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2019年2月

2019年2月22日 (金)

The音階




本日は、2月の「つくば朝のサロンコンサート」に行って参りました。



 

平日は出掛けられないはずじゃなかった?

いえ、夫が休暇を取ってくれたんです(^^

 

 

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~うちの庭の一番花、まんさくが咲きました!

今年は花芽が多いと思って見ていたけれど、昨日気が付いたらこんなに♪

春ですね~♪~

 

 

 

今日は、今期の朝コンで一番楽しみにしていた「トリオ・ゼフィール」の演奏。

しかも、しばらくこのトリオは活動がお休みに入ると聞き、

ますます聴きたい。

でも、ギブスで不安定な娘を連れて出歩くのは不安。

もし発作が起きて倒れたら大変!

、、、残念ながらあきらめていました。

 

 

 

月曜日、夫が帰って来て「今週の金曜日、通院で休暇を取ったよ。

朝コン行きたかったでしょ? 午前中出かけたら」との言葉。

わ~~ありがとう!!なのです♪

 

 


 

秋にはFBで文句のコメントを書いたこともあるけれど、

基本家族思いで優しいうちの夫のお陰で、

私はささやかな音楽活動が続けられ、コンサートを聴きに行くこともできていて、

感謝感謝です。

 

 

 

FBに書いた「激怒」のコメントも、

男性脳と女性脳の違いから来るものだ、、、と理解出来たら、

な~んだ、、、と思えるようになりました。

福岡時代の先輩に教えていただいた「夫婦脳」という本、役に立ちます!

AIの研究者 黒川伊保子さんが書かれたもの。

とても面白いです!

世の夫婦が幸せに暮らせる秘訣が何かしらあると思いますよ。

 

 

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さて、表題の「音階」。

つまんない、、、と思う単語です。

でも、曲って音階や分散和音を切り取って作られているようなもの。

これなしでは成り立たない。

でも音階練習なんか大嫌いでした。若い頃は。

しかし、年を取るとその重要性がひしひしとわかる。

車も車検があるように、人間も健康診断を受けるように、

技術もメンテナンスが必要です。

 

 



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~最近みつけた「ハイフェッツの音階」。

ヴァイオリンの神様と言われるハイフェッツは、最後まで衰えなかったそうだけれど、

彼はすごく音階練習を大事にしたと聞いていた。

その意味が詰まった本。

ハイフェッツの弟子によるもので、1つの音から始まる音階につき5ページの驚きの内容。

只今ぼちぼち取り組み中。~

 



 

若い頃は元気や勢いでできていたことも、歳を取るとできなくなる。

身体が硬くなる、筋肉が衰える、感覚が変わってくる。耳も?

そして、物忘れもひどくなり、暗譜が心配!

よく思わぬところでコケる。。





でも、衰えだけでなく、見えなかったものが見えるようになり、

聞こえなかったものが聴こえるようになったために

良い方向に変化していることも大いにある。

とにかく、昔とは違う。

 




 

スケートも卓球も野球も、将棋だって、

若い人の活躍とその才能は輝くばかりのまぶしさ。

音楽の分野でもそれは同じ。

若い人の方が平均的にずっと上手い。

上手い人は、さらに驚くほど上手い。

人間は進化している!と感じる。

 

 



 

じゃあ、年取ってきたらどうしたらいいの?という問いには、

年齢と経験を重ねた中身で勝負!と言いたいけれど、

それだけでも済ませられず、

やっぱり技術のメンテナンスの必要性はひしひしと感じる。

 

 


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~こちらは大学時代に先生にいただいた手書きのアルペジオのフィンガリング。

伝説の名(鬼)教師ガラミアンのメソッドによるものだそう。

もしかしてガラミアンの文字?と思うとちょっと嬉しい。(勝手に喜んでいるだけ)

一つの音から始まる6つの和音の分散和音。

5つに見えるけれど、1つ目は長三和音と短三和音で同じフィンガリング。~

 



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~同じくGから順番にずっと続いていく音階。

この音階と分散和音を全部やると、とりあえず20分のメニューになる。

その日によってメニューを変えないと、基礎練習だけで日が暮れそう。。~


 

 

 


ここ3年ほど初心に返っての基礎練習に取り組んでいます。

きっかけは、3年前の3月にあるサロンコンサートでの演奏後の質問コーナーで、

オーケストラで活躍しているその演奏家に

「日頃はどんな練習をしているんですか?」の問いに対する答えを聞いてから。

 



 

その方は首席のポジションに居ながら、

「曲よりもエチュードを練習しています」と言われた!

