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2020年3月

2020年3月30日 (月)

ぜひお読みください!!

 

昨日、宮沢孝幸氏

(京都大学ウイルス再生医科学研究所附属感染症モデル研究センター)

が、新型コロナウィルスについて

Facebookに投稿された文章にとても納得しました。

 

FBでメッセージを送って「先生が投稿された文章を、私の小さなブログに掲載させていただいて、

私の友人たちにお知らせしてもいいですか?」と

お尋ねしたことろ、

今朝お友達申請の許可をいただいたので、私からのシェアOKと受け取りました。

 

これを読んで、未来への希望と現在の責任との両方で、

社会のために今は家に居る、

そしてやるべきこと(手洗い、マスク等)しっかりやろう!と気持ちを新たにしています。

 

そして、大変な状況下で頑張ってくださっている

世界中の医療従事者の無事を祈ります!!

私たちの社会を守りましょう!

 

・・・・・以下、宮崎孝幸氏 (読みやすいように、行間だけ変えさせていただきました)

 

なんで、今回のウイルス、未知のウイルスって言うんだろう。

名前をみて下さいよ。SARS-CoV-2ですよ。

SARS-CoV-1の弱毒バージョン。

車で言ってみれば、大衆化バージョンです。

その分、みんなに広まっちゃったけど。

マツダ車で言ったら、MAZDA6とMAZDA2のような関係です!

 

シリーズが変わるかもしれないけど、

外観はまったく変わらんし、方式(受容体、複製過程)も変わらない。

似ても似つかずでなくて、うり二つだ。

 

もちろん、SARS-CoV-1の研究論文は山のようにありますし、

極めて近いMARS-CoV(マツダ車で言えば、CX-5でしょうか)の

知見も山のようにあります。

さらには、他社の車のように、他の動物のコロナウイルスの知見もたくさんあります。

対処法は山のようにあります。

薬ももうすぐわかる。

もうしばらくの辛抱。

 

【ここから言葉悪くなります。】

まず、よく考えて!

今、感染拡大を止めるのが大切。

今回のウイルス、感染しても多くの人は気がつかない。

無症状なんだよ!

でも、それが危うい。

他人に知らないうちに移しちゃう。

そして、中には発症して、死んでしまう人がでる。

 

まずは、意識改革だ!

「自分は今、感染している!(無症状で!)」

「誰にも移しちゃいけない!」

そう考えるとこから始まる。

コペルニクス的転回。

パラダイムシフト。

考えをひっくり返せ!

 

移らんようにするより、「移さんこと」に意識を集中する。

それをみんなでやれば、たとえ今自分が感染していなくても、

他から移されないということだ。

みんなでやれば、みんなが助かる。

このパラドクス、この理論、わからんやつは帰れ!

 

ウイルスが出てくるのは、咳とか唾とか呼気とか。

普通の呼気だけではうつらん。(激しい運動は知らんが)

咳とか唾とかが相手に飛べばその人に移る。

でも、それは感染者のマスクでほぼ防げる。

 

マスクは今は高いけど、普段は一枚20円ぞ!

すごい効力なのに、たったの20円。

一枚あれば、洗って2週間は使える。

アルコールあれば、しゅっしゅで終わり。

 

なるべく鼻で息を吸え!

口呼吸で思い切りウイルスを肺の奥に吸い込むとかはやめとけ。

(肺の奥でウイルスが増殖しだしたら終わり。)

花粉症なら鼻つまってるだろ!口呼吸だろ!

だったら、なおさらマスクだ!

 

次にどこかについたウイルスからの感染。

実はこっちが重要!

たいていは手から移る。

外出中は手で目を触らない、鼻を手でさわるな、

ましてや鼻くそはほじらない。(かくれてやってもダメ!)

 

唇触るのもだめ。

口に入れるのは論外。

意外と難しいが、気にしていれば大丈夫!

気になったら(どうしても鼻くそほじりたくなったら)、

手を先に洗えば済むことだ。洗って思う存分ほじるがよい。

 

人前で鼻が気になったら、上腕でなんとかしろ。

外出してて手が洗えないならアルコールスプレー。

それがないなら、ウエットティッシュー。

それもないなら、ぬれハンカチだ。

物理的にハンカチにウイルスちゃんを押しつけろ。

ウイルスが1/100になれば、まず感染しない。

 

人が集まっているところ、怖いかも知れないけど、

よほどやかましいところに行かなければ大丈夫だ。

 

人と集まって話をする時は、マスクしろ。

他人と食事する時は、黙れ。

食事に集中しろ!

