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2019年4月15日 (月)

平成最後のお花見

 

 

平成のカウントダウンが始まっています。

これからは全て「平成最後の」という枕詞と共に過ごす特別感のある日々。

 

 

 

 

 

3週間に渡って、週末にお花見ができるなんて初めてです!

早い開花、その後の寒さで桜が長持ちし、

市内で一番桜が遅いうちの町内ももう見頃は終わり、、、と思い、

雨上がりの今朝は娘と最後のお花見に。

 

Dsc_2778

 

公園駐車場に車を停めて、誰もいない芝生を歩く。

ベンチに座って散りゆく花びらの乱舞を眺めながら、ぼんやり考えていました。

まるで蝶々みたい、、、。

 

 

 

そうしたら、本当に蝶もいました。

風に向かって懸命に飛んでいる。

あんな儚い羽で。

でも、風に流されてもとに戻る。

一生懸命生きているなあ。

桜の花びらさえ生きているかのようだなあ。

無言の娘の隣でそんなことを想い、

2本ほどまだ見頃の樹があるので傍に寄って写真を撮ろうと思って歩き始めると、

急に発作!

 

 

 

もちろん手は離さないので大事には至らなかったけれど、

ちょっと倒れてしまいました。。

筋力がない私は支えられない。

でも、一人でバタンと倒れるよりは、ゆるやかに倒れて衝撃は少しはましなはず。

それからしばらく芝生の上であおむけになって、

何発か小発作が訪れる。

 

 

 

昨晩の雨が地面の下には隠れていて、私も傍らでじっと座っていると冷たくなってくる。

冷えるとますます発作が、、、、と不安にかられ、

辺りを見回す。

誰か女性がいないかな、、、。

 

Dsc_2771

 

するとちょうど向こうからこちらに歩いて来る60代くらいの女性発見。

近くに来られて目が合うと、知らない人なのにちゃんと「こんにちは」と

声を掛けてくださる。

 

 

 

「すみません。ちょっと助けてもらえませんか?

てんかん発作が起きて横になっているんですけれど、

このままだと冷えるので車から何か取って来たいので、

少しの時間見ていてもらえないでしょうか?」

 

 

 

その方は快く応じてくださいました。

私は車のトランクからヨガマットと、

車に置いて来た頭部保護帽とジャケットをつかんで、

走って娘のところに戻る。

その間、少しだけ発作があったようだけれど、この感じなら大丈夫。

 

 

 

 

 

しばらく歩けないな、、、どうしよう、、、と思っていたら、

その方は「ちょっと用事があるので、30分ほどしたら戻って来れますけれど?」と言ってくださった。

いつも40分ほどで発作のサイクルは終わるのでちょうどいい!

ラッキー!

よろしくお願いします!

 

 

 

まずは手伝ってもらってヨガマットに何とかして娘を座らせて、

発作が完全に収まるのを待ちつつ、

二人でゆっくりお花見を楽しみました。

お昼前のお日様が一番高い時間は日差しが暖かく、

日が陰らない限りはポカポカ陽気。

本当は、短いお花見散歩が終ったら、お昼ご飯の前にちょっと練習したかったけれど、

その分頭の中でリハーサル。

 

 

 

不自由な身体がない分、頭の中では理想の音と音楽が流れます。

譜面の全てを覚えている本番前だからこそできる練習。

掃除をしながら、洗濯物を干しながら、料理をしながら、

いつもこうやってイメージ練習します。

じゃないと練習時間が足りなさすぎる。

 

 

 

発作が起きると不安に駆られるけれど、

だいたいひどくなるか、大丈夫かはすぐわかる。

そして、見知らぬ人が助けてくれることに胸が熱くなる。

一人でどうしようもない、、、というのが一番参ります。。

 

困った、

不安、

気持ちを味わう

次にどうするか頭を回す、

待つ、

そして今起きていることを大きく見渡す。

 

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その方は約束通り戻って来てくださり、

二人で娘を立たせて両方から抱えてゆっくり車に戻る。

「ご親切に感謝します!」の言葉に

とびきりの素敵な笑顔を返していただいた。

今日は一日この笑顔が一番心に残る。

 

 

 

同じ町内に住んでいる方だということでお名前と大体の場所も聞けた。

近所にこんな人が住んでいるということが心強い。

昔、娘の機能回復訓練には、ご近所さん、お兄ちゃんの友達のお母さんたち、

町内の見知らぬ方たちにもたくさん助けていただいた。

この綺麗な街並みだけでなく、

そういう人がたくさん住んでいる我が町を

とても嬉しく有難く誇らしく思う。

アクシデントがあったから、その分心に響いた時間でした。

その後は娘も問題ないので心配要りません。

 

もちろん、ちょっとのタイミングの差でまた大けがになってしまう危険は

いつも潜んでいるのだけれど。

無事だったことにも感謝したい。

 

 

 

今日は桜を見ながらだったので、

ますます頭の中では生き生きとした音が流れました。

今度の日曜日のモーツァルト。

もしかしたら、桜の花びらたちを取り込んだ音をお届けできるかも?(^^♪

 

Photo_1

 

さあ、娘がお昼寝しているうちに、

頭の中の音を身体に変換する作業、レッスン室でやって参ります!

 

 

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