驚きでした!!

 

 

 

だって、オーケストラの仕事って、ある意味オールマイティーを要求される。

好きな曲、得意な曲だけ弾いていれば済む世界ではなく、

来たもの拒まず何でも弾けないといけない。

初見力もハンパなく養われる。

オーケストラ奏者こそ、プロ中のプロなのです。




 

 

もちろん、1stヴァイオリンだったら高い音域や、

大きな跳躍音程を伴うポジション移動が頻繁にあるとか、

2ndヴァイオリンは伴奏形が多いので移弦が得意になるとか、

役割による使う技術の偏りはある。

そしてオケではおよそ重音(和音)を弾くことはない。



 

 

真摯に取り組む方だからというのもあるでしょうが、

向上心と共にそういう偏りによる衰えを防ぐためにも

基礎練習は欠かせないのだ、、、と悟りました。

 

 

 

私も若い頃弾いたような曲は、もう本番には乗せない。

自分のためには練習していても、お客様にお出しするにはどうかな?と思うものは、

もうやめておこうと思う。(一度、大いに失敗したことがあり懲りた、、、(*_*)

超絶技巧は、得意な若い方にお任せです。

 

 

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~これも最近みつけた セヴシックの「分析的練習」というCD-ROMs

私が買ったのは、ブラームスのヴァイオリン協奏曲。

協奏曲しかなかったから、、だけれど、

この曲は大学の卒業試験で勉強した思い出の曲でもあるから。




1520小節単位で区切って、具体的な練習方法の楽譜が12種類提示されていて、

その発想法が興味深い。

内容は音程の取り方中心ですが、

まずは取り組みやすい第2楽章から研究中。~


 

 


室内楽で使う技術は限られていて、

特に古典の作品は高い音域は使わず、下のポジションだけで済んでしまう。

しかし、細かいクオリティの追及は古典の作品ほど必要で、ものすごく気を遣う。

そんな感じで、作品ごとに、時代ごとに、要求されることは違ってくる。

 


 

 

けれど共通しているのは、基礎練習はやっぱり大事だと思うこと。

私のように、勧められて11歳からヴァイオリンを始め、

最初の頃はやる気もなく大して練習していなく、

2の時に自分のあまりの下手さに嫌気がさして猛練習を開始した人は、

すっかり出遅れていました。。



 

 

しかもその後結婚して、下の娘が生まれてから

(というか、上の長男が生まれてからすでに)

どっぷり主婦になって音楽から遠ざかり、

完全に弾かなかった期間が長いと、

すっかり忘れてしまったこと、

すっかり失った筋肉と感覚が多すぎる。



 

 

重い障害のある娘の療育中心だった生活から再び音楽活動再開して、

最初は音楽ができるだけでも幸せで♪ で済ませていたけれど、、、

そんなんじゃダメ!と思ったのが、3年前。

 


 

もともとできていなかったことも多く、

もう一度基礎から!と思うのは当然なのです。

でも人生経験を積んだものが音になり、

総合的には圧倒的に今の方がいい。

年を取ることは決して悪くはない。

努力を続ければ未来は明るいと信じている私です。







前述の黒川伊保子さんの本「成熟脳」にも、

脳の本番は56歳から始まる!余計なものを脱ぎ捨てて、

人は年齢を重ねるごとに進

化していく!と希望の言葉が満載!