味わえ!友達との会話は食事後でマスクして話せ。

それで十分だ!

 

家に帰ったら、速攻手を洗え。

アルコールあるなら、玄関ですぐに吹きかけろ。

ドアノブも拭いとけ。

 

酒?やめとけ。そもそも体に悪い。

酒を飲んだら、会話するだろ。大声になるだろ。

それが危険なことわからんやつは、とっとと感染しちまえ。

一ヶ月会社休んで回復したら、みんなの代わりに仕事しろ。

 

ただ、爺ちゃんばあちゃんの前には治るまで絶対でるな。

風呂はなるべく早く入れ!

帰宅後すぐがベストだ。

たった、これだけ!これだけで感染爆発は防げる。

 

都市封鎖、サラリーマンのお前は何も困らなくても、飲食店は確実に潰れる。

他にもたくさん潰れるところは出てくる。

関係ないと思っていても、恐慌になったら、お前のところもやばくなるぞ。

他人事じゃない。

いつかはお前もかかる。

かかった時助かるように、いまからなるべく栄養つけろ。

よく寝ろ。

タバコはこれを機にやめろ。

 

以上、宮崎孝幸氏(京都大学ウイルス再生医科学研究所附属感染症モデル研究センター)が

書かれたものを転載。

 

 

今日のところは無事でした♪

土曜日から昨日にかけては史上まれにみる気温差!で構えましたが、

今朝、数秒硬直する発作が34分おきに8回程度で済み、娘は無事です!

救急車呼ぶようなことは起こらなかった。

多分ご心配くださった方がたくさんいてくださるかもと思い、ご報告しました。

きっとお祈りも助けていただいたと有難く思います。

 

上記の症状で一応無事と言えるのが我が家で、

何も発作がない日はこのところありません。

手術以来発作が多いのは、金属プレートで固定しているため

なにかしらの電磁波の影響も、、、と考えだしたら憂鬱になるので、

答えを求めて問いを発して探します。

Photo_20200330135401

~乙女椿という名の可憐な花~

 

土曜日、うちの娘がお世話になっている病院で感染者が出てしまい、

とうとう身近に来た!と一瞬構えましたが、

それほどしっかり我が身をシュミレーションしないままでした。

 

が、今朝夫から「会社から、20日以降あの病院を受診した人(家族も含めて)いるか?の調査と、病院から濃厚接触者との連絡は来てない?」と連絡が入りました。

月曜日のお昼の今の時点、病院から電話はありません。

(追記*その後ももちろん、連絡はありませんでした! 

外来患者が外来に行っただけで感染したという話しは聞かないよね。ちょっと慌ててしまった。)

 

 

家でもマスク。

娘は今週は私のリハーサルに合わせて利用する予定だった施設もお休みのまま。

しばらくこのままの生活続けます。

 

改めてアップする次のブログ、とても大切なのでぜひお読みくださいね!

2020年3月29日 (日)

本物の春を待つ

 

このところの加速度ついた感染拡大には、ただただ驚くばかりです。

特に昨日の千葉での障害者入所施設での大量感染と、

娘がお世話になっている総合病院で感染者が出たことの二つは、とてもショックでした。

この前の火曜日にも、整形、リハビリ、てんかんの三つで

受診してきたばかりなのに、、、。(>_<)

外来も救急もしばらく休止だそうで、地域の機関病院が機能しないことの

実際的な不利益と、心理的影響は計り知れません。

 

コンサートを中止したことは、それほど大きなダメージにはなりませんでした。

会場費もコロナで中止なので返って来ますし、

マイナスになったのは印刷代くらいです。

 

直前まで粘って頑張って、ラストスパートの練習で絞った後だと、

心理的にも体力的にもかなりの疲労感と無力感に襲われたでしょうが、

もうこの状況では諦めるしかないので、そこはさっぱりと!

