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2017年1月

2017年1月28日 (土)

自分であるという仕事

今週木曜日、夕食後に夫がつけたEテレ。

その日のハートネットTV 「次郎は“次郎という仕事”をしている」

 

夜は夜でいろいろやることがあるというのに、ついつい観てしまいました。(^_^)

とても良い番組に出会いましたよ!

 

神奈川の障害者殺傷事件から半年。

事件当初はとにかく、怖い、、、、が先に立っていました。

犯人は世間のある一部、あるいは人の深層心理の現れではないか?と。

 

事件後すぐの頃は、うちの娘の施設にも、

しばらく外に出ない方がいいのではないか?と提案したり、

「さすまた」を買ってほしい(予算がなければうちが出します!とも)など

いろんな予防策を、恐怖からお願いしてしまいました。

 

が、しばらくしてから我が家では

「いや、障がいがあっても幸せな姿を伝えなければいけない」

というところに話が落ち着き、

「楽しく出かけよう!」を合言葉にするようになりました。

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~小柄なうちの娘の小さな手。私の3分の2ほどのサイズ。

 私だって小さな手なのにね、、、。

 

新聞やテレビでも事件の本質的な問題提起を様々な形で投げかけてくれていますが、

その中でも、この番組で次郎君のお母さんが言っていたことと、

次郎君の姿が、私たち家族の感覚にぴったりだったのです。

(てんかんのある娘には一人歩きはさせられませんが、気持は一緒よ!)

 

番組の内容は、次郎くんという20歳過ぎの言葉をしゃべれない若者と

地域の交流が映し出され、

次郎君のお母さんの思いが語られるというものでした。

 

IQ18で知的にも障害がある次郎君が、

あるときから一人で外に出たいというようになったこと。

彼は何よりも、人を信じる心を持った青年であり、

言葉が話せなくてもジェスチャーを駆使して

自分の気持ちを伝えるたくましさを持っており、

地域の方に見守られながら立派にお使いなどの用事をこなして

生き生きと生活していました。

 

家で待つお母さんは、もちろん心配もあり、

障害のある子を一人で出すなんて、

なんて母親だという非難もあるのではと気にもなり、

けれども事実としては、もう一人で外に行きたくないとは言わない姿を見ると、

母親の自分は知らないけれどもきっと外で、

彼なりにうまくやれているのだろうという信頼感を語っていました。

 

地域の方も温かく接している姿に、

決して一方方向の善意だけでないものが伝わってきました。

 

番組の中で、脊髄性筋委縮症という進行性の難病を生きる

美しい瞳の聡明な女性が語っていたことが

その通り!とまたまた共感。

 

優しさを表現するにはそれを受け取る相手が必要で、

何かを頼んでありがとうと言われる関係が一瞬生じることの温かさ

(それはまるで温かい手と手が触れるような感じですよね)、

しかも同じ人にばかり頼んでいてはその人の負担が大きくなるので、

いろんな人に頼んでみる、、、という理性的な配慮と思いやり。

彼女は、人と共に生きることの達人のように見え、とても素敵だな、、と思いました。

 

「人に迷惑をかけないように」という美徳を日本人は子供の頃からたたき込まれますが、

どうかすると、それで人にお願いすることに気が引けたり、

甘えるのはよくないこと、、、と我慢して、他人との距離を遠く取ったりします。

もちろん、図々しいお願いの連続は、お互いに苦しくて嫌ですけれど。

 

番組で語られた一番のことは、

「次郎は、障がい者と健常者の間にある重い扉を開くという仕事をしている」という言葉。

本質を仕事にしているのです。

 

生産性を考えたら、たしかに何も生んではいないけれど、

一番の根っこの部分を変えようとする仕事、問題提起をするのが、

障害のある人の役目なのかもしれない、、、と私は考えてきました。

 

今まで、障害のある人をこういう目で見たことありますか?

 

うちの娘の場合、彼女の仕事は

「自分を生きて、笑顔で周りを幸せにすること」だと

思って来ました。

なのでいつも、「今日も笑顔のお仕事してきた?」と聞いたりしています。

仕事というよりも、この世の使命と言った方がいいのかもしれません。

(わたしって、大げさなひと?)

