« 2018年3月 | トップページ | 2018年5月 »

2018年4月

2018年4月27日 (金)

贅沢なリハーサル

 

「贅沢なリハーサル」とは水曜日のこと。

610日のアルスホールでのデュオコンサートの前に

(こちらのことはhttp://forest-note.com/をどうぞ)、

519日(土)つくばノバホールで「つくば朝のサロンコンサートスペシャル」があり、

水曜日はその早めの会場リハーサル日だったのです。

 

 

 

たまたまその日に会場が取れて、出演者全員が何とか都合をつけて、1チーム2回通す時間割で本番会場の響きで弾いてみることができました。

Dsc_1740

 

 

~黄色を着ているせいか?太って見える私の後姿。が~~ん。。

いえ膨張色のせいではなく、本当にこのところ体重増加で困っているのです(~_~)

 

 

 

 

ノバホールって1000人も収容できる大ホールなので、

ヴァイオリンとピアノのデュオで弾くのはとても贅沢。

お客様が入ってくださった本番も良いけれど、

ほぼ人がいない大ホールを独り占め(二人占め?)できるのって、

すっごく贅沢な時間でした。

慣れない空間の大きさにちょっと圧倒され、聞こえ方も違うから緊張はしたけれど、

でも楽しかった~~♪

 

 

 

 

帰省と救急車騒ぎで1週間ほど弾いていなかったため手先が柔らかくなっていて弾きにくく、慌ただしくリハーサルに間に合わせたのでいろいろダメでしたが、

2回弾くうちに空間の中に音と自分を拡げていくことができ、

そのイメージを持って帰宅しました。

しかし、録音したつもりが撮れていなかったのが本当に残念で。。

 

イメージが膨らみ過ぎる傾向にある私は、

録音しないと自分のことがよくわからない(*_*;

困ったものです。。

客観性が足りないということね。。

なので、いつも何度も録音を聴いて自分にダメ出しをして、練り上げていきます。

最初に録音を聴いた時はいつもショック!で、立ち直るのに時間がかかります。

自分のことがまだまだ信用できない。

いつになったら思っている通りに弾ける日が来るのやら、、、。

 

 

 

 

この日に弾くロマンス2曲の話しはまた後日に回すとして、

水曜日の会場リハーサル、私たちの前はカプースチンの5重奏(6重奏に編曲版)チーム。

初めて聴く曲ながら、ジャズぽいリズムと和声は意外にわかりやすくて面白く、

この曲でコンサートを締めてくれるのかととても楽しみに♪

ただ、弾くの方は大変だろうな、、と思いました。

 

 

Dsc_1727

 

 

 

古典やロマン派に馴染んでいる耳には、新しい時代の和声は覚えにくい。

私が弾くフォーレやスヴェンセンでさえ新鮮な和声の箇所は進行を予測できず、

最初音程が理解できなくて困っていました。

若い人はなんてことないんでしょうけれど、私は古いものの方が耳と身体に馴染んでいて落ち着いて、好きだなと思ってしまう。

懐かしの我が家がクラシック音楽という感覚かな。

新しい時代の音楽はカッコいいけれどね(^^

とりあえず聞く方に回ります。

 

 

 

私たちの次は、ピアノ連弾でのスメタナ「モルダウ」のリハーサル。

ピアノはオーケストラのような楽器と言われるのは、

オーケストラの全ての楽器の音域をカバーしているから。

多くの作曲家が家庭でも弾いてもらえるように、

オーケストラの作品をピアノ連弾に編曲して出版しています。

早い話が、その方が楽譜が売れて収入になるから。

それにCDなどなかった時代には、音楽は目の前で聞いたら消えてなくなるものだったので、

家庭で弾いてもらってより好きになってもらえるのは

作曲家としても嬉しいことだっただろうな、、、と思う。

今回そういう連弾では、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」もあります。

こちらも豪華な作品です。

 

 

 

16時開演の第1部は、「歌とピアノの世界」。

1730始まりの第2部は、「和のデュオ洋のデュオ」と題してのコーナー。

私はここの18時前くらいの出番です。

Dsc_1733

 

 

 

19時始まりの第3部は、「六重奏と五重奏」。

クラシックの王道を行くブラームスが書いた弦楽六重奏と、

新しい感覚のカプースチンを楽しめます。

 

 

 

ホワイエには、朝コンの知恵袋 「オマケ」と称した音楽新聞を書き続けてくださっている末吉千枝子さんの作品が並ぶそう。

末吉さんの「オマケ」はカラーの手書きで、ファンが多いのです。

今までの朝コンの歴史と、今の生の朝コンを感じることができる企画です。

 

 

 

 

ホワイエでも演奏がある予定で、本当にお祭りですよ!