Photo_20200329165001

ということで、予約してくださった方に中止の連絡をし、

本番に向かう緊張からも解かれ、

少し安心したのか眠れるようになり、

元気が回復してきました。

「森さんなら万全の態勢を整えて、私たちを音楽で癒してくれると思ってました」との

コメントなど、ずっとコンサートに来てくださっている方からの信頼の言葉は、

本当に心に沁みました。

出せないままの封筒が山積みです。

ご案内できないままだった方々、ごめんなさい。

来年ぜひ!

 

思えば、12月末に娘がてんかんで転倒して骨折して以来、

手術、本番、そして主催演奏会の準備、てんかん発作の多発、その他もろもろ、

ずっと戦闘態勢を続けていたのだなあ、、、と思います。

長い緊張状態でした。

でも、まだ緩めないものがある。

みんなが恐れている見えない敵。

 

というか、敵と捉えるより、

何とか大人しくしてもらえないかと考えているところです。

出会っても、こちらから闘わなければ向こうもそう激しく抵抗して闘いを挑んで来ないということにはならないか?

ウイルスも生物なら、意識があるはず。

 

ガンも闘うよりも共存するという考え方がある、と以前から本で読んでいます。

うちの父も妹もガンで亡くなったので、そういう本はたくさん読んで来ました。

「奇跡的治癒とは何か」という本も読んだことがある。

ある意味精神論ですが、

免疫を高めるのは身体を作る食べ物、

身体を休める睡眠、

身体の健やかな循環を促す運動、

そして、考え方、気持ちの持ちようでさえ、

大きく作用する。

 

怒ると血圧が上昇し、恐怖に飛び上がると(それがゴキブリでも!)

血液は闘いに供えて凝固しやすくなるそうで、

それだけで流れる血液は固まりやすくなり、血栓となる。

感情は身体に作用するということは、前から言われています。

 

コロナにどう向き合っていくのか?(1年続くかも、とか、、)

恐怖と憂鬱で参ってしまわないように、

正しい情報と、

お互いに思いやりの気持ちを交換して、

何とか頑張っていけたらと思う今です。

 

選ぶ情報は専門家が発信したものにし、

その上で自分の在り方、心の状態は、自分で選択したい。

 

無知は時には罪になることもある。

自分だけは、自分さえよければは、今一番とがめられること。

しかし、全てをやめるのもどうなのか?

どこまでの社会活動ならOKなのか?

そこがわからない、、、。

 

今は「移らない」ことよりも「移さない」ことの方が、より重要だとのことです!

マスク、手洗い、消毒スプレー、換気、密集しない、大きな声(息)を発しない、

そして高齢者、弱い人を守る。

社会が崩壊したら、誰も生きていけない。

哀しみが拡がる社会にしてはいけないよね。

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~これは2年前の今頃の写真~

 

 

昨日訪ねて来てくれた友人から聞いた中で

彼女のお友達がコロナを「コロちゃん」と言っていると聞き、

笑ってしまいました。

こんな呼び方だと、ちょっとは手名付けられそうな気がするかな?

コロちゃん、お願いだから悪さをしないでね。

 

今日は4月を目前にしているというのに、関東では大雪の予報で、

しかし昼過ぎには止んで、今はすっかり溶けました。

桜が咲いているのに雪という珍しさにちょっとだけワクワクして、

そんな気分をもたらしてくれたことにも、コロナ疲れの今は嬉しく思う。

Photo_20200329165102

 

ただ、気温差大大要注意!

今のところ無事ですが、本当に気を抜くことなく娘の状態を見ています。

この前のブログに冷凍ジェル枕がいい!と書きましたが、

それで安心したところ、大発作が3連発も来て、もう打ちのめされました。。。

心臓が早鐘のように鳴り、もうそれはそれは恐怖で。

一気にエネルギーダウン。

2週間ほど前の明け方4時のことでしたが、

その時ジェル枕はすっかり温まっており、効果切れ。

 

そして、彼女の場合どうも便秘もよくない!と私は見ている。

出ない日が1日でもあったらもう危ないかも。

先日の病院受診で薬の量が増え、便秘に気を付け(食事の内容、そして出るまで待つ!)、

夜中も1回冷たい枕と交換するというので、このところは落ち着いています。

 

