ありがとう 懐かしの校舎
もうすぐ建て替えのために取り壊しになる、懐かしの学び舎。
今日は大学の友人たちと、桐朋学園の仙川校舎を訪れてきました。
奥の旧館はもう建て替わっています。
しかも、木造!
雨風大丈夫~?
卒業以来数回しか訪れていない母校。
6年くらい前だったか、当時在校生のお嬢さんがいた親友と二人で
ものすごく久しぶりに仙川に行った際、
駅前はすっかりモダンになっているというのに、
校舎は昔のままの桐朋に、すっかりタイムスリップした気分で大興奮したこと!
私が通っていた頃でも十分に古い校舎だったのに、
あれから30年近く経っているのに変わらないなんて!!!
その後今から4年前に、「桐朋祭に行こう!」という友人たちの誘いから、
その時9名ほどで押しかけて学園祭を楽しみ、それ以来の懐かしの学び舎でした。
その後もこのメンバーは、何度か集まる機会があったようですが、
一番遠くに住んでいる上に、時間の調整がきかない私は
あまりミニ同窓会に参加することができずにいましたが、
今日は特別。 校舎とお別れですから。
参加率が悪い私が久しぶりに登場するということで
皆から「サリーが来る!」(私の中高~大学時代のニックネーム)と
歓迎してもらって来ました♪
私たちにとって今日がもう最後。
思い出の証拠がなくなってしまうような寂しさ。
校舎はこのままでいてほしいという卒業生のノスタルジーと、
いやこのままでは在校生は不便だろうな、、、という気持ちと入り乱れていますが、
時は流れて行くもの、新陳代謝は自然の摂理。
新しい校舎で、若い在校生が存分に学んでくれることを祈りたいと思います。
同級生が集まると、一気に当時にワープする気分で、
私たちは懐かしい学生ホール、各所で記念撮影までして(~_~;)
(だって、もうなくなるから、二度とここには来れないから、、)、
在学生からちょっと白い目で見られましたが、
27期のおばさん8人が集まれば恥ずかしさもなんのその。
(在校生のみなさん、お騒がせしてごめんなさいね~)
廊下に譜面台が置いてあって練習するのが、桐朋の伝統の流儀。
どこででも練習!です。
学内のどこからでも音が聴こえて来る、、、
オーケストラの授業や試験会場だった402の大教室、その手前の実技入試の部屋、
各部屋を廻りながら、当時の思い出話に花が咲き、皆の声の大きかったこと。
うるさい私たちは、いつまでたっても変わっていないのでした。。。
1学年200名ほどの寺子屋のような大学には、濃厚な思い出が残っています。
私は遅くにヴァイオリンを始め、本気になったのも遅かったため、
お蔭で飽きることなく、大学時代はほぼ大学の中で練習して過ごしていました。
真面目だったのよね~。
何より良い友人に恵まれていたし。
間違いなく私の人生で一番楽しかった時代です。
休みの日も朝10時から夜10時まで学校のレッスン室。
もちろん1時間半で休憩を取っては、仲の良かった友人たちと
学生ホールでじゃべって笑って、たくさんの楽しい思い出が詰まった学校。
自分のことしか考えなくてよかった若き気楽な時代でもあって、
その懐かしさは憧れの境地。
「もう一度学生に戻って、勉強したい!」
実は、たまにそんな夢を見ることもあるのです。(*^_^*)
でも、今も勉強がすごく好き。 若い頃よりも、もっと。
仲の良い友人たちの中で、毎年自分でコンサートを企画してやっているのは
もしかして私くらい?
障害を持って生まれた娘の療育のために、
音楽をあきらめていた期間が長かったせいもあって、
その禁断症状(!)によるエネルギーの蓄積、爆発(?)が今の私の原動力。
いや、もともと向上心を取ったら私でなくなる!と豪語してきた部類なので、
どのみち頑張っていたかな?
子ども達も一応成人し、「やりたいことを、もうあきらめなくてもいいよ」
と自分に言えるようになったこと。
人生の折り返し地点をとうに過ぎ、残り時間を想うと、
「やりたいことはやらねば!今やらなくてどうする?」という気持ちで生きていること。
(同じ年の友人からも、「生きているうちにやっておきたい」という言葉が、
あちこちから聞こえます、、、)
懐かしい校舎はなくなっても、友人たちと会うと気持ちはいつでも若返るはず。
今日はありがとう♪
みんな元気で、また会おうね!
多くの卒業生の思い出と共にあった懐かしい校舎、ありがとう、、、、。
最近のコメント