100円で美味しいコーヒーファクトリーのホットコーヒーも楽しめるし、

サンドイッチやクッキーを買って来てピクニック気分もOK

昔はクラシックのコンサートも、客席では食べたり飲んだりトランプしたり

(時には貴族の桟敷席ではお見合いも)、、だったのが、

ある時点から静か~に聴くことになってしまった。

昔は生活と共にあったのですね♪

もちろん今回も飲食はロビーのみですが、ちょっと昔のクラシックコンサートのスタイルに近づくかしら、、、。出入り自由だし。

 

 

 

16時始まりで、各回の間約30分ほどの休憩があるので、

一旦外に出てもいいし、

聴きたいところだけ聴いても良い出入り自由のコンサート。

「多彩で身近な♪」がキャッチフレーズです。

 

当日券のみの大人2000円。

学生は1000円。

そして、乳幼児も入場可です。

ただ、周りの方にご配慮の上お楽しみくださいね♪

 

 

どなたでも、どんな時間でも、お好みに応じて好きに聴いてください。

演奏者も、受付も裏方も何でもやりながら、お祭り気分で楽しみます♪

大きなホールなので、どうぞ大勢でお誘いあわせの上ご来場くださいね!

Web

 

本日も晴天なり

 

この前は、週に2回もてんかんの大発作で救急車騒ぎの話しでお騒がせしましたが、

その後うちの娘はとても元気にしています。

日々のことで時間が取れずになかなかブログまで行きつけず、

ご心配おかけしていましたらごめんなさいm(__)m

しばらくはお昼寝の時に、もう1歩で大発作につながりそうな怪しいことが続いていましたが、日毎に減ってだいぶ平和になりました。

どこの家庭でも、何か心配事やらトラブルやらありますよね。

 

 

 

お医者様からは笑われるかもしれないけれど、ずっと観ている母としては、

彼女の発作はたまりにたまったものを放出する機会に見えることがあり、

1年半大発作がなかった分を今回の2日で大放出したのかも?と思ったりするのです。

脳波検査では相変わらずてんかん波が出続けている要注意患者なので、

外から見えるよりも実は中は大変なのだそう、、、。

もちろんイーケプラを増量したのが良かったとは思いますけれど、

大放出と薬増量の相乗効果でただ今大元気!

とりあえず今までにないほどの活発さです!

 

 

 

このところ帰ってきても玄関でボ~っとずっと座っていた人が、

さっさと靴を脱ぎ、立ったまま片足立ちで靴下も脱げ(そんなことができるなんて知らなかった!)、なんでもさっさとやってしまう。

今までの10倍以上の速さですべてが運びます!

親の私たちは「ちょっちょっと待って~!!」と後から付いていく感じ (*_*;

歩くのが遅くなっていたのは筋力の衰えではなく、脳波のせいだったんだと判明。

日中の眠気も減り、元気に過ごせるのは本当に有難い。

冬眠から覚めたカメが春の陽気を楽しんでいるかのようです♪

 

 

 

 

とは言ってもしばらくは明らかに興奮状態で、

水曜日の明け方には騒がしい発作が続き

(パ とか、ピ とかいろいろ口にするてんかん発作)、

そこでもう一度放出してから少し落ち着きました。

その日はずっと気圧の警戒が続いていて、寝る前は意味もなく大笑いし始めたりして変な人だったので、怪しいのはわかっていましたが。

 

 

 

 

ただ、発作波が全くないわけではないのはわかるので、

立っている時歩いている時に発作になって倒れて骨折しないように!と祈るばかり。

動きが速くなった分、こちらの注意警戒もupさせねばならず、気を抜けない毎日。

でも、笑顔がいっぱい、意思疎通がしっかりできて、安全さえ守れれば

幸せな春です。

 

Dsc_1750

 

~水曜日の夕方の庭。

白い琉球ツツジと青紫の紫蘭と緑の組み合わせが5月らしいと思ってしまうのはなぜ?

