2024年8月31日 (土)

11/9(土)フレンチディナーコンサート

 

守谷が誇るフレンチレストラン「コワン・ドゥ・フルノー」さんとのコラボコンサートのお知らせです。

11/9()17:30~ ヴァイオリンとピアノのデュオLuna Classicaの音楽とフレンチディナーで、

五感を喜ばせる秋のひと時にご案内いたします。

 

2024jpgsns

 

演奏は二部構成で、

前半まずクラシックの作品をお聴きいただいてから極上のディナー開始。

デザートとお茶を楽しんでいただいた頃に第2部のポピュラーなプログラム。

音楽でフレンチディナーをサンドする形です☆プログラムは先日配信したばかりのリリ・ブーランジェ「夜想曲」の生演奏、

この日初お披露目になる相馬邦子さん編曲バーンスタインの「Ifeel pretty」(ウエストサイドストーリーより)などお楽しみください

YouTubeチャンネルにアップしているお馴染みの曲がたくさんです。

 

限定32席ですので、お早目のご予約をお願いいたします。

残り少なくなってまいりました!

 

ひどい暑さ、大雨の心配に疲れた心身をどうぞ癒しにいらしてください。

心よりお待ちしております♪

 

コワン・ドゥ・フルノー

つくばエクスプレス守谷駅よりタクシーで5

https://coindefourneau.gorp.jp/

 

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*写真は過去のお料理で、当日予定のものではありません。

 

information

*私たちLuna ClassicaYouTubeチャンネルはこちら。

https://www.youtube.com/@lunaclassica3529

チャンネル登録もよろしくお願いします!

ディナーコンサートでもYouTubeで配信している曲を演奏します。

 

*2作目CDLa Vieいのち」から、リリ・ブーランジェの「夜想曲」をまるまる1曲演奏動画として配信しました。

https://youtu.be/S2qYkylfYJg

 

2枚目のCDに収録予定のブラームスのヴァイオリンソナタ第1番の冒頭部分を、下記YouTubeでお聴きいただけます。

https://youtu.be/_g0WW0caJMM

 

Luna ClassicaCD1作目「祈り」はこちらでご視聴、お求めいただけます。

https://www.tunecore.co.jp/artists/LunaClassica

 

 

2024年8月25日 (日)

映画「ボレロ 永遠の旋律」

24日土曜日の夜、流山おおたかの森で映画「ボレロ 永遠の旋律」を友人と見てきました。

映画『ボレロ 永遠の旋律』公式サイト

https://gaga.ne.jp/bolero/

 

土曜日の夜になぜ遊びの用事で出かけられるのかと言うと、

この日は娘の月に一度のショートステイの中日であり、

夫も趣味のサークルの飲み会があり、

1人家に居なくても良い日だと気がついたから。

 

フランスの作曲家モーリス・ラヴェルの「ボレロ」が映画になっていると知ったのは、今月上旬のこと。

そういえば、最近映画を見に行っていない。 昨年の夏以来!

 

大人になってからも、8月にはどこか「夏休み」という記憶が残っているもので、

何か楽しい遊びが欲しくなります。

映画以外にも、友達に会ったり、家族で水族館に出かけたり(これは大渋滞で入れずに諦めて、近くの漁港で海鮮丼を食べて帰ってきましたが)、

それに何よりCD制作。

そしてチラシ作りやらなんやらのPC作業の山。(私にしては)

と、いつもとは違う1ヶ月でした。

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~娘をショートステイに送った帰りに撮った稲穂。田んぼは秋です~

 

 

守谷では上映されていないので、1番近いのは流山。

でも、平日私が見に行って帰って来られる時間内には上映がない。

そこで思いついたのがこの日です。

 

映画は作り手に委ねられているので、史実を歪められていないか?

どんな作り方をされているのか?

見終わるまでは、果たして行って良かったかと思えるかどうかわかりません。

だから、誘うのにも少し勇気が要ります。

しかしこの映画は、ラヴェルの本国フランスの女性監督アンヌ・フォンテーヌによるもので、

作曲家への愛とリスペクトが伝わる上質な作りでした。

以下、ネタバレも含みます。

 

ラヴェルは一生独身で通した人でしたが、映画では監督が創作したミシアという女性とのプラトニックな愛も描かれていました。

ミシアは実在の人物で、ラヴェルから「ラ ヴァルス」を献呈されている彼の友人であり、ピアニストだそう。

たしかに二人でマ・メール・ロワを連弾する場面が映画に出てきましたが、

それを見てもピアニストとは思わず、、、、。

芸術家を応援した、つまり芸術家のパトロンでもあったようです。なるほど!

