2018年10月17日 (水)

天上の香りと音楽 初リハーサル

 

つづきです。

ピアノトリオとは、クラシックの場合ヴァイオリン、チェロ、ピアノの編成。

低音のチェロが入ると倍音が何倍にもなって響きが豊かになり、

リハーサル後私の楽器はとても良く鳴るようになりました!

お土産まで付いた気分のリハーサル。

チェロは音域が広く表現の幅も広い。

ヴァイオリンは華やかですが、残念ながらチェロという楽器の持つ可能性には及ばない気がします。

今回は何といっても、チェロの長明氏の登場が一番の目玉!

高価な催しに見えますが、祝宴その他トータルに考え、

東京まで行って長明氏の演奏を聴くことを思えば、地元の方にはお得なのだと思います♪

 

 

 

今までも少しブログに書いたことがありますが、

長明氏とは長年のご縁。

活動、生活の場が違うので、

私の子育て&療育奮闘期間はお会いする機会はありませんでしたが、

私も残りの人生やりたいことを今やらないと悔いが残る!と発奮してから再会でき、

長明さんが首席を務める東京シティフィルの維持会員になって、

時々演奏を聴きに伺いながらエネルギーをいただいています。






 

音楽でも、昔好きだったものが年齢を重ねるとそうでもなくなることもあれば、

変わらずずっと好きということもある。

それは私にとっての本物の証。

長明さんは20歳の頃に初めて聴いてからの憧れのチェリスト。

その美しい音、生き生きとした音楽にはずっと魅了され続けているのです。

あまり書くとご本人を赤面させて申し訳ないので、これくらいにしておきます(^^

 

 



 

さて今回のリハーサルはアップライトピアノの我が家ではなく、

一応グランドピアノが入っている場所を借りました。

しかし、デッドでね。。

全く響かないのは弾いていて疲れますが、

練習はシビアに聞こえた方がわかりやすくていいとも言えます。

スコアは勉強していても、

実際に3人で音が出ると把握しきれていなかった音を発見して驚いたり、

「そう弾くの!」とドキッとしたり、

まあいろいろでいちいち驚きの連続なのです。 初リハーサルは。

驚き、感動し、混乱して足(いや手)がもつれ自分でも心の中で笑いましたが、

とても楽しいリハーサルでした。

豊かな音楽の中に身を置けるのはなにより幸せです。

 




Iyashiomo500




経験豊かな長明氏のご指導のもと、

言葉で言われなくとも聞こえてくる表情に合わせてみたらどうなる?の

実験を繰り返しながら、脳はフル回転。

夜は脳疲労でさっさと眠くなりました。

でも気持ちよくぐっすり眠れて元気回復です!

良い音楽には心身を整える力がある♪





 

自由自在な表情には驚いて、どうしたらそんな風に弾けるのだろう?と

考えてしまいます。

自分にできないことはいくら考えても結局わからないけれど、

心に留めて時間を経て答えがいつか降りてくる日を待ち続けたい。

もちろん勝手気ままに思い付きで弾いているわけではなく、

スコアが頭に入った上での選択。

隣で聴いていると、風に乗って、波に乗って音楽が進んでいく心地よさを感じます。

その渦巻くものに心が動かされる。

時には凪の時間も。深い湖の底にいる時もあり音は心の奥底に届く。

音量はもちろん、時間の流れ方のダイナミックレンジに、

音楽の器の大きさを改めて感じる。

そして、技術的なことを完全にクリアしているからこそ、

音楽のイメージの中で遊べる演奏ができることをとても羨ましく思う。






 

不思議なのは、チェロパート譜を見ながらヴァイオリンとピアノに

「そこは、、、」といろいろ提案してくださる。

私なんか、ずっとスコアを傍に置いて見ていないとわからないのに。

何度も弾いているから全て頭に入っているということなのでしょうが、

1回弾いただけで「あそこは、、」「ここは、、」と今起こったことを

膨大に覚えている記憶力にも驚きます。

わたし、このごろ物を取りに行っても「えっとなんだったっけ?」が増えて来た、、。

記憶力低下に悩んでいるのに、彼はそんなことには無縁そうです。

頭使っている人は衰えないのね~。

 




Iyashiura500





あら、また長明さんの話しに戻っていました。 失礼m(__)m

一緒に弾ける機会がそうそうある方ではないので、

感激、感動が大きいのです。

その感動をぜひ皆様にお届けしたい!

もちろん、長明さんの素晴らしさだけでなく、

私も刺激を受けて大きく羽ばたきたいと思います!

アジュールの響きが音楽を会場を豊かに包んでくれます。

乞うご期待!






Simg_1800



 

~コンサートはシックな「オックスフォード」で。

食事の「コートダジュール」も全て借り切りの豪華版の一日~

 

 

 

プログラム内容については後日お話ししたいと思いますが、

まずは日程のチェックを♪

127日(金) 11時開演です。 

平日お仕事の方も、特別な時間を過ごせるこの日、お休みを取ってでも来られていいかも。

1年の締めくくりの時期に、きっと素敵な一日を送れると思います。

お一人でも多くの方のご参加をお待ちしていますm(__)m



 

 

お申し込みは1126日まで。 ペアで申し込まれると割引がありますよ(^^

ナチュロアロマチカ ℡ 0297462810




12/7天上の香りと音楽





大型台風の脅威や季節外れの暑さで撹乱されていましたが、

このところこちらは朝晩の冷え込みが一気に進み、

ハイネックのTシャツを着るようになりました。

数日前まで夏日があったので身体は混乱していますが、

秋は進んでいるようですね。

さて、今日はクリスマス時期のコンサートのお話を。

ハロウィーンが終わったら街はクリスマス色で彩られてにぎやかになり、

そこから一気に年末、お正月へとなだれ込む忙しいシーズンの始まりです。




 

 

その喧騒のちょっと前の127日「天上の香りと音楽」と題したイベントが

ウエディングヒルズアジュールもりやを舞台に繰り広げられます!

この会は、アロマのお店「ナチュロアロマチカ」20周年を記念しての催し。

20周年の節目のお祝いでもありますが、

「香りと音楽の癒しフェア」の第4回目でもあるのです。

ナチュロアロマチカの大木いずみ先生が、

五感をフルに使った癒しの体験を皆様にプレゼントしたい!と

毎回張り切っていらっしゃいます。

私も第1回目から演奏で参加させていてだいて来ているので、

もうすでに主催者側の気持ちでこのイベントの成功を願っている一人。





Dsc_0799

 

~去年のアジュール。快晴の714日でした。~

 

 

門をくぐったところから、日常とは違う光景が拡がる素敵な会場で、

期待が膨らみます。

当日はクリスマスの気分でドレスアップしてお出かけくださいね。

動物のモチーフや真珠のアクセサリーも、ドレスコードの一部となっています。

それだけでも、なんだかワクワクしてきませんか?





 

スケジュールは、

1030開場 ウエルカムドリンクでほっとしていただき、

1100から「華麗なるピアノトリオ」のコンサート。

1220 大木いずみ先生の講演。どこかの時間にアロマの化粧水作りの体験もあ

ります。

1315 特別懐石創作フレンチをフリードリンクと共に楽しむ午餐のひととき。

1515 にお開きとなりますが、

TX守谷駅からの送迎バスもあるので、遠方からの方も安心してご参加いただけます。




 

詳細はナチュロアロマチカのHPを。 naturo-aromatica.greater.jp/

 

私のHP問い合わせフォームでもお問合せください。http://forest-note.com/

 





先日「天上の香りと音楽」のトリオコンサートの初リハーサル。

私にとって初めての大曲もあるので、早めに3名での音出しをお願いしました。

2回のリハーサルは本番直前に。

それまでは、1回目の刺激と記憶をもとに個人で勉強します。






 

今までルナ・クラシカは、毎回ナチュロアロマチカの「香りと音楽の癒しフェア」で

演奏させていただいてきましたが、

20周年記念の今回はスペシャルゲストをお招きしています!

2年半前に「華麗なるピアノトリオの世界」にご出演いただき、

お客様に絶賛されたチェリスト長明康郎氏。

「とても素晴らしかったという噂を聞いたわよ!」と何名からも声を掛けられ、

ぜひまた守谷の皆さんに、いえ守谷を問わず一人でも多くの方に

あの素晴らしいチェロの音色と音楽を聴いていただきたいと願っていました。

今回、このような栄えある機会に再び共演の機会をいただき、

大木先生には心より感謝ですm(__)m




Simg_1794

 

~昨年の第3回「マリーアントワネット」をテーマにした大好評だった際の大木先生の講演~




Simg_1832

 

~同じく昨年の白いコートダジュールでの会食風景。~

 

つづく、、、

2018年10月 8日 (月)

スペシャル・ウィーク




1年前にチラシを見て以来楽しみにしていたチョン・キョンファのコンサート。

行って参りました!

105日金曜日。  先週2回目のサントリーホール。

どちらも燦然と光り輝くスーパースターのヴァイオリニスト!

