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2018年5月14日 (月)

ふたつのロマンス

 

 

「ふたつのロマンス」なんて意味深に聞こえますが、

クラシック音楽でのロマンスの本来の意味は「物語」というもの。

ここにLoveが付けば、恋愛物語となります。

 

Dsc_1797

 

 

~このところ私の日課はバラの毛虫取り。

毎日40匹ほど捕獲しています(*_*;今年は多い。。

老木の白モッコウはさすがに元気がないけれど、

他は勝手に咲いてくれる丈夫な子ばかりです。

今は娘の通所施設の就労班の皆さんが育てた小さなピンクのバラが可憐に咲いてくれています。 水しかあげてないのに、、、ありがとう!  

この子は毎日アブラムシがついていないか見張っては、手で捕獲。

バラをいじめる虫はさっさと駆除です。~

 

 

 

2曲のロマンスの本番は、今週の土曜日19日。

たった2曲なので弾く時間はあっという間で気が楽のようでもあり、

でもその短い時間にさっさと集中と良いリラックスの状態まで持っていかねばならず、

ちょっとしか弾かないのはそれはそれの大変さもあります。

 

 

でもこの素敵な曲で、1000人収容の大きな会場を

しばしヴァイオリンとピアノの二つの楽器だけで満たせるのはとても贅沢な楽しみです♪

ピアノは、中村恵さん主宰の「楽譜の深読み勉強会」でもご一緒している奥田千春さん。

彼女とは2回目の共演。

裏表のない気持ちの良い性格の千春さんとは率直な意見交換のリハーサルで、

楽しくお互いの読譜のアイディアを交換して進めています。

 

 

 

世の作曲家はたくさんのロマンスを書きましたが、

今回の二つは、19世紀末の生まれ。

一方はフランス、もう一方はデンマークで。

作曲家の名前はフォーレとスヴェンセン。

二人は4つ違い。

交流があったのかどうかはわかりませんが、

同年代の有名人ということで、きっとお互いの名前は知っていたことでしょう。

 

 

 

フォーレはパリのピアニスト、オルガニスト、そしてパリ音楽院の院長も務めた人。

スヴェンセンはノルウェーに生まれ、生涯のほとんどをデンマークで過ごし、

ヴァイオリニストであり指揮者であり、もちろん教育者でもあった人。

同じ「ロマンス」というタイトルでも、この2曲にはどんな違う魅力があるか?

お話ししましょう。

 

 

 

少し恋物語に近い感触があるのは、フォーレの方。

彼の作品はサロンで発表され、若かりし頃の写真はなかなかチャーミングだったりして、

どうも女性に人気があったようです。

曲はピアノの舟歌のたゆたうリズムに乗って、

ヴァイオリンの旋律は撫でるようになめらかに

行ったり来たり気持ちよく空中を漂います。

穏やかな光の中で繊細な感情が伝わって来る独特の和声が、

大声では語らないけれども自分の確固たる世界を持った

情熱を内に秘めた人物の音楽であることを教えてくれます。

 

 

 

中間部は特には書かれて(指示)はいないけれど、アジタート(切迫しての意味)の表情。

この短調の部分では内側に情熱の火が燃え盛って、

穏やかな前半と後半との対比を鮮やかに作り出します。

ここの最後ではピアノの誘いの言葉に迷いながらも次第に応えてゆき、

空高く昇る自由で流れのあるヴァイオリンのカデンツで締める。

この部分作曲者が一番解放されたことを感じる個所です。

 

 

 

再び出だしと同じ漂う旋律に乗って曲は進み、

最後はヴァイオリンとピアノが共に螺旋を描くように穏やかに上昇し、

光の中に消えていきます。

エスプリを感じるとても魅力的な作品です。

 

 

 

スヴェンセンのロマンスは、ノルウェーの騎士物語といった感じ。

騎士というよりは、バイキングの国の勇者の物語かな。

ピアノの前奏は半音階で下降し、

どこか知らない遠い国、遠い時代に連れて行ってくれるかのようです。

神秘的にも感じるけれどもどこか懐かしく響く前奏でピアノが作品の世界を提示し、

ヴァイオリンがすっと北欧の大地に降り立つ。

胸一杯に新鮮な空気を吸い込み

主人公は静かに物語を語り始めます。

 

 

 

中間部は馬に乗って駆けていくような部分。

フォーレと同じくここは短調で。

1小節ごとにヴァイオリンとピアノのバスが5度音程で進んでいくのは、

まるで馬で岩をジグザグに一つ一つ駆けあがっていくような気がする。

 

何度も山場がある音楽は、主人公が辿った道は冒険に富み、

決して平坦ではなかったことを伝える。

 

 

 

再び出だしと同じ旋律に戻るけれども今度は小鳥の声も聞こえ、

草がなびく平原に季節が変わっているとピアノのトレモロが知らせる。

最初と同じ言葉でさようならを繰り返し告げて、静かに物語は終わります。

北欧の静けさという独特の魅力が心に残る音楽です。

 

 

 

こうして見ると二つは、穏やかな前半と後半、そして間に挟まれる情熱的な中間部という大きな構成は同じ。

けれども、和音の色や言葉遣いにそれぞれの国の違い、土地の空気、

そして何よりも作曲家の個性を感じます。

 

 

こんな個人のイメージですが、ちょっとでもこの二つの作品に興味を持っていただけたら嬉しいです♪

 

 

 

519日(土)16時開演 

(私の出番は1800あたり)

「つくば朝のサロンコンサート スペシャルin NOVA」 

つくばノバホール。 (TXつくば駅より徒歩3分)

 Web

 

当日券のみ 大人¥2000、学生¥1000

赤ちゃんから入場できますが、周りの方にご配慮くださいね♪

みんなのコンサートです。

 

 

プログラムは3部構成で、

ホワイエで休憩中にミニコンサートを楽しみながらコーヒーも飲め、

好きな作品をつまみ食いするように好みで出入り自由。

ピクニック気分で音楽を楽しめます♪

 

 

他にも魅力的な作品を多彩な演奏家でお送りします!

朝コン主宰の野末さんが仰っていたように、

太陽を浴びるように音楽を浴びに来てください!

 

 

 

610日のデュオコンサートの準備も並行して進めています。

こちらは、二つのソナタを軸に「森と湖の音楽」と題したコンサート。

ヴァイオリンとピアノで、ソナタという大きな物語を語ります。

こちらもどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

 

2018a

 

「森 裕美 山口泉恵 アンサンブル・ルナ デュオコンサート」

610日(日)14時開演 つくば文化会館 2階 アルスホール

 

 

一般 前売り¥3000 当日¥3500

学生 前売り¥1500 当日¥2000

こちらはごめんなさい。未就学児は入場不可です。

大人のプログラムをじっくりお楽しみください。

 

 

チケットのお申込み、お問い合わせは、このブログのお問合せ欄、

あるいはHPのお問合せフォームにご記入ください。

http://forest-note.com/

 

 

 

下記店舗でもチケットを扱っていただいています。

長いお付き合いでいつも応援してくださっている、大木先生、平野様、大和久様、

いつもありがとうございますm(__)m

 

ナチュロアロマチカ   守谷市久保ヶ丘2-5-18 0297-46-2810 

花みずき&ウェルカム  守谷市本町4408    0297-46-3002

ブティック・フラワー  守谷市けやき台2-6-2    0297-46-0204

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