ミシアを演じたドリア・ティリエの魅力的なほほえみは、ラヴェルのミューズであったと言われても

なるほどと思ってしまいそうです。

ラヴェルとミシア二人の場面はこちら↓

 

『ボレロ  永遠の旋律』本編映像_ラヴェルとミシア_君に音楽を捧げたい

https://youtu.be/lp6QRdDxkhg?si=ZnuQksIGXvU7DD1b

 

さらに、晩年のドビュッシーから彼の作品の教えを請うたピアニスト マルグリット・ロンもラヴェルの近しい人物として描かれていて、

頭の中に?マークが飛び交いましたが、

マルグリットはラヴェルのピアノ協奏曲の初演者であり、

彼と各国を演奏旅行で回ったと言うことも

自宅に帰って調べてからわかりました。

さらに、若手ピアニストの登竜門として名高いロン・ティボー国際コンクールを創設したのも、彼女。

ティボーとも親しかったようですしね。

なるほど、なるほど~がいろいろ出てきました。

一つの映画を通して知識とイメージが拡がり、それらのたくさんのつぶつぶが集まって、

20世紀前半のフランス音楽の脳内地図がまた少しできた感じです。

 

マルグリット・ロンは、ルバートの多いロマンチックなコルトーと同じ時代のピアニストながら、演奏スタイルは間逆で、

作曲家の意思を尊重しテンポやリズムを守ったどちらかと言うと現代的な演奏をしたようですね。

 

と、外堀の話しが先行してしまいましたが、主人公モーリス・ラヴェルは、

とてもダンディで美意識が高く、繊細で誠実な人物として描かれていました。

確かに、彼の音楽からはそれが聞こえて来ます。

ラヴェルは音楽を何より一番とした。

頭の中にはいつも音楽があり、不眠症に悩まされていたことも有名です。

彼が音楽を追いかけるよりも、音楽の方が彼に取り付いていたのかも。

それによる素晴らしい作品の数々。

今再び、ラヴェルの作品たちを聴きたい気持ちでいっぱいになっています。

ご本人の写真を見ても、ダンディで優しそうな品の良さが素敵ですよね。

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ラヴェルのピアノ協奏曲の第二楽章は、左手がゆったりとした3拍子のワルツのリズムを刻み、

永遠の時の中にいるような気持ちになります。

全体は静かでシンプルなのに和声はたくさんの不協和音を含んでそれがまたとても美しく印象的で、

彼の複雑な内面世界を描いているようにも感じ、

旋律はなめらかで控えめで優しい。

それぞれの作品の中で、彼は今でも生きている。

 

 

ラヴェルが実際に晩年暮らした家を使っての撮影で、

それだけでもクラシックファンとしては大変興味深いです。

↓がラヴェルが晩年の16年を過ごした家について書かれた記事です。

パリから離れた田舎町モンフォール・ラフォーリーにあるラヴェルの家には、

彼が手掛けた日本庭園もあるそう!

https://ontomo-mag.com/article/column/maison-de-ravel202204/

 

謎なのは、音楽に関すること以外のラヴェルについてはあまり描かれていなかったこと。

スキャンダルが多い他の作曲家とは違い、

人間関係のいざこざもなく、ただただ純粋に音楽の世界に生きた人。

他人に優しかったのでしょうね。

完璧主義で緻密な仕事をしたラヴェルは、音楽以外のものに多くを求めなかったのか。

 

作曲家としての登竜門の「ローマ大賞」に5回も落選。

ラヴェルの新しい音楽は、頭が古い審査員たちには理解できなかったからなのですが、

それでも、自分の信じるもの、

これが自分の音楽 と思うものを否定されることの辛さを思うと、苦しくなります。

 

作曲家ほど大変な職業は無い。

インスピレーションがわかなければ苦しみ、

自信作ができても酷評され批判されればまた傷つき、

特に社会的な生き物とされる男性としては、

より深い傷を負うのではないでしょうか。

ラヴェルに限らず作曲家は皆、そのような道をたどっていますね。

その心血注いだ作品を演奏させていただける有り難さ。

だから、私も自分がどうのではなく、作品の素晴らしさを聴いて欲しい、

作品の素晴らしさを伝えたいと思うのです。

 

一説によれば、ラヴェルはアルツハイマーになったと言う話もありますが、

晩年、自分の名前も書けなくなった、自分の作品もわからなくなった。

頭の中に音楽はあるのに、それを書き留めることができない苦しみ。

こんな素晴らしい作品を書いた人に、このような過酷な最後が待っているなんて、、、、。

 でも映画では、彼を取り巻く女性たちは変わらず愛と友情で寄り添っていたことが、せめてもの救いに思いました。

 

そして私にとっては、映画の作りがどうのではなく、

とにかく音楽が素晴らしかった!!!