ごく勇気づけられます。


 

 

 

3年前のその時にも娘が骨折で自宅療養だったので

自分の身体のケアをすっかり忘れ、

気が付いたらひどい五十肩になっていた。

というか、長らく弾いていなかった身体でいきなり弾いて、

変な筋肉疲労やら、こわばりのまま弾いていたのも原因の一つ。






3年前の6月は、続けて10分しか弾けないほど左肩が痛かったけれど、

肩の治療とリハビリ(鍼とマッサージ、病院リハビリ)を続けながら、

ひたすら基礎練習の日々を始めた。



 

 

その3か月後に、初のR.シュトラウスソナタ本番。

けっこう、大胆なというか無茶なことやってます。。

当時は基礎練習だけで休み休み計3時間とかやっていたけれど、

今もいろいろ魅力的な教材にめぐり逢い、

探求の道は続いています。


 

 

 

もちろんただ一人でやるのではなく、

トリオでお世話になった長明氏に紹介していただいた渡邊篤子先生にご指導いただきながら、

左手の指の落とし方の質感を変える、

弓の持ち方も変える、

何もかも少しずつ変え続け、自分なりの手ごたえを感じています。

自分では客観的に見えない、およそ気が付かないことを教えていただき、

先生に教えていただけることの有難さは計り知れません。



 

 

今年9月の自主企画コンサートは、

お世話になっている渡邊先生と長明氏の演奏会を企画いただくさせて予定。

私もちょっと弾かせていただきます。

日程はあと1か月後には決まります♪

㋈半ば過ぎの予定。



 

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~演奏は、身体と精神を使って表現するもの。魂もともいえるかもしれない。

頭の部分、楽譜の分析や理解の元となる知識、和声感覚は技術とはまた別の勉強。

昨年末から「バッハコラール集」の初見(ピアノ)で

和声感覚を上げる試みをしているのだけれど、

娘の骨折以降ピアノにはご無沙汰で、

40曲目で止まっている。。~






そんな感じで、本番が遠いとひたすら基礎練習だの、

譜読みだの、弾く予定のない曲を練習したり、、、という探求の毎日。

先日関西に住む息子は「じゃあ自宅療養に付き合っている今は、ひたすらさらっているの?」と尋ねてきたけれど、

娘のことが気になってそうもいかず、練習時間は限られておりました。

ようやく骨もくっついて来てちょっと安心できるようになり、

頭を打った後遺症もないように思えるようになり、

さらに今日のトリオゼフィールを聴いて、

よし!安心して練習しよう!と思った。




 

 

仲間の演奏からは刺激をたくさんもらいます。

今日は朝コンメンバーに会えたのも嬉しかった♪

有難いことばかりですm(__)m

そろそろ次の本番421日(日)茨城桐朋会コンサートのリハーサルも始まります。





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~昨日手作りの美味しいパンと共に、友人よりいただいた切り絵の小鳥シール♪キャー嬉しい!

どの楽譜に貼って目印にしようか~~と楽しんでいます~

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~ハーブティーと共にいただいた小鳥ノートと、手作りのビーズストラップ。小鳥付き。

もう嬉しすぎる♪

友人の皆さんの優しさのお陰で私は生きています! ありがとう♪~

最後に、、、

今日のお昼夫と娘はまんぷくラーメンでお昼のはず。

朝ドラ「まんぷく」で即席ラーメンの発明が完成し、今話題のチキンラーメン。

うちもこの前の日曜日のお昼はまんぷくラーメンでした。

日曜日はラーメンに温玉と、

ブロッコリーとひき肉とひじきのオイスターソース炒めとしゅうまい。

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これ久しぶり。40年ぶりとか?

2019年2月17日 (日)

対比から生まれるダイナミズム!



まったく、誰が思いつくのでしょう。

こんなプログラム!

昨日の東京シティフィル定期演奏会は、そんな興奮の体験でした。




 

1曲目、オッフェンバックの「天国と地獄」序曲。

かの有名な運動会定番の曲、と言えばわかる?

