« 2019年5月 | トップページ | 2019年7月 »

2019年6月

2019年6月16日 (日)

穏かな身体

 

 

今年も早いものでもうすぐ夏至。 (今年は6/22らしい)

あらもう1年の半分まで来た?と驚きます。

娘の骨折療養と息子の結婚式という家族のことで前半を終了してしまった感じです。

 

S-curve

 

~この季節、夫はカエルと遊ぶといっていそいそと撮影に。

今朝も目覚めたら隣は空で、

下に降りると「1年分のカエルを撮って来た♪」と嬉しそうでした~

 

 

 

今月から5か月ぶりに娘は障害児スイミングに復帰し、

彼女の土曜日の健康行事(側弯症のためのカイロプラクティック、陶板浴、耳鼻科)も全て元通りとなり、

ああようやく普通の毎日が戻って来た、、、と安堵の思いです。

 

 

 

子どもの用事の付き添いは親にとって負担とはいっても、

そのおかげで子供の健康が保たれているわけですし、

いつもの用事ならばあって普通のことの範囲。

そんな当たり前に動ける日々を有難く思うこの頃です。

 

 

 

特に今週は、前回のブログで書いたイザベル・ファウストが弾くBeethovenのヴァイオリン協奏曲と共に過ごし、

元気をもらっていました!

 

イミングの帰り道、青々とした田んぼが瑞々しくこの季節の恵みを目に届けてくれます。

ベートーヴェンは森を散歩しながら楽想を練ったことは有名ですが、

彼の国、ドイツやオーストリアには田んぼはなくとも、

作曲家も緑の中を歩いたことを想い、

自然から生まれた音楽を時を超えて受け取れる喜びに浸っていました。

 

 

 

ほぼ音階と分散和音でできているヴァイオリンのソロパート。

メロディーというか主要動機は、むしろオーケストラの方に託されているという特殊な作りですが、

なんと美しいスケール(音階)とアルぺジォ(分散和音)!

音階ってこんな風に弾いたら気持ちいいよね~!と思う。

和声(和音のエネルギーの組み立て、流れ)で聴かせてもらうシンプルな清々しい音楽には、

身も心も清めてもらえるような気がしてしまいます。

(ほんとうに清らかになったかどうか、、?はさておいて(^^♪)

 

Dsc_3120

 

~木曜日、スイミングから帰って来た夕方の庭の穏やかな夕日がまぶしくて。

日頃はこの時間帯は練習タイムなので見ることがない、、~

 

 

 

毎日車の移動中に、家での家事のお供に、Bluetoothスピーカーを持ち歩いて、

何度も繰り返し聴いていました。

わたし気に入ると飽きずに繰り返す癖を持っている。

 

 

10m範囲なら連動するというBluetoothは、

ダイニングテーブルの上にスマホを置いたまま、

2階のベランダに洗濯物を干しに行ってスピーカーだけ連れて行っても

ちゃんと音が届きます。

文明の進歩はすごい!

機械が苦手な私も、機械が得意な夫の恩恵を受けて

何とか最後尾で現代社会についていけてるかな、、?

 

Dsc_3125

 

~近所のケーズデンキで買ったBluetoothスピーカーは1万円ほど。

水筒みたいな形が面白い♪~

 

 

 

最初に驚いたカデンツも、次にどう来るかはすでに頭に入っている。

しかしだからといって、弾けるわけではない(*_*)

 

 

 

そこまで来ると、聴いていないときに

じゃあ私はどう弾きたいのか、、、が頭の中に自然に流れて来て面白いのです。

そして、なぜそう弾きたいと思ったか?の意味を考える。

そこには必ず理由がある。そして譜面を見る。

変な順番だけれどね。

 

 

 

楽譜(スコア)を覚えると、その先に新たな何かが生まれてくる。

頭の中に鳴らす音から考える。

私はコンチェルトを弾くことはないのでこの曲を練習はしなくとも、

名曲から学ぶことはそのもとに集う者を等しく豊かにしてくれるように思う。

 

 

 

相変わらず気温差が大きく、娘も夜中に小発作が続いたりしているこの季節。

睡眠分断にもかかわらず元気でいられるのはベートーヴェンさんのおかげ?