ラヴェルの生涯に輝く作品たちが、極上の演奏で流れます。

ラヴェルの人生を追いかけながら、

彼の作品を聞くことができる喜びに浸っていました。

各場面でラヴェルの作品が聴こえてくるたびに、どこか懐かしい人に会えたような

なんとも言えない気持ちが込みあげてきました。

 

思わず、弦楽四重奏曲の演奏は誰であったか?(→パレナン弦楽四重奏団)

エンディングのクレジットのバックで流れるピアノ協奏曲の第2楽章は誰が弾いているのか?(→サンソン・フランソワ)

知りたくて、サウンドトラックの目次も探しました。

映画「ボレロ 永遠の旋律」オリジナル・サウンドトラック

https://ml.naxos.jp/album/5054197954207

 

映画『ボレロ 永遠の旋律』オリジナル・サウンドトラック【輸入盤】」

https://wmg.jp/alexandretha/discography/29080/

 

ラヴェルの名曲の触りを詰めたサウンドトラックから、

モーリス・ラヴェルを知る旅を始めるのもお勧めです!

来年2025年は、ラヴェルの生誕150年の年です。

 

公開から今日の時点で2週間強。

もう少しの間、映画館で見られると思いますよ

 

個人的には、「ラ・メール・ロワ」は、昔九響にいた時代のある夏の演奏旅行で何度も弾いたことや、

小澤征爾氏がボストン交響楽団と福岡に来日した際に行ったときのプログラムに「ラ・ヴァルス」が入っていて、

あの時の小澤さんは指揮台の上でまるでワルツ踊っているかのようだったお姿を、40数年経ってもまだ鮮やかに思い出します。

もちろん、ボレロも何度も演奏して、あの曲は作りからして必ずブラボーをいただける曲でしたね。

ヴァイオリンは同じ伴奏を繰り返してつまらないのだけれど。

(なんて言ってはいけない!)

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私にとっての音楽は、タイムスリップの玉手箱でもあり、

今生きている呼吸や心臓の躍動や血液の流れのようなもの。

音楽は素晴らしい✨と改めて思った映画でした。

 

ここまでスマホの音声入力をPCに動かして、今日は頑張ってブログ二つ。

娘がショートステイから帰って来てお昼寝している間に二つ書いて、

夜写真を選んでアップです。

またブログに遊び来てくださいね。

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~お隣さんの柿も青い実をつけています~

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

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暑い夏の終わりに

今月、気が付いたらこれでようやく2回目のブログです。

毎週1つは書こうと決めているのに。

別に体調が悪かったわけでもなく、早い話ちょっとブログをサボってしまいました💦

去年は8月から10月にかけて、長い夏バテいやこれは副腎疲労!と気がつき、いろいろ対策を講じました。

それに懲りて、今年はとても気をつけて元気に過ごせましたよ!

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~相変わらずパフェ作ってます。これはゼリーとフルーツ~

 

 

睡眠、運動、日光。

食事は年中気をつけているのでそれは問題なく、

暑いからと言って外に出なかった昨年を反省し、

この夏は暑かろうと結構出歩いてました。

 

電車に乗っているとかなり冷えます。

そこから降りて歩いたとしても、暑さを感じるまでに次の建物に着くことが多く、

長時間歩かなければ酷暑の昼間でも何とか外に出られます。

特に、朝のうちに日の光を浴びることが大事!

 

娘を朝9時過ぎの送迎バスに乗せてからウォーキングに出かけるのは

さすがに辛いので、

バスに乗せた後に、ちょっと庭の水撒きや花がら詰みなどの簡単な庭仕事を必ずすることを日課にしました。

そしてこまめに外にでる。

朝はラジオ体操、練習の後はストレッチポールを使って凝ったところをほぐす、

トランポリンを5分でもいいから飛ぶ。

この程度のことでもお陰様でこの夏は元気に過ごせました。

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負荷が多すぎない程度の軽い運動習慣をなるべく毎日続ける。

人間は忘れっぽい生き物ですけれど、21日間続けると習慣になると言う話もあり、

そこまでは壁にやることを書いた紙を貼るなどして思い出すための工夫をする。

私の場合、それらは家に居る日の習慣になっているので、

暑さを言い訳にせずに、いつものように続ければいいだけのことでした。

 

1番暑いと感じるのは停めてあった車に乗り込むときです。

気温が37℃を上回った日は、

車の周りの温度が43℃を指していました!!