しかもその日の指揮はチョン・ミュンフンで、夢の姉弟共演。

こんな1週間は私の一生に二度とないかも、、、と思う贅沢。





Dsc_2237


 



チョン・キョンファは神童と言われ、私が若い頃から見上げる存在で、

女性ヴァイオリニストの頂点に立つ憧れの人。

一度は生を聴いてみたいと願っていた。

今年70歳を迎えるそうで、未だにコンチェルトを演奏しているというのだから驚異的。

オーケストラをバックにソリストとして演奏するのは、本当に体力が要る。

以前はキョン・チョンファと言えば、

とにかく情熱的で観客を熱狂の渦に巻き込んでくれる人という印象だった。

それはいいとしてもちょっと癖もあるように思い、実は以前はそれほど好きではなかった。

ところがここ数年聴いてみたCDの印象は違う。




 

とても繊細で豊かな表情を持ち、しっとりと心の奥底に届く。

しかもそれは年を取ってからではなく、若い頃のCD

若い頃はわからなかったものが、

ようやくわかるようになったということ?

R.シュトラウスのソナタも、ブラームスのソナタもいろんなものを聴いたけれど、

結局はこの人の持つ繊細な表現に最も心惹かれた。

いつも大好きなデュメイよりも。

なので本当に楽しみに待っていたのです♪ この日が来るのを!(^^)!




 

娘のことは居宅支援を前もってお願いしてあって、

1730に待ち合わせて軽い夕食の後にホールに向かう。

その日は取手に住んでいた時からの友人聡子さんと。

彼女はうちの息子が生まれてから最初に知り合ったママ友で、

最もお互いの家を行き来して親しくしてもらい、

うちの息子も穏やかな俊くんが大好きだった。

ご家族皆さん本郷の大学で学んだ超優秀。

彼女も桐朋の仙川本校の音楽教室出身という音楽のサラブレッド。

音楽の専門には進まなかったけれど、大学オケで吹いていたフルートを今も愉しみ、

知識も豊富で耳もとても良い。

マニアックなコンサートや、ちょっと高価なものやこだわりの演奏会がある時は、

まずは聡子さんの顔が思い浮かぶ。

引っ越して今は家が遠いから、せめてお互いの好きな音楽で会いたいな、、、と思うのよね(^^

逢いたい人との再会の場所に、コンサートという祝祭の場はふさわしい。






 

金曜日のオケは東フィル。

息子が中1GWに、どうしても一度チョン・ミュンフンの指揮を見たくて

一緒にオーチャードホールに行って以来。

(その時のメイン、ベートーヴェンの「英雄」は彼にピッタリ!)

あれから14年以上経つというのに、東フィル事務局は以来欠かさずオーケストラの

コンサート情報を郵送してくれる。 申し訳ないほどに、、、。

でも今回2枚買ったので、14年分のチラシ送付料は十分支払えたとも思ったのでした。(^^





 

席は1128番。つまり、最前列の一番右端っこ。

一般売り出し日の10時丁度に夫にトライしてもらっても(私は生徒さんのレッスン中)、希望の席はすでに売り切れて、弾いている姿を見たいから前の方をというとここしかなく。。

しかし、やっぱりこの席はだめでした。(*_*)

サントリーホールの舞台は中心に向かってなだらかなV字ラインになっていて、

私の席からはソリストは全く見えない。弓の先とドレスの下の方が見えるだけ。

残念!!!

ヴィオラ奏者の隙間から覗く薄めの鮮やかな赤いドレスはとても素敵だったけれど。

この人は70になっても情熱的な赤が似合う。






 

そのお陰で、どう弾いているかの視覚からの情報は一切なしに、

音に集中することができました。

もう一つ良かった点は、近いから生の音が聴けたこと。

ホールの響きでお化粧された音ではなく、「実音」とでもいうべき生の音。

ホールの自然音響で増幅されなくとも、表情の豊かさは伝わってくる。

視覚から余計な判断をするという邪魔がなく(自分で過去の記憶から勝手にする)、

音を聴きながら自由に心は遊べる。






 

世の中には、特に若い人にはもっと完璧に弾く人は山のようにいる。

でも完璧に弾くことにこだわると、心が硬くなって音楽は死んでしまう。

(でももちろん、若い頃は技術の向上に励んでください!そういう時期だから)

余計なことを考えなければ確率は上がる。

それを集中と言うこともあるけれど、

本当の集中はミスなく弾こうとすることではなくて、

音楽そのものにどれだけ深く入っていくかという「集中」を聴衆は求めていると思う。





 

彼女は歌うようにという表現では適当ではなく、

自分をさらけ出して表現すると言った方がふさわしいのかもしれない。

生身の人間が音から伝わってくる。

人を愛し、苦悩し、号泣し、喉を枯らして訴え、傷つき疲れ果て、、、

しかし心からの優しさと憐みを持ち、

ありのままの自分であることを大事にしている人の音楽に私は聞こえる。

そのようにして辿り着く音楽は聴衆を深遠な芸術の世界へと誘ってくれる。

有難い。





 

体調が良いからいい演奏ができるとかではなく、

一生懸命なんて生ぬるいものではなく、

どんな時も全身全霊で音楽に向き合う覚悟が音から伝わって来て、

こちらも同じ覚悟で聞かねば!という気持ち(集中)を体験させてもらう。

どう弾くのか?のテクニックや解釈では説明できないもの、

作曲家への深い共感、

その人の生き様が伝わってくる。

こんな演奏家は、滅多にいない。





 

 

「私は神のために弾いている」

「思った音楽を実現するためには屍を超えてでも、、」

などと発言するオーギュスタン・デュメイ。

怖いくらいの覚悟が言葉からも伝わってくる彼の音は

とてつもなく美しく神々しい。

ギル・シャハムは舞台での溢れる笑顔からも人柄の良さが伝わり、

とても温かい抱きしめたくなるアマービレな音。

音はちょっと暗めながらも、チョン・キョンファの世界もたまらなく魅力的なのだ。

 




この3名の素晴らしいヴァイオリニストに共通して言えると思うのは、

作曲家から音楽の感情表現を託された和声感をしっかり伝えてくれること。

私が気が付かなかったり見落としていた和声の表情が、

彼らの演奏から聞こえてきてハッとしたことは数限りない。有難い。

それはヴァイオリンパートだけでなく、スコアとしっかり向き合っていることの証。

アリーナ・イヴラギモヴァとジョセフ・リンも同じく。

とっても勉強になる。

私はこっちの方向を向いていたい。

目標はどんなに遠くとも、目指す光を放ってくれる存在を頼りに勉強を続けたい。




 

 

昔オケに居た時代、とても頑張り屋さんの友人がチョン・キョンファのことを

「彼女は子供が出来てから演奏を数年休んだのよ。だから信頼できる」と言った言葉が、なぜか心に残っていた。

その時に一番大事だと思うことに集中するということなのか?

その友人の本意はわからなかったけれど、ずっと引っ掛かっていた。

わからないものの、私も同じく続いた一人。

今は女性も皆働く時代になり、現代の時代精神とは一致しないかもしれないけれど。




 

子供を持つと、女性は子育てをすることで自分の時間を大幅に削って生きていくことになる。

マイナスもあればプラスもあり、どう折り合いを付けていくのか、

最終的にプラスに持っていくにはどうするか?も問われるのかな。

選んだ道は修業とも言えるし、

最後には全てプレゼントだったと感謝できるようになりたい。




 

その意味ではまさに、子育ても怪我(5年間完全休業)も

全ての経験を音にしている人なのだと思う。

どういう人生を送って来たのかは知らないけれど、

深い表現からは自分の知らない世界を体験させてもらえ、

何度も聴きたい、その先を聴きたいと思う。






Dsc_2236

 



会場は演奏中物音一つない集中だった。

楽章の合間には我慢していた咳の嵐で、指揮者がちょっと笑うほど。

皆で演奏家の集中を支えていたのですね。

私も娘の風邪がうつって 喉が痛い→咳 の症状になっていたので、

前日に咳止めの薬を買って備えていた。

コンサートは聴衆と演奏家が作り上げるもの。

静かな第2楽章が始まる前は聴衆の聴くコンディションが整うまで、

かなりの時間を待ってくれた。

その合間の時間に、指揮者と楽団員との長年の信頼が感じられる一コマをチラッと見た。

温かいステージ。





 

オーボエの長い長い天国的なソロから始まり、ヴァイオリンソロに渡す第2楽章。

ブラームスの深い温かさを感じ、本当に幸せだった。

ブラームスのヴァイオリン協奏曲を聴くなら、チョン・キョンファが一番なのかもしれない。




 

後半のサン・サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」は、豪華な編成。

サン・サーンスというと「白鳥」で有名な「動物の謝肉祭」が人気。

ヴァイオリニストにとっては、よく演奏される有名な小品があり身近な作曲家だけれど、それ以外によく演奏されるのは、、?とすぐには思い浮かばない。

私は1番のヴァイオリンソナタも大好きだけれど、フランクやフォーレに比べると

断然演奏される機会が少ない。

時代の要望と作風が合わなかったみたいで、評価が難しい作曲家とされるが、

もっと演奏され、もっと聞かれていいと思う。





 

