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2018年7月15日 (日)

7/20「音の万華鏡」





例年なら20日あたりに梅雨明けのはずの関東地方。

ぎりぎり「雨の歌」のタイトルが似合うかな、、、と思っていたのに、

さっさとギラギラの太陽で肌もじりじりと痛いほど。

しとしと雨とは無縁の、豪雨の日本、、、。

しかし、心に染み入る雨のような穏やかなブラームスの作品をご用意して、

「第131回つくば朝のサロンコンサート」でお待ちしております。

 

 

 


Dsc_2004

 

720日(金)1030開演の1時間のモーニングコンサート。

TXつくば駅から徒歩3分のつくば文化会館2階のアルスホールが会場です。

 

 

 

 

アルスホールが入っている建物は、ちょっと見えにくいかもしれませんが、

つくば駅のA1の出口を出て交番が角にある中央公園をつっきって、

緑の向こうにあります。

中央公園には池もあり、その向こうにはつくばエキスポセンターもあるという緑の立地。

吹き抜けが気持ちいい1階の図書館にちょっと立ち寄ってもいいし、

コンサート後には近くでつくばランチもいかがでしょうか?

 

 

 

 

4月から1階のカフェ・オハナさんと連携して、

コーヒー50円引きの特典がプログラムに付くようになりました。

単に50円お得になるだけでなく、お菓子も付いて来ます♪

4月に見た時は、バウムクーヘンが飲み物のお供にありました。

外から歩いて来られて、この暑さでは朝でも辛いかも、、、という時に

コンサート前にお茶を一杯♪は、きっとホッとできます。

ただ一つ注意が。

コーヒーは注文してから淹れてくれるので時間がかかります。

10時頃に来られるのが一番お勧めかも。

アイスでも大丈夫みたいなので、ぜひご利用くださいね。

もちろんコンサートが終わってからでもOKです。



 

 

そしてアルスホールはバリアフリー。

入り口は2か所ありますが、車いすでも公園口はそのまますんなり入れ、

反対側にはスロープがあります。

もちろんエレベーターもあり、トイレも心配なし。

ベビーカーで来られるお母さんも安心です。



 

 

 

20日のプログラムは、前半ブラームスのヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」。

先月のルナ・クラシカのコンサートでも演奏しましたが、

さらにバージョンアップして再登場です。

またあの慈愛に満ちた素晴らしい作品を演奏できるのがとても嬉しい。

その機会を与えていただける朝コンに感謝m(__)m

 

 

 

こんなソナタは他にないでしょう。

他のものは、夢を語り、葛藤を吐露し、愛を告げたとしても、

こんなに思いやりに満ちたソナタは見当たらないように思います。

私が知らないだけかもしれないけれど、、。

 

 

 

ブラームスは20年もかけて、ようやく念願の交響曲第1番を書き上げて安堵し、

ヴァイオリン協奏曲も親友のヴァイオリニスト ヨーゼフ・ヨアヒムの助言によって完成し、ヴァイオリンという楽器に精通したすぐ後の作品。

精神的にも技法としても余裕があったからこその

思いやりの表現ができたのかもしれない、、と想像しています。

 

 

 

誰に献呈するとは書かれていませんが、

もちろん心の中でクララ・シューマンに捧げられた作品としか考えられない。

14も歳の離れた二人の愛と友情は、残された手紙から十分に窺えますが、

この時ブラームスは充実の時を迎えていたのに対して、

年上のクララは人生の悲哀の時を過ごしていた。

クララの苦しみ哀しみを慰めようとするブラームス、

クララの心に寄り添いたいと願うブラームス、

音楽を仲立ちとする二人の心のやりとりが聴こえて来ます。

このソナタは私にとって、ブラームスからクララへの手紙。



Photo

 

 



3楽章が、この3年前にクララのお誕生日に贈った歌曲「雨の歌」「余韻」と

同じテーマを持つことから、第1番のヴァイオリンソナタも「雨の歌」と呼ばれています。

1楽章の出だしのモチーフはそこかしこに繰り返し現れ、全体の統一を図ります。

それだけでなく、第2楽章の第1テーマも、再び第3楽章に繰り返される。

繰り返しはよっぽど言いたいことがある証拠。

その第2楽章の最初の24小節は、クララへの慰めの手紙の裏に手書きされました。

二人にしかわからない言葉がもっと詰まっているのかも、、、と

音の意味を自分なりに感じ考えながら勉強を続けています。

 



 

 

親愛なるクララ、、、と優しくささやいて始まるようなヴァイオリンの出だし。

ピアノの左手オクターブが続くのは、ここは澄んだ湖のほとりであることを伝えます。

でも、これ以上はやめておきましょう。

私の勝手な想像です。

何が聴こえて来るかは、当日のお客様だけのお楽しみに♪

 

 

 

6月のコンサートで同じブラームスを聴いてくださった方からは

様々な感想をいただきました。

「心情的に哀しみを感じた」という方

「大きな慰めを得た、、、」という方、

「なんてロマンティックな♪」と感激された方

「ずっとあの旋律が頭の中を流れていて、、、」と余韻に浸っている方。

それぞれが、それぞれの歩いて来た人生の道のりに照らし合わせて、

あるいは今の心境に沿って、

このソナタの作品の世界を私たちの演奏と共に過ごしてくださいました。

 

 

 

もちろん日本人ですから、当の本人には「つまらなかった」とか「自分の思うところとは違う」とか、マイナスコメントが届くことはよっぽどでないとないことは承知しています。

全ての人から好かれる人はいないように、

演奏も皆から良かったと思われるなんてありえない。

みなさん自分の好がありますから。

もちろん演奏者の責任として、もっとクオリティを上げないと!

でも、何名からも「また聴きたい!」と言っていただいて、本当に有難く嬉しく思います。

 

 

 

 

音楽は、どうとらえようとも自由です。

誰かが声高に言っているのが聞こえると、

自分はそう感じなかったと思われた時に違和感を覚えて口ごもってしまいますが、

大きな声の意見なんか無視して、

もちろん演奏する私が言うことさえ気にせず、

ご自分が感じることが、聴く人の正解です。

感じるものは、他でもない自分のものだから。

 

 

 

 

弾く私ももちろん、「定番の雨の歌」の演奏にとらわれず、

他の誰かと同じではなく、

自分が感じることのみを音にしたいと願っています。

100人いたら、100通りの感じるものがあって、

それが万華鏡のように輝いているのがコンサートの空気。

聴く方も、自由に音の中で遊んでください!

 

 



S

 



今回のタイトルも「音の万華鏡」。

プログラムの後半はまさに万華鏡をくるくると回して別の景色を見るように、

イタリアのニーノ・ロータの作品が並びます。

楽器も、明るいクラリネットと低音のチェロとピアノで、

音質もガラッと変わります。

ブラームスもイタリアが大好きでしたし、彼がニーノ・ロータを聴いたら

なんと言っただろう?と想像します。


 

 

さて、当日来られる皆さまは、どんな万華鏡をご覧になるのでしょうか?

「朝コン」ならではの音の万華鏡をお楽しみいただけましたら幸いです。

 

 

 

当日券のみのコンサート。

一般¥1500

学生¥1000

4歳以上未就学児¥500

赤ちゃんもOKです。

他のお客様のご配慮の上お楽しみくださいね。

 

アルスホールで爽やかなひと時をぜひどうぞ♪




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