こんな中に乗ったらおかしくなりますね。。

それを繰り返していると、自律神経もおかしくなりそうです。

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そして、うちのエアコンは27℃設定で、

リビングのみスイッチを入れて1階のドア全部開け放しています。

つまり一階はどこに行ってもほぼ同じ温度。

午後3時位になるとそれでは暑くなるので、

リビングの反対側にある寝室のエアコンも入れて、

同じくドアを開けて空気を流す。

 

そして、私は足が冷たく感じるので、

夏でもレッグウォーマー履いてます。

去年の体調不良以来続けている入浴時の30分半身浴もすっかり習慣です。

 

あとは、

「外に出たら、暖房が入ってる」と思うようにしましたよ(笑)

なんでこんなに暑いの〜💦などど心まで熱くなってストレスフルになるよりも、

暑いことを淡々と受け入れる心境です。

「心頭滅却すれば火もまた涼し」

いや、そんなことないけれど(笑)

 

でも、そんな心境にならないと過ごせないような今年の過酷な夏でした。

まだ過去形ではないけれど、

ほんの少しずつ涼しくなっています。

こんな暑い夏をみんなよく乗り切ったね!

そんな連帯感で気持ちを和らげましょうか。

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~うちの文鳥の愛らしさにも癒されています💛~

 

 

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2作目CDLa Vieいのち」に収録したリリ・ブーランジェの「夜想曲」をまるまる演奏動画としてアップしました。

こちらもぜひご覧ください。

https://youtu.be/S2qYkylfYJg

 

 

2枚目のCDに収録予定のブラームスのヴァイオリンソナタ第1番の冒頭部分も、下記YouTubeでお聴きいただけます。

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2024年8月16日 (金)

リリ・ブーランジェ「夜想曲」を配信しました!

ヴァイオリンとピアノのデュオ「ルナクラシカ」久しぶりの新作YouTubeです!

 

魅惑的なリリ・ブーランジェの「夜想曲」をお聴きください。

https://youtu.be/S2qYkylfYJg

 

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リリ・ブーランジェは24歳の若さで亡くなったフランスの作曲家。

幼い頃から音楽の才能を発揮し、持病で短命を宣告されながらも短い命を音楽に燃やし尽くしました。

「夜想曲(ノクターン)」は「ヴァイオリンとピアノのための二つの小品」の第1曲目に当たります。

 

録音は、516日につくばのノバホールで第2作目のCDを収録した時のもの。

先日ようやくCDも入稿し、工場のお盆休みを挟んで今月末には完成品が届きます。

また詳細は後日お知らせいたしますが、

まずはその新CDの中から1曲をフルバージョンでお楽しみください。

そしてよろしかったら高評価、チャンネル登録もお願いいたします!

読んでくださってありがとう♪

 

 

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https://www.youtube.com/@lunaclassica3529

 

 

2枚目のCDに収録したブラームスのヴァイオリンソナタ第1番の冒頭部分(この演奏は3月の分です)を、下記YouTubeでお聴きいただけます。

https://youtu.be/_g0WW0caJMM

 

Luna ClassicaCD1作目「祈り」はこちらでご視聴、お求めいただけます。

https://www.tunecore.co.jp/artists/LunaClassica

 

 

 

2024年7月27日 (土)

命が燃えている!

 

忙しくてブログが開いてしまいました。

先週日曜日、前日横浜LVでの月例会に続いて、コミュの仲間との濃い時間。

上野の東京文化会館小ホールで行われた「桐五重奏団」演奏会。

 

ピアノ五重奏団という珍しい編成で、

50年も続く室内楽ユニットなんてほぼ存在しなく、

そして日本のクラシック界を長年牽引してきてくださったレジェンドの先生方のラストコンサートで、会場はもちろん満員!

音楽を学ぶ学生さん、子どもたち、教えている先生方、演奏家皆さんの期待と熱気に包まれながら、

期待以上の素晴らしい演奏を聴かせていただきました✨

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80歳を超えるピアノの弘中孝先生とヴァイオリンの久保陽子先生ご夫妻を中心に、

音楽が!命が燃えている!🔥と魂が揺さぶられる演奏を前から4列目で体験。

人が本気の本気を出して出す音はこんなにも聴衆の心を熱くするのか!

「明日は命はなくともよい。この瞬間にだけ全てをかけている」ということが、

音から伝わって来ました。

(多分そう思って弾いていらっしゃったはず と私には聴こえた)

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昨年弘中先生のレッスンを受講させていただいた際も、

まあ〜80歳になられるというのに熱いこと熱いこと!