菖蒲の配色だからかな?  夕方の光は穏やかで柔らか。~

 

 

 

今朝は次なる小事件が。

大したことではないけれど、私が顔を洗いに行っている間に、

物を投げる音がリビングに響いている。

顔に泡が付いた状態では「投げるのはやめなさい~!」と叫ぶしかなく、

ようやく顔を拭いて行ってみたところ、

部屋中に散乱するおばあちゃんのドールハウスの小物たち!

この小さな手作り品を投げるなんて!とあっという間に頭に血が上った私。

もう叱られるようなことはしなくなった、大人になったと思っていたのに、

そうではなかったんですね~。。

 

 

 

以前からよくモノを投げるので「ボール以外は投げてはダメ」をずっと言い聞かせてきたのに、笑いながら投げているのは明らかに脳波がおかしいとはいえ、

止めるには叱るしかない。

それに私だってすっかり怒りのスイッチが入っている。

私の子育ても時間を経て悟りの境地に至ったかとおもいきやそうでもなく、

相変わらずカッカする自分に意外にまだ若いかな?と思ったのでした。

若いというと自己弁護になるけれど、正確には未熟ということですね。ハイm(__)m

 

 

叱られて泣いたのが収まってバスに乗り、大好きな支援員さんに今朝のことを伝えると、

再びメソメソ泣き始めた。

その後も連絡帳によると、いろんな支援員さんから声を掛けられては毎回泣いて慰めてもらったそうで、帰って来た時はすっかり気持ちは収まっていました。

 

 

 

障害がある子は喜びや怒りは表現できても悲しみを表現できる子は少ないそうで、

娘の涙は「感動でした!」とのコメント。

そんな風に感じてもらえるなんて!とこちらの方が感動。

悲しいということは相手の気持ちもわかり、自分のしたことも悔いる、

という物事の理解を伴う心の動き。

彼女の場合、ママに嫌われたかも、、というのが悲しかったのでしょうが、

施設に行ってたくさんの方の愛を受けて埋め合わせができたようです。

幸せなことです。有難い。

 

 

 

ただ、悲しさ、涙を表現できないからと言って、心の中も同じとは限らないと思うのです。

大人だってあるでしょ。

嫌だと思っても言えないこと。

怒りを感じても出すことをためらって自分の中にためてしまうこと。

涙をこらえて何ともないふりをしたりすることだってある。

社会で生きていくため自分を守るために身に着けた余計な習慣。

 

 

 

もちろん、いつでも感情を巣のまま出していては子供のままなので、

正直に表現できる場は限られるし、

相手の気持ちを考えて控えるというのも美しい行為。

けれども、感情にふたをすることが習慣になってしまうと、

本当は何を感じているのかわからなくなることだってある。

不条理な世の中で、理不尽に耐えなければならないことは山のようにあるから

仕方ないことも多いけれど。

 

 

 

けれども、私は自由を少しでも許される場であれば、

なるべくそういうことはもうやめにしようと思っているので、

自分が向き合いたい人とは正直な表現をしては、いろんなところでぶつかっています。。

音楽を理解して表現するには、自分の本当の心を知ることが必要だと思うから。

音楽とは感情の表現だから。

そして、正直な感情は人の心とつながって共振し、たとえ痛みを伴っても結果

お互いを癒すことができるから。

 

 

 

障害のある人は悲しくないのではなく、

悲しさをうまく表現できないだけかもしれない、、、と思うのですよ。

もしそうだとしたら、もっと悲しいこと。

そういう人もいると思う。

無表情の下に何が隠れているかはわからない。相手のことも、自分のことも。

 

 

 

だから、表面だけ見て判断するのではなく、

かといって勝手に推し量って勘違いするのでもなく、

相手を感じ、自分を感じ、心を開放していきたいと思うこの頃です。

 

 

 

嘘をつくことができず素のままのうちの娘を見て、

感情を素直に表現できることの明るさに触れ、

その笑顔を見ると、

ふと本日も晴天なりという言葉が浮かんで来るのでした。

 

