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2019年11月

2019年11月23日 (土)

クリスマスを飾る♪

 

 

今日は急に、ぽっかり空いた土曜日に。

本当は五反田まで、

大学同級生3名のアンサンブルコンサートを聴きに行く予定だったのが、

私の体調は今一つ。

そして開演の時間を間違っていて(14時だと思い込んでいたら、13時!)、

午前の夫の本番(尺八)が終わってタッチ交代出発では間に合わない。。

 

二つも重なるとこれは行くなというサインと思い、

諦めて大人しく家に居ます。

寒い雨の日だし、このところ更年期のホットフラッシュが再び激しくなり、

しょっちゅう大汗かいていて、それで外を歩くとまた風邪がぶり返しそう、、、。

咳も出るのでコンサート中にそれも気になる。

 

せっかくの同級生の演奏、

しかもうち二人は寮で隣の部屋の親しき仲。

本番後の打ち上げまでついていくつもりだったのに、

4月からとっても楽しみにしていたのに、、、。

ごめんね。。

 

それで時間ができたので、クリスマスの飾りつけを始めました。

娘も喜ぶ♪

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~この家に引っ越してきてから、毎年クリスマスシーズンの出窓はいつもこれ~

 

 

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~ちょっと前まではこれ。赤いキャンドルでクリスマスの予感。キャンドルホルダーはセリアの~

 

 

先週から珍しく風邪を引き、最初は喉の痛みだけだったのが、

今週月火と悪くなって寝て過ごす。

唾液さえ飲み込めず水分も摂りたくない、お腹も空かない、、。

一応、食事の支度も洗濯も掃除もやるけれど、

それ以外はずっと寝てる。

寝ても寝ても眠い。

そしてその後も、なかなかすっきりしない。

なにかあったら、また風邪が戻って来そうな気配。

もちろん、とっくにもう家の中では普通に動いているんですけれどね。

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~今回お世話になったのは、パブロンエースPro

飲んで1時間後には喉の痛みが軽くなって驚いたほど。

日頃薬を飲まない私は効きがいいのかも。

いただきものの紅茶、マヌカハニー、生姜(本くず粉、黒糖、甜菜糖入り)が、

優しく癒してくれました。~

 

 

もともとスタミナがない私は、瞬発力だけで何かをやっている感じです。

夜更かしは大の苦手。

しかも、夜中に娘の発作のお世話、自分のホットフラッシュで目が覚める。

時には興奮して眠れないだの、朝早く目が覚めるだの、いろいろ。。

睡眠はぶち切れで、いつも眠い。

 

娘も苦手な11月を何とか頑張っています。

このところ気温差と気圧の変化が大きい毎日。

先週は朝の発作後寝てしまって施設まで送った日が2回、

それでも怪しいのでお休みさせた日もあり。

この1か月ダイアップを3回使ったけれど、

救急車を呼ぶまでにはならないで済んでいる。

みんなでこの時期を耐えている。

 

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~先週金曜日の11月朝コンの日のアルスホール前の紅葉。

実は娘を送ってからの出発では演奏は終わっていて、

お茶会(ミーティング)のみ参加。

午後の用事はできた。~

 

 

10月は大雨だの台風だと怖いことで緊張し、

それでいて私の音楽には1か月の間にとっても嬉しいことが3つもあって、

まあ最大限に右に左にと心も体も振れていました。

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~嬉しいことの一つは、12月半ば30年ぶりに第九を弾きに行くこと!