私たちが弾いている最中に「もっと弾け〜〜!!!」と叫んでいらっしゃったようで、ああ日本のクラシック界のフロントランナーの覚悟で生きて来られ、

人生を音楽に掛けた先生の息吹に触れられて、その時も感激したのを思い出しました。

 

友人と計6名で、上野の駅前のめちゃくちゃ美味しいカツオのたたきランチ(土佐清水ワールド上野店 https://map.yahoo.co.jp/v2/place/BtmgVjxuKk/menu?filter=course&from_srv=search_web&fr=sydd_p-llist_fs-default-list_ll-ttl) から始まり、

暑さなんて吹っ飛びました!

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充実の二日間、ご一緒してくださった皆さんに感謝です🥰

良いものを聴くと、がぜん元気になります。

音楽は生きる力の源☆彡

そして分かち合えると喜びは何倍にも膨れます。

幸せです。

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2024年7月15日 (月)

コンサートの予習会・2

一昨日のブログの続き。

721日の演奏会の予習音源。後半のブラームスのピアノクインテントです。

https://youtu.be/Eej2LJF-IXg?si=aYqng8IE_uruTU-D

 

1stヴァイオリンのレーピン、ピアノのルガンスキーなど、チャイコフスキーコンクール上位入賞者のスーパーソリストによる演奏。

 

そして、最近注目しているエベーヌ弦楽四重奏団のまとまった演奏も追加で。

https://youtu.be/Jb7vDC5les4?si=gweZwqYmHeLP2WSh

 

 

ピアノ五重奏は、ピアノ、ヴァイオリン二人、ヴィオラ、チェロの5名の編成です。

ヴァイオリンは、1st2ndに分かれ、1stは主にメロディーを演奏します。

時には同じメロディをオクターブで高い方を1stが低い方を2ndが弾くこともありますが、

2ndどヴィオラは主に内声、和音を担当します。

 

目立つのは音が高い1stですが、実は音楽の感情は和声(和音)にあるので、

実は2ndとヴィオラパートが表現する気持ちを1stが語っているのです。

 

音楽の3要素はメロディ、リズム、ハーモニーにあると言われ、

メロディとリズムは目立つのでわかりやすいのですが、

実は音楽の楽しみは和音を聴くことにあると個人的には考えています。

そんな感じで、今こんな和音が聴こえるなあ~なんて聞いてみてください。

 

余談ですが、スマホから流れる地震の緊急予告音声のあの気持ち悪い音は、「減七」という名前がついた和音を二つ横にスライドしたものです。

減七の和音は、もっとも不安を呼び起こす性質の和音です。

 

ブラームスのピアノ五重奏曲の解説をどうするか迷っていました。

長いし複雑だし、言葉で説明しても野暮というもの。

ごく簡単に枠組みだけお伝えしたいと思います。(と思いつつ、書いてみたら長くなりました、、、)

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1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ (快速にしかしほどほどに)へ短調 四分の四拍子

とにかく暗くて厳格で熱量が高い楽章です。

好き嫌いの前に、曲の精神的な充実感を楽しんでいただけたらと思います。

お手軽な楽しみの対極にあるような重厚なブラームス。

噛めば噛むほど味わいが出てくるのがブラームスの世界です。

表向きはごつごつしていてとっつきにくい。

どなたでもどうぞ という顔をしてはいません。

自分の心に偽りがない音楽。とことん推敲して自分を追い込んで考え書いています。

真剣勝負の最高峰です。

 

第1楽章はソナタ形式で書かれていて、前にも説明したかと思いますが、二つの主題を持ちます。

主人公が二人いて(男女)その二人が冒険に出て様々な体験をしている物語と聴いても面白いです。

主題を提示する「提示部」、主題を変化展開する「展開部」、そして最初の主題が戻って来る(しかし成長している)「再現部」と

三部に構成されているのがソナタ形式です。

大きなものは最後に「コーダ」という終結部が付くことがあり、この第1楽章もコーダが付いています。

コーダが付くことでよりダイナミックな印象になりますし、コーダを書かずにはいられない作曲家が作品に掛ける思いも伝わってきます。

 

第2楽章 アンダンテ・ウン・ポーコ・アダージオ(歩くくらいの速度 少し静かに)変イ長調 4分の三拍子

第1楽章の激しさに対して柔和で抒情的で、対比がくっきり聞こえます。

曲は2部構成にコーダが付いています。

 