あれからしばらく時間が経って、

ふとあの日に感じた私の恐怖は、

もしかしたら世界中のコロナと闘っている人たちの感情も

こんな感じかもしれないと想像しました。

もちろん、現場はもっとすごいことが起きているのでしょうが。

そして、自分と家族のことだけ考えていていいのか、、?と思うようになる。

Photo_20200329165103

 

祈って寝ること。

以前から今晩はあやしい、、と思う日は娘に

「ご無事で!」と言って寝かせていましたが、

今は毎晩「ご無事で!」を唱えてお休みなさいです。

今や彼女は毎晩聞く言葉なので、それを言うと笑顔になります。

 

そして、自分が寝る時も祈りながら眠りに落ちる。

娘が無事でありますようにだけでなく、感謝を思いながら。

多くの友人がうちの娘と私のことを祈ってくださっています。

私も思いつく限り一人一人のことを想い、

世界のことを想います。

毎晩友人たちと共に思いやり、とつながっていることの感謝と、

一人一人の幸せ、

世界の平和を祈って夜の眠りに旅立ちます。

今日もありがとう。

 

2020年3月26日 (木)

4/4 演奏会は中止といたします。

大変残念ながら、4/4今年の主催コンサートは中止とさせていただきます。

 

4月になったら、春の日差しと共に明るい希望が、、、と願っていましたが、

新型コロナの感染は拡大傾向にあります。

そして、昨晩の小池都知事の緊急記者会見、

本日お昼の近隣の知事の会見等を踏まえ、

今はたとえ小規模でも、人が集まる催しを行う時期ではないと判断いたしました。

 

私としては、開催の目安はうちの愛娘を連れて行けることでした。

茨城県は感染者が出るのが遅く、

つい最近まではまだ近くにウイルスはいないという気分でありましたが、

コンサート開催のつくば市では感染者が出始め、

いよいよ身近になって来た感じがしています。

 

アルスは天井が高いから、

しっかり感染症対策をするから、

だけでは済まされない不安を、

お客様が抱えて悩んでいらっしゃるかも、、、と思うとそれも心苦しく、

本日二人で相談して中止の決断をしました。

 

うちは、娘のてんかん発作対応で精一杯で

コロナのことまで考えている余裕はないのですが、

それでも毎日ニュースはチェックし、

あれもこれも心配しながら開催準備を進めるのは

今までで最もしんどい、、、と感じる日々でした。

 

とは言っても、

練習や研究をしている時間はコロナのことはすっかり忘れて、

作曲家が描いてくれた世界の中に旅し、

作品の素晴らしさに感激し、

発見があるたびに喜んで、

ということで、音楽のお蔭で私はとても救われていました。

 

いえ、過去形ではなく、これからも変わらず音楽と暮らします。

ただ、主催するという事務作業がなくなる分、ちょっと楽になるでしょう。

でも、コンサートがあるから会える友人たちの顔が見れないのは、

とても残念!

本当に、いつもいつも来て下さる方々、

変わらず応援してくださる方々のお陰で成り立っている小さなコンサートです。

改めて感謝申し上げますm(__)m

 

延期は難しいため、

主催コンサートは来年になってしまいますが、

ぜひその分音楽の喜びに溢れた演奏会を創って行きたいと願っています!

 

またブログには、日々のこと、苦労も喜びも綴っていきたいと思います。

今後とも、どうかよろしくお願い申し上げます。

 

 

2020年3月16日 (月)

4/4のコンサート感染対策

 

44日 Luna Classicaが贈る名曲の花束」開催における感染症対策

 

現在感染が広まっている新型コロナに対して、

先に専門家会議が求めている感染リスクを高める3用件

(1)換気の悪い密閉空間

(2)多くの人が密集

(3)近距離での会話や発声大勢で集まらない、換気を心掛ける、

について本コンサートでも対策を行います。

また、大手音楽事務所が感染症専門家のアドバイスをもとに作成した演奏会での感染症対策も参考にし、

下記のようにご来場の皆さまにはお願い申し上げます。

 

ご来場のお客様へのお願い

 

・チケットは予約制といたします。

もし当日熱がある、咳などの風邪の症状がある場合は、念のために他のお客様に配慮していただき、

キャンセルをお願いいたします。

社会状況から当日不安に思われる方のキャンセルも受け付けます。

ご予約いただいた方には、当日キャンセルの場合の連絡先を個別にお知らせいたします。

もしキャンセルの場合は、恐れ入りますが必ずご連絡願います。

 