サン・サーンスはオルガニストでもあったので、

オルガンが鳴らない個所でもオルガン効果を感じる荘厳な瞬間がある。

メッセージが重なり合うフーガの箇所にも荘厳さがあり、

私は平和への祈りの気持ちを抱いて聴いていた。

気候変動、異常気象、災害、経済の駆け引き、戦争、貧困。

とても不安な時代を生きている私たち。

素晴らしい音楽には、心だけでなく魂を浄化してくれる力がある。





 

日常の悩みや不安から解き放たれ、

今目の前で繰り広げられる音の世界に奏者と共に集中し、

音を通してその人が届けてくれる真摯なメッセージを受け取る。

聴いている瞬間は、奏者と自分しかいないような静寂にいるけれど、

一旦曲が閉じると万雷の拍手の熱気に

そこに居た人が似たような体験を共にしていたことに驚き、汗ばむほどに熱くなる。

この日もブラヴォ~の嵐だった。

この熱は明日からを生きるための確かなエネルギーになる。

だから私はコンサートに通う。

まるで音楽の神様に逢いに行くように。




Dsc_2240






2018年10月 3日 (水)

台風一過のサントリーホール





猛烈な台風24号が夜中にやってきて眠れなかった日曜日。

台風一過の月曜日は季節外れの真夏日。

なにはともあれ、サントリーホールでのコンサートは無事開催され、

良かった良かったでした♪





 

「マキシム・ヴェンゲーロフのリサイタルの無料招待券があるけれどどう?」って

親友絵理ちゃんからメールが来たのは、二日前の土曜日。

そりゃもちろん行きたい!

好みではないけれど、、、世界最高峰と言われているヴェンゲーロフ、

やっぱり一度は聴いてみたい。

出かけていた夫にメールで尋ねて、早めに帰って来て娘をバトンタッチしてもらえることを確認し、即「ありがとう。お願いします!」の返信。

ヴェンゲーロフもまるで台風のようにやってきた。





Dsc_2228

 



久しぶりのサントリーホールの前は、とても華やかな雰囲気。

チケット代が高いせいか、気合を入れてお洒落して来ている人が多く、

始まる前から期待感が溢れていた。

プログラムはオールブラームス。

ソナタの第1番と第2番が前半で

後半はFAEソナタと第3番を。

アンコールは、ハンガリー舞曲第2番と第5番。

ヴェンゲーロフの真骨頂である超絶技巧の持ち味を生かした

緩急自在なハンガリー舞曲第5番は、

本当にジプシーが弾いているような自由奔放さで、

客席は一番盛り上がった。




 

 

通常のクラシックコンサートに比べて客層が若い。

もちろんヴァイオリンを勉強しているお嬢さんたちや学生さんもたくさんいたけれど、

クラシックファンの核となるシルバー世代が少なかったのでした。

私もこんな高額なコンサートはよっぽどでないと行けない。

今回は本当にラッキー!



 

 

知人から招待券が回って来た、、と誘ってくれた大学時代の親友絵理ちゃん(3月のブログ「バッハの世界」ジョセフ・リンのコンサートも一緒に)と、

コンサートの合間にはヴァイオリン奏法談義に花が咲く。

ヴェンゲーロフの技術の素晴らしさは考えても想像がつかないけれど刺激受けて、

自分は自分なりに考え研究していることを絵理ちゃんに話してみたくなる。

彼女はご実家がヴァイオリン教室を営んでいる生粋のヴァイオリニスト家族の長女。

幼い頃からずっとヴァイオリンと共に歩んできて、研究に余念がない。

5から始めて本気になったのは高2で、途中で長いことやめていた私とは大違いで、

ヴァイオリンがすっかり身体の一部となっている尊敬する友人。

昨年亡くなられたお父さまから「そんなことはいいから練習しなさい」とよく言われた

という話を聞いた時、

私は親からそんなこと言われたこと一度もなかった!とその環境の違いに驚いた。






 

お互いの背景は違っても、大学入学時に寮で隣の部屋になり(高校の頃から学生コンクールで知ってはいた)、笑って悩んだ濃い4年間を共に過ごし、

卒業後も長年お誕生日おめでとうカードやメールを交換し、

お互い違う苦労をしてきたことも理解し、

折に触れて会うことができる親友は本当に宝物。




 

 

「会ったらすぐに奏法の話しになるのはサリーらしいね」

(中高大“サリー”は私のニックネーム)と翌日のメール。

「こういうのって相手あってのモノだものね。

大学時代から変わらないのが愉快よね☆」とも。

いつも真剣にヴァイオリンと向き合う彼女だからこそ、聞きたいこと、

私が今ようやくわかったことなどつい話してみたくなる。

そんな彼女と大事な演奏会を分かち合えることを幸せに思う。

「演奏会の翌日って夢の中で一日が過ぎちゃうね.。」という詩的なコメントも

彼女ならでは。  ホント、そうよね~♪




 

 

マキシム・ヴェンゲーロフは33歳で肩を壊して一旦引退したのち、復活。

ヴァイオリンをお休みしていた間に指揮や指導で活躍し、

再び演奏に戻って来た時はさらに素晴らしくなってファンを喜ばせた。

世界で一番出演料が高いヴァイオリニストという噂もあり、

実力と共に絶大な人気を誇る。





 

もともと好みではないと言いながらも、

実物に接するとステージから人柄も伝わって来て、

発見がたくさんあったのでした。

演奏後の笑顔のトークでは、ご自身の所有するストラディバリウスの話しや、

その日のコンサートへの感謝などが語られ、

演奏とおなじように伝えたいこと、分かち合いたいことが溢れるように伝わって来る。

素敵な人なんだな、、、と思う。 

生はいいなあ。

CDや動画などではわからない言葉にならない情報が空気から伝わる。

丸ごとその人が伝わって来て、ホールは祝祭となる。



Dsc_2231


 

 

弾いている姿からは深く深く集中し、内側は炎のように燃え、

どこか武士の真剣勝負の間合いを感じることがある。

深い静けさと、鋭い切れ味と、とてつもないパッションと使命感。

この人も唯一無二なのだ。

 



 

1番ソナタの出だし。

さあどう来るか?と構えて待った。

驚くほど小さな柔らかい音でピアノが始まり(ピアノの蓋はずっと半開のまま)

ヴァイオリンもdolce(優しく)というよりもsotto voce(ささやくように)の質感で始まる。

この第1楽章は各所にドルチェの指示が書かれていて、

作曲家が意図したのはどんなドルチェなのかは悩むところ。

ヴェンゲーロフはどちらかというと荒々しいほどに情熱的な人という印象があったので、

とても驚いた。

故障で休んでいた間に何かが変わった?

当然そうよね。




 

 

リサイタルを行うには大きすぎるサントリーの大ホールでは、

さすがのヴェンゲーロフでも聞こえないか、、、と思われるほど柔らかい音を選んで始めたのは冒険にも思えたけれど、そこは百戦錬磨のソリストの経験から来るもの。

何か意味があるはず。

全体に柔らかい音色を中心に組み立てられ、ヴェンゲーロフなのに意外に思った「雨の歌」。

私にとっては思い入れのある作品なので、

細かいことをどうするのか気になって聞いていた。

やっぱり楽しむというよりは、何を考え、どんなアイディアで?と分析的に聴いてしまう。

各所解釈は違っても、第3楽章の最後は同じ言葉が響いて来た。

作品背景のイメージは共通点が多い。

プログラムの解説も、彼自身が書いているように思う。

共感するとても素敵なプログラム。




 

 

2曲目の第2番のソナタは楽器を替えて。

その日のコンサートは実は二つのStradivariusでという企画。

黄金期(17001720)の「ハンマ」と円熟期 (17201730)の「クロイツェル」。

クロイツェルの方は彼所有の愛器だそうで、むしろ意外だった。

ヴェンゲーロフの音のイメージは、むしろハンマの方。

華やかで強くて輝きのあるハンマ。

優しい響きのクロイツェル。

同じ作者の楽器を同じ奏者が弾いてもこんなに違う!

以前の彼ならハンマを選ぶだろうと思う。

故障という挫折を経て変化して出会ったから、

今の音(楽器)を愛しているのだろうと想像する。

人は苦難を得て大きく成長する。




 

 

静と動をダイナミックに弾き分け、

さすが「帝王」の異名を取るだけある堂々とした風格は、

有無を言わさない自信に溢れていて聴衆を圧倒する。

真のソリストの力を見せつけられた。

 

そう、ソリストの演奏とはそういうものだろうけれど、

自分の理想として頭の中に鳴るものがあまりにも強すぎて、

ピアノとのアンサンブルが悪い。

ピアノのことは聴いていない。そんな必要はないってこと?