クラシック音楽が好きで良かったな~♪と思う。

 

Dsc_3136

 

~庭に出て足元を見れば、木洩れ日が揺れて美しい。足元にも小さな美が拡がって在るのに気が付く~

 

 

基本あまり体力のない私。

すぐ疲れてしまい、かろうじて元気なのは気持ちだけ、、、なのですが、

このところようやく頭の霧が少し晴れて、動けるようになって来ました!

 

 

 

そう、頭の中に霧がかかっていました。

ブレイン・フォグというらしい。その名の通りです。

よく「今日は使い物にならない、、」という体調が多かったのが、

今週は元気に過ごせた!

家事や用事もはかどり練習も集中できる体調というのは、とても久しぶりで嬉しい♪

 

 

 

今読んでいる「病気にならない神経クリーニング」 工藤千秋 と

「強い血管をつくれば健康になる」 杉岡 充爾 の2冊が今の私にいいのか?

どちらも読みやすい本ですが、健康オタクでもある私の知らないことを教えてもらっています。

先を歩む専門家の言葉をいただけるのは有難いですね~。

 

 

前から怪しい気がしていたけれど、これを読むと私も副腎疲労という症状の人なのだと思う。

あぶないあぶない。

自己診断ではあるけれど、何が問題かがわかれば対策も立てられる。

敵の正体見たり!の気分です。

 

Dsc_3137

 

~フローラ21は消化が悪い娘にも良いようで、ただいまお試し期間~

 

 

 

他は、綿と綿のみでできているパシーマシーツに替えてから眠りがよくなった感じがあり、

夜寝る前のはちみつというのもなかなか良い感じであり、

フローラ21という腸内細菌を増やすサプリも有効である気がして、、、

結局何がいいんだかわからない。。

 

 

 

大抵何か始める時は自分にエネルギーがある時で、

つい同時にいくつもの新しいことをやってしまって、

どれが効いているのか検証不能となります。。

明日あたり、お風呂に入れるマグネシウム入浴剤・バスマグが届く予定。(1年使える)

これも副腎疲労に有効とのこと。

どれどれ。

楽しみ~♪

 

 

 

そのうち身体が慣れて、結局いつもの状態に戻るのかもしれないけれど、

何とかこの元気をキープして、

今年の後半の勉強と研究に励みたいと思う今年の折り返し地点です。

 

Img_1012

~ピピは果物好き。小鳥だから当然。 茨城はメロンの産地。今年は特に甘いです♪~

 

 

 

いや、やっぱり結婚した二人に幸せのお裾分けをもらったのが一番かな?

今週結婚式の写真データを式場から受け取り、当日の感動をちょこちょこ思い出す。

大量に撮ってもらったので、ごはんを食べながらPCのスライドショーで見ながら。

しばらくこれで幸せが続くよ。

ありがとね♪

 

 

 

更年期不調と娘の発作多発で疲れ気味だった私に、

数年ぶりに訪れた穏かな幸福感が身に染みて嬉しい。

どんな状態にある方にも、何かをきっかけに静かな幸せがもたらされますようにと祈ります。

ときおり宮沢賢治の言葉を思い出す。

人は一人では生きていけないから、自分一人では幸せになれないから、、ね。

 

 

Dsc_3130

 

~水撒きですぐに作れる虹。なぜか幸運の印に思える虹をいつでも見れる♪~

 

 

 

 

 

 

2019年6月 9日 (日)

美術館散策

 

 

たまには娘をどこかに連れて行ってあげたい親心。

といっても、年に2回ほどのお出かけ。

骨折も一段落したところで、今月この日なら!と予定していた日曜日。

千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館に行って参りました。

Dsc_3089

 

 

10年ほど前、家族で海水浴兼お泊りで銚子に行った帰りにガイドブックで見て寄ったこの美術館は、それ以降お気に入りのスポットの一つです。

なんといっても、湖(池)があるロケーションが大好きな私。

カモや白鳥の親子ものどかに泳いでいて、

よく手入れされた芝生、

噴水が清流のせせらぎ音を演出する水辺、

大きな樹の間を散策できる散歩道、

広々とした美術展示室、

どれをとってもゆったりした気分になれます。

お出かけ大好きなうちの娘も、車から降りたって木々の間を歩きながら嬉しそうでした。

彼女が喜ぶと私も嬉しい♪

楽しくマイペースでリハビリしよう!

