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2020年4月 4日 (土)

4つの記事から

 

相変わらず、夢を見ているような気持ちでいます。

日々のコロナのニュースは本当なのか?

あまりに大変なことが起こっているのに、

しかしまだ自分の身近には感染者がいないので、

どこかまだ実感が湧かない。

ニュースというTVの向こうの恐怖と悲鳴と、

今の家から見るのどかな春の景色の落差。

 

100年おきに新しいウイルスによって人類は脅かされて来たそうだし、

戦時を生きなければならなかった時代も多々あった。

生きることは大変なことでもあり、美しいことでもある。

それを大きく実感する振幅の大きな毎日。

 

 

このところ目にしたものの中で特に心に残った4つの記事。

シェアしたい気持ちと、自分の忘備録として、転載させていただきます。

ただ、下記の省略の仕方は書かれた方の主張を反映しているかどうかは保証できず、

どちらかというと、私が何に共感したかに焦点を当てて抜き出した形となっていますことをご了承ください。

(つまり、言葉は変えていないものの、結果として編集という作業になっている)

出来事をマクロに見たりミクロに見たり、引いたり近寄ったりしながら

頭も心も柔軟でいたいと願っているところです。

 

Photo_20200404231601

325日付の朝日新聞インタビュー欄での、國井修さんのコメント。

(世界エイズ・結核・マラリア対策基金戦略投資効果局長)

見出しは「国境なき感染症 新たな病に供え途上国にも目を

 

國井さんが所属するグローバルファンドでは、

 

「各国政府や企業から資金を調達し、

感染症対策をする力が十分でない約130か国に対し、

医薬品や検査機器の提供を行っている。

 

エイズ、結核、マラリアという世界三大感染症への支援を通じ、

これまで3千人以上の死亡を防ぎ、数億人の感染を予防してきた。

 

途上国ではこれまで、新型コロナ以上の威力を持つ病原体が多く流行してきたが、

世界はそれほど真剣に取り組んで来なかった。

それが主要7か国(G7)が当事者になると、

こんな反応になるんだなと少し冷静に見ている。

エボラ出血熱が出た際、当時は致死率90%以上とも言われたが、

先進国で流行しない限り、製薬会社も研究者もあまり関心を持たない。」

 

「新型コロナでは、治療薬やワクチンがなく、

目の前で感染者や死亡者が増えていくことで、

その恐怖は実際の病原性以上に増幅されているように見える」

 

「そして、新型コロナで国境が封鎖されている間にも、

もっと大変な三大感染症での犠牲が増えかねない。

都市化や交通の高速化によって、今や感染症は国境なきものとなった。

抗生物質の過剰使用による新たな耐性菌は確実に増え、

地球温暖化で蚊の生息域が拡がりマラリアの流行拡大も報告されている。

途上国などでの対岸の火事ではなく、

自分事として真剣に準備する必要がある。

 

環境や自然を含む地球の健康を総合的に考えるプラネタリーヘルスを発展させ、

人類と微生物の共存を模索することも大事と考える。」 以上、一部のみ転載。

 

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~近所の桜の坂道。毎年見事で何度も往復してしまう。~

 

 

『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏、 “新型コロナウィルス”について

TIME誌に緊急寄稿されたものよりほんの一部抜粋

 

「世界には、基本的な医療サービスさえ受けられない人が何億人もいる。

このため、私たち全員が危うい状況にある。

健康と言えば国家の単位で考えるのが当たり前になっているが、

イラン人や中国人により良い医療を提供すれば、

イスラエル人やアメリカ人も感染症から守る役に立つ。

この単純な事実は誰にとっても明白であってしかるべきなのだが、

不幸なことに、世界でもとりわけ重要な地位を占めている人のうちにさえ、

それに思いが至らない者がいる。」

 

「今日、人類が深刻な危機に直面しているのは、

新型コロナウイルスのせいばかりではなく、

人間どうしの信頼の欠如のせいでもある。

感染症を打ち負かすためには、人々は科学の専門家を信頼し、

国民は公的機関を信頼し、各国は互いを信頼する必要がある。」

 

「信頼とグローバルな団結抜きでは、新型コロナウイルスの大流行は止められないし、

将来、この種の大流行に繰り返し見舞われる可能性が高い。

だが、あらゆる危機は好機でもある。

目下の大流行が、

グローバルな不和によってもたらされた深刻な危機に

人類が気づく助けとなることを願いたい。」

 