リサイタルを聴きに来ているのだから

彼だけ聴いていればいいのだろうけれど(結果私もそうなってしまう)、

ピアノは伴奏、背景でしかなく、

作品全体が見えてこない気がしてしまうのだ。

そこに私の不満がある。

ピアニストもとても力のある人だけれど、

必死で察知しながら苦労してついて行っているという印象だった。

以前TVで観た別のピアニストとのフランクのソナタも同じだった。




 

 

作品世界を楽しみたい者にとっては、ソリストの強さはもろ刃の刃。

本来ピアノの方に主体があるヴァイオリンソナタは、

室内楽としてピアノとのやりとり、

スコア全体を読んだ上での表情の選択、

二人で創り上げるものを私は聴きたいと思う。

ここが好きでない理由。

でもね、これはヴェンゲーロフのリサイタル。普通なんの文句もない。

あなたなに言ってるの?当り前じゃない!という声が聞こえて来そう、、、。

私は全般的なヴァイオリニストサイドの聴き方ではない。(ちょっとピアニスト寄りかも)

でも好みやら、その時その時のこだわりやらは、個人特有のものだからね~。

 



 

そのことを除けば(いや、ほんとうは私にとってはすごく大きなことなのだけれど)、

ぐいぐい引っ張る前進力、

2番の第2楽章のクライマックスでの高音の撚り合わせた金糸のような美しさ、

3番の第2楽章のG線の深い音、

ブラームスらしさにふさわしい豊かな重音、

どれをとっても忘れられない音と表現で、

世界最高峰の素晴らしさを堪能して参りました。

ヴァイオリン音楽の裾野にいる者は、

見上げる山の高さ美しさにため息が出る。





 

一つその日に発見したのは、

1番ソナタと、さらに若い頃に書かれたFAEソナタを柔らかい音色のクロイツェルで弾き、

2番と第3番のソナタを力強いハンマで弾いたことでの印象の違いから、

作曲家ブラームスは第1番のソナタを境に心境の変化があったのではないか?と

思い当たったこと。




 

 

1番「雨の歌」は、敬愛するクララの一番下の息子が亡くなったことに対する慰めの気持ちが第2楽章に託されている。

1楽章も第3楽章も全て、クララへの愛と思いやりに溢れている

クララへの手紙のようなソナタと私は捉えている。

14歳も年上のスターピアニスト クララに対して、ブラームスが出会ったのは20歳の頃。

最初は息子のように可愛がってもらいつつも、彼は尊敬とともにクララに恋焦がれ、

激情は次第に落ち着くものの、その愛は一生変わらなかった。





 

「雨の歌」を書いた頃のブラームスは、念願の交響曲第1番を成功させ、

続いて喜びに溢れた第2番の交響曲もすぐに出来上がり、

作曲家としてエネルギーに溢れ名声も高まり収入も安定し

真の自信に満たされた幸せな時期。

母のような姉のようにも慕ってきたクララに対して、

この時初めて同等の人間として対することができたのが

このソナタではなかったか?とふと思った。

まだまだ勉強中なので、真相はわかりませんが。




 

 

一人の作曲家の作品だけ並べる演奏会は、作曲家に逢いに行くようなものでもある。

私もブラームスへの愛がますます深まった気がします。

ヴェンゲーロフさんありがとう!

これからも身体を大事にして、世界中の人を楽しませてください!

そして、誘ってくれた絵理ちゃんと、この巡り合わせに心から感謝!




Dsc_2225

 

 

~久しぶりに銀座線を上野で乗り換えたらホームがきれいになっていて、

しかもパンダ! シャンシャンに会いたい♪~

 

 

一旦全快したと思って社会復帰した娘でしたが、

 

昨日施設から帰ってくると咳と喘息音がひどくなり、血中酸素濃度も下がっている!

 

今日は再び自宅療養です。。

 

遠慮なく目の前でゴホゴホする娘から、夫も私も風邪がうつって喉が痛い。。

 

金曜日娘は遠足、私は日中リハーサルと夜はチョン・キョンファのコンサート

 

(今度はブラームスのヴァイオリン協奏曲♪)なので、

 

同じく無理せず体調を整えています。

 

この1週間、看病、台風、その他もろもろで私も睡眠負債がたまり続けている。

 

そんな日はブログ日和なのでした。

 

ヴェンゲーロフのコンサートも咳やらくしゃみの人が多く、

 

前半の客席はひどい状態で気の毒だった。

 

台風や気温変化で体調を崩している人が多いと思うので、皆さまお大事に。

 

 

 

 

Dsc_2229

~サントリーホールにアクセスする溜池山王のホームは、駅から音楽が始まっている♪~

2018年9月29日 (土)

台風到来





またまた台風が近づいています。

このところ何事もなかったからほっとしていたのに、

猛烈なのが来ると思うと構えます。

散々報道ですごいのを見ているとこわ~い。。

台風の影響と激しい気温変化のダブルで、うちの娘は久しぶりに喘息の発作が出ています。

木曜日の夜からゼイゼイしながら熱も38.4℃出て、

夜中も110くらいの早い呼吸音とゼイゼイ言うのが気になって眠れませんでした。





 

吸入器の使い方も忘れるほど久しぶりで、

以前学校の宿泊学習用に作った写真入りのマニュアル表を、自分が見て思い出す(笑)

インタールも一日何回使っていいのか忘れたので、ググってみる。

それほど久しぶりなのです。

2種類のぜんそく薬を混ぜて使うのに、インタールは果たして消費期限内なのかもわからず。。

 




忘れたころにやってくるのですね。

持病を持っている人は非常事態の時には本当に厄介で、

だから日頃からしっかり備えをしておかなければならない。

なのに、喘息のことはすっかり忘れかけていました。

ネフライザーの携帯充電器はほとんど使ったことがないのに壊れている!

即新しいものを注文しなければ。





Dsc_2216

 

~昨日の久しぶりの気持ちの良いお天気は、二人で横になってレース越しに見ていました。

木洩れ日は病気の子にやさしい。~

 



 

うちの強みは、血中酸素濃度(SPO2)を測る器械を持っていること。

知人から譲り受けたのですが、

通常の時のSPO2 と、てんかん発作の時のSPO2と、もちろんぜんそく発作の時のSPO2と、数字で見れるのはすごく安心です。

数字よりも様子、顔色、呼吸の感じ、身体から伝わるものはもちろん重要ですが、

エネルギ-の幅が小さく話ができない子の内側を知るには、

数値というのは頼りになる。

客観性は時には主観に覆いかぶされて、判断を誤ることもあるから。





 

階段を上がると確実に悪くなるので、ここ二晩リビングで寝ています。

昨晩も元気そうに見えたのでお風呂に入れて2階の寝室で寝ようかと思っていたけれど、

測ってみたらSPO292%しかなく、見かけより悪いことがわかってもう一度テレビの前に布団を敷きました。

病院では95%以下では退院させてもらえず、かといって95ではぎりぎりなのです。

私も実はいつも96で血中酸素が低い。

だから疲れやすく感じるのかな。

これがその器械。

指に付けて測ります。

吸入後なので95ありOK



Dsc_2218




 

てんかんとぜんそくの二つの発作を持つうちの娘ですが、

意外にそれ以外は元気。

めったに風邪も引かない。

今回は珍しい。

発熱は、東日本大震災の3日前に38度出て以来、つまり7年ぶり。

あの時は特に喘息でもなく知恵熱?のような感じだった。

熱が出るとてんかんの大発作も来るか!と構えましたが、セーフでした。

ああドキドキする。 

でも本人は、大事に大事にされて、ニコニコ嬉しそうで気分は元気です♪

笑顔は親への安心のプレゼント。

ありがとうね。





 

我が家では一足先に娘の台風が吹き荒れていましたが、

気象の方の台風も近づいています。

新幹線並みの速度で夜中に関東を通り抜けるようで、

朝起きたらどうなっているか?ですが、

どこも無事でありますように!





 

そんなこんなで心配ごとがいろいろ、、、でも、良いことも♪

親友からメールが来て、101日のサントリーホールでのヴェンゲーロフのコンサートの招待券が回って来ました!

なんてラッキー!

マキシム・ヴェンゲーロフは、100年に一度と言われるヴィルトゥオーゾヴァイオリニスト。

チケットもSS席は¥23000! 一番安くても\10000.

お値段もスペシャルなヴァイオリニスト。

しかも、2本のストラディバリウスを使ってという試み。

プログラムは、ブラームスのソナタ第1番と、第2番。

まあ「雨の歌」を聴ける!




Img_3802

 



夏は往年の名ヴァイオリニスト サシコ・ガヴリロフ氏でグリーグの3番を聴け、

今度は現在の世界最高峰のヴァイオリニストでブラームスの1番が聴ける。

何を聴いても勉強になりますが、勉強したてのものだとますます吸収できるものがあるので、この巡りあわせには感謝しかありません。

どうぞ台風が無事に通り抜けてくれますように!!



 

今週は金曜日に、かねてから一度は聴きたかった

チョン・キョンファ、チョン・ミュンフン姉弟の共演で、

ブラームスのヴァイオリン協奏曲を聴きにサントリーホールに行くので、

スペシャルの1週間となりそうです。

こんなことめったにない。

芸術の秋、満喫します!