チェロの美しいソロを含むゆっくりした前半部分の後、

後半はアップテンポのフレンチカンカンの賑やかな華やかさで締めくくる。

1曲目からブラボーが出る勢い。

今日もエネルギーが高い演奏が聴けそう♪と期待が膨らむ。





 

しかし次に来るのは、なんとシェーンベルグのヴァイオリン協奏曲。

シェーンベルグは前衛的かつ鋭角的な作曲家で、

癒しや心地よさとは無縁の世界を描く。

 


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時は1934年。

彼はユダヤ系であったためナチスの手を逃れてアメリカへ亡命した年に作曲が始まったとオヤマダアツシ氏のプログラムノートにある。

シェーンベルグの代名詞は「12音技法」。

一度youtubeで予習してはみたものの,たった1回ではわからない、、、。

ムズカシイのよ。。(*_*)




 

生で聴いた作品の印象は、

艶のあるヴァイオリンソロが生きている人間の叫びや心の声を表しているかのようで、

(一緒に行った友人の一人はムンクの「叫び」を想ったとも)

ごつごつとした岩場の裂け目に必死に咲こうとする花を想ったりして聴いていました。





 

オケもよく弾くなあと感心でしたが、ソロはまた素晴らしかった!

キレのいいリズム、流れのあるボウイングを駆使して、

凛とした一輪の花のように舞台に美しく咲いていました。

これが、テクニックは素晴らしいけれど冷たい演奏だったら嫌になっていたと思うのに、

わけはわからないけれど始終引き込まれる演奏でした。





 

ただの真っ黒のドレスかと思いきや、

スリットの下には金色の生地が重なっており、

その衣装から私はクリムトの絵を思い出したりしていました。

シェーンベルグとクリムトは同じ時代、ウィーンで生きた人でしたね。

ソリストの南紫音さんはとてもスレンダーな身体つきながら、

右腕の上腕二頭筋はしっかり鍛え上げられ、

鍛錬のたまものがその腕からも伝わって来た。





 

わざわざこの曲をレパートリーに入れると言うのは、

作品に対する共感がないと有り得ない。

かのハイフェッツも初演を断念したほどの難曲ながら、

南さんは作品の本質に迫ろうとする熱演。

困難な曲は困難な現代とも重なり、

それを生き抜く覚悟を音にした30歳の美しいヴァイオリニストに

会場の拍手は鳴りやまなかった。





 

 

後半は、スッペの作品集。

今年はオッフェンバックとスッペの生誕200年らしい。

つまり、二人は1819年生まれ。

古き良き時代の音はホっとする。

指揮者の下野竜也氏は、始終にこやかに楽しそうに、そして伸びやかにタクトを振る。

こういう指揮ならオケも楽しく弾けたのでは?



 

 

序曲「ウィーンの朝、昼、晩」は始めに憂いを帯びたチェロのソロがあり、

大変魅力的。

127日にナチュロアロマチカ20周年記念で守谷に来ていただいた

シティフィル首席奏者長明氏の温かく美しい音がホールに拡がる。

一緒に聴いた一人は「マホガニーのような音♪」とうっとり、、、。

そうこの日は、127日を聴いて感動した4名と、

残念ながら聞けなかった2名の計6名で定期演奏会を楽しんだのでした♪






 

続く「怪盗団」序曲、「美しいガラティア」序曲、「軽騎兵」序曲も

分かり易く明るく親しみやすい響き。

どれもブラボーが出てくる豪華さ。

人間の喜怒哀楽が詰まっていて、

素直に共感できる。





 

分かり易いエンターテイメント系だからって、ただ軽いわけではなく、

本気で人を喜ばせようと作曲家が書いた作品だと伝わって来る。




 

コンサートの流を聴きながら、まるで人生のようだ、、、とも思っていた。

苦悩も叫びもしなやかさもごつごつとしたものも、

多くの究極の質感が詰まったシェーンベルグには、

深層の悩みや苦しみがあったりするかもしれないけれど、





 

明るくお気楽に感じるスッペやオッフェンバックの音楽にだって、

日常生活を元気に生きるためのエネルギーと、

作曲家からのエールが詰まっている。

方向性は正反対としても、

作者の本気の本気のエネルギーが盛り込まれた作品なら、

時代を経ても生き続ける。




 