 

娘のお友達を見ても、

不器用なほどに真面目で一生懸命な愛されキャラの子、

誠実を絵に描いたような素晴らしい青年、

可愛い笑顔はうち娘に限ったことではなく、

純粋さにこちらが癒される子がたくさんいます。

 

そう思うと、私の使命は何だろう?

あなたの使命は何だろう?と思いませんか?

毎日のことをこなすのに精いっぱいで、

そんな問いにまで心が及ぶことはたまにしかありませんが、、、。

 

我が家はいつ起こる変わらないてんかん発作の対応で、

いつも予定が思い通りに運ばず右往左往していますし、

介護の労力もこれから自分が年取って行くと、

どれくらいできるのか不安を感じることはよくあります。

綺麗ごとでは済まされない介護の厳しい現実は、たしかにあります。

 

でも、彼女の笑顔は世界で一番で(と、親が思うだけですが~(>_<))、

混じりけのない純粋な美しい笑顔を見るだけで、心の中が洗われ、

疲れもストレスも吹き飛びます。

 

彼女は毎日気持ちよく暮らせればそれで満足で、

もっともっとという余計な欲もなく、

人と比べることもなく、

心穏やかな姿は、

隣に居るととても癒されホッとします。

もしかして あなたって悟ってる? と思ったりもするんです。

(一時、“みなこぼさつ”とも呼んでいました (^_-)-☆)

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~娘が可愛がっているカメのぬいぐるみ。

 ぬいぐるみなのに魂があるかのように生き生きした表情。

 

そう思えるのは、今までお世話になった地域の方々、学校の先生方、

現在お世話になっている施設の職員の皆さんのお蔭ですね!

改めて感謝です。

彼女が素晴らしい縁をたくさん引き寄せてくれたように思います。

そして、小さなありがとうがたくさんある暮らしをいただいていることは、

何よりの幸せなのですよね。

 

生産性や能力だけでものを見るのを、ちょっとやめてみませんか?

今すごく優秀でそれを誇りに思えても、

年を取って同じようにできなくなったときに

寂しくなりませんか?

もっともっとと思い過ぎるのは、疲れませんか?

もしバリバリに働いて有能な人が、事故や病気で障害者になった時ほど、

落差が大きくて苦しくならないでしょうか?

 

たくさんお金を稼げて優秀なことはもちろん素晴らしいことだけれど、

それだけで自分を量らずに、

 

能力だけで人の価値を決めない社会になったら、

それぞれの在り方を尊重できたら、

だれもが生きやすくならないかな、、と思います。

 

そいういうことに気が付かせてくれるのが、彼らの仕事かもしれませんね。(^_^)

 

 

*再放送 22日(木)13:0513:34

Eテレ ハートネットTV「次郎は「次郎という仕事」をしている」

 

www.nhk.or.jp/heart-net/

 

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昨日は月に1回の朝コンの日で、

オールバッハプログラムを聴くのを楽しみにしていたし、

自分のコンサートのチラシの挟み込みもしたかったのに、

朝てんかんの小発作が50分ほど続いて疲れて寝てしまって出かけられず、

コンサート後のお茶会(ミーティング)にしか間に合いませんでした。

これが私の日常の現実(>_<)

 

ミーティング後にMizueさんとのランチで

「レインボーワッフル」というスペシャルなデザートをシェアして、

残念~~!の気持ちが回復♪

食いしん坊でよかった~ (*^_^*)と思う瞬間です♪

つくばキュートの「ラケル」です。

2017年1月21日 (土)

今年のチラシできました!

今、PCのキーボードで戯れる小鳥に邪魔されながら(^_^)書いております。

 

今年のコンサートのチラシ、どうぞご覧ください! 

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表面の薔薇の写真は、2年前の私の誕生日に夫が撮って来たもの。

もちろん、我が家の薔薇ではありません。残念ながら、、、。

5月のコンサートに、5月の薔薇です! (カクテルという品種の)

 

今年は、つくばと守谷の二か所でのコンサートを予定しています。

521日(日)のつくば公演は、

つくば朝のサロンコンサートのホームグラウンドとして弾き慣れているアルスホール。

会場の響きは、こちらが断然おススメです♪

 

つくばでの自主企画は初めてなので、ちょっとドキドキ。。

皆さまの応援をどうぞよろしくお願い申し上げます!!