2018年4月18日 (水)

春の嵐ふたたび

 

 

騒ぎが落ち着いたら帰省中のことを書こうと思っていたのに、

前回の記事の数時間後つまり日曜日の夜中に(正確には16日月曜日120から)またもや

てんかん大発作。  今度は30分おきに。

3回目に「もうだめ。またしても救急車!」と決め、3時には病院に着きました。

 

 

 

 

血中酸素濃度が落ちていたので救急車内で酸素吸入だけは行い、

発作自体は落ち着きました。

当直医の先生から「外来を受診してから帰ってください」と言われ、

6時には冷える待合室に移り、早朝の病院の長椅子で過ごし(救急隊員さんがうちの毛布を掛けて乗せてくれたのが幸運だった)、

小児科(主治医がいるので未だ小児科)1番の札を取って診察を受け、

タクシーで10時に帰宅。

 

 

 

処方してもらったダイアップを使って、娘はその後16時までぐっすり眠り続けました。

私もほとんど寝ていなかったので15時まで寝て、

それから軽くお昼ご飯、遅い洗濯もの干し、ずれた一日。

この1週間2度の徹夜。

とりあえず緊急事態になると頑張れる私は元気ですが、ほっとしたら疲れが出ないように気を付けようと思う。

 

 

 

昨日は水戸の子供病院に去年異動された主治医の先生の予約の日だったので

ちょうどすぐに相談でき、現在2種類飲んでいる抗てんかん薬がまだ処方できる量の半分以下なので、薬の量を増やしてみましょうということに相成った。

この冬、一番落ち着いて過ごせただけにちょっとショック。

主治医の太田先生もいつもに比べてちょっと厳しい表情。

1回の大発作ならそのままでいいけれど、続いたら病院に来てくださいとのこと。

もう少し早めに行った方が良かったね。ごめんね。

 

 

 

その後は落ち着いています。

飛行機に乗ること自体気圧の負担もあるし、春の嵐に囲まれ、移動の疲れや彼女には負担になる忙しさはあったけれど、

他に何か誘因になったことはないか?を考えている母です。

私が一番誇れることは、娘に最善のケアをしているという自負。

愛する人を大事にすることは当たり前のことだけれど。

 

 

 

昨日午前中は娘の施設の保護者会総会で、昨日を持って会長の役目を終えられる日。

総会資料も無事作って持って行くことができ、バトンタッチできました。

頑張った私に対して次の役員さんが「みんなで森さんの演奏を聴きに行こう!」と言ってくれ、もしかしたら720日のつくば朝のサロンコンサートに皆さんで来てもらえるのかも?ということにチラッとなりかけています。

朝コンに新しいお客様をお迎えできるかも。

うれしい(^^

 

 

 

その午後に、娘は骨重量検査、診察、血液検査で帰りが遅めになったので、

今日も施設はお休みに。

今も娘は隣でニコニコしながら私にスリスリして来ます。

今朝は目覚めと同時に「ママ大好き♪」(彼女なりの言葉で)を30連発してくれ、

調子も良さそうでほっとしました。

でも相変わらずあまり食べる気もなく、朝食後840にふと見ると座ったまま目を閉じていたので、ソファで寝かせ10時まで眠れて、今はおばあちゃんからもらった手作りの小物で遊んでいます。

 

 

Dsc_1719

 

~おばあちゃんのドールハウスの小物たち。みんな粘土~

 

 

Dsc_1699

 

~手のひら食堂。ひじきの煮物、れんこん、焼き魚、どれも美味しそう。

実際母はとても料理が得意。手前のお味噌汁とごはんだけは市販品のよう。~

 

 

Dsc_1701

 

 

~ケーキバイキングも♪ この中に一つだけ市販品あり。他は母の手作り。~

 

 

 

 

本当は今回の帰省は、築53年になる実家の引っ越し解体の前に最後に家を訪れるお別れの機会と、小学校卒業以来のミニ同窓会がビックイベントだったのに、

娘の救急車騒ぎで吹っ飛んでしまいましたね。。

でも、同窓会は近所だったのでしっかり楽しめました。

 

 

 

 

卒業以来会う友達はお互いを旧姓で呼び合い、四捨五入すると還暦の方が近い目の前の人を見ながら小学生の頃の彼ら彼女らを中に探すような気分。

女子はあまり変わらない気がしたけれど、男子はすっかり変わっていました!