どちらかだけだと、息苦しいだけだったり、物足りないかもしれない。

苦労があってこそ小さな幸せが大きく感じられ、

悲しみを経てこそ喜びが倍増するように、

作品は見事にお互いを引き立てあっていて、

大きな対比から生まれるエネルギーに、

私も生きる力をたっぷりいただいた。




 

芸術ってなにもムズカシイもののことを指すのではなく、

浄化してくれる力があるもののことを言うのだと思う。

この日はまさにそういう力を体験させていただいた。



 

 

絶妙のプログラム構成に加えて、

毎回変わらず真摯に演奏に取り組むシティフィルならではの音が、

期待を裏切ることなく聴衆を満足させてくれる。

「軽騎兵」の弦のユニゾンは、

ここまで熱い音を聴かせてくれるのか!?と驚くほどであり、

各ソロもとても魅力的。





 

その中でも私のご贔屓は

何といってもチェロ首席の長明氏であり、セカンド首席の桐原氏。

音楽に身を捧げる演奏にはいつも心打たれます。

コントラバス首席奏者も生き生きと弾いていらっしゃって目を引いた。

他の方もね。

音はもちろん、見ても楽しむ2階サイド席なのです。




 

一緒に並んで聞いた智恵さんも大満足の様子で、よかったよかった♪

誘ったのに、イマイチ、、、では申し訳ない。

彼女とは2回目のシティフィル定期演奏会通い。

お昼を食べながら語り合い、ホールに向かい、同じ空気の中で音楽を楽しむ。

一人で聴くより、友達とならもっと嬉しい。




 

しかし、もっとお客さん集まらないのかしら?といつも思う。

こんなに良い演奏しているのにね。

もったいない!



 

 

定期演奏会には珍しいアンコールが始まった。

1曲目の「天国と地獄」の最後のフレンチカンカンの部分。

まるで、映画が終ってタイトルロールが流れながら、

それまでの場面を回想するかのよう。





 

しかし始まって間もなく、指揮者は舞台から去る。

あら?指揮者なしでも演奏できるってことの証明?

と思っていたら、指揮の下野竜也氏が大きな金色のボンボンと赤い帽子を持って

再登場。





さらに、コンサートマスターとセカンド首席奏者を誘って、

舞台の最前列で踊り始める!!

客席はもちろん、オーケストラの皆さんも爆笑!

打ち合わせはなく指揮者のいたずらだったそうで、、、。(^^




 

何とおちゃめで楽しい演出でしょう。

しかも赤い帽子は、運動会で被る紅白帽でした♪

あ~楽しかった♪

大サービスまで、本当にありがとうございました!



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~アンコール終了後のオペラシティ。お疲れさまでした!~



私も維持会員4年目のシーズンに入ります♪

これからも楽しみに応援して参ります!






2019年2月14日 (木)

順調




昨日、約2週間ぶりの整形外科。

レントゲンでようやく仮骨を発見!

順調です。

この数日動きがよくなっていたので、

たぶんくっついてきて痛さが和らいできたのではないか、、?と予想していました。

あ~ ほっとします。

でも、よく動くようになった分、見張り(転倒の)を怠らないように気を付けねば!



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~この前買って来た花カンザシ。スマホで覗いたら、

バラのような小さな花がこっちを見ていた♪~





 

ひびなとど違い、ぽっきり折れているので完全にくっつくまでには時間がかかります。

前回は3か月ずっとギブスを付けていたけれど、

昨日取り外しのできる装具の寸法を取りました。

2週間後に様子を見てまだギブスがいいのか、

装具に替えていいのかをドクターが判断してくれるようです。





 

そんな感じなので今日は穏やかな気持ちです。

全く仮骨ができていなかったら 手術、、?と心配していましたから。

私も今月末からリハーサルが始まります。

リハーサルの日は、施設が特別態勢で娘を預かってくれる予定。




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~今日のメジロ。

1.5mくらいの距離なら逃げない。

うちの庭で生まれた子かも?と思うと、ますますりんごあげたくなる♪~





 

一昨日、水泳の池江璃花子さんが白血病というニュースに驚きました。

東京オリンピックで最もメダルを期待されていた彼女。

まだ18歳。

素晴らしいスイマーにこんなことが、、、。

多くの方が絶句されたことでしょう。





 

