の小さな草花、

 

細く流れる水辺。もちろんたくさんの鳥たちの声。

 

その場所にあった植物が豊かに自生し循環する中にいるのはとても気持ちがいい。

 

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夫曰く、いつもは30分に1回くらいしか人には会わないそうなのに、

 

昨日は時々すれ違う。みんな自然に癒されたいのよね。

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その前日は、近所の公園の奥の細道の斜面に

 

一面白い花が咲き乱れているのを発見!

 

片側は林が広がりそこだけ見るとどこか高原に来たような気分になれるけれど、

 

実は反対側の斜面の上には住宅がある。

 

想像力を働かせると、私の中でここは避暑地にさえなる。

 

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令和2年の20日間のGWは、家族ゆったりまったりの日々だった。

 

季節の変わり目特有の発作の心配はあったけれども、

 

娘が生まれてから余裕のない日々だった私たちにとっては

贅沢なことに

毎日3人で散歩に出かけ、

 

帰省できなかった息子夫婦とはオンラインで食事会。

 

こんな小さなことで十分幸せと思う。

 

誰の上にもどうか、

 

こんな穏やかな幸せがありますようにと祈らずにはいられない。

 

 

 

今まで知らなかった、今の季節だけの風景。

 

今年は娘の陰で、そしてコロナもあって、

 

知らなかった身近な自然の豊かさに触れる機会をたくさんいただいている。

 

 

 

音楽活動は完全休止、

 

会いたい人にも会えない、

 

新しいソーシャルディスタンスを守る

 

いつもとは違う毎日ではあるけれども、

 

今できることの中から幸せを探すしかないですね!

 

 

 

そして、連休中に一つ年を重ねました。

 

お祝いのメッセージの数々、ありがとうございました。

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いつも夫が赤い花束を贈ってくれます♪

しかし今年は、ちょうどお花屋さんが配達に来た時にご近所の市議会議員さんが散歩で通られ、

「ゴージャスな花束を!」とFBに投稿されてしまいました(>_<)

しかし、彼女もご主人様からやはり赤いバラを贈られているそうで、仲間でした(^^♪

 

私の使用している中古PCの電源コードがだめになり、

夫のを譲ってもらいまだ試行錯誤中。

キーボードの位置が狭いし、

ブログの文字も思った通りにならない。

 

スマホもただいまフリップ入力練習中。

 

 

 

 

 

 

2020年5月 3日 (日)

もうすぐ子供の日

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お騒がせな我が家とうちの娘ですが、もうすぐ「子どもの日」ということで、

今日は幼い頃の子供たちの想いでの写真を。

 

 

娘が歩けるようになったのは、4歳の6月6日。

これはその最初の一歩を踏み出す約2週間前に、

壁によりかかからせて写真撮影。

お祝いにいただいたミキハウスの赤いジャンパースカートの記念撮影でもある。

今は手足は細いものの身体は大きく、

この頃の細さは懐かしい。

今や身長は私とは14cm違うのに、体重はほぼ同じ!

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何も新しい展開がない今、

思い出を反芻するのも良い機会かもしれないと思い、アルバムを出してくる。

これだけ大事にしている娘ですが、やはり長男の方が2倍量のアルバムがある。

第一子というのは親は初心者で一生懸命で、子供が珍しくもあり、記憶も鮮やか。

 

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~おばあちゃんの手編みのセーターの数々。~

 

 

長女は障害を持って生まれたので、またそれはそれで初心者の気持ち。

でも恵まれたことに、うちの二人は陽気な子供たちでした。

あの頃も大変だったけれど楽しかったし、今となっては全て良い思い出。

写真の中に残る笑顔がそう語ってくれます。

 

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~生後2週間からアトピーが始まった娘の最初の2年は、ひたすらアトピーとの闘いだった。~

 

今の大変さも、後になったら良い思い出の一つになってくれていたら、、、と

願わずにいられませんね。

 

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この写真を撮影した日から夫は3か月のアメリカ出張へ。

うまく母乳が飲めない娘に対して私は乳腺炎になり、

娘は中耳炎になって毎日耳鼻科通いの1か月。

ここから苦難が始まることも知らない笑顔だけれど、若かったから頑張れた。

今は体力がない分、経験と知恵で頑張りたい。

 

しかし、世の中医療的介護が必要な家族を抱えて頑張っておられる方も大勢いる。

うちはそのご苦労に比べたら、小さなもの。

与えられた運命を切り開く。

 

追加でもう1枚。

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こちらも私のお気に入りの一枚。

何って5歳の息子が可愛い♪

彼はよく喋る男の子だった。

夫が3か月の出張で留守中に、娘の障害が初めてわかって落ち込んでいた時

彼はその後「ママが泣いていた時、ボクが慰めたんだよね」と優しく言ってくれていた。

小さな子供は大人が言っていることを勘違いすることもあるけれど、

驚くほどよく見ていて本質を突くことがある。

 

息子の七五三お祝いの時の記念写真。

この水色のスーツは母から譲り受けて、子供たちの入学式は全てこれで通した。真珠のブローチと共に。

卒業式は同じく母からもらった紺色のスーツに、えんじ色のブラウス、金色のボールチェーンのネックレス。

日頃スーツに縁がないから他にいらなかったし、

これからもスーツには縁がないな~。

ヴァイオリン弾くにはスーツが一番縁遠い。

 

 

 

 

 

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