第3楽章 スケルツォ ハ短調 八分の六拍子 三部形式

変化に飛んだ生き生きした楽章。付点のリズムが印象的です。

八分の六拍子で始まりながら、四分の二拍子と交代しながら進み、性格の違う3つの主題も交代して出てくる充実のスケルツォになっています。

 

スケルツォは真ん中の部分に必ず「トリオ」を挟みます。

このトリオ部分は八分の六拍子でハ長調。

スケルツォの始まりの激しさから一転して温かみのある抒情性と民謡風な親しみもある部分です。

このトリオにも二つの主題があり、この楽章だけで5つの主題を持っていることになりますね。

スケルツォはトリオの後にもう一度最初のスケルツォ部分が戻ってきます。

サンドイッチのパンがスケルツォだとすると、中身のフィリングがトリオ部分と言ったらブラームスに怒られるでしょうか、、💦

そう言っていいのなら、ずいぶんと噛み応えのあるドイツパンでパン自体が味わいが濃いですね。

 

第4楽章 ポーコ・ソステヌート~アレグロ・ノン・トロッポ (少しゆったり そののち快速にしかしやりすぎず) へ短調 序奏を持つロンド形式

第1楽章がへ短調でしたので、第4楽章もヘ短調になることで何かストーリーが見えてくるかもしれません。

頑固で強靭な人物の物語と聴いてもいいかも。

ブラームスは室内楽で速い主部の前にゆるやかな「序奏」を書いたことは少なく、

終楽章を序奏付きにしたのはこの曲だけ。

 

序奏は二分の二拍子で暗く神秘的に始まります。

全休止の後、拍子が四分の二拍子になり、テンポは急速なアレグロ・ノン・トロッポの主部に入ります。

チェロがリズミックにしかし静かに奏する第1主題。

ト短調で哀感を表情豊かにヴァイオリンが歌う第2主題。

軽快なハンガリー的色彩のあるハ短調の第3句。

などを巧みに展開再現しながら曲は進み、プレスト・ノン・トロッポ(非常に急速にしかしほどほどに)のコーダに接続。

切迫感のあるリズムで進み、全力で生きている音楽の充実感の中で曲を終えます。

 

音楽之友社出版の「名曲解説全集12巻 室内楽曲」を参照しながら、

文字で解説してきましたが、

解説は楽譜という地図を歩くためのガイド、今どこにいるのか?がはっきりわかるためのガイドです。

あまり気にせず、個人個人の感じるままに正解など求めずに楽しんで聴いてください。

 

生の良いところは、演奏者の弾く姿という目からの情報だけでなく、肌が振動を捉え、会場の聴衆の一体感ある集中力からCDや録音ものでは得られない体験があることです。

当日は何も考えず、目の前で繰り広げられるドラマの中に入って参りましょう!

聴いておけば知らない場所ではなくどんどん作品の世界に入っていけると思います。

 

50年共に歩んで来られた桐五重奏団の記念演奏会。

聴衆の私たちに何を残してくれるのか?大いに期待しているところです!!

今週末の日曜日 東京文化会館小ホール 14時開演

勝間塾の友人と計6名で行って参ります!

その前にみんなでランチも♪

 

2024年7月13日 (土)

コンサートの予習会・1

 

来週末、東京文化会館小ホールで開催される「桐五重奏団」の演奏会に友人と一緒に行く予定で

楽しみにしているところです。

メンバーは勝間塾の友達。

イベントを立てて募集したところ、前回の「オーケストラを聴きに行こう!」のイベントがとても良かったからと言ってくださる方々や、

クラシック好きな方、なんだか惹かれる、、ということで参加表明してくださった方々をご案内してまいります。

 

ということで、塾内のイベント欄で解説を書いています。

最初に参考音源をお知らせして曲に耳慣れしていただき、

具体的な構成などをお知らせする感じで演奏会を聴きに行く準備を進めています。

もしかしたら慣れない音楽用語もあるかもしれませんし、

クラシックに慣れていないと??と思うこともあるかもしれません。

この世界にいる人間は当たり前でも世間は違うということが、

中にいる人間にはわからないことも多い。

けれども、皆さん本をたくさん読まれる方々なので、

もしわからない言葉があったら自分で調べてくれるか、訊ねてくれると思います。

解説の中身は解説書を元に、私の感覚を交えて独自の見解も入れて書いています。

 

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まずはプログラム前半のドヴォルザークのピアノ五重奏曲の解説。

音源は以下をどうぞ。


https://youtu.be/dnarQ7fh1w4?si=tFsGZ7A71RBcwxdD

 

その後エベーヌ弦楽四重奏団でも見つけました。

https://youtu.be/GKHL8XPeLpE?si=jK0y06W4dOxIP8WM

 