そのせいか昨晩、どこかの学校で講演する夢を見て、

「私の人生で最も辛かったことは、病の妹が27歳の若さで亡くなったこと」

と言って涙でつまり、

そこで目が覚めました。

久しぶりにそんな夢を見てしまった。

今多くの人の気持ちが、がんという病気と、

それと闘う人にフォーカスしているのかもしれません。





 

でも、池江さんならきっとカムバックする。

みんな応援しているし、彼女の今までの不屈の精神と努力の力は、

病気も克服できるはず!と信じて祈ります。



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~同じく最近買ったハーデンベルギア。

紫の小さな花が可憐でなんとも惹かれます。~






この療養サポート生活で、昔のことを思い出していました。

娘が小さい頃に、自宅訓練に明け暮れていたあの時。

家から出ない生活は、その時代を思い出させてくれます。




 

毎年の年賀状で一番の楽しみは、当時同じ訓練で出会った仲間たち。

1月のレクチャー、半年に1度の東京での診察で会ったくらいでしたが、

あの大変な訓練を自宅で続けている人が他にもいることは、

大きな支えであり、彼らは同志でもありました。




 

あれからもう18年?

あの子は、その家族はどうしているのだろう?と

年賀状でその後を知り、元気にしているのを見てホッとします。




 

もちろん、よくよく聞けばきっとたくさんの苦労があるに違いない。

それは我が家のことを振り返ってみても、容易に想像できること。

特に、大阪に住む龍ちゃん家族のことが一番気になります。





 

その子も重いてんかんを持ち、お父さんはプロのマリンバ奏者。

となると親近感はハンパない。

今一番逢いたい家族、そして一番聴きたい音楽は、龍ちゃんでありお父さんの演奏。

いつか聴きに行けたら、、、と願っているところです。





 

他にも、お父さんが美術家で、水戸での美術展を見に行った福岡の愛語くんのご家族。

彼の古い日本家屋で当時初めてエンヤを聴き、その部屋が小宇宙のように神秘的に感じたこと。

とても明るいシュウちゃんと、ものすごくパワフルなお母さん、啓子さんは

とことん頑張る尊敬の人で、

何度も高速を飛ばして八王子から遊びに来てくれた。

趣味でチェロを弾いてアマチュアオーケストラでも楽しんでいるカオルくん。

今年年賀状が来なかったキオくんはどうしているのだろう?

みんな年賀状だけのお付き合いになっているけれど、決して忘れられない人たち。

お互いに遠くからエールを送り合う。




 

 

インフルエンザもピークを過ぎ、空気中に湿気も含まれて少し安心できる気候になってきました。

先日の雪の日、娘は昼食後に「雪を見たい!」と窓に近寄るので、

椅子とストーブを用意して、ゆっくり雪を眺めました。

そして振り返った時の笑顔がとっても素敵で、

今私のスマホの待ち受け画面にしています。

隣にいるのにね(~_~)




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~ ブログは後姿の方を。~

 

 

 





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2回目のパフェは、フルーツグラノーラ、ハーシーのチョコレートソースも加えたら、

何とか良い感じに♪

結婚式の打ち合わせで連休に帰って来ていた息子も「まあいいんじゃない」と

OKを出してくれた。~





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~ついでに買って来たグラノーラは、朝食のヨーグルトにもトッピング。

下から ヨーグルト、りんご、プルーン、

グラノーラとカボチャの種やナッツ少々に、

友人からいただいた生姜はちみつをかけるのが今の定番~




 

 

時間に余裕があるので料理の本も買って来て、新しいメニューにも挑戦です。

美味しいだけでなく、健康にも役立つ料理が良い!

ということで、ただ今この2冊の中からあれこれ作ってみているところ。




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鶏むねスープはなかなか濃厚でした!