 

守谷のいつものログハウス(国際交流センター)は、2か月前にならないと予約ができないため、3月半ばあたりに日程発表となります。

もう少々お待ちくださいね。

 

今年のテーマは「エンターテイメントと芸術」。

「二人のシュトラウスとウィーンの音楽」のタイトルでお届けいたします。

今回も、ナチュロアロマチカ 大木いずみ先生のご協力により、

香りの演出をしていただきます。

他ではない音楽と香りのコラボも、どうぞお楽しみください♪

 

以下、チラシの裏面 宣伝文を掲載いたしますね。

ぜひ、ご来場ください♪

(まずは、521日をカレンダーに書いてくださいませ(*^_^*)

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 昨年、4年間の共演を経て結成したアンサンブル・ルナ。

これまでに、北の国と冬にちなんだ作品を集めた「ウインターコンサート」、

4つの月の光を並べた「月の光に魅せられて」、

そして昨年は名曲プログラムでの「華麗なるピアノトリオの世界」を

プロデュースして参りました。

今回は「エンターテイメントと芸術」をテーマに、

幸せをお届けするプログラムをお送りいたします。

 

 

ウィーンのワルツ王ヨハン・シュトラウスと、

ドイツオペラ最後の巨匠リヒャルト・シュトラウス。

ヨハンの方が40歳年上で、二人には血縁関係はありませんが、

同じく音楽の都ウィーンで活躍しました。

 

 

時はハプスブルグ家栄華の名残の19世紀末。

かたや世界中を席巻したエンターテイメントのスーパースター。

もう一方は、後に時代の先端を行く革新性と、

エレガントさと自在な作風を持つ音楽の巨人となる若き人。

 

 

同じ苗字を持つ二人の共通点は?  

二人はお互いをどう思っていた?

第一級の職人でもあった彼らは勤勉でサービス精神に溢れ、

聴く人の心を幸せへと導きます。

 

 

親しみやすさと華やかさ、そして奥の深いクラシックの世界。

ウィーンの音楽に、わかりやすい解説とお話を添えて、

クラシック音楽の多彩な魅力をどうぞお楽しみください。

 

 521日(日)14時開演 つくば文化会館2F アルスホール

「アンサンブル・ルナ コンサート 二人のシュトラウスとウィーンの音楽~」

 一般\2500 学生\1500

 

ご予約・お問い合わせ・チラシ詳細:http://forest-note.com/

ナチュロアロマチカ
http://naturo-aromatica.greater.jp/

 

このブログのコメント欄でも、ご予約受付いたします。

2017年1月13日 (金)

年女

私のことではありません。

今日はうちの文鳥の話。

 

息子が中学入学の時に飼い始めた文鳥。

一代目は桜文鳥でしたが、2代目の今の子は白文鳥。

名前は同じく「ピピ」。

つい間違えるから、、、という単純な理由で、ピピ2世です。

 

うちでは「ピピちゃん」「ピ」「とり」「ことり」「ピのひと」(夫)「チュンチュン ピ」(私)

とか呼ばれています。

私がよく「かわいい ピピちゃん♪」と言うので、

「かわいい」という単語にも反応します。 ピッ♪てね。

かわいいは、ピピの名字になった?

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性格は個体によって違いますね~。

1世の方は雄で、この子は雌だからというのもありますが、

行動範囲も性格も、まるで違います。

特にこの子は食いしん坊。 (誰に似た?)

