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2016年4月30日 (土)

人生は美しき夢

「森下幸路 ヴァイオリンリサイタルを聴いて」

 

本日、桐朋時代に何となく親しかった、森下幸路氏のシリーズ19回目のリサイタルに行ってまいりました。

 

現在 大阪交響楽団のソロ首席コンサートマスターを務め、大阪音大の特任教授として後進の指導にもあたり、3月には新たな弦楽四重奏団の旗揚げコンサートを行い、日々激務の中、毎年テーマのあるリサイタルを行っている森下くんは、私の大好きな友人であり尊敬するヴァイオリニストです。

S_morishita

 

今日は、オールフランスもの。

前半にフォーレの1番、後半にフランクのソナタを配置し、その間を有名無名の小品が並ぶというお洒落なプログラムでした。

 

とにかく音が美しい!  一緒に空中に居られるのです。 現生の悩みを忘れられます。

特にpとppが極上の響き。  

 

ピアノは奥様の陽子さん。

繊細な美しいヴァイオリンに合せての、細やかなバランス配分と柔らかな音色の数々。

内助の功というのは、まさに彼女のこと!と思わせる寄り添うピアノ。

永年のデュオならではの、一体感溢れるアンサンブルを堪能させていただきました。

 

特に後半 イザイの「こどもの夢」からは、ますます森下ワールドの夢の世界。

フランクのソナタの第1楽章は、まさに私が弾きたいと思い描く音そのもの。(おしえて~!)

3楽章の独白も、絶品。

 

アンコール タイユフュールのパストラーレは、彼らのCDにも収録されている曲だそうで、

聴いていて心は会場を離れてイメージの世界に自由に羽ばたき、

陽の光の下 風が吹く小麦畑、あるいは草原の中、麦わら帽子の少年が、足をぶらぶらさせながら

太陽を仰ぐ笑顔が思い浮かんでしまいました。

私の中のその少年は、森下くんだったのかも、、、。 

 

彼はとてもフレンドリーな温かい笑顔の持ち主。

その人柄そのままの音楽を、私たちに惜しみなく与えてくれます。

幸せにしてくれる音楽の持ち主です。

彼の夢心地の音楽を聴いた後は、すっかり心身共にリフレッシュ♪

 

柔らかな響きに身を委ねている間に、ふと人生は音楽のように美しい夢そのものなのかな、、と思いました。

そして、こんな夢をたくさん見たいとも。

夢があるから、しんどくても何とか頑張って行ける。

でも、その夢は儚かったりする。  瞬間に消える音のように。

けれども、私たち音楽家にとって、「音こそが永遠の記憶」なのです。

 

あんなに機嫌の良い爽やかな人であっても、これだけの温かさ、美しい音、優しさを表現できるのは、

その分の厳しさも悲しさも苦しみも、どこかで経験しているはずで、大きなふり幅の感情体験を持っているのでは、、、と、私は思ってしまうのです。

勝手なこと言ってごめんなさいね!

 

聴衆を幸せにしてくれたコンサートだったけれど、これだけ忙しくしていると、彼の身体を心配してしまいます。とにかく身体をもっと大事にしてほしいと、昔の友人としては何よりも願っています。

 

来年は20回目の記念コンサート!!

皆さん、森下夫妻の世界をご一緒しませんか?  きっと一緒に幸せになれる♪と保証します!

 

2017年 430日(日)14時開演 東京文化会館小ホールです。

記念すべき第20回目を、一緒に祝福しましょう!

音楽で夢を見られる生のコンサートに、行きましょう!

 

 ブログ内で個人名が入っている文章については、ご本人に前もって内容の承諾を得ています。

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