今話題の疲労回復効果抜群のイミダペプチド。

鶏むね肉に豊富に含まれるこの成分を余すところなく食するには、

スープが最適のようです。

しかも、温かいスープは冬にはなお嬉しい♪





 

だし昆布としょうが、青ネギと一緒に3分煮て、そのまま粗熱が冷めるのを待つ。

肉は煮込みすぎないので柔らかい食感を保ち、

取り出して切って別の料理に使っても美味しい。




 

もう1冊は、「腸を元気にして免疫力アップ」

「血液をサラサラにして血管病を防ぐ」

「骨を丈夫にして骨粗しょう症にならない」

「筋力をアップして疲れにくい体に」の4章仕立て。

簡単にできて、健康に役立つレシピがいっぱいです。

料理本と仲良く、家族の健康サポートにいそしみます♪

それは、自分にも返ってくるからね。

だれかのためは、自分のためになる。よね!




 

 

もちろん勉強もしています。

今はネットで良い教材が見つかる幸運な時代。

ハイフェッツの音階や、セヴシックの分析的練習など、

次から次へと良いものに巡り合いワクワクしています。

これをもとに私も変容できるかも?

その話は次回に。



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~玄関の花はお正月の残りに、カラーと雪柳を足してまだまだ続きます。~

2019年2月 6日 (水)

療養生活



つまらないタイトル、、、。

単に今の私の生活、気持ちをそのまま表している言葉。

先週の初め「今日も一歩も外に出ない。誰にも会わない、、。」と言うと、

夫が「また すねる!」と。

その通りです、、、。(~_~)




 

でもね、ガス抜きしないと身体に悪いの。

実際に外に出なくとも、せめて気持ちくらいは言葉にしたい。

たまったものは息と共に外に出て、少し楽になる。

出て行ったものはどこに行ったのか?

部屋の中で浮遊していたらごめんね!

(多分消滅していると思うのだけれど、、、)





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そんな感じなので、週末夫が

「ちょっと散歩してきたら?」と提案してくれ、

土曜日はお昼ごろ、日曜日は夕方一人で町内を歩いて来ました。

夕方歩くことなんてまずない私にはとても新鮮。

帰り際、公園の周りの家々の2階がオレンジ色に染まっている。

振り返ると夕陽がきれいで、ついたくさん写真を撮りました。

こんなことでとっても嬉しい私はお金がかかならない。





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さて、緊急事態と本番の緊張感も抜け、

最も心配な期間も一応無事通り過ぎ、

外から見える怪我も治り、娘の笑顔も戻って来てほっとすると、

がぜん今の自分の生活について考え始めるものです。

 



 

で、最初のセリフとなる。

ギブスで腕を固定され、寝返りもできない娘の方が何十倍も大変なんですけれどね。

何も言わずに堪えていて、本当にエライ!

私が二人分愚痴をこぼす。。

母も完全介護、倒れないように気を付け見張る、で相変わらず気は抜けません。




 

 

なかなか自宅療養生活のリズムが整わず、

「何もしていないのに一日が終る!」の虚しさに陥っていましたが、

最近は一日に一つは日頃はやらない掃除をやることを決め、

そういう珍しいことの達成感でなんとか生きています。(←オーバーだ!)



 

 

今の生活のお供は、神山純一さんの「水の音楽」。

18年ぶりに出してきて聴いてみても、みずみずしさは相変わらず新鮮に思う。

昔好きだったCD.

八ヶ岳のせせらぎや、スタジオでクリスタルガラスに水をたらして集めた音で作った音楽。

部屋の空気がきれいになるかのようです!



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娘はギブスで疲れるからか、

午前中にも一度寝ます。

1時間で目が覚めることもあれば、2時間以上ぐっすりのこともあり、

母はその間に2階に上がって片付け掃除に励む。

時々様子を見に下に降りるけれど、

ソファに寝かせたら自分では起き上がれないので、一応安心。





 

今朝は朝食後からぼんやりしていたので、

10時には寝かせてみたところあっという間に眠りへ。

ここのところ、桜の頃の陽気になったり、翌日はまた一気に冬に戻ったりして

身体が揺さぶられ、そういう変化が負担になる娘はかなり疲れたようです。

でも幸い発作も小さいもので済んでいるのでホッとします。

小出しに発作を出して、脳にたまった電気はこまめに放出 が安全です。




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~今年の初雪。先週金曜日の整形外科受診の前にパチ。






 ギブスが暑いのか?寝返り打てなくて疲れるのか?