人間が食べているものにものすごく興味があって、味見に来ます。

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夕食後に飲む豆乳甘酒は特にお気に入り。

 

好きな場所ももちろん違う。

でもなぜか、パソコンが好きなのはどの子同じ。(よその文鳥もらしい)

そしてどちらも、私の手の上が一番好きです。

やっぱり一番一緒に居る人だから。

夜はじっと手の上にいるうちに、安心して眠ってしまいます。

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カワイイカワイイの図。いや はがいじめ?(~_~;)

 

特に白いピピちゃんとは家族からも「そんなに好かれていると可愛いよね~」と

羨ましがられる間柄。

先日も壊れたエアコンの取り換えに来てくれた業者さんが、

「おとなしいですね~」と言うので名前を呼んだところ

即お返事をする姿に「かわいいですね~!」と。

 

そう。名前を呼ぶと「ピッ!」と返事する。

そしてすぐに飛んでくる。

その忠実さは、小鳥とは思えません。

もちろん気が乗らない時は、呼んでも来てくれないけれど。

意思がはっきりしているところも素敵。

 

そして、白いと「綺麗ね~!」と皆さんに言っていただける。

色が白いは七難隠すは本当なのですね。

桜文鳥の方は「かわいい」は言ってもらえても、

「きれい」は言ってもらったことありませんでした。

小さなものは、みんな可愛い(*^_^*)

 

が、小心者の小鳥のにしては大胆で、汚れた水でも気にせずダイブしてきます。

つまり、大のお風呂好き。

 

水を使っているとカウンターの所から眺めていて、

入りたい!気持ちがありありとわかる。

しかも、何でもいいから今すぐ入りたい!という見境のない(~_~;)勢いがあり、

気を抜くと、食べ終わった食器の中の水にでも勇敢に飛び込んで行くのです。

 

「ちょっと待ってね!」と慌ててピピのために場所を空け、

お風呂を用意する。(もちろん水風呂よ~)

びしょびしょになるまで、上手に水浴びします。

どうかしたら日に2回。 

つまり、シンクで水浴びです。後片付けが楽チン。

 

そして意外に、床を歩きます。

すごい速さで、チョチョチョチョチョと。

 

日頃は「チュンチュン」ですが、

テンションが上がると「ピッ」とピッチが上がります。

朝はうるさい。

たくさん寝た後は元気いっぱいみたいで、忙しい朝はすぐには出せないのに、

私の姿を見るとずっとさえずっています。

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日中は大人しいし、私が練習している時はたいてい寝ています。

ピピは私の練習をもれなく聴いているので、よ~く知っています。

でももし、出している時に練習を始めたら、

最初の調弦のラ~♪の音で即必ず飛んできて

肩や左肘の内側に留って、一緒にさえずります。

ヴァイオリンはママの声。

 

うちに来た方の中で何名も、その後小鳥を家族に迎えてくださった方がいます。

小鳥の可愛らしさを体験してもらって、

一緒に暮らしたくなったのですよね~。嬉しいなあ~(^_^)

小さくて柔らかくて温かくて、、、それだけでもちろん何も言うことのない可愛さですが、

人と小鳥の親密な関係性もいいなあ~と思ってもらったのかな?

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12月 クリスマスドールハウスを覗きこむ。

 

何しろ、小鳥は手間がかかりません。

お金もかかりません。

お散歩もいらない。

餌代も文鳥用の餌の大袋を年に2~3袋買うくらいで済みます。

水は毎日替えるけれど、餌は週に2回見てあげて、小屋の掃除も週に1回とお手軽。

おススメの癒しのパートナーです。

 

初めて家に迎えるベストタイミングは、生まれてしばらく経って、

もうすぐ餌を一人で食べられるという頃。

完全に一人で餌を食べるようになると手乗りでなくなるそうですし、

つがいで飼ってしまうと小鳥の世界ができて、

人間と遊んでくれなくなるなどいくつか注意があります。

 

二代目ピピちゃんは、

まだ目も見えていないような毛が生え揃っていない頃にうちに来て、

授乳ならぬスポイトで、日に何度も雛の餌を与えるところから育てました。

多分、初めて見たのが私で、私のことを親だと思っているのでしょう。

初めて飛べた時も、「ピッ」と言って私の胸に飛んできましたし、

その後も何かと私の頭、肩、手の上に居たがります。

私がどこかに出かける時も「行かないでー!」の声を上げる。

後追いする。  まるで2歳児のようです。

ここまでなつくのは、もちろん愛情をかけて育ててきた蓄積のたまもの。

命あるものは何でも大事に育てたい。

 

