« 3・3・3 | トップページ | 春のスタート »

2019年3月12日 (火)

4月21日茨城桐朋会演奏会




春の勢いが目覚ましい。

先週咲き始めたと思ったクリスマスローズは、

数えてみたらもう48も咲いていました!

庭のあちこちに、思い思いに好きな場所で咲いているクリスマスローズ。

最初に植えたのは3株だったはずが、うちは相性がいいらしく、

勝手に種が飛んで増えて行きます。

最終的に今年はいくつ咲いてくれるんでしょう?






 

ということで、春爛漫になって参りました。

もうすぐ骨折から8週間の娘も、日に日に動きが良くなっていっています。

その分注意が必要だけれど、元気になっていく姿は春の光と呼応していて、

季節のエネルギーを受けているかのようです。





 

春の演奏会は、421日(日)14時開演の「茨城桐朋会演奏会」。

常磐線牛久駅からすぐ目の前にあるエスカードホールで開催される

同窓会支部主催のコンサート。

今年で4回目。




Photo

 




優秀な人材を数多く輩出してきた母校桐朋学園の茨城支部ができて、5年目?

なんとなく個性的な方が多いように思う桐朋は、

かたまって何かやろうというよりもマイペースな方が多い気もしていて、

同窓会活動はそれほど盛んでない気がします。

というか、皆さん活躍されていてお忙しいのよね。

でも、懐かしい母校につながるメンバーで集まれる機会はやっぱり嬉しいもので、

今回の初参加をとても喜んでいる私です。

 




Photo_2





この日6組の多彩なプログラムのオープニングを、

支部会長の江幡和子先生とご一緒させていただき、

モーツァルトのKV293aト長調のソナタを演奏いたします。

短い作品ですがとても生き生きとしたソナタで、春の勢いにぴったり♪

 





チラシには特に年齢制限は書いてないので、

小さなお子様も入場可能なのだと思います。

そして、演奏する人も変わるし、楽器も変わるので、

お子さんたちも飽きないで済むかも?のお勧めのコンサートです。

 





先日の日曜日、

その日の午前中が2回目のリハーサルではありましたが、

午後に水戸の奏楽堂で行われるリューベック音楽大学教授マンフレッド・アウスト氏の

公開レッスンを受けられるという幸運に恵まれました。

情熱的でさわやかなアウスト先生の室内楽レッスンはとても刺激的。

演奏に合わせて指揮や踊りやら、、、というエネルギーの先生に乗って、

とても楽しいレッスンを受けて参りました。

本番に向けて生かしていきたいと思います。





Dsc_2668

 



モーツァルト時代の楽譜は、演奏の指示がほとんど書かれてなく、

迷うことだらけです。

トリルの扱いはどうするか?(始まりはほぼ上からかけるのだけれど、、)

ダイナミックは?

いろんな個所が「ここどうしましょうか?」なのです。

いろんな演奏家のCDを聴いてみても、

それぞれまちまち。






 

アマデウス・モーツァルトの父 レオポルトが書いた「ヴァイオリン奏法」の本でも勉強していますが、

悩みどころ満載です。

時代解釈はその道の専門家に習うしかなく、

今のところもっぱら書物で勉強するしかありませんが、

江幡先生がとても研究熱心な方なので、大変刺激をいただいています。





 

共演者が変わると、同じ作曲家でも同じ曲でも、自分の演奏も変わる。

自分の弾きたいように弾いて、ピアノに付けてもらうソロ+伴奏とは違って、

ソナタは演奏者同士の好や考えをすり合わせて、

新しいものを生み出していく作業。

それが面白くあり、難しくもあります。

最初は合わなくて当たり前。

でも、最終的には「楽しかった!」と思える本番ができると、

お客様にとても喜んでいただけます。





 

今回も初組み合わせなのでまだ試行錯誤の段階ですが、

率直で勉強熱心でお話しも楽しい江幡先生とは

とても面白いものを生み出せそうでワクワクしています♪





 

去年から、一回り以上年上の新しい友人に恵まれている私。

先輩から人生の英知を授かり、後輩につなげていく中継点としての役割も感じています。

いくつになってもまだまだ自分が勉強しなければならない状態であり、

なかなか言葉で後輩に「ここはこうですよ」と断言できるには至りませんが、

楽曲分析も時代背景も時代考察も技術的なことも、体系的に伝えられるようになりたい、、と願って日々研鑽を積んでいます。

 





今回の演奏会、当日初めて会う優秀な後輩の皆さんと共に、

昔から存じている懐かしい先輩方と一緒にステージを持てることがとても嬉しい。

本番って特別な時間だから、気持ちがとても高揚する。

そして今回はまるでリレーのように、演奏をつなげて一つの演奏会を創り上げる。

 




重度の障害を持つ娘の介護を担当する私は、

本番をそう多くは持てませんが、

だからこそ一つ一つの本番での出会いを大事にしたいと改めて思います。

そして、平凡な毎日の生活を丁寧に生き、

日々考えることも音にして自分なりの唯一無二を表現したい。




Dsc_2671

 

クリスマスローズも、時が来たら咲き始める。

葉っぱは独立したまっすぐの茎の先に凛と咲く。

でも頭は垂れて下を向いて。

その顔を見るためには下からのぞき込まないといけない。

どちらかというと、木の根元など日陰を好む植物。

多くの人の人生は、日が当たる場面はたまにだけなのでしょう。

そのたまに顔を上げる場面で輝けるように、

そして音楽が聴いてくださる方の心に光を灯せるように、

日頃の勉強、そして本番準備しっかりがんばりたいと思います。




 

421日日曜日、ぜひご来場くださいませ!

チケット私も持っております。

HPのアドレスにでもご連絡いただけましたら、

受付にご用意させていただきますm(__)m

 

http://forest-note.com/




Dsc_2659

 


このところすっかりはまっているパフェ作り。

慣れて簡単に作れるようになっています。 

お客様にはもっぱらパフェをお出ししたい♪ 

娘がフルーツグラノーラの袋を見ると、

即冷蔵庫を開けて生クリームを探すようになっている(^_-)-☆

« 3・3・3 | トップページ | 春のスタート »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 4月21日茨城桐朋会演奏会:

« 3・3・3 | トップページ | 春のスタート »