祝・令和。
新緑の気持ち良い季節にしかも10連休に、
新元号を迎えるなんて粋な計らいに思います。
新天皇陛下ご夫妻とは、僭越ながら私たちも同世代。
定年が近い夫と共に老年に入っていく寂しさもどこか感じていたのに、
新天皇はこれから公務開始となられる。
人生100年の時代に入ったのなら、
実はこれからが本番?
芸の道では、50、60は鼻たれ小僧と言われるそうですし、
健康を整えてまだまだ頑張らねば!ですね。

~我が家の庭では、実家からもらったシランが花盛り。青紫は緑に映えます~
季節と連動して希望に満ち、明るい話題が多いように見えた今年のGW.
なかなかない10連休に、世の中は旅行だ渋滞だと賑やかな様子を横目に見ながら、
我が家はどこにも行かず仕舞、、、でした。
正直 旅行もお出かけもうらやましい気持ちはあるけれど、
GWはどこに行くにも道が混み、駐車場さえ止められなく、
行楽地は一年で最も混雑を極めている。
そんなスケジュールでは動けない我が家。
まあゆっくり家の中から緑を愛でるのでも何とか良い季節です。
唯一出かけたのは、新しい家族との食事会。
うちの息子のお嫁さんはとっても可愛く元気で明るい。
ご家族も気さくで爽やか。
とても嬉しいご縁です。(^^♪

ご案内したのは隠れ家的レストラン「スパイスガーデン」。
手作りの美味しいパンが多種類出て、野菜たっぷりのお料理も美味しく、
家具も食器も建物も、竹林をバックのロケーションも雰囲気も全て素敵!
ホッとできる私のお気に入りです♪
その火曜日はあいにくの雨でしたが、
この連休近辺に3人お誕生日があるので
「デザートに何かお誕生日のサプライズを」とお願いしておいたら、
花に彩られた素敵なプレートに♪
感激の声が上がりました♪
満席でとても忙しい中、特別プレートを用意してくださった
オーナーの遠藤さんご夫妻に心より感謝です。
*スパイスガーデン
守谷市大木617-3 Tel 0297-47-0727
出かけた以外は何をしていたかと言うと、
2週間後に控えた息子の結婚式の準備。
と言っても、ほとんど本人たちが進めてくれているので
親の出番はありません。
オリジナルパーティーにしようと二人はあれこれ相談して
いろんなものを手作りしているようで、
担当の方からも「すごいですね!」とその頑張りを評価してもらいました。
親さえも当日のお楽しみ。
しかし、この10連休は「子供の日」であったという感覚でしめくくりました。
もうとうに成人を迎えた我が家の子供たち。
どこが子供の日?
でも、まだ母の出番は残っていた。
娘はここのところの寒暖差が激しいのについていけなく、
地上は暖かいのに上空は-24℃の寒気があるというお天気で
体調不安定。
あまり発作は見なかったけれど、なかなか眠れず怪しいことこの上ない!
お昼寝してもパッと目が覚めるは、脳が興奮していて一番危ない兆候。
ということで、施設もお休みしてずっと家で見ていました。
この間の娘の見守りは主にお父さんの担当。
なるべく興奮させず、マイペースで落ち着いて眠れるように配慮する。
週の始めにダイアップを使う必要のある重めの発作が2度あって、
薬のお陰でその後も事なきを得たのでしょうが、
厳重注意の毎日。
秋は要注意!は例年のことながら、
春も同じなんだなあ、、、と去年の4月を思い出している。
まあ今年は救急車を呼ばずに済んでいるのでいいことにしましょう。