・会場では最初から最後までマスクの着用をお願いいたします。

 

・しっかり手を洗っていただき、会場に入られる際、そしてお帰りの際の2回、

手に消毒スプレーをさせていただきます。

 

100席の会場に50席の予約までしか受付いたしません。

席を一つ空けて、間隔を取ってゆったりお座りください。

 

・チケットは目視で確認し、半券は切りません。

プログラムはビニールに入れて、前もってお席に配置いたします。

プログラムが置かれているお席にお座りください。

 

6・アルスホールは天井が高く、ドアも3か所ございます。

休憩中にはしっかり換気を行いますが、その際当日の気温によっては会場の室温が下がることも予想されます。

換気で風邪を引かれないよう、ぜひ体温調節のできる温かい服装でお越しください。

 

・ロビー等での談話は最小限にしていただき、

お化粧室の使用以外はなるべくご自分の席で静かにゆっくりお過ごしください。

 

出演者、スタッフは検温し、階段手摺等は消毒いたしますが、

アルスの椅子は布製であるため消毒は難しいことをご了承いただき、

お客様の手の消毒を徹底させていただきます。

 

たくさんのお願い大変恐縮ですが、皆さまに安心して安全に演奏会を楽しんでいただけますよう、

何より会場の皆さま全員の健康が守られますよう、

ご協力をお願いしまして演奏会を開催させていただきたいと願っております。 

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

LunaClassca  forest note

 

2020年3月12日 (木)

今思うこと、その後

 

 

前回のブログから10日経ちましたが世間に良い変化は見られず、

相変わらず新型コロナに翻弄されています。

しかも、とうとうWHOがパンデミックと言い出した。。

首相も次は何を良い出すかと戦々恐々の気分です(+_+)

それでも未だに、

4月になれば少しは良い方向の兆しが見えて、

感染対策をしっかりやれば何とか無事コンサートも行える♪と

明るい未来を思い描いている私ですが、、、。

 

今晩、初台のオペラシティでは、サー・アンドラーシュ・シフの演奏会が行われるはず。

1月娘の入院中に病室で見た119日のシフとカペラ・アンドレア・バルカの演奏会を

夫に録画してもらって、このところ繰り返し観ています。

特に、シフが今の日本に来てくれる!!と知ってからは

娘の朝の日課 手洗い+足洗+マッサージの時間はいつもこれ。

シフの力強く穏やかで慈愛に満ちた音楽を聴いているだけで

心が落ち着きます。

豊かな時間とはこういうことを言うのだと実感させてくれる音楽。

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シフが番組の中で語っていた

「私たちは家族のようなものなのです」がそのまま音となって聞こえて来る

室内楽オーケストラとピアノによるベートーヴェンのピアノ協奏曲。

世間の騒ぎも不安も日常も忘れて、

音楽がもたらす崇高な時間が我が家のリビングに拡がります。

シフの芸術の力。

エンターテイメントの気晴らしもいいけれど、

芸術には魂を浄化してくれる力がある。

 

 

最近巡り合った1冊は、長い間求めていた答えの数々に出会えた幸運を思う。

中学生の頃、「なぜ人は生まれて来たのか?」「音楽は何のためにある?」を考え続けていた私は

背伸びして哲学や心理学の本を買い込んで読んでいました。

当時はマズローには当たらず、

古典のショーペンハウアー、キュルケゴールは難しくて、

大抵読み始めると眠りに落ちる、、を繰り返し、フロイトには失望し、、

でもその問いの答えを探し続け、

10代前半の女の子にわかるわけのない問いをその後もずっと

命題として大事に持ち続けていました。

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その後いろいろなことがあって、でも問いは私の中に居て、

その問いの答えをまずは子供たちが与えてくれ、

芸術が、音楽がその答えの一つであることを知り、

再び音楽に向き合って今に至る。

 

この本は、精神科医であり、思想家、作曲家である方によって書かれていて、

とてもわかりやすく、出会えて良かった!という感謝の気持ちで一杯になります。

ハウツー本のような軽いタイトルですが、

読みやすいのに中身はぎっしりとあって、

そうよね!と思うことと、

そうだったのか!の驚きと一緒にワクワクとした気持ちをたくさんいただきました。

本からの刺激で本質的なことに立ち返られるのは、

芯を生きている気持ちにさせてもらえ、

深い充足感がもたらされる。

 