チェコの作曲家ドヴォルザークアントニン・レオポルト・ドヴォルザーク(184198日 ~190451日)の作品では、

交響曲第8番「新世界より」(第2楽章ラルゴは家路のメロディー)がもっとも有名でしょう。

交響曲を9曲残していますが、実はドヴォルザークはブラームスと同じく室内楽の作品に多くの名作を残しています。

残されている室内楽作品は32曲に上ります。

この時代の多くの作曲家がそうであったように、同じチェコで同時代に活躍したスメタナ(「わが祖国より」が特に有名)のように訴えたいことを作品名をもって具体的に手っ取り早く伝えられる「標題音楽」に対して、

ドヴォルザークの作曲スタイルは「絶対音楽」というものでした。

 

「標題音楽」というのは、わかりやすいタイトルが付いている音楽のことを指します。

そのタイトルを見れば中身が想像しやすく、作曲家もそれを意図した曲たちです。

例:ヴィヴァルディ作曲『四季』、ムソルグスキーの「展覧会の絵」など。

 

それに対して「絶対音楽」という分類に入る作品は、単純に言えばタイトルがなく作品のイメージは

聞く人にすべて委ねられている作品とも言えます。

もちろんドヴォルザークにも、「新世界より」や弦楽四重奏曲「アメリカ」など、標題を持つ作品もあります。

基本的な作曲スタイルが、時代よりも古い絶対音楽の方であったと記憶しておいてください。

 

ドヴォルザークは五重奏曲5曲作り、ピアノ五重奏曲は二つ作曲しているうちの最後の作品81がもっとも有名です。

旋律の美しさと地方色(民族的な)、楽器法のたくみさとに円熟したドヴォルザークの長所が発揮された名曲です。

 

 

曲は4つの楽章に分かれます。

 

1楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポ(快活にしかしほどほどに の意味のイタリア語)

イ長調 二分の2拍子。ソナタ形式。

 

ソナタ形式というのは、クラシック音楽の中でよく出てきます。

交響曲、ソナタ、室内楽に使われます。

「ソナタ形式」というのは、ハイドンから始まります。

ハイドンが発明したわけではなく、便利に使える形式として愛用していたのを、後の人が「ソナタ形式」と名前を付けました。

この形式に則って作曲すれば、まとまりやすく書きやすいと作曲家たちは考えたのでしょう。

 

では、ソナタ形式とは具体的にどういうものか?

「提示部」「展開部」「再現部」時には「コーダ」が付く起承転結のように曲が進みます。

提示部では性格が異なる二つのテーマが出てきます。

曲の冒頭で演奏される旋律が第1テーマ。

男性的な性格のテーマであることが多いです。

対して第2テーマは女性的な性格であることが多いです。

第1テーマがもしハ長調で始まるなら、長調の曲であれば第2テーマは5度上

(この場合ドの音から数えて5つ上のソ)のト長調で提示されるので、

これか!とわかりやすいです。

 

ではここから具体的にドヴォルザークのことを。

ドヴォルザークのピアノクインテット第2番の第1楽章はイ長調で始まります。

チェロが演奏しています。ここにはespress.(エスプレッシーボ)表情豊かに という指示が書いてあります。

 

第2テーマは古典の法則に従うならホ長調のはずですが、時代が進んで自由になり、

この作品の場合はヴィオラが嬰ハ短調で旋律を演奏します。

もうすべて過去の作曲家に言い尽くされたら、作曲も時代が進むと新しいことを始めます。

ヴィオラが演奏する第2テーマには、レガート(legato)なめらかに の指示が書かれています。

ドヴォルザークは旋律をわかりやすく浮き立たせるのも特徴で、各楽器で二つのテーマが行き来するのを追うのも楽しい聴き方です。

提示部が終わるのも区切りがあるのでわかりやすく、

第1テーマが再び戻って来るところが再現部なので段落がはっきりしているのがソナタ形式です。

 

交響曲は、オーケストラが演奏するソナタ形式を第1楽章に持つ作品のことで、

ソナタは、ピアノやヴァイオリンのソロの多楽章(3つか4つの楽章を持つ)作品で、

やはり第1楽章にソナタ形式を使っているものです。

演奏ジャンルとしては最もドイツ的で、かちっとした印象になります。

 

第2楽章 ドゥムカ  アンダンテ コン モート(歩く速さで 動きをもって)

