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2016年5月15日 (日)

大地の歌

 

マーラーの「大地の歌」は、高校生の頃になぜかハマっていた作品。

李白他の中国の漢詩に影響を受けたマーラーが書いた、声楽付きのオーケストラ作品です。

 

 

マーラーの死生観が反映されているこの作品は、演奏がとても難しいだろうと想像される。

多分、初めて弾いたのでは譜面をなぞるだけになりそうな、理解が難しい6楽章60分もかかる大曲。

面白くなかったら、あっさり寝てしまいそうな危険な選曲。

 

その深遠なる作品を、昨日オペラシティでのシティフィルの定期演奏会で聴いて参りました。

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本当に行って良かった!

二つのヴァイオリン群が活躍するヴァイオリン奏者にとっては弾き甲斐のある曲で、前の方の席でヴァイオリンに見とれて(聞き惚れて)いました

 

メゾ・ソプラノ、テノールの歌唱ももちろん素晴らしかったし、

コンサートマスターのソロと、深々とした美しいチェロのソロも素晴らしかった。

 

 

でも、昨日私が特に感銘を受けたのは、2nd Violinの首席の若いヴァイオリニストの、作品への深い共感から来る真摯な姿でした。

 

 帰り際アンケートを渡す際に、その彼に「大地の歌 お好きなんですか?」と聞いてみたところ

「一度は弾いてみたかった曲なんです」と答えが返ってきました。 (私も!)

でも、ただそれだけではないような思い入れの大きさを感じ(勝手なこと言ってごめんなさいね)、

これほど真摯に音楽に向き合っている若者がいるオーケストラの会員になったことに、大きな喜びを感じました。

 

 

一応昔オーケストラに在籍していた者としては、日本のオーケストラは手に届くところにある世界でもあり、懐かしさもあって同じ目線で観てしまい、厳しい批判も憧れも抱き、そして何より良い演奏に触れると、ものすごく刺激を受けるのです。私も頑張らなきゃって!

 

生のコンサートは私にとって、生きる力をいただく場でもあり、刺激と勉強の大切な機会。

(夫は私が元気がないと、「コンサートに行ったら?」と言ってくれる)

 

 

昨日の午前中は「ねむの木学園 美術展」を観て感動してしまったので、その純粋な感動の後では霞んでしまうかと思われた、午後のオーケストラ演奏会。

しかし、音楽の力の方が大きかった!

 

 マーラーの音楽作品の持つ力であり、多くの人が集まったエネルギーの塊であるオーケストラの力でもあり、そして一人の純粋な思いの強さだけでも、これだけの感動を与えてくれることを知ってしまった。

昨日は心を捧げた演奏の素晴らしさに触れることができて、心を打たれました。

 

応援するものがあるのって、楽しいなと思います。

私はスポーツ観戦にはあまり興味はないのですが、もしかしたら応援したい奏者がいるオーケストラを聴きに行くのって、サッカーや野球の応援に行く気分に近いものがあるのかも?

ご一緒にいかがでしょうか?

 

シティフィルの定期演奏会、楽しみが増えました。

これまで3回聴く機会がありましたが、毎回期待を裏切ることがないオーケストラに出会えて嬉しい。

来月も期待しています!              www.cityphil.jp/

 

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