昔持っていたスコアは見つからず、新たに購入して準備開始♪~

 

 

ストレスも、嬉しいことも、

身体には同じように作用する面があり(ホルモン的には違うのでしょうが)、

中庸がもっとも身体には負担がないようです。

といっても、生きていることは心が動くこと。

いろんな感情を体験しそれを畳み込んで細かな振動をするようになることを

成長というのなら、

心揺さぶられることは成長の糧。

体調が悪くなっても風邪くらいで済めば幸運なうちね。

 

 

私の場合体力ないので、さっさとダウンするとか、風邪を引くとかで

何とか折り合いを付けて来て、

今まで病気にならずに済んできたのかもしれない?と思う。

早めに「休め!」と身体が言ってくる。

身体は私に親切なのかも。

風邪ひくこともありがとうなのですね。

 

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 ~発作が怪しく先週施設をお休みにした日、さて何かお楽しみをと考えて、

とても久しぶりにサンタムールにケーキを買いに。

ここはお菓子の家のような風情で、娘も大喜びでした!

ケーキは美味しかったけれど、生クリームたくさんはもたれてしまい。。~

 

 

それにしても、たかが微熱の風邪で済んだのに、

体調が悪いと一気に気持ちがふさぎます。

身体は張り切る気分じゃないよと心に教えてくれているのでしょう。

不思議なことにスマホまで私の体調に同期し、

寝込んでいた二日間は一切PCからのメールが転送されずに

外からの情報は遮断され、

とても静かに過ごせました。

 

この期間良かったことは、練習できる身体ではないので、

スコアの勉強に専念できたこと。

クロイツェルの理解が進みました。

まだ道半ばですけれど、、。

 

 

大学4年の室内楽試験で1楽章だけ弾いて、他は初のクロイツェル。

大きな山を登るのはしんどいけれども、

その山の上の景色に憧れて頑張って登る!気分です。

謎解きは面白い。

 

 

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~11月頭、夫が同窓会&両親の様子を見に帰省した際のお土産。

キティーちゃんいちごチョコに娘がとっても喜んだ♪~

 

 

年末 主婦は最も忙しいシーズン。

それに加えて細々とやらなければならないことがたくさんある。

やらなければ!の山に押しつぶされそうな気分だったのを、

整理して優先順位をつけ、

スケジュールを書き出して目に見えるようにしたところ

少しすっきりした気分に。

そんな大した量じゃないけれど、自分のキャパというものがある。

 

人がもっと頑張っているからって真似して無理し過ぎず、己を知って、

けれど自分を拡げるためには精一杯取り組んで、

少しずつできることを増やしていくしかありません。

筋力もいくつからでも鍛えたら筋肉が付くのと一緒。

 

まずは睡眠を第一優先にして、

やらなくてもいいことはパスして、

やるべきこと、自分にとってどうしてもやらなければ!と思うことを

大事にしようと思う勤労感謝の日。

当たり前のことに立ち戻ります。

すぐ忘れる~~。。

 

 

クリスマス飾りは本当はやらなくてもいいことの部類に入るのだけれど、

娘はとても喜ぶし、

これがないと私も寂しい。

家庭を大事にしたいという気持ちは、母から私に引き継がれたDNAのようなもの。

私らしさの一つ気もする。

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~母の手作りドールハウスと

同じく母が孫たちが、小さい頃に贈ってくれた可愛いクリスマスカードは今でも大事に~

 

 

飾りつけはもうずっと同じもの。

子どもたちが小さい頃、一緒に出かけた際に見つけたものを「記念」にと言って

少しずつ増えて行ったクリスマスの小物たち。

あるいは母からもらった飾りたち。

それらに1年に1回逢うのは、

大事な人たちとの思い出と会うようなもの。

面倒でもやめたくないクリスマス飾り。

毎日少しずつ飾ります♪

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もうすぐ終わる夏のベゴニアさえ、今の時期に白いアリッサムと並べるとクリスマスカラーに見える。

そして夕方の光の中ではドラマチックにさえ映る。

心は不思議なもの。

見えるものの意味付けさえ変化する。

 

 

 

 

 

2019年11月 9日 (土)

希望という名の贈り物

 

 

心震える作品が届きました!