外で起きていることは、

トイレットペーパー騒動のように単なるデマから人の不安に伝播したものもあれば、

噂が本当のように聴こえてしまうこともあり、

今の新型コロナ騒動は恐怖が恐怖を呼ぶ集団ヒステリーだという意見もあり、

本当のことは誰にもわからない。

 

言えるのは、

新型コロナによって命を落とす可能性のある高齢者や

持病を持った方を守らなければならないこと。

母がよく「日本人はすごいのよ」と言っていましたが、

戦後の焼け跡から復興できたのは、今高齢となった方々の頑張りがあってこそ。

今の私たちの幸せは、高齢者が作ってくれたものの上に立っている。

 

今は社会的弱者となった人に対して皆が優しさを差し出すことは、

決して忘れてはいけない。

いつの日か、私たちの誰もが歳を取り、健康が失われ不自由になっていく。

社会的弱者とは、いつかなるかもしれない未来の自分の姿であるかもという

想像力を持ち続けたい。

そして、爆発的感染が広がって医療崩壊が起きるのが、最も怖いこと。

そのための対策は取られていると思う。

 

 

けれども、新しい疫病に過剰反応して社会が機能不全に陥り、

明日の生活に困る人が多数出て来るようでは

政治と社会の思考が正常に働いているとは思えない。

音楽家はフリーランスが多く、悲しいことに今回のことで最も不利益を被り、

困難に直面する可能性が高いグループ、、、。

休校も全国ではなく、特に流行している地域に限定でも

よかったのではないかと思うのですが、、、。

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~今庭は、こぼれ種で増えたクリスマスローズが花盛り。多分60くらい咲いていると思う~

 

 

過剰な心配、恐れ、怒りは、確実にその人の免疫を下げるのであって、

自分を負の情報に振り回されるままにしてはいけない。

(つまり、素人が発言するワイドショーは見ない!)

 

そして、笑いはもちろん、実は「感謝が免疫を最も上げる」とも聞きました。

想像力を働かせて、

免疫を上げる楽しいこと、美しいことを想って、

自分にはわからない相手の状況をほんの少しでも慮って、

お互いを許すしかない、、、と思います。

 

周りに不安に怯えている人がいたら、

まずはマスク、手洗い、消毒薬等で安心させてあげて、

気が紛れる楽しい時間を共有するとか、

別の見方も伝えるとかいいかもしれませんよね。

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~レッスン室も対策。生徒さんお一人終わると15分空けて換気して、次の方どうぞ~

 

 

自分だけ平和なお花畑にいるわけにもいかないので、

少しでも発信したいと願うのですが、

力なんてほとんどない。

でも、私たちは同じ大きな湖に住む住人の一人だとしたら、

小さな小石を投げ入れればその波紋は確実に広がる。

一緒に安心したいね、平和な心でいたいね、、、と願う。

 

私の場合、今までも本番前日に

娘が発作で救急車で運ばれて入院とか、

発作で倒れて骨折とか(去年は頭蓋骨まで骨折!!でも無事でした)

数限りなくいろんなことがあって、

それでも本番をやって来たものだから、

今回ももちろんやる!と思っているのです。

やるとしか考えられない頭になっている。

 

このところ、保冷材で頭を冷やしてあげると発作が少なくて済むことを今頃発見して、

割と無事に過ごせている我が家です(^^

今朝なんて、昨日の日中から15度も下がったので、救急車レベルのことが起きかねなかったのが、

寝る前に冷たい枕、朝起きてすぐにまた頭を冷やすでセーフでした!!

