« 香りと音楽の魔法 | トップページ | 人生は美しき夢 »

2016年4月28日 (木)

雨の庭

今日は一日雨。

雨の日はどちらかというと憂鬱な気分に陥りがち。

だから、雨になるとわかっている日は、必ず明るい色の服を選ぶことに決めています。

肌は色を感じているらしいから。

1461824697873.jpg

↑ うちの庭は、今白い琉球つつじと紫のシランが花盛り。

 

「雨の庭」と言うと、思い出すのはドビュッシーのピアノ曲。

そう、去年の今頃は、どっぷりドビュッシーでした。 (20155月の「月の光に魅せられて」のコンサート)

 

彼の最後のヴァイオリンソナタは難解で、気に入った演奏に出会うことは難しい。

ドビュッシーが病に苦しみながら、そして10年の歳月をかけて構想を練りながらも未完に終わったオペラ「アッシャー家の崩壊」(ポーの小節が原作)の亡霊たちが棲みついている曲。

一旦書き上げた終楽章はあまりにもおどろおどろしいので、徹底的に色彩を変えて、むしろ明るくなったというドビュッシーの証言が残っています。

 

つまり、あの終楽章の輝かしい明るさは、ある意味 嘘、ごまかし、いや美しいものを愛したドビュッシーの聴衆への配慮?

どうも理解できないあの終楽章には苦しみました。

精神構造が違うんでしょうね。   私は単純思考だから。

でも、とても魅かれる曲です。  こわいもの見たさかな~?

 

私は今回はこの人 とターゲットを決めた作曲家については書籍を求め、全集のCDも買ってしまうという凝り性でもあり、去年の今頃はドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」と、彼の歌曲にはまっていました。  

今、全集のCDはすごく廉価で、お得なんですよ!

私が購入した全集は良い演奏がオンパレードで、ヴァイオリンソナタはDumayと Pires(これは、私にとっての決定版!)ペレアスはAbbadoの指揮で、

歌曲のCDはVeronique Dietschy。

声の質がぴったりで、キャスティングつまり、ドビュッシーにとって音色がどれほど重要かを思い知ります。

本番が終わったら片づけてしまうのに、1年経っても傍に置いているお気に入りのCDたちです。

Debussy Edition                                                                                                                                                                                                                              CD, Import, Box set Deutsche Grammophon

 

日本ではあまり演奏されないドビュッシーの歌曲。

ハードルが高いのは、詩と音楽の音律が一致していて、よっぽどフランス語に堪能でないと、

その魅力を表現できないから、なのでしょうか?

 

ドビュッシーの歌曲は、深夜に一人で聴くのがすごくいい。

彼がどれだけ夜一人の時間に、自分自身と向き合ったか、、、が伝わって来る曲ばかりです。

そして、それらを聴いていると、私も一緒に自分の深いところに降りて行けるような感覚を味わうことができて、すごく落ち着くのです。

小石がぽとんと水に落ちて、その水の底を覗いているような感覚。

 

今年のメインは、R.シュトラウス。

これまた本たちが待っています!  

6月からの、楽しい読書と勉強の日々が待ち遠しい。

916日(金)つくばアルスホールでの、R.シュトラウスのソナタも、どうぞお楽しみにしていてくださいね!

 

さて、この重たい雲のお天気にあって憂鬱にならなくて済んでいるのは、

いやしフェアに選んだ曲たちのお蔭のようです。午前中練習していて、そんな気がしました。

ドビュッシーのソナタと向き合っていた時は、あんなに憂鬱な気分に引きずられそうだったのに、

今回のプログラムには癒されます。  澄んだ音が要求される曲を多く選んだようです。

これから仕上げて行くのが楽しみです♪

 

527日(金)「アロマと音楽のいやしフェア 2016」も、どうぞせひお聴きくださいね!

 

http://forest-note.com/     ナチュロアロマチカ  http://naturo-aromatica.greater.jp/

« 香りと音楽の魔法 | トップページ | 人生は美しき夢 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 雨の庭:

« 香りと音楽の魔法 | トップページ | 人生は美しき夢 »