 

 

 

Dsc_3095

 

美術館の入り口付近には印象的な巨大オブジェ。

いつもこれを見るとジブリの「ハウルの動く城」を思い出すのだけれど、

周りの樹と一緒に眺めていると、ステンレス、スチール、アルミが素材だというのに、

まるで巨木の木の根っこのような感じにも思えて来ました。

ランク・ステラ(1936~)作の「リュネヴィル」

 

Dsc_3092

 

 

ここの目玉は何といってもレンブラントの「広つば帽を被った男」。

昔教科書で見たこの絵の生を観れるなんて!と初めて見た時は心底驚いたけれど、

毎回この絵に会いたくて来ている気持ちもあるくらい好きです。

 

 

 

400年近くも前に描かれた絵だと言うのに、

目の前で生きている人のような生命力を放っている。

当時29歳のオランダの画家の飛びぬけた才能が伝わって来る。

絵の中で生きる永遠の命。

 

 

 

古典のものはこれ1枚で、

その後は印象派、エコール・ド・パリの巨匠達の絵が続く。

ルノワール、モネ、ピカソ、マティス、シャガール、、、。

わ~豪華!

 

 

 

そして、近現代の作品がずらっと並ぶ。

カンディンスキー、マグリット、ポロック、カルダー、ウォーホル、、、。

ここら辺になってくると、わかるとかわからないとかの域も超えて、

広々とした空間に実に雄大に配置されていて、

作品の空間を歩くのを楽しむといった気分。

 

 

 

東京の美術館と違って人も少ないのでゆっくり見られ、

窓の外の緑が目と心を癒し、

アートのある空間で呼吸する。

 

 

 

その後庭を散歩して、お昼ごはんどこに行くか相談。

美術館に近辺の美味しいお店マップが置いてあったのでそれを参考に、

車で10分のイタリアン「ラ・クッチーナ・ハナ」に移動。

当たりでした♪

 

 Dsc_3104

 

~入り口はバラのアーチが続く~

 

 

Dsc_3103

~庭は花がたくさん~

 

 

高さ6メートルのオープンキッチンの開放感。

庭の木々も大木で、美術館の続きの気分になる。

案内された席もちょうど窓に囲まれた角っこで、緑を眺めながら食事。

あ~きもちいい、、、。

 

Dsc_3106

 

大空間で豪華な気分を楽しめるのに、

小さな子供たちもたくさんいるファミリーレストランで気軽。

週末は値段アップではあるけれど、

平日ならパスタランチもピザランチも、前菜、デザート、コーヒー付きで¥1500お得です!

 

 

 

帰り道の車の中では、今最も気になるヴァイオリニスト イザベル・ファウストをyoutubeBluetoothで聴く。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(2013年 ローザンヌでのライブ)カデンツの面白さ!

トントントントントンとティンパニで始まるという斬新な出だしのこの作品。

彼女が演奏する第1楽章のカデンツにもそのティンパニとのデュオが随所に配置され、

譜面の読みの深さと構成力に驚かされる。

その先も「何やってくれる?次はどう弾く?」と面白過ぎる!

 

 

娘もすごく喜んで聴いていました。

彼女、車の中で、家で、山のように聴かされている。

耳は肥えているのよね。

喋れたらきっと母にとって、最も辛口の批評家になったことでしょう。

あ~こわ!

 

 

 

このところ依然、練習時間があまり取れない生活。

このままではいけない!

今年も後半に入ってしまったところで、

前半のロスを取り戻すべく頑張らねば!です。

 

 

 

最近ネットでみつけた面白いテキストはこれ!

「ジャズ無窮動トレーニング」 道下和彦 リットーミュージック

 

Dsc_3116

 

無窮動とは休みなく動き続ける曲のこと。

パガニーニの作品11や、バッハのパルティータも無窮動がある。

このテキストはジャズのコード進行に沿った音符で埋め尽くされた休符のないフレーズエクササイズ。

ジャズにはあまり馴染みがないけれど、とっても面白そう!

これを制覇したら、もしかしたら私もジャズヴァイオリンが弾けるようになるかも?

 

Dsc_3118

 

しかし、面白い教本だの参考書だのが山積みで、一体どれからやる?

と悩ましい。

とりあえず、いろんなものを並行してやっております。

読書も同じく何冊もを並行して読む。

勉強は何よりも面白い!!

 

 

 

 

« 2019年5月 | トップページ | 2019年7月 »