夜は同じ寝室に連れて行って、オイルヒーターの側で寝かせています。

もし地震があっても大丈夫な場所に。

前の桜文鳥の最後はほとんど飛べなくなって、老衰で亡くなりました。

8年一緒に暮らしました。

亡くなった日は、4月にしてはすごく冷え込んだ朝だったので、

寒さには気を付けています。

 

一緒に楽しく暮らすコツは、小屋から出してあげるタイミングを決めること。

うちは、食後に出してあげることにしているので、

私たちが食べている時は寝ていて(体力温存)、

こちらの食事が終わりそうだな、、、と思う頃にせっせと餌をついばみ始め、

ソワソワしてきます。

 

日中は、1時間以上は出してもいい、、と思える時に出さないと、

なかなかかごに戻せないので注意。

やっぱり鳥は外で自由にしていたいのですよ。

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時間がない時に人間の気まぐれで出して、

なかなか入ってくれなくて苦労していやになる、、という話も聞きます。

自分の気持ちの余裕がある時に出してあげると、お互いが幸せです。

1~2時間も外に出ていると小鳥はお腹が空いて来るので、

餌箱を出してそれにつられているうちに餌箱ごと中に入れてしまえば、

円満に鳥かごに入ってくれます。

 

夜は運動のために「運動会」と称して追いかけっこして遊んでもいいし、

さっさと入って欲しい時は、居場所を定めたら電気を全部消すと鳥は動けないので、

すんなりつかめます。

その際暗いと怖いと思うので、優しく声をかけてそっと包んであげます。

 

後は、むこうがリラックスしていると気を抜いているので、簡単に捕まってしまう。

あるいは見ずに、よそを向いてパッと捕えるのも手です。(気、視線を感じているのですよ)

かごに入れる時は優しく「また遊ぼうね」と声をかけて。

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小鳥のいる生活。いいですよ~。(*^_^*)

時間が足りない~と嘆いている私のストレス解消のお供です。

小鳥と遊ぶ時間は、大事な時間なので省けません(^_^)

 

酉年の今年、たくさんの小鳥たちが、幸せに家族に迎えられますように。チュンチュン♪

そして、癒しのペットと人の笑顔が増えますように(*^_^*)

つい親バカで、小鳥自慢になって失礼しました。。

2017年1月 9日 (月)

おめでとう!成人式

昨日は守谷市の成人式。

うちの娘は体力を考慮して就学猶予としていただき、

1年遅れて小学校に入学したので、

娘自身は昨年が成人式でしたが、娘の学年の子ども達は昨日。

ということで、今年も成人式に行って来たのでした。

(呼ばれてもいないのに乱入?(>_<

 

と言っても、特別支援学校の同級生と会場前で写真を撮って、

その後式典が終わるのを待って、懐かしい小学校時代のお友達の顔を見る

というちょっとお邪魔するパターン(*^_^*)

15時前から雨が降って来たので慌てて帰ってしまい、

後で、あの子にも会ってない、

この子にも会ってない、、、と思いだし、、ああ残念!(>_<)

 

しかし、感無量でした。

娘は中学から特別支援学校に行き、

中学時代は「交流授業」という制度を利用して、

1学期に1回ずつ地元の中学を体験させていただいていました。

つまり、年に3回は小学校時代のお友達に会える。(私も会いたい!)

 

彼らの中学の卒業式にも参列し、

式を終えて体育館から出て行く希望に満ちた姿を見て

涙ぼろぼろになったのはもう5年も前。

果たして、成長したあの子達をわかるかなあ~と思ったら、

わかる!わかる!!

 

男の子は背が高くなりぐっと男っぽくなっていても、ちゃんと小学校時代の面影があり、

私もフルネーム付きで記憶が甦る。

みんな素敵~!立派になってすごく嬉しい!

女の子たちの方が難しい。

着物姿にアップした髪とお化粧で、いつもとはかなり違った雰囲気だから。

でも「あ~!と思い出しました。

綺麗! みんなモデルになれそうなくらい素敵!