女性はお化粧などでどうにでもなるのか? あるいは男性の方が社会でよりもまれて成長するのか?

私に至っては「全く変わらない!!」と言われ、

それって成長していないってことかなあ?苦労が足りないのかしら?などと思ったり。

一人が「それって最高の誉め言葉じゃない」とフォローしてくれましたが。

でも、みんな同い年で大事な思い出を共有している友達って、ほんとにいいいな~♪と思ったのでした。

Dsc_1706

 

~お茶会の後、飲み会兼食事会で計5時間一緒に。浦島太郎の気分。また誘ってね~♪~

 

 

 

 

昨晩は夕食時に聞きたいテレビ(我が家のテレビは食卓からは見えないところにあり)もなかったので、CDBGMに。

帰省前から久しぶりに聴いているのは、6曲あるロッシーニの弦楽ソナタ。

演奏はアンサンブル・エクスプロラシオン。

すっごく好きな演奏で、これを聴くとまたいつか弾いてみたい気持ちにかられる。

大学1年のオケの授業で最初に弾いた、思い出深い1番。

数年前の朝コンでも1番と3番を弾いたので、コントラバスの音を聴くと身近にいてくれる魅力的で面白いコントラバス女史が弾く姿をすぐに思い浮かべる。

 

 

 

ロッシーニは20歳で大成功を収めて以来ずっとオペラ界に君臨したが、

有名な「ウイリアムテル」を書いた絶頂期に37歳の若さで作曲の筆を終える。

その後は美食三昧と、後進の音楽家を応援し、後期には以前とは違う作風のピアノ曲、歌曲等を残して世を去る。

 

Dsc_1718

 

 

2枚持っているEnsemble ExplorationsCDは、日本ロッシーニ協会会長水谷氏ご推薦のもの。 素晴らしく新鮮な響きと流れで、生き生きととても楽しい♪

庭も花が豊富になってきて、何を摘んで食卓を彩ろうか?ささやかな楽しみが増える季節です♪~

 

 

 

この弦楽ソナタは、ヴァイオリン2本、チェロ、コントラバスの4人というとても変わった編成。

書かれた当時ロッシーニは12歳だったそうで、その時周りにいたのがこの楽器奏者たち。

2番のソナタの第2楽章は、4つの楽器のユニゾンで始まる。

まるで四人が月夜に抜き足差し足で何か企んでいるような感じ。

どこをとっても若々しく楽しい作品。

何よりも12歳でこんな曲が書けるなんて!と天才ぶりには驚くばかり。

時には切ないハーモニーも、ドラマチックな感情表現も、

さらにはオペラの一場面?と思うような個所もあるけれど、

古典の和声は秩序と調和に満ちていて、聴いていて安心安全なのです。

 

 

 

澄んだharmonyの演奏には心も清められ、明るくなる。

この1枚を聴いてから、娘に笑顔が戻った。

夕方は、ちょっと寝てはハッと目を開けてを繰り返して、

まだまだてんかん波が荒れているのが感じられたけれど、

音楽のお蔭で脳波も落ち着いたかのように思えた。

 

 

 

今朝にかけて気圧の低下の警報区域に入っていたので、

またしても3度目の救急車かも、、、と昨晩は怯えていましたが、

音楽のお蔭で救われたかもしれない、、、と思う私です。

危ないかも、、と思う晩は、おやすみなさいの言葉と共に

「ご無事でね」と夜の航海の無事を祈る。

昼食もまだ自分からは食べないので、本調子までには至らないけれど、

祈りも通じてか笑顔の娘の隣でこうして家でブログなんか書けている普通の日を

心から嬉しく思う。

 

 

Dsc_1716

ピンクのミツバツツジが終り、今は赤いヤマツツジが咲いている。

次には白の琉球ツツジと、庭の樹の花は順番に咲いていく。

小さな我が家の庭を見ながら、庭が好きだった亡き父を想う。

今日は一日笑顔の娘で私も幸せでした。

 