嬉しい~~♪♪♪

夜は穏やかな笑顔で眠りについた娘の顔が心に残り、私も久しぶりに幸せを感じる。

 

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~娘が赤ちゃんの時から冷凍庫にはずっとこれが。これに助けてもらえば良かったのね。

ミニーちゃん よろしく!~

 

 

ただ、私の「やる!」で回りに感染リスクを拡げる訳にはいかないので、

対策は怠りなく考えています。

母からも「あなたは用心深いから」と言われますが、

常日頃から水も食料の備蓄はもちろん、薬は次の診察より2週間先まで備えるなど、

危機管理の意識は落とさないようにして暮らしています。

これも弱い家族を抱える母、主婦の仕事。

 

シフの演奏会を主催している大手音楽マネージメントから配信されてきた演奏会の感染予防対策を参考に、

自分たちのコンサートも安全対策を練っています。

 

昨日考えたのは、受付に透明のアクリルボードを置いて、

受付に座る夫の感染リスクを減らすこと。

といっても、作ってもらうのは夫本人なんだけれど。

要は、チケット販売の窓口みたいなのを設置しようと考えています。

他のコンサートでも使ってもらえると、みんなで安心できるしね♪

 

 

前回のブログに写真を載せましたが、5Lの消毒薬も買ってあるので、

来られた方は必ず手を洗っていただいて、全員手にスプレー、

お帰りの際もまたスプレーして、少しでも安心して帰っていただきたい。

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~傷んだリンゴをあげると、野鳥たちがやって来る。自然界は平和です~

 

 

でもそれよりも何よりも、免疫が上がる音楽をお届けしたい!

良いプログラムなんですよ!

前半、花束の中では小花やグリーンにあたる有名無名の魅力的な小品を並べています。

特に休憩前のラストの相馬邦子さんの新曲「祈り~希望」は、

まさに今この世に必要だと思う作品。

 

そこまでのプログラム、どちらかというと静かな暗めの曲が多い。

今の私たちの社会の空気を反映しているかのよう。

最後に力強い希望のメッセージに満たされた相馬さんの曲が

あの天上が高くよく響くアルスホールに鳴り響くのを想像するだけで

きっと良いコンサートになる!と思えてきます。

 

後半は、今年生誕250年にあたるベートーヴェンの作品を2曲。

1曲目は若い頃のフレッシュな作品。

そして大輪の薔薇のような「クロイツェルソナタ」。

どんな困難にも負けずに人生を戦い抜いたベートーヴェンは、

きっと今を生きる私たちの力になってくれる。

曲が良いので、必ずお客様の免疫を上げられます!

ぜひ、幸せになるためにいらしてくださいませ。

 

感染予防も考えて、

100席のキャパを50予約が入ったら予約終了にしようと思います。

1席空けて座っていただきます。

新型コロナの自粛ムードに押されて、

さすがの私も宣伝しにくく、ずっとストップしたままでした(>_<)

果たして4月の頭には世の中どうなってるかはわかりませんが、

やっぱり希望を持って毎日を過ごしたい。

どんな時でも最後まで希望を持って。

 

ただ、当日熱がある方はもちろんのこと、風邪気味の方はキャンセルをお願いいたします。

予約なので、心配になったという理由で当日急に来られなくなってOKです。

その分は、50席になるまで当日券としたいと思います。

マスクもお忘れなく。

でも、こちらでもご用意いたします。

 

ということで、こういう状況ですが、

44日(土)「ルナクラシカによる名曲の花束」

に再びお誘い申し上げます。

2020i_20200312161701

来週火曜日17日は、ラヂオつくばさんに生出演で1時間の時間をいただいています。

よかったらそれもお聴きくださいね。

私何を言い出すか?自分でも不明ですが(^^

今を共に生きる一人としてのメッセージをお届けできたらと思います。

 

ラヂオつくば FM 84.2 MH

317日(火)11301200(告知変更)

 

先に、1時間の生放送出演と告知しましたが、私の勘違いで30分でした

ごめんなさいm(__)m

 

 

 

2020年3月 2日 (月)

今、思うこと

3月、ひな祭り。

女子の健やかな成長を祈るお祭り、お節句。平和な響き。

新型コロナに翻弄されている毎日に、つかの間の安らぎ。

昨日の暖かな春爛漫の日曜日は、そんな気分でした。

でもね、今日のような寒い雨の日は、お天気につられてちょっと暗くなる。

単純な私。

Dsc_3917

最初の頃、地域限定で済むのかな、、、と思っていた新型コロナも、

じわじわと世界中に拡がっていくのを見ると、

東日本大震災以来の悪夢を思う。

 

 

うちは新型コロナよりも、まず毎日が大変で。

ただ今薬の調整期間。

退院後、週に1度は救急車を呼ぼうか?と考える発作があり、

母としてはハラハラドキドキ、そして憂鬱な日々。(+_+)

 

発作はたいてい朝起きる。

だから、朝が来るのが怖い。

祈るような気持ちで過ごしていましたが、耐えているだけでは始まらない!