懐かしい再会をワクワクした気分で楽しんだのでした(*^_^*)

うちの娘も嬉しそう♪

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小学校は地域のお友達を作ってあげたいと思って、地域の普通小へ入学。

娘はハンディが大きかったので私も付き添い、

学校生活というものを私も一緒に体験することができました。

付き添いと言ってもフルに学校にいる訳ではなく、

交流できる音楽、図工、家庭科、英語などの授業と、特別支援学級の個別の時間だけ。

でも、5年生の宿泊学習や、6年生の修学旅行も一緒に行き、行事も体験し、

ずっと子供たちを見届けて来ました。

 

その間娘の黒子に徹することを決めていたので、余計な口出し手出しもせず、

ただ黙って見守るだけ。居るだけ。

 

でも、見ているだけだと、いろんなことを感じるものなのです。

自分が発言したり、何か動かそうとしないと、その分感じている時間をじっくり味わえる。

そうやって学んだことが多かった娘の小学校付き添い。

 

4の時からうちにクラスの子を呼んで「クリスマス会」を始めました。

私も少し用意するけれど、それぞれ100円のお菓子持参で来てもらい、

テーブル一杯にお菓子を拡げて、立ったまま食べる!

椅子が足りないからね~。  お行儀悪くても、クリスマスくらいはOK.

外には自転車が溢れ、玄関も靴でいっぱい。

30人くらいが賑やかに笑ったみなちゃんちのクリスマス会を覚えていてくれました。

 

娘によく声を掛けてくれた優しい子、内気で心配だった子、何となく気になる子、

笑顔が素敵でずっと心に残っている子、元気なエネルギーに溢れている子。

甘えん坊で何となくこちらを気にしている感じの子。

6年間見てきた子供たちは、私にとって自分の子供に近い感覚でした。

 

その80人がこんなに大きく立派に素敵になって。

帰りの車の中、なぜかまた泣けてきて、、、。

なんで涙が出るのかわからないけれど。

 

立派な大人になった子供たちの姿に、

今までの思い出も時間の重さも重なって、

心が大きく振り動かされたのでしょうか。

 

いつしか、うちの娘の普通の社会を体験させたい、

お友達を作ってあげたいだけでなく、

子供たちにも障害がある子を身近に感じてもらい、

大人になった時にこの子の思い出を通して、

障害のある人と手をつないでもらえたら、、と思うようになりました。

また欲を言えば母親の私のことも、

障害のある子を育てていても幸せになれるよ

という風にどこかに記憶してもらえたら、

もしも将来自分がその立場になっても

(障害児の親になっても、自分が何らかの原因で障害を抱えるようになっても、、)

その記憶がその子の力になってくれたら、、と思うようになっていました。

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一昨日息子から「お母さんって、いつからまた弾き始めた?」尋ねられました。私は「あなたが小学校卒業の時からよ」と。

 

息子が小6の時に、

彼が参加していたサッカー少年団の学年委員長という係りをやっていて、

すっかりはまった母親応援団。

毎晩のようにサッカーの連絡メール等役員の仕事をしている母の姿に

息子は言葉では言わなくとも何となく嬉しそう。

夫はそういう私を見て、ますますいろいろと手伝ってくれるようになりました。

 

子ども達の体調を心配しながら、声を枯らして応援した暑い夏の日。

寒い冬は、温かいスープを作って試合会場へ。

数々の思い出には、子供たちの頑張りを見れるという大きなご褒美がついていました。

応援で見ている息子の同級生は「よその子」ではなく、

「私たちの子どもたち」という感覚へ変化。

子どもは子どもであるだけで素晴らしいと知った応援団の経験。

 

その頃、それまでずっと弾いていなかった私は息子に

「卒業のお祝いに何か弾いてみようかな、、、」ともらしたら

「お母さん やってよ!」と。

卒業式間近のお昼休みに、学校の音楽室で3曲だけのおめでとうのミニコンサートを開いたのが、私の音楽の再開でした。

その日の息子の笑顔もずっと忘れられません。

 

私は子供たちを通じて多くの経験をさせてもらい、

子ども達を通じて多くの方とのご縁をいただいてきました。

それがどれだけ豊かなことだったのか、、、を改めて感じた昨日の成人式。

 

娘の介護は続きますが、子ども達は大人になり、私も親としての役目も一段落。

私も頑張って来たんだな、、、という感慨もあったのでしょうか。

 