2018年4月15日 (日)

春の嵐

 

 

久しぶりの救急車。

私ではなくうちの娘。かれこれもう7回目。

今週水曜日から日曜日まで帰省し、まずは夫の実家そして私の方の2軒を2泊ずつの

5日間の恒例のバタバタ帰省。

いつも両方の実家から「台風」と呼ばれている私たちです。

 

 

 

2日目の夜、久しぶりに娘のてんかん大発作が起き、

もう落ち着いたかな、、、と思っても時間をおいて計6回。

これはもう家では見ていられない!と、

とうとう330には救急車をお願いして病院に搬送してもらいました。

 

Img_1260

 

 

~後ろからついて来る夫が撮影。

搬送先が決まるまで10分ほどかかり、その間さすがに不安な気分に、、、~

 

 

 

 

運ばれている最中に目を覚まして発作は落ち着くことが多く、

今回は点滴はなしで、心拍数、血圧、呼吸数、血中酸素濃度をモニターするくらいで済み、

結果8時には家に戻れてホッとしました。

朝日の中帰る朝帰りって、とてもまぶしい。

入院覚悟で行ったけれど、帰れて良かった~!

夜中の真っ暗な病院でトイレを探すのはさすがにちょっと怖かった、、(*_*;

 

 

 

かかりつけの病院がない場所だと、治まらないときの処置をドクターも迷います。

次回からは宿泊のある外出には主治医の指示書を持参することを勧められ、

そのようにしようと思ったところです。

なるべく安心できる環境を作って出かける。

怖いからと家に閉じこもっていては、母子ともにいけないから。

 

 

 

 

1年半以上起きていなかった大発作なので、私少し気を抜いていたかな、、とも反省しました。

普通人のようなスケジュールでは動けなく、少ない活動量でお昼寝もしないともたないのに、ちょっと無理をさせてしまったかな、、と思います。

ごめんね。

 

 

 

でも、一番の原因はカメが違ったこと。

お気に入りのカメのぬいぐるみ(2代目)もだいぶ傷んできたので、

この帰省で次の子にバトンタッチする機会にしようなどと考えたのが乱暴でした。

いつものカメじゃないから一晩目からなかなか眠れなくて余計に疲れがたまり、

もともと初日の移動日は気圧の警戒時間がずらっと並んだ日であったし、

バス、電車、モノレール、飛行機、レンタカーと、出かけて到着まで5時間半もかかれば疲れるのも当たり前。

3つも誘因が重なると大発作が起きるんだ、、とわかったところです。

Dsc_1712_2

 

~可愛がっているかめちゃん2代目と3代目。1代目の子は大事に保管されている。~

 

 

このところ以前よりも発作が少なかったのは良くなったからという訳ではなく、

ケアが良かったから出現しなかっただけと思った方がいい。

やっぱり過保護に見える扱いをしないとだめみたいですね。。

ガラスでできているかのようです。

 

 

 

救急車に乗ったところ、救急隊員さんから「お母さんは座っていてください」と言われ、仕方なく足元で大人しくしていたら、

母がいないと思って心細くなったのか?メソメソととても悲しそうになきはじめ、

それはそれは可哀そうでした。

それ以後、べったり母に頼っています。

その後も寝ると軽く手を突っ張ることがあり、

ああまだ発作波が出ていると傍から見てもわかる。

 

 

 

帰りの本日はまた東京は春の大嵐で気圧の警戒モードでしたが、

西から飛行機で飛んできた私たちにはその影響はなくて済み、

無事に帰宅。

明日の娘はお疲れ休み。

私は片づけ掃除、そして明後日の保護者会総会準備とフル回転です。

 

 

2018年4月10日 (火)

春気分つづく

 

 

4月。新年度の始まり。

学校に行っている年齢の子供がもういなくなった我が家は、

新年度も新学期もなくなりましたが、

それでも桜や新緑を目にすると新たな気持ちが湧いて来ます。

お花見をしていても、サッカー少年団の親子グループがいるのを見て

うちの息子の小学校時代を懐かしく思ったり、、、

それなりに歴史を重ねてきた我が家のことを振り返る時期でもある。

子育て中は日々奮闘で大変だったけれど、

あの時間はやはりかけがえのない愛しい時間だったことを後で思う。

 