感想は多分来週末にまとめて。




Dsc_2222



 

さあ娘をお昼寝させて、私は別室で練習しよう♪





 

2018年9月23日 (日)

秋の休日




連休が多い今年の秋。

お彼岸の今回は第2段。

夏はどうかなりそうな猛暑で、大きな災害も度々あって心も疲れ、、、、ましたが、

このところの秋の空気に癒されます。

何気ない毎日のささやかな幸せを大事にしたいと思う心は、優しい秋の空に慰められる。




Photo



 

この連休中、夫は田舎に帰って両親の様子を見に行ってもらっています。

頭はとてもしっかりしている二人ですが、さすがに身体はそれなりに年を取って来て、

遠いと様子がわからず心配が空回りします。

出来る時に少しは親孝行の真似事でもできるのも幸せなこと。

娘と私はお留守番。



 

この夏の酷暑と異常気象、台風で、例年だと夏は調子良いはずの娘も発作が多く、

このところお腹の調子もちょっと、、、で

(ここのところヨーグルトを毎朝食べるようになったのが合わないのかも ← もともと乳製品にアレルギーあり → やめてみる → 今日はOK)、

なかなか安心できない日々を過ごしています。





慣れてはいるので何とか滞りなく毎日を送ってはいますが、

本来なら太平洋高気圧が張り出して安定している夏は、

心配がないはずだけれどなあ、、、、。

でも施設では他のてんかん持ちの皆さんも似ている様子なので、

仕方ないとするしかありませんね。





 

それに反して私は体調の良い夏を過ごし、久しぶりに元気です!

基本夏は元気、冬が苦手。

そして春に向けて眠いとか憂鬱傾向になるのが一年のサイクル。

この夏、しょうが酢、にんにく酢、バナナ酢など、酢に漬けたもろもろが良かったのかな?

娘も同じく食べていますが、てんかんには効かないですね。





 

障がいがある子にはプラシーボは効かないので、気の持ちようで良くなることもない。

何が本物なのか?は障害のある子に聞くのが一番かもしれません。

少し手助けしてくれるものはあるけれど(うちの娘の場合ラヴェンダーオイルとか)、

その意味では、難治性てんかんに本当に有効なものはなにもない。

散々「これを飲んだら?」「あそこに行ったら?」と親切な方々がいろんなものを紹介してくださいましたが、もういいです。

ひたすら観察して細かく対応していくしかない。

お陰で少しは理性的な対応ができるようになってきたかな。

 

ついつい日々起こるてんかん発作のことばかり気にしているため、

やたら発作のことを書いてしまいごめんなさい。 m(__)m

 




ということで、夫が留守の間の発作はますます構えます。

もし地震とか起きたら大変!

その時は、だれか~助けて~!の気分です。。

 

先週は夫にご老体になったバラの剪定等を頼み、からまったヘクソカヅラがなかなか風情があったので家に入れて、テーブルの上で楽しみました。

生の緑があるとそれだけでテーブルが生きいきしてきます。

近くのパン屋さんでエビカツバーガーを買って来て、サラダとヨーグルトを用意しただけでも、緑のお陰で素敵に見えるから不思議。

今本番が近くないので気持ちにも余裕があり、こんなことを楽しんでいます。



Dsc_2181

 



Dsc_2185



Dsc_2183




スーパーで買うより安いからと、

夏はプランターに紫蘇とバジル等を植えて必要な分だけ摘んでくるのに、

今年はすっかり苗を買うのを忘れていて、

最後に一つずつ残っていた紫蘇残っていたイタリアンパセリを育てました。

(前にも書いたよね)

ところがある日のこと、朝にはしっかり茂っていたのに

夕方シャッターを閉める時には丸裸!

こんな芋虫がいたのです! 3匹も!

初めて見たこのアゲハの幼虫はとても鮮やかだったので、つい写メに収める。

ユニークだぁ。



Dsc_2158

 

 

Dsc_2188



それから3週間たち再び食べごろに育ち、ようやく我が家の食卓へ。

香りがいいからシンプルな塩コショウ味がいいかな?と思って、

鶏胸肉とシメジを炒めた上に乗っけてみた。

でも、ふと思う。

イタリアンパセリたちは、人間に食べられるのと、

綺麗な蝶になるのとどっちがいいんだろう?

生まれ変わる命たち。

山椒などの香りが良い葉っぱを好むアゲハは美しい。

優雅にひらひらと舞うのと、歩き回る人間と、、、。

せめて人を元気にする言葉、美しい音を奏でなければ、

アゲハに負けてしまうかな?などと考えたりしていました。





 

昨日は側弯症もある娘を月1回のカイロプラクティックに連れて行き、

“守谷にホールを!”の署名活動のお願いに行ったり、

お昼はバーミヤンで安くあげて(ここで働いている友達が来店を喜んでくれた♪

割引券ももらって早速使う。ありがとう♪)、

ヨークベニマルで食料品の買い出しをして帰って、

けっこう娘は連れまわされました。

そのせいか?夜はちょっと重めの発作。

お風呂に入らずに寝てしまいました。ごめんね。





 

今朝は平日と同じ時間に目が覚めて、

10時に壊れた食洗器を入れ替えるためにリフォーム業者に下見に来てもらう。

このところつい、若い男性には歳を尋ねたくなる。

息子と同じくらいかな?と想像してしまう。(変なおばさんですみません!)

その後傷んできたスイミング用の水着を買い替えにスポーツデポへ。

イオンタウンをぐるっとまわってお散歩とし、

家に帰ってお蕎麦のお昼ごはんを作る。(錦糸卵、茹でたほうれん草、おろし大根、小葱、刻み海苔を乗せて。別皿でシューマイとトマトやキュウリと大根の麹漬けも)

小鳥もたくさん出してあげて、女3人のんびりした週末です。ピピも女の子よ♪


7174



 

明日娘は通常通り施設に行くので、

私は午前中生徒さんのレッスン、

午後は近くの高野公民館での伊奈特キャラバン隊公演に参加。

伊奈特キャラバン隊は、知的障碍者の理解と啓蒙のための体験を含めた公演会。

レギュラーメンバーはとても活発に活動していますが、

私はごくたまにしか参加できずごめんなさい!なのですが、

たまに行っても温かくウエルカムしてもらっています。





 

この前、公演前の母同士の話しがおかしかった。

各家庭それぞれ言葉が話せない子ばかりですが、

スーパーに一緒に行くと、知らない間に和牛ステーキ肉をかごに入れられていたり、

アイスが余分に入っていたり、、という話。

「これ買って♪」と言えない子たちは、そっと行動で意思表示をするのね。

もちろん、レジを通る前のことですから問題ありません。

子供たちの心の様子を聞いてほほえましくなる。

うちの娘も「これが食べたい」くらいは言いたいだろうなあ~。

尋ねると、体調が良い時はイエスの時には「ん~」とお返事は返ってくるのだけれど。




 

キャラバン隊にたまに参加すると、人と違うことってどういうこと?どう感じている?を

再確認して自分が勉強になります。

明日はオープニングと締めのご挨拶を担当。

今晩原稿を練習します!

夕食には夫も帰って来るので、いつもの我が家に戻ります。



 

だらだらとこの3連休の実況中継でした。

特に何もない平和を有難く思う秋の日。

秋はしみじみの気分になります。




Photo_2




~秋分の日には毎年室内を秋に模様替えする。

その昔、娘の訓練に明け暮れていた頃はゴミ出ししか外に出ない生活をしていたこともあった。  模様替えは娘も私も季節を家に取り入れるために。 

今やけっこう面倒くさくなってきているけれど、、その習慣は続ける~

Dsc_2204






Dsc_2210




2018年9月16日 (日)

久しぶりのオペラシティ



このところ秋雨前線のお陰で暑さ和らぎ、一気に秋を感じほっとします。

庭の萩も紫式部も色づき、目からも秋を実感する。

まだ夏の名残と秋のお印が同居する微妙な季節ですが、

土曜日は雨模様のお天気の中、4か月ぶりに初台のオペラシティへ行って参りました。




 

この日は長年の友人智恵さんと。

家が近いわけではないけれど、子供たちが幼い頃お互いの家を行き来し、

夏はビニールプールで遊ばせたり、

一年違いで誕生日が同じなので合同誕生会をやったりと、いろいろ思い出を共有。

お料理家事上手で楚々としていて意欲的な彼女からの刺激は有難く、長いご縁です。

ほぼ欠かさず私の自主企画コンサートに来てくれているのに、

そういえば一緒に出掛けたことがなかったのでした。

お嬢さんが小さい頃熱心にピアノに集中し、大学オケでは木管楽器を担当して

母娘大のクラシック好き!といえば、誘わない手はない♪

 



 

20003000円の手軽なコンサートとは違って、

オーケストラのコンサートになるともう少し値段が高くなる。

そうすると、本当に好きな人でないと誘っても申し訳ないかな、、、

という気がしてしまいます。

お付き合いで一緒に行ってもらう金額ではないからね。

でも、とても楽しかったみたいで私も嬉しかった♪

子供たちも社会人になり、私たちも時に自分の大人の愉しみを持ちたい年齢になりました。




 

土曜日のコンサートは、維持会員になって応援している

東京シティフィルの第318回定期演奏会。

このオケは自主運営だそうで、他と比べて企業のバックアップが少ない。

もちろん何よりもご贔屓の奏者がいて、

シティフィルの音と演奏が好きだから応援したいのですが、

私がいなくても何も影響ないオケよりも、

一人でも多くのファンがいる方が力になるかも?と思えるところの方を

応援したくなるのは、私らしい選択という気がする。

 

 



Dsc_2177




プログラム前半は、モーツァルト39番のシンフォニー。

後半は、ラヴェル作曲の全145分の短いオペラ「スペインの時」を演奏会形式で。

プログラムノートによると、ラヴェルは生涯Mozartを愛したというから、

何やらつながりのある組み合わせです。

モーツァルトは言わずと知れたオペラ作曲家。

ラヴェルは2曲しか書きませんでしたが、この「スペインの時」はモーツアルトの

人気オペラ「フィガロの結婚」をどこか連想させる。

意味ある異色の組み合わせというのは、どんな化学反応が自分に起こるか?