大人になって責任が増え、

もしかしたらこれからは、楽しいことよりも大変なことの方が多いかもしれないけれど、

成人式の日の晴れやかな笑顔のように、どんな時も希望の光を忘れずに、

どの子も自分の道を歩んで欲しいと願っています。

もし辛い時は、私たちのことを思いだして。

そして訪ねてほしい。

私たちはいつまでも応援しています。

 

成人を迎えたすべての方へ、心からの祝福を。

そしてそのご家族にも、ご苦労様でしたとおめでとうの言葉を贈ります。

PS:今日の写真は、全て夫の作品

2017年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます。

関東地方は穏やかな晴天の元での新しい年明けとなりました。

どんな新年をお迎えでしょうか?

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~町内の文化財公園 

空気の冷たさと、冬の日差しの柔らかさと影が気持ちよい、あまり人が来ない静かな場所。 私のウォーキングコースでもある~


 

昨年の我が家は、3月の娘の骨折と自宅療養3か月がトップニュースでした。

てんかん発作で転んで右腕がポキンと折れてしまい、当初は手術と言われましたが、

麻酔にリスクがあるためギブスで養生。

ちょっとズレていますが何とかくっついてくれました。

私もその間家から出られず、自分の身体のケアもできず、五十肩が悪化。

6月から始めた肩の治療は最終段階に近づいているものの、まだ続いています。

春までには治したい、、、。

 

私にとっては、4月のピアノトリオコンサートが一番大きなイベントでした。

素晴らしいチェリストをゲストにお迎えして、地元で一番大きな会場でのコンサートは、弾くことよりも主催者であることに奔走しましたが、皆さまのご協力のお蔭で大成功。

娘の骨折は、実はこの本番の約1カ月前。

出かけることができず宣伝に困って、苦肉の策でブログを始めた、、、という次第です。

 

ネットのこと、あまりわかっていない私がブログなんてちょっとこわい(~_~;)と思いつつも、

もともと筆まめな性分、律儀な(何に対して?)性格のせいで、3月から続いております。

 

始めてみればはまってしまい、あれも言いたい、これも書きたいで、

毎回長文になってしまうのが難点なのはわかっているけれど、短くできない。。

一応週に1回はアップするつもりで、これまで書き溜めて来ました。

書きたいことはいくらでもあるけれど、その時書く時間があるかどうか?で決まります。

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~我が家の次女 白文鳥のピピ。4歳。今年の主役♪ ~

 

さて今日は、我が家の新年の風景をご紹介したいと思います。

 

たいてい9時過ぎくらいから、お屠蘇を始めます。

おせち料理は、基本のものくらいで、あまり作りません。

たくさん作っても飽きるし、冷蔵庫にも入りきれなくなる。

ここ数年は実家の母からも栗きんとん、伊達巻等、いろんな手作り品が届き、

かなり楽しています(^_^)  お母さん、ありがとう~!

いつも忙しくしている私を気遣ってくれる母。

幾つになっても母心は有難いものです。  感謝。感謝。

私が作るのは、ごまめ、黒豆、なます、筑前煮(博多では「がめ煮」と言う)くらい。

それにお刺身を添えて、ハイ出来上がりです。

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我が家のおせちの特徴は、何と言っても焼き飛魚だしで、鰤が入っている「博多雑煮」。

共演者の皆さまは、リハーサルに来てくださった時に多分一度はお昼にお出ししているので、よくご存じのはず。

夫も同じ福岡県人なので、我が家はこれに決まりです!

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もう一つの定番は、メイプルシロップに付け込んだ黒豆。

砂糖で煮込んだ甘い豆よりも、こちらの方があっさりしていて、豆本来の味が楽しめます。

 

作り方は、一晩水に浸けておいた黒豆を、圧力鍋で5分蒸して、

即アツアツのうちにメイプルシロップに浸け、

一晩置くだけでできてしまう簡単レシピ♪

素材の味が活きる優しい美味しさと手軽さでお勧めですが、

難点なのは、メイプルシロップの値段。 高い黒豆になってしまう。。

でも、一年に一度だけだしね。

他のごまめやなます、お雑煮は、年間通してよく作るので、あまり特別感もないかな。

新年早々、食べる話ばかりになりました(^_^)