桐朋時代の1学年先輩の作曲家 相馬邦子さんにお願いしていた委託作品が完成して、

手元に来たのです。

春から相談してお願いし、待つこと数か月。

約束の「秋口までには」をしっかり守ってくださり、

途中経過のメールまでくださって、

譜めくりしやすく製本され、何から何まで心配りがされた贈り物のようでした。

そんな外見のことよりも、中身の音楽が素晴らしく胸がいっぱいです。

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元は、ラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第2番第2楽章を、

クライスラーがヴァイオリンとピアノで演奏できるように編曲した「祈り」

という曲があり、

その譜面を探していましたが、ない!!

困り果ててひらめいたのが、相馬さん!

 

 

3年前に初めて相馬さんの作品を聴いて以来、

いつかオリジナル曲をお願いしたいという漠然とした夢を持っていました。

初めて聴いたのは「雨上がりの日差しの中で」というチェロとピアノのための作品。

その日のコンサートで最も素敵な印象が残り、ずっと温めていた夢。

今ようやくそのチャンスに巡り逢えた!という気持ちでいます。

 

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~相馬さんのピアノと古谷さんのチェロのユニット「コスモス」の新しいCDには、

夢と希望と元気がいっぱい!

ごきげんな気持ちになれる素敵なCD.

この中で「雨上がりの日差しの中で」を聴けます♪~

 

 

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届いた作品の演奏時間5分程度。

ちょうど譜面が届いた翌日は私たちLunaClassicaのリハーサル日。

初見大会で作品を探検してみたところ、拡がった景色はとても雄大でした!

まだゆっくり弾いてみただけですけれど、、、今抱いているイメージは

 

 

鈍色の空の元。

山の向こうに薄い日差しが見える。

誰もいない静かな湖。

繰り返されるテーマが少しずつ彩られていくのを聴くうちに、

景色の奥行きが拡がっていく。

空から次第にまぶしい光が差し込めてくる。

胸の内には哀しみも切なさも抱いたままながら、

光と共に希望の中を歩もうと決意する。

 

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いきなりこんな光景、物語が浮かんできました。

惚れこまないとすぐにこんなイメージは湧きません。

好きだと思える作品だけ弾きたいと願うわたし。

まだちょっと弾いてみただけなので詳細がわかっているわけではなく、

きっとこれから私たちの中で成長していくと思います。

 

 

相馬さんが付けてくださった曲のタイトル「Hoffnung 希望」は、

誰もが希望を持てる世界にと願う祈りでではないか、、、とふと思いました。

自然災害が多発し、世界情勢は不安定で、

この先どうなるのかわからない不透明な時代に生きている私たち。

音楽にできることは何か?

自分にできるささやかなことは何か?

 

何度もメッセージのやり取りをし、お互いを知って信頼して待ったこの数か月。

それ自体に希望があり、

楽しみに待つ何かがあるということは幸せだと振り返っています。

 

けれど作曲家はその間、多くの時間を割いて心を砕いて創ってくださっていた。

楽譜からそれがひしひしと伝わって来ます。

現代の作曲家が書いたと言っても、難解さとは無縁のとても美しい作品。

彼女の人となりが伝わって来る温かさがあり感動しています。

譜面を見ると、生まれてくれてこの手に来てくれてありがとう の想いでいっぱいになります。

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Facebookでの私の投稿、写真を見て、共感のメッセージを寄せてくださり、

昨年12月の演奏も聴いてくださって、

具体的に私たちをイメージして作ってくださった作品。

感謝に堪えません。

 

同じ時代の空気を吸い、共に生きる作曲家の作品を、

音にしてこの世に出す。

そしてそれを皆様と分かち合う。

音楽家としてこんな幸せなことはないのかも、、、。

 

これから二人で音合わせするたびにこの作品を追求し、

来年44日の初演を目指して練りあげて参ります。

 

http://forest-note.com/

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~今年は紅葉が遅い。これらは昨年の夫の作品~

 

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