それだけで楽しみが倍増しそうな予感で始まる。




 

まずは、18世紀のスター、神童と言われたモーツアルト晩年の傑作39番から。

それが何とも颯爽としたテンポで始まり、

最初はえっ!ちょっとそのテンポ速すぎ、、、(*_*) の気分で聞いていましたが、

時間の流れ方に慣れてくると、景色の見え方も変わってくる。

余計な思い入れ変な重さがない演奏からは、

本来の楽譜が飾りなくすっくと立ち上がって

和声のエネルギーに沿って曲が進むのを明確に体験しました。

あら、身体が慣れてくると爽やかでとても気持ちいい。

弾いている人たちもそうじゃないかな?と思いながら聴き進めていく。

3楽章まで速めのテンポで行くものだから、

では、16分音符でずっと動きっぱなしの第4楽章は相当速い?と構えていたら、

意外にゆっくりめ。

つい、なぜ?と考えながら聴いてしまった。





 

展開部でわかりました。

ソナタ形式で書かれている第4楽章の展開部は、目まぐるしい和声の変化と転調の連続。

同じ音形で書かれているものの色がどんどん変わっていくのは、

モザイク模様を見ている気分。

そのモザイクが、よく響くオペラシティのホールで明確に見えるためには、

あのテンポが絶妙な選択だったのではないか、、、と思ったのです。

ほんとのことはわからないけれどね(^^♪ 





 

一つ一つの音が重くないから、

テンポがゆっくり目でも和声を置きながらの流れを気持ちよく楽しめる。

浅瀬の清流の中にある石を飛び移っていく感覚で、

風が吹く緑の中にいるような爽やかさを全曲を通して感じました。

このところ生でモーツァルトを聴く機会がなかったものだから、

今のモーツァルト解釈ってこんな感じに進化したのかな?と考えてみたり。





 

実は私個人的に、来年はMozart Yearになりそうで

(少ない本番の割には、たまたまモーツァルトが多くなっただけ(^^♪)

ただいま再び勉強中なのです。

もちろん、モーツァルトは最愛の作曲家♪

無人島に誰か一人一緒に行ってもらうのは、Mozartと決めている。

 




今読んでいるのは「モーツァルト最後の四年 栄光への門出 春秋社」

というもの。

彼の手紙や直筆譜(紙の種類まで!)はもちろんのこと、

当時の新聞も調べた綿密な調査、

仮説は仮説として謙虚に、けれどもモーツァルトの定説に囚われないアプローチから導き出された新しい説はとても説得力があって、面白すぎる!!

特に、魔笛とレクイエムの楽曲分析にはぐいぐい引き込まれる。





 

35歳で亡くなったモーツァルトの晩年は、借金まみれで世の中から忘れられたかつての天才の不幸なイメージが定着していたけれども、

いやそうではない!というのです。

実の彼は希望に溢れていた!

たしかに、この39番、40番、41番の3曲のシンフォニーからは

それが聴こえると思う。



 

亡くなる4年前、皇帝ヨーゼフ2世から念願の宮廷作曲家に任命される。

この本では貴賓室作曲家という言い方をしているけれど、

ことあるごとにこの称号を付けて楽譜を出版したり演奏会のプログラムに書いたりというあたり、大変な名誉を自負する顔が思い浮かぶ。

しかも名誉を得ただけでなく、貴賓室作曲家にはほとんど縛られる仕事はなく

自由で年金ももらえる。

亡くなる年に至っては、シュテファン大聖堂の楽長補佐にも任命され、

ゆくゆくは主任に、、という希望が手の届きそうなところまで近づき、

名誉も定収入もこれまでにないところまで到達しかけていた。




 

 

借金は、自らの名声を広めるための外国への宣伝旅行等に大金が必要だったとか、

もちろん当時トルコとの戦争で、スポンサーで当てにしたい貴族の懐は火の車であり、

経済不況が政治的不安定と結びつく大変な時代を経験するという不運に見舞われ、

またギャンブル好きという嗜好や妻コンスタンツェの病気療養のための出費など

理由は多々あるものの、

姉のナンネルは「弟の欠点は唯一、経済観念が低かったこと」と

嘆いたこととも関係あるそう。



 

 

この状況の中でも安定した多作期間であったことが、

未来の希望に溢れていた最後の4年であった証拠の一つというのが、

この本の主張です。

たまたま病気になって、いろんなものが未完のままに終わってしまったということは悲劇ですが。




 

まだ読んでいるのは3分の2の時点までですし、

この本のことだけで1回分のブログになりそうなので、それはまたいつか。

というわけで、Mozart 39番 興味津々♪は

(“栄光の最後4年”の始まりである1788年に作曲された意欲作!)

予想を裏切る新しい演奏に出会い

大満足の前半でした!

指揮の高関 健さん、素晴らしい!

自分の考え付かないものが説得力を持って聞かせていただけると、

とても勉強になり有難い!

今朝も目が覚めるとすでにこの曲が頭の中に鳴り響いていました。

幸せな目覚め♪




Dsc_2187


~我が家の庭は今、萩と朝顔が一緒に咲いています。

朝顔は種から育てて日陰のせいか、少ししか咲かなかったので、

時々咲くたびに「今日は1輪咲いた!」と喜んでいた今年の夏の名残 ~





後半ラヴェルの「スペインの時」は訳の具合でほんとうは

「スペイン風の時の流れ」みたいな意味らしい。

物語は他愛もない内容。

でも音楽はとても魅力的。

5人の登場人物それぞれに固有の音楽がついている。

歌のソリストは言葉を歌で語りながら、

オーケストラがその人物がどういう人であるかを音楽で語っていく。



 

 

フランス語で歌われるので日本語字幕が舞台後方に設置され、

歌手と字幕と時々指揮者とオーケストラを見て、、、と

忙しく筋を追い、音楽に耳を傾け、ドラマの空気を吸って楽しみました。

特にソプラノが素晴らしかった!

45分間、スペイン(ラヴェルはスペインが大好き)の時計屋での騒動を覗いていたという気分です。

他愛もなく愚かでも、、、それが日常であり、特別なものを描かなくとも

ドラマはそこかしこにある。




 

 

通常オペラはどれも長時間で値段も高いけれど、

こういう短いものはとっつきやすい。

音楽は複雑ではあるけれど、何とか楽しめる範囲の複雑さに留まってくれています。

結局予習なしでホールに来てしまったけれど、

よく知っている馴染みの作品を

今日はどんな演奏で聴かせてもらえるのか?という楽しみと、

およそ自分では聴かないけれど、

プログラムに入っているから巡り合えるという楽しみの二つがあるのは

とてもいいなあと思いました。

これから数日youtubeで聴いて、土曜日を思い出そう♪



 

 

それは馴染みの料理だけでなく、

食べたことがない料理を食べてみる、知らない土地を訪れるようなもので、

脳にはそういう新しいことはとても栄養になるのです。

新しいものを言葉にするのは難儀な部分もあるけれど、

言葉に上らない感覚としてだけ得たものも、

いつか別の何かと結びついた時に言葉として意識に上って来る。

その時かつての経験は、見える言葉という樹の根元を腐葉土のように豊かに支え包むのかしら、、、などど思いました。

だから言葉にできなくとも、楽しめた♪だけでもOKなのです。




Dsc_2174



 

この日は終演後オペラシティ2階ロビーで

楽団員さんと会員、その他希望のお客様との交流会がありました。

会員は¥500でドリンクチケット2枚をいただき、

私も智恵さんもワインをチョイス。

さっさと酔いが回ってしまいましたが、

木管五重奏と弦楽五重奏によるラヴェルの「クープランの墓」より

メヌエットが(シティフィルのチェリスト香月氏編曲)演奏され、

心憎い選曲と演奏に大満足でした。





 

交流会の前にアンケートに少し書いて傍にいた団員さんに渡したところ、

ナント、夏に団からの暑中見舞い葉書を担当してくださったオーボエ氏だった!

綺麗な字でのお葉書ありがとうございます♪




 

その後ちょっとお話ししたヴァイオリニストの美しい女性は、

私の九響時代の仲良しでカルテットを一緒にやっていたヴィオラの貴恵ちゃんと同学年ということがわかり、またまた奇遇!

小さな奇遇が二つも重なるとどこか必然的にも思え、

お二人のこともこれから聴きに行く時に応援しよう♪と思ったのでした。

交流会などでステージ上の人と話ができると、舞台の段が取り払われていいですね。

また次回の交流会もありそうなので、楽しみにしていたいと思います。




 

もちろん、一番ご贔屓のチェロ首席長明氏ともご挨拶し、

他の熱烈ファンの方とも盛り上がり楽しかった♪

ファンクラブの輪を拡げねば♪



 

次は11月定期のストラビンスキーを楽しみにしています!