予定では、夫と二人でまとまって大掃除をする予定でしたが、
娘が施設に行けた日にちょっとできました。
庭の草を取り、伸びすぎた木の枝やアイビーを切る。
ずっとほったらかしだった庭はすっきり。
物置状態だった和室も片づけて、一応まあすっきり。
後は、息子のピアノレッスン。
「披露宴で母も何か弾いてもいい?」と尋ねると
「じゃあ僕が伴奏する!」と言い出した息子。
えっ? 高1でピアノをやめてもう10年も弾いていないのに?
ほんとにできる?と訝しんでいたら、
キーボードも買って練習を始めたというのが3月。
曲は披露宴定番 エルガーの「愛の挨拶」と
どなたもご存知の葉加瀬太郎「情熱大陸」の2曲。
情熱大陸はリズムが難しい。
彼がポップスを弾いたのは聴いたことがない。
そして伴奏はピアノパートが弾けるだけでは務まらなく、
ヴァイオリンパートも理解して覚えないと一緒には弾けない。
伴奏って中学の時に合唱コンクールの伴奏をしたことがあるだけのあの人にできる?
初めての親子共演。
実現したらそれはそれは嬉しいけれど、果たしてできるのか?
大いに疑問でした。
期待と不安が同じくらい。
どうなる、、、? 弾けてる、、、? で迎えたGW.
しかし、エルガーは3分の1までしかできておらず(楽譜も持って帰って来ていない!)、
情熱大陸はまあまあ弾けていたけれど、一番難しい所はまだ無理。
そしてやたらすっ飛ばす。
まずは落ち着いてゆっくり弾けて欲しい。
この状態は私にとってストレス極まりない!
でも日頃、生徒さんのレッスンで若いお母さんたちに
子育てのいろいろを伝授している先輩のはずの私は我が身をちょっと離れて見つつ、
夫にはぶつぶつ。。 (愚痴を聞いてもらってありがとう!)
息子にはきつい言い方はしなくとも(の、つもり、、)、
イライラは声のニュアンスからしっかり伝わっているようで
途中で「お母さんが隣にいるとイライラする」と言われ、
雰囲気が悪化。
あ~まだ子育てここから始まったら、きっと昔と同じこと繰り返す、、、と
自分にがっくり来る。。
しかも、披露宴って新郎は飲むということを忘れていた。
お酒が強い彼は「飲んでも大丈夫」などとのたまう。
有り得ない!飲んで弾くなんて。
しかもあの人は初めて弾く曲。
崩壊するに決まっている。
甘く見てはいけません!
そこからまたもめ、結果お酒が入る前にさっさと弾くことに順番を替えて、
親子共演予定続行。
で気を取り直し、
母よりも、弾けていない息子の方がはるかに不安があるのかもしれないと気持ちを想像し、
練習の仕方の提案を変えてみる。
彼の父も「もう時間ないんだから、専門家のお母さんの提案を聞いて練習した方が効率良いよ」と私の背後から援護射撃してくれる。(ありがとう~!)
彼も彼なりに努力し、40分程度の練習を日に何度も繰り返し、
一応3日で何とか全部弾けるようになりました!
お~すごい!!
夫曰く「よく練習したね!」
ほんと!
~ブルーの忘れな草は大好きな花。豪華のものより小花の方が好みです。~
2日の最終打ち合わせの後に
本番ピアノでリハーサルさせてもらえるということで会場に出かける。
その時はお嫁さんの手前もあり、響きすぎる場所で聞こえ方が違って混乱して
ちょっと間違いが多かったけれど、
まあこの時点でこれなら合格点。
その後今日まで少しずつ前に進み、
今朝生徒さんのレッスンの最後にお披露目で聴いてもらった時には
ほぼ完全に近くテンポで弾けるようになった。
頑張ったね!!
(お父さんは、情熱大陸CDよりも速くない?と言う、、)
練習している最初はなかなか音が手に入らなくてどうなるか?と思っていたけれど、
ここはこうなっているよ という楽譜の説明と
こういうところはこういう練習をしたらいいよ のアイディアを
途中から素直に受け入れてくれ、
最終的にはこういうところを丁寧に練習する
ということを伝え、本番まで忘れないように
どんなに忙しくとも毎日弾いてもらいます。
一度弾けるようになっても、音と運動の記憶は消えて行くものだから。
息子のことは書かない約束ですが(おこられる~)、
この連休、娘の体調管理と息子のピアノレッスンで終わった私としては
書かずにはおられない!
ごめんね!
後は前日に最終練習のやり方を伝えて、
花嫁さんとご臨席の皆様の思い出の1ページとなるようにと頑張ります!
こんな息子と妻を見ていた夫は
「令和元年の10連休は、振り返ると思い出深いと思うよ」とコメント。
たしかに。
すんなり何事もなくできるよりも、
苦労が多かった後にできた方が喜びは大きい。
終わりよければすべてよしでしょうか?
思った以上に底力を見せてくれた息子に、成長をしっかり感じた新緑の季節でした。

~家を建てた最初のGWに植えた2本の白モッコウバラは老齢ながらも、
片方は頑張って咲いてくれています~
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