 

そして結婚記念日が4月の私たちは、「今年で結婚何年目だっけ?」(数えられない私(~_~)と、芽吹きの季節にまた元気に一緒にいられることを喜びます。

平均寿命が長くなったのでまだまだ人生は続きますが、

ここ数年疲れやすくなり身体が硬くなり、「年取った~~、、」と感じることが多い。。

けれどもこの時期春の勢いから、自然のエネルギーを得て元気をもらえます。

私も自然の一部なのね。

また頑張ろうと思う♪

 

 

 今週フリーバカンス中(通称フリバカ)の夫は、今日も近辺を探索中。

バイクで撮影に良いスポットを探して走っている彼は、

町内のあらゆる道を把握しているようです。

 

Img_1236

 

 

~ここは美園の住宅地奥の利根川沿いに近い場所らしい。

菜の花の色が好きな私(タンスは今黄色と緑が多い)も行ってみたいところではあるけれど、、、~

 

 

 

私は歩ける範囲の自然しか身近でなく、あとは運転中の景色を楽しむのみですけれど、

この時期いつもの景色の変化に心も踊ります。

明日にはもう違ってしまうという驚き!

そして、新緑って、夜は光るんですよ!

以前実家の庭で、何がこんなに光っているんだろう?と思ったら、

新芽が出ていたところだけ先っぽだけがなんとなく光っていたのを発見。

新たな命のエネルギーはまさに光だということを実感。

 

 

Dsc_1618

 

 

~昨日、楽譜の深読み勉強会に出かけた道中の小貝川。

春らしい景色につい車を停めたくなる♪~

 

 

Dsc_1617

 

 

~こちらは土曜日、夫の発表会を聴きにつくばに行った帰り道。

同じ場所での1540頃の光景。

曇っていようともエネルギーを感じる空の様子に、やっぱりちょっと停まってみたくなる~

 

 

 

 

この前3月終わりは予定がなく春休み気分と言いながらも、急な暑さに

着せるものの対応が追い付かなく、結局暑くて娘が布団をはねのけるので、

何度も布団をかけるのを繰り返していたらすっかり寝不足に。。

冷えるとてんかん発作につながるので、つい過保護になり、人よりも厚着させ、

布団もたくさん掛けてしまうのよね。。

母は毎日眠くてちょっとエネルギーダウンしていました。

 

 

 

その日暮らしの私はその後も日ごとの締め切り作業に追われて遅れていますが、

ご住所いただいている皆様にはようやく、

少しずつチラシをお送りいたしたいと思っているところです。

もう2か月前。宣伝頑張らねば!

 

610日(日) 14時開演 つくばアルスホールでの今年のコンサート、

自然のエネルギーに満ちた音楽でお迎えいたします。

ご来場を心よりお待ちしておりますm(__)m

 

2018a

 

 

 

「森 裕美 山口泉恵 アンサンブル・ルナ デュオコンサート」

610日(日)14時開演 つくば文化会館 2階 アルスホール

 TXつくば駅より徒歩3

 

一般 前売り¥3000 当日¥3500

学生 前売り¥1500 当日¥2000

未就学児は入場不可

 

チケットのお申込み、お問い合わせは、このブログのお問合せ欄、

あるいはHPのお問合せフォームにご記入ください。

http://forest-note.com/

 

 

2018b
 

下記店舗でもチケットを扱っていただいています。

長いお付き合いでいつも応援してくださっている、大木先生、平野様、大和久様、

いつもありがとうございますm(__)m

 

ナチュロアロマチカ   守谷市久保ヶ丘2-5-18 0297-46-2810 

花みずき&ウェルカム  守谷市本町4408    0297-46-3002

ブティック・フラワー  守谷市けやき台2-6-2    0297-46-0204

 

Img_1254

 

 

~今日のお昼はん。冷凍ピザ生地を使ってお手軽に、トマトベースにエリンギ、

パプリカの1枚と、もう一つはクロテッドクリームベースにイチゴとレモンをはちみつで楽しむデザート系。美味しかったよ~♪~

« 2018年3月 | トップページ | 2018年5月 »