 



Dsc_2173

 

~智恵さんとの昨日のランチは、Le Pain Quotidien

コブサラダ(卵、チーズ、チキン、アボカド入り)とデトックスジュース。

デトックスなる言葉に弱い年齢です(^_-)-☆ 

オーガニックのジャムを好きなだけ選べて嬉しい♪~





Dsc_2172

 

 

FBで知り合った方の投稿を見て確認しに来た初台駅トイレの洗面台。

もうここから音楽が始まっている♪~





2018年9月 9日 (日)

備えあれば、、



この度の北海道胆振地方での地震、台風21号の被害に、心よりお見舞申し上げます。




 

本当に今週はなんという一週間だったことでしょう。

被災地の哀しみと混乱には言葉もありません。

ニュースで生の声を聞くたびに、胸がつぶれそうです。

続けてこんな大きな災害が起きると、直接被害がなくても気持が萎えます。

自然の前には人間は成すすべもない。

東日本大震災の時は、家の前の道路にも亀裂が入って砂が出てきて、

我が家も液状化が懸念されます。

どれも他人ごととは思えない。




 

今から遡ること20年ほど前、

環境団体「地球村」の代表高木義之氏の講演を聞いて以来、

ネットワーク「地球村」情報誌を毎月購読しています。

新聞などは、何を大きく報じるかは各社の判断に任せられているので、

必ずしも大事なことが一番大きく報道されるとは限らない。

(もちろん、何を大事と考えるかは各社、各自違う)

大見出しや大きな文字だけで今何の情報が必要か選ぶのも、

一市民にとってはなかなか難しい。

https://chikyumura.org/



 

地球村の情報誌によると、

日本の国土面積は世界の0.28%という小さな国なのに、

*マグニチュード6以上の地震の20.5%が日本で起こっている。

*活火山の7.0%が日本にある、活火山110以上を持つ火山列島。

とあります。

つまり、環境問題以前に、日本はもともと自然災害が多い国土ということ。

私はブログ等で政治的な発言をするつもりはありませんが、

原発だけは反対をはっきり表明したいと思います。

 




1970年~2000年の間にM5を超える地震は、

日本3945回に対して、フランス、ドイツはたったの2回。

つまり地震発生頻度は2千倍。

なのに、世界の原発の1割を持ち、原発密度が世界平均の35倍!とあります。

単純に数字を見ても、日本に原発がこんなにあるのは狂気の沙汰としか思えない。

原発の真下で地震が起きたらどうなるか?考えないの?

こわい~~!

やっぱり原発反対! 

なので、我が家は生協のバイオマス発電と契約。

自然エネルギー支持に1票のつもり。

パル電気の料金は、東京電力と同じです。




 

 

防災の日を過ぎて、改めて我が家の防災も見直しています。

いざという時に身動きが取れないので、備えはしっかりやっておきたい。

備えのある家が増えれば、コンビニに駆け込む人が少しは減り、

社会の混乱をちょっとだけ軽減できることに貢献できる。

できることからやってみる。

先日市役所で改めて、災害時の要支援者名簿(娘)に申し込んできたばかり。

地震は不意打ちですが、台風、水害についてはスマホの防災アプリなどで、

近時間の予測はかなり確実になっています。

時間軸(警報)に沿っての行動計画というのも考えなくてはならないのかな、、、。

裏山こそないけれど、近くの古い用水路はちょっとしたことですぐ水が溢れるし、、。

頭が重い。。。






 

我が家の対策いろいろ



・家具は全て壁に固定する。

・水の備蓄 1階にも2階にも箱で。

・消火器 玄関と2階洗面所近くに。キッチンには小さなスプレー式消火器

・非常時のビタミンミネラルの補給を兼ねて、缶の野菜ジュースを箱買い。

 時々日常でも愛飲しながら、賞味期限内に消費

25年保存可能な水で戻せる食品、家族33日分。

・キャンプ道具の数々(テント、寝袋、、、、)

・ラジオ兼用手回し充電器

LFDのランタン、懐中電灯、電池のストックもたくさんあり

→その後、ヘッドライトの方が手が空いていいとの情報を得て、

 ヘッドライトをリビングと寝室に用意

 さらに、そのヘッドライトに非常用のホイッスルもくくりつけておく方がいいみ  たい。

・娘の抗てんかんの薬は、常に最低2週間以上分は確保

・出かける時のバッグには、必ず3日分の薬を入れておく。

・トイレが使えなくなった時のための簡易トイレ

 (袋に入れて固めるタイプの簡単なもの)

・トイレットペーパー等の日用消耗品も、必ず12パック多めに在庫を持つ

・今回新たに寝室に、スリッパを使えない娘のために、

 新しい靴を箱に入れて準備。

ガラスが飛散すると素足では歩けない。

・お風呂の外にはバスローブを用意し、洗面所の引き出しにも懐中電灯常備。

・もちろん、非常持ち出し袋は玄関に。靴箱の上段とベンチの中に。

・車のトランクにも、出先で何かあった時のために1泊分の準備は積んである。

・ガソリンは、常に半分以下にならないように気を付ける





 

他、何か足りないものは?

こんなに続くと怯えて暮らすことになりかねないけれど、

考えられることはきっちりやって、

社会から元気がなくならないように、

いつもの生活を営んでいく。

そして誰もが明日何が起こるかわからないから、

楽しいこと、やりたいことを特に大事にしたいと思う。

この困難な時代を頑張って共に生き抜きましょう!





Dsc_2169

 

 

文鳥とはいえ、白い鳥は平和の象徴に思えるのは親ばかだから?

今朝はなぜか重い発作が続き、娘はその後疲れて長時間寝てお昼前に回復。

台風も多く気候が激しいせいで発作が多い今年の夏。 

可愛そうだし私も困る~。。





被災地でもエコノミー症候群予防のために20分は歩くようにとのことで、

その後お父さんと一緒に近くの公園に短時間の散歩に出かけて、

ヤマボウシの実を拾ってきました。

風でたくさん落ちていて500gも。 さてどうする?

ビタミン、カロチン、アントシアニンを含み、

滋養強壮や疲労回復効果もあるらしい。

ジャム、果実酒、あるいは生で? (生食も甘いけれど、ジャリジャリした食感)

ジャム作りなんてほんとは余計な仕事だけれど、

面倒な裏ごし等手伝ってもらって1瓶出来ました。

ねっとりした南国系の甘さ(^^



Dsc_2171



実家の母は、今年引っ越すまでは毎年6月に庭の梅の実で、

量の梅ジャム(年によっては80個も!)を作ってくれていました。

相当な労働だったと実感。感謝。






2018年9月 2日 (日)

いつか見た青空

本日のタイトルは、私が月1回鍼治療でお世話になっている

黒澤絵美先生が上梓された著書のもの。

「本が出たんですよ」と伺ったのは、今年5月か6月。

ちょうど一番忙しい時期だったこともあってそのままになっていましたが、

先日ようやく1冊分けていただいてきました。


 

 

8月の鍼治療のすぐあとが草津旅行だったのでそれに持参し、

娘のお昼寝のお供の際にまずは興味があるタイトルからパラパラとめくり始めたところ、

止まらない!

「お勉強」の本だとお昼寝の隣で読んでいると、

私の勉学欲よりも強い彼女の睡眠の脳波につられて、

そのうち気を失うことも多々あるというのに、

「いつか見た青空」だと面白くてつい読み進んでしまう。

毎日娘の隣で夕方横になって少しずつ読んで、ようやく読了。

タイトル通りの青空を心にいただいたという清々しい気持ちで一杯です。

紹介せずにはいられない!




Dsc_2162

 

~本の帯には「走る喜び、書く楽しみ 視力がなくても心豊かに生きている」とある。

表題作「いつか見た青空」は、第12回小諸・藤村文学賞優秀賞受賞作。

高遠書房から出版~



後日の9月6日、第21回自費出版文化賞の

エッセー部門賞を受賞されました!

おめでとうございます!!




 

黒澤先生 若い頃はイラストレーターのお仕事に就き、

その後徐々に視力を失ってしまった。

障害を受け入れる時が一番大変だったと何度も伺った。

私もそうだった。

娘は1歳になってようやく首が座ったというのに、療育手帳を取ることに抵抗を感じた。

障害者の烙印を押されたくない、何とか私の手で健常にしたいともがいていたあの頃、

きつかった。

著書の中で、私の知らないたくさんの苦労や日常の喜びも改めて知った。

治療を受けながらお互いのいろんな話をする。

私も障害児の母だからか、私たちには障害を抱えて生きる者同士の共感、

どこか連帯感みたいな空気がある。

 



しかし目が見えなくとも、何と心豊かに生きておられることか。

心地よく響く落ち着いたアルトの声。

じっくり考えて出てくる言葉。

体験に裏打ちされた話の数々に耳を傾け、

私も自分の困っていることなどつい相談したくなる。

身体の治療でありながら、気持ちの整理も手伝っていただいている。




 

黒澤先生は、フルマラソンのランナーでもある。

走るのは短距離も長距離も苦手な私には想像がつかない世界。

最初にひどい五十肩で訪れた時先生は「今が一番健康です」とおっしゃった。

なんか体調悪い~とか、体力筋力が落ちてどうにかしないと、、、

などと焦っている私とは大違い。。

先生の口癖は「冷え取り、半身浴、足湯をしっかりと」というもの。

私も足湯器を買い、レッグウオーマーを愛用し、

夏は27度のエアコンの中に居てもハイソックスを履き、

冷え取りの信者になっている。(笑)

お陰で前よりも元気になっている。(感謝!)