夜中に何度も布団を蹴って何も着ていない!冬なのに!

冷えると発作が始まるので、私は寝ていても気が付いて目が覚める。

母親というのは不思議な生き物ですね。

そんなことを夜中5回やっていると睡眠は分断され、

慢性寝不足。




 

で、今朝は2階の掃除を40分ほどやったら、私も一緒にお昼寝。

夢まで見るほどぐっすり眠ってしまいました。

雨の日はよく眠れます。

お昼ごはんは1340頃から。





 

今私の一番の仕事は、まずは安全確保。

その次は骨の修復を促す食事。

毎食、カルシウム、マグネシウム、たんぱく質、ビタミンC,ビタミンD,

気を付けて食材を選ぶ。

といっても、お昼からフルに作ることまではしないので、

前の晩のおかずが12品あったら、

そこに何を足せば骨サポートメニューになるか?を考える。





 

ちなみに今日のお昼は、

・オイルサーディン(一昨日の夕食に「ヤンソンの誘惑」というスウェーデンメニューにトライした残りの)を入れたオムレツ。

・昨晩のゴボウサラダ。ここには酢しょうがを刻んだものと、菜の花のみじん切り、粉チーズも入っている。

・生協のもずくスープに、一口高野豆腐、切り干し大根、わかめ、ねぎを入れる。

15穀パンに、黒ゴマバター。

・先日いただいた絶品干し芋。

・デザートに70%カカオのチョコ一つ。

・インフルエンザ予防に効果が高いと言われる紅茶


写真撮るの忘れた!



 

 

作ったのはオムレツくらいで、後はお湯を注ぐとか、超簡単。

いろんな食材がちょこちょこ入っていて、

彩りが良く、味もバラエティーに富んでいると、簡単でも食卓は豊かになる。

今食べることが一番の楽しみな母子ですが、

動かないので太らないように気を付けなきゃね!




 

といいつつ、この前の土曜日は¥1500もするパフェをTVで見て食べたくなり、

初パフェに挑戦。

パフェって作るというよりも、重ねるだけ。簡単です。

何もググらず記憶を頼りに作ったのは、

一番下にキューブのチョコレートウエハース。

その上にイチゴ。断面を外側に並べるときれい。

そこに泡立てた生クリーム。

ハーゲンダッツバニラアイス。

再び小さなイチゴとアーモンドスライスをトッピング。

 




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味の感想は、まだまだ、、、。

何をするわけではないので、結局素材にかかっている。

イチゴはもっと酸味も甘みもはっきりしたものを選んだ方がいいなと思いましたね。





 

今週末息子が帰って来るので、

もうちょっと考えてもっと美味しいものを作ろうと思う。

家でパフェ♪

それだけでちょっと嬉しい。

冬にはアイスクリームは食べない私ですが、

今「冬アイス」という言葉もあるそうね。

温かいコーヒーや紅茶と共に、

雪を食べている気分でパフェもいいな♪




 

そんなことしながら、いろんな相談事や、

勉強の資料を集めて計画を立てたりしているところ。

家にこもっている分、じっくり考える時間はたくさんある。

友人からのメールに

「裕美さん 今までずっと走って来たから、

ここでちょっとゆっくり休んだらということかもね」の言葉に納得。

じっくり取り組まないとできないことは、山のようにあります。

実り多い療養生活サポート期間にしたいな♪

 




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今日届いたお見舞の春の便り。

お正月に玄関に花生けていたネコヤナギも飾ってみて遊ぶ。

ネコヤナギはベルベットの感触です。

ちなみにネコヤナギの花言葉は「自由」とある。

言葉に乗って気持ちはちょっとだけ自由になる。




 

ネコヤナギは河川の水辺に見られ、早春に川辺で穂が出る。

春の訪れを知らしてくれる樹木なんですってね。

目から、手触りから、癒されるものを身近に置くと安らぎます。

ありがとう♪

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