記録している発作表と私の感覚から、一番安定していた退院直前の薬の配分に戻してみたところ、なかなかいい!(勝手に)(^^

 

本来薬はお医者様の仕事の範疇なのだけれど、

一度飲んでいた配分なのだから問題はないはずと勝手に解釈して、

家に残っていた古い処方(2か月前)をうまく使ってみています。

 

次回の診察は24日の予約だったけれども、そこまで待てない。

そして、今後もし新型コロナが増えて来たら病院はますます危ない場所になるので、

今のうちに3か月分の薬を確保しておこうと考え、

火曜日夫に娘を頼んで一人で病院に行って来ます! 

 

 

そんな感じで、一旦迷路に入っていたところから、抜けた感じの今です。

気温差が少なかったここ数日だからよかっただけかもしれないけれど、

一番状態を把握しているのは私なので、勝手な母の行動もきっと、

長年のお付き合いから主治医も尊重してくれると思う。

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少し早いひな祭りにした昨日は、

お昼はケーキを買って来て喜ばせ、

夜は散らし寿司で喜ばせ、

数日前まで発作波のせいであまり食べてくれなかった娘も

よく食べてくれて嬉しかった。(^^

ひな祭りの乾杯は、初のメキシコ産のコロナビールで。

乾杯ならぬ「コロナ撃退!」と夫とグラスを上げた。

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~途中まで盛りつけて、そうだ、今は大皿料理は避けて、、、と言ってたのを思い出したけれど、

酢れんこんがとてもきれいだったので、写メに収める~

 

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娘はいちごのショートケーキ、

今はもう巣立った息子はチーズケーキ、

お父さんはチョコレートケーキ、

そして私はモンブランというのがうちの家族の定番。

なんてことはない、日本の洋菓子のスタンダード。

お洒落なケーキもいいけれど、こんな普通のケーキもほっとしていい。

 

そして、免疫を上げるってどういうこと?を考える日々。

手洗い、マスク、人混みを避ける以外に、

同じところに居て重症になる人と、ほとんど症状が出ない人の差はなに?

体質?体調?体温?

 

いろいろな要因が組み合わさっているのでしょうが、

身体を作るのは食べ物だとしても、

心の持ち方も大きいのかしら?と我が身と心の在り方を見つめる。

不安や怒りは身体には毒になる。

そのことを友人が思い出させてくれて、ありがとうと思う♪   

平和だった昨日に感謝。

今日もどんより寒い雨の日なのに、娘は落ち着いています。

それだけで嬉しい♪

 

世の中の3月のコンサートは、どんどん中止になっていく。

知らせを聞くたびに、悲しさが増していく。

私たちの44日「名曲の花束」は、

その頃どうなっているかは今の時点で不明であることと、

そして、お客様が来なくとも弾こう!たとえ公開リハーサルででもいい!ということで、

開催予定です!

 

少ないお客様なら、感染のリスクは減る。

今のところ、キャパの3割くらいしか予約はなく、

むしろ今の状況では安心。

アルスは天井も高く、扉が3つあり、換気もしっかりできる。

私はサーキュレーター持って行こうかな。

消毒用のアルコールも購入済み。

マスクももともと買ってあったものの備蓄があった。

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~キッチン用だからどの程度効果があるか?だけれど、

「プロ用」と書いてあるところに頼もしさを感じる~

 

 

実家の母からは「やめなさい。みんな我慢しているんだから」と言われ、

本当にそれはもっともなこと。

みんな泣く泣く諦めている。

でも、いつかどこかでまた始めないといけないし、

誰かが勇気を持って開くことが必要な時もある。

 

なので、宣伝はストップしたまま。

ご予約いただいた方の中で、当日来られるごく限られた方のための

贅沢な演奏会をと考えています。

 

この落ち着かない空気の中、準備するのもなかなか大変ではあるけれど、

でも音楽に向かっている間、

日常の心配から解放され、

作曲家が描いてくれた神聖な世界に身を浸して救われる。

きっと弾く方お客様双方にとって、

貴重な特別な時間になると思う。

 

 

 

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