「今回の危機の現段階では、決定的な戦いは人類そのものの中で起こる。

もしこの感染症の大流行が人間の間の不和と不信を募らせるなら、

それはこのウイルスにとって最大の勝利となるだろう。

人間どうしが争えば、ウイルスは倍増する。

対照的に、もしこの大流行からより緊密な国際協力が生じれば、

それは新型コロナウイルスに対する勝利だけではなく、

将来現れるあらゆる病原体に対しての勝利ともなることだろう。」

 

Photo_20200404231602

 

 

そして、ちょっと衝撃的だった昨日の新聞記事から抜粋

*「福岡伸一の 動的平衡 ウイルスという存在 

  (青山学院大学教授、ロックフェラー大学客員教授)

 

「ウイルスの振る舞いをよく見ると、

ウイルスは自己複製だけしている利己的な存在ではない。

むしろウイルスは利他的な存在である。」

 

「新型コロナウイルスは一方的に襲撃してくるのではない。

まず、ウイルスの表面のたんぱく質が、

細胞側にある血圧の調整に関わるたんぱく質と強力にに結合する。

これは偶然にも思えるが、ウイルスたんぱく質と宿主たんぱく質ともには、

もともと友だち関係にあったとも解釈できる。

 

中略・・・かくしてウイルスは宿主の細胞内に感染するわけだが、

それは宿主側が極めて積極的に、

ウイルスを招き入れているとさえいえる挙動をした結果である。

 

これはいったいどういうことだろうか。

問いはウイルスの起源について思いをはせると自ずと解けてくる。

 

中略・・・

進化の結果、高等生物が登場したあと、はじめてウイルスは現れた。

高等生物の遺伝子の一部が、外部に飛び出したものとして。

つまり、ウイルスはもともと私たちのものだった。

それが家出し、また、どこかから流れて来た家出人を宿主は優しく迎え入れているのだ。

 

なぜそんなことをするのか。

それはおそらくウイルスこそが進化を加速させてくれるからだ。

 

親から子に遺伝する情報は垂直方向にしか伝わらない。

しかしウイルスのような存在があれば、情報は水平方向に、

場合によっては種を超えてさえ伝達しうる。

それゆえにウイルスという存在が進化のプロセスで温存されたのだ。」

 

「病気は免疫システムの動的平衡を揺らし、

新しい平衡状態を求めることに役立つ。

そして個体の死は、、、、新しい生命に渡すという、

生態系全体の動的平衡を促進する行為である。

 

かくしてウイルスは私たち生命の不可避的な一部であるがゆえに、

それを根絶したり撲滅することはできない。

私たちはこれまでも、これからもウイルスを受け入れ、

共に動的平衡を生きていくしかない」

 

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~先日結婚30周年を迎えました♪ こういろんなことがあると、もう戦友と呼ぶしかない!~

 

 

最後に、

41日の茂木健一郎氏のブログより

「脳の中に発見された、利他性で価値を生み出す ブレインコイン回路 の画期的な意味

 

「先日参加した学会で画期的な研究が発表された。

脳の中に、利他性をもとに価値がつくられる回路があるのだ。

研究者たちは「ブレインコイン」と名付けた。

 

どれくらい他人のことを想像して、他人のために働くかということによって、

脳内のブレインコインの回路が活性化し、、、、中略 

つまり、利他的活動が「貯金」されるのだ。

 

今回の研究で画期的だったのは、

たしかに他人のために頑張って検証が、

脳のネットワークで行われているということ。

誰かがどれくらい他人のために頑張っているかという「プルーフオブワーク」が、

その人の脳だけでなく、

いろいろな人の脳に、「分散台帳」として記憶されている。

 

この「ブレインコイン」の研究が画期的なのは、

価値の創造が個人にとどまらず、

人間の脳のネットワークによって支えられているということ。

脳の社会性、利他性を象徴する研究として、

脳科学界に衝撃を与えている。   中略。

 

なお、脳内のブレインコイン回路の活動を世界的にモニターする研究がすでにスタートし、

この1~2週間は、特に、病院で患者さんのためにがんばっている医療関係者と

それを応援し、支える脳の中で、一番のマイニングが確認されているという。

みんなで、利他性の活動を支えたい。」

 

 

 

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