冷えは万病の元ですね。



 

 

本の中には治療の時に生で聞いた「ニューヨークマラソン」の話しや、

マラソンの応援に駆けつけてくれる「ウサギのおばさん」こと萩谷さんの話が出てくる。

萩谷さんはうちの娘がとてもお世話になった方で、共通の友人の一人。

真っ先にそのページを開いて読んだ。

ウサギに扮装して黒澤先生を応援する萩谷さんの楽しそうな顔、

その声を聞いて姿を想像し、笑顔になる黒澤先生の顔が目に浮かぶ。

何だか頭の中に私独自の映画が上映されているように。

そして私も楽しい気分になってくる。




 

黒澤先生のお母さまは車椅子を使っていらっしゃるけれど、

いつも声が明るい。

そして去年、今年と萩谷さんのガイドの元、先生親娘、お友達の視覚障害の方が

私のコンサートに多数来てくださった。

感謝!



 

 

先生の本を読んでいるとあまりの描写の生々しさに、

本当は見えているんじゃない?と思う瞬間がある。

多分私が本を読むときに頭の中に自分の想像力が勝手に景色を浮かべるように、

先生も傍に居る人から聞く周りの描写を心の目で見ているのかな。

文章からは、見えている人よりも細部までありありと豊かに感じているのが伝わって来て、

読んでいて一緒に観てしまうのだ。

どこに視覚障碍者とそうでない人を線で引いてしまう必要があるんだろう、、と

考えてしまう。

人は見たいものを見、聞きたいことしか聞いていないといわれる。

ありのままを見えている人、そのとおりに聞こえている人など一人もいない。

自分の経験のフィルターにひっかかったものは強く印象に残り、

そうでないものは薄く靄がかかってしまう。

あるいは全く記憶に残らない。

ならば自分が健康で豊かであれば、世界は輝いて見えるということかしら?




 

そして周りを囲む友人や協力者との豊かな関係にも惹かれる。

治療で訪れる人との会話、マラソンで訪れる開催地の空気や匂い、

お友達と出かける様々な場所。

大地をしっかり踏みしめ、自然と人と多くの交わりを持ち、

活き活きと過ごしていらっしゃることは、声から十分に響いて来る。

言葉ではわざわざ言われなくとも、周りの人への感謝の気持ちが滲むように

伝わって来る。

黒澤先生も有難いご縁を持てた素敵な方の一人。




 

許可をいただいて、「いつか見た青空」から最後の文章を転記させていただきたいと思います。

これは先日肉声で先生から伺った言葉と同じで、私をハッとさせた。





 

「時代は難しい局面に向かっている。

ちっぽけな私たちの力ではどうにもならない問題が山積だ。

私たちにできることといったら一人一人が命を輝かせて

この世を照らし出す光となることだけだ。

友人たちと手を振って別れながら、今日一日出会ったすべての人を愛おしく思った」 

 

「いつか見た青空 <記念日>」 より




Img_5347

 

うちの娘は日常的なてんかん発作のせいでぼんやりしていることが多く、

介護度4で食べること以外は全て介助が必要。

でも手はかかっても、親にとっては何よりも愛おしい存在。

彼女は彼女なりに精一杯生きている。

学校でも施設でも、体調が良い時の彼女のとびきりの笑顔はいつも人気者。

長生きしていれば誰もが自分では望まなくても、

介護される側になるかもしれない。

思わぬ事故や病気で障害という問題も介護も、

いつ誰の身にも起きることかもしれない。



 

「この世の中には必要のない人なんていないんです」も先生の口から何度も聞いた言葉。

ありがとうの気持と共に、私も深く頷く。

これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(__)m



 

 

黒澤治療院(鍼 マッサージ)

取手市戸頭393  めぐみ幼稚園そば

0297782154



2018年8月25日 (土)

初の草津・2 旅日記






つづく、、、と書いておきながら、時間が経ってしまいました。

今週、旅行疲れかダブル台風のせいか、

木曜日まで調子悪く、やるべきことだけで一日が終わっていました。。

けれど台風が去った昨日金曜日は朝からすっきり!

草津の行き帰り、車で座りっぱなしも疲れたのでしょうが、

どちらかというとお天気のせいだったようです。

娘も気候連動型のてんかん患者ですが、私も気象病っぽい。

疲れていなければ影響を受けずに済むけれど、

睡眠不足など何か生体に弱い条件がある時は気圧等に左右され、

「今日はだめです。使い物になりません。。」の日が多々あります。

よく「森さんていつも元気ね」と言われるけれど、そうでもない。

人間だから、自然に左右されるのも仕方のないことですね。



Photo

 


 

草津音楽祭も良かったけれど、二日目の野反湖もとても良かった。

10時から2時間ほどいましたが、特に早い時間帯の空の素晴らしい青を反映して

湖も美しく輝いていました。

二つの青は鏡のようで、天空の合わせ鏡という言葉が思い浮かぶ。

6月下旬から7月下旬にはニッコウキスゲによく似た黄色のノゾリキスゲというのが群生するらしく、その様子を見てみたい!と想像していました。

先週咲いていたのはマツムシソウとワレモコウ。

秋の風情です。

野反湖の地図の左中央付近に「テン場のお花畑」という場所があり、とっても気になる。

やっぱりその頃にまた行ってみたい。

 




Dsc_2117



山は大好きだけれど、うちの娘はでこぼこ道が苦手で、オヨヨオヨヨとなる。(←わかる?)

付き添う私もかなり気を遣うのです。

でも野反湖にはバリアフリーの道があり、車いすでも行けるところがあり、

その先は木の皮のチップを敷き詰めたフカフカの道もあり、足元に優しい。

娘は湖に近寄りたかったようで、道なきところをずんずん入っていく。

止めると怒る。

蛇が出そうよ~!と言って何とか阻止。

気持ちはわかるけれど、、、。

この日はなかなか自己主張の強い一日で手ごわかったのでした。

そういう日、実はてんかん波が荒れている。

発作を起こさなくても外からは見えなくても、頭の中には電気の嵐が渦巻いている。

てんかん発作の時は頭痛もするという話もある。

彼女は話ができないからわからないけれど。

機嫌くらい悪くなるよね。



Dsc_2135

 

 

草津唯一のイタリアンで昼食後、旅館の小さいお風呂だけでなく

大きな露天風呂も行ってみようということになった。

草津音楽祭の会場近くの西の原露天風呂。

河原の傍の露天風呂までは駐車場から歩いてちょっと距離があり、

帰りはこの坂道を登っていくのか?と思うと、ちょっと娘のことが不安に。

お風呂もそういえば露天風呂ってどこも岩を敷き詰めてあるので、

お湯にたどり着くまでになかなか時間がかかり、

ようやく浸かってホっ。

娘もいい湯加減の開放的なお風呂で手をたたいて喜び、、、、でももう上がる時間。

露天風呂の気分だけ楽しみました。

青空の下日中からお風呂に入る開放感ってなんともいい♪

先週は爽やかなお天気に恵まれた週末でしたしね。




 

以下、夕食後夫が一人で撮影に出かけた夜の草津をご覧ください。



Photo_2

 



Photo_3





Photo_4



 

翌日は旅行中ピピを預かってもらっているうちの生徒さん夏子ちゃん宅にお土産を選ぶために、

早々に旅館をチェックアウトして大きなホテルへ。

草津の中心地に近い老舗の大型ホテル「櫻井」に、モーニングコーヒーとともにちょっとお邪魔する。

私は泊まるのはお手頃価格にしておいて、お茶だけ大きなホテルに行くというパターンの旅をすることが多い。

息子から以前にも「お母さん、これ癖?」と聞かれたことがあったけれど、

吹き抜けのラウンジで美味しいコーヒーを飲むのは、気軽な贅沢。

お金はかけず、家では味わえない3階分の吹き抜け空間で休憩するのが好きなのです。



Dsc_2149


~昭和チックなホテルで良い感じ。湯もみショーもあるらしい。~




しかし横でりんごジュースを飲み終わった娘がいきなり一発の発作。

その後目をパチパチさせて、頭の中ではてんかんの花火が上がっているのがわかる。

発作自体は1回で済んだけれど疲れてそのまま寝てしまい、

30分休憩。

寝れば回復しその後無事に過ごせます。

てんかん発作はとにかく無事に通り過ぎるのを待つしかない。

急に涼しくなった気温差と台風が発生していることの影響で仕方がない。





 

楽しさと気を遣うことと両方で、いつものこと、、、の旅でした。

他にもアクシデントはあったけれど、ちょっと書けないなあ、、、。

また頑張って行きます!




«初の草津 1・音楽祭を聴きに