やっぱり食べるの好きですから♪

 

我が家のお正月は、

お節を食べ終割る頃に、子供の頃からのお楽しみの年賀状が届き(筆まめ私は手紙好き)

その後リビングで家族四人揃っての恒例の記念写真。

そして、娘と夫と3人でお散歩。 

町内を見下ろす小高い丘の上の文化財公園にある、小さな鳥居をくぐってお参りします。

この散歩は毎年、清々しい気分になります。

元旦は、穏やかな解放感と、新年の始まりの厳かさと、あくせくしない特別な日。

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その後、家に帰って1DVDを観る。

朝が遅めでたくさん食べるので、お昼はみかんやイチゴと、おぜんざいです。

これは夫の実家の習慣に習って。

 

そしてお昼寝して、やっぱり練習する。

好きだから♪

たいてい日頃から、「今日はいつ練習できるか?」ばかり考えています。(^_^)

1時間しか弾けない日も結構あるけれど(今年はもっと練習時間を増やす!)、

家事をしながら、歩きながら、運転しながら(おっと危ない、、)、

頭の中には音楽が流れています。

楽器を弾く時間は、頭の中で鳴らした音、組み立てた流れを身体に移し替える作業です。

若い頃からこういう気持ちだったら、今頃違った人生だっただろうになぁ、、、(+_+)

でも私は今、ようやくスタート地点に立っているのです!(という気持ちでおります!)

 

元日の夕食は、お節の続きと、新鮮なサラダと、

やっぱりもうお味噌汁が欲しくなり(息子と私は汁もの好きなので)

それにスモークサーモンと紫蘇を使ったてまり寿司を作るのが、定番です。

このてまり寿司は、昔新婚の友人宅にお邪魔した際にご馳走になった思い出から、

私も引き継いでいます。

そして、元日は、朝も夜も飲む。量は少し。

このパターンが、我が家のいつものお正月です。

お正月からすでに忙しい?

 欲張り?貧乏性?それとも勤勉?

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~今年のてまり寿司は、息子が手伝ってくれた♪ 息子も大人になって、いろいろと頼りになります。 
来年のお正月もよろしく~

 

夜のテレビはもちろん、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート。

ワルツ大好きな私には欠かせません♪

昔九響に居た頃は(今もやってる?)、

やはりウインナワルツのニューイヤーコンサートをやっていて、

それを弾いて好きになったんですよね。

馴染んだものは素直に好きになる、単純な私。

そう、今年の自主企画コンサートでは、ヨハン・シュトラウスを弾きます。

大好きなワルツをぜひ聴きにいらしてくださいね!

 

ということで、新年早々お知らせです♪

 

今年の「アンサンブル・ルナ」の自主企画公演

521日(日) 14時開演(もしかしたら13:30かも)  

つくば文化会館アルスホール TXつくば駅より徒歩4

 

「二人のシュトラウスとウィーンの音楽」と題しての

ヴァイオリン・ピアノのアンサンブル・ルナの デュオコンサート。

 

わかりやすい解説と楽しいお話しを添えて、

幸せになれるプログラム♪でお届けいたします!

 

プログラムの詳細はHPでご覧ください。  http://forest-note.com/

 

 

守谷の国際交流センターログハウスでの公演日程は、

会場予約ができる2か月前の3月半ばに発表いたします。

プログラムは、守谷、つくば共通です。

 

これ以外に今年は、

714日(金)11:00ウエディングヒルズアジュールで、

ナチュロアロマチカさんの企画で「マリーアントワネット」をテーマにしたプログラムを。

 

915日(金)10:30アルスホール「つくば朝のサロンコンサート」で、

北欧とロシアのプログラムのコンサートを予定しています。

 

 

まずは、ぜひ5月のアンサンブル・ルナの定期演奏会に、ぜひお越しくださいませ。

HPに記載のアドレスでのメール予約も承っております。

チラシは今月中に、まずはつくば公演の分をご用意いたします。

今年は、さらにいろんな面で進化した内容でお届けいたします!

お待ちしております♪

 

今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

 

(初回から長かった、、、、)

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