嬰へ短調  四分の2拍子

ドゥムカというのは、ウクライナのバラード風の民謡形式の名称で、哀歌的、回顧的な性格を持ち、

多くはゆるやかな悲しいメロディと情熱的なメロディが対照的に出てくるスタイルです。

ドゥムカはドヴォルザークが愛用したことも特徴で、ピアノトリオの傑作「ドゥムキー」があります。

出だしのヴィオラが切々と歌い上げます。スラヴ民謡の哀調と情熱が心を打つ美しい楽章です。

 

第3楽章 スケルツォ(フリアント) モルト・ヴィヴァーチェ(非常に快活に) イ長調 四分の三拍子

フリアントというのはボヘミヤの民族舞曲。激しい旋律と甘い旋律が交互に現れます。

強いアクセントが付く速いテンポの活発な舞曲ですが、フリアントの典型的なタイプではないようです。

第2楽章と同じく、3部に分かれています。

 

第4楽章 終曲 アレグロ(快活に)イ長調 四分の三拍子 

11小節分の序奏ののち、第1ヴァイオリンが流麗な第1主題を奏でます。

それが展開されてから、ヴァイオリンで軽快な第2主題をホ長調で演奏。

つまり、ソナタ形式ですね!

この第4楽章にはコーダ(終結部)もついていて、第1主題を激しく盛り上げて終わります。

 

という風に、簡単にテーマや主要な旋律の性格と、形式を見てきました。

これらを道しるべに大枠を頭の片隅に置いた上で、

今曲のどこら辺にいるのか?を頭の中の空間地図で想像しつつ、曲の中を旅しましょう。

曲のイメージは聴く人に託されていますので、自由にイメージを広げて聴いてください。

正解はありません!

 

次はブラームスのクインテットについて。

 

 

 

2024年7月 3日 (水)

塾生コラム

昨日、塾生コラムに掲載されました。

それってなに? ですよね。

時々話題に出している勝間塾のコラムです。

勝間和代さんが配信されているオフィシャルメールの後半に、

塾生で希望者の文章を載せていただけるのです。

半年に1回のコミュニティで応募があり、取り仕切ってくださるのも塾生ボランティア。

で、私も1年経って初チャレンジしました。

 

1回目の掲載は3月23日。

ほぼ同じ内容ですが一部変えて、昨日が2回目の掲載でした。

お陰でこのブログを訪れてくださる方がたくさん!

細々と、しかし継続だけはしっかり長い道のりになった私のブログも

もう10年かな?

いつも音楽のことと娘のことが中心で、あとは日々のこと、

心が動いたことを書いているだけですが、

このブログは主に、Facebookではつながっていない近いしい方や

昔の友人に宛てて書いている近況報告、手紙のようなものです。

時に心境報告。

 

塾生コラムは勝間塾での1年半と所信表明も付いた内容になりました。

勝間さんのオフィシャルメールという気流に乗せていただいて、

新しい方のもとにも運んでいただき感謝です。

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以下、7月2日の勝間さんのオフィシャルメールに掲載していただいた塾生コラム

・・・・・・・・・・

子育て、介護、家事、ヴァイオリンだけをやってきて還暦を迎えた時に、このままでいいの?よくないよね!と思い、

猛烈に何か新しいことを始めたくなった2022年。

いろいろ事情があり、サポートメール会員を半年続けた後の昨年1月に勝間塾に入ってから1年半経ちました。

 

最後の決め手は、月に一度YouTubeライブで開催される「勝間塾ライブ」を聴いたことです。

毎朝届くサポートメールは幅広い内容を網羅され、1週間通して課題を深めていくのはもちろん素晴らしい。

さらに、塾長勝間さんの豊かな人生経験と膨大な読書量から、塾生の相談に親身に乗ってくださるのを聴いて、ますますファンになりました。

温かいのです。

 

塾生になって1年半で何が変わったって、デジタル苦手な私でも塾内で飛び交うカタカナ単語と会話を目にするたびに調べて自分なりに少しずつ進化しています。

傍にいる夫(我が家のデジタル担当大臣)が何より喜んでいます。

今からわからないお手上げでは、この先の人生真っ暗ですからね。心配が減りましたよ。

 

ここでは皆の健康意識が高いので、スマートウォッチを付けて睡眠スコアを図り、結果睡眠管理ができる。

皆がウオーキングをするので、自然に運動習慣が身に着く。環境って大事ですね。

私も3040代は腰痛に、50代ではひどい五十肩に悩まされましたが、今はどこも痛いところもなく、健康に全く問題がない元気な60代を謳歌しています。

何とか時代について行って、歳を重ねていくのも悪くない、むしろ経験からくる余裕から楽しい!、

そして社会貢献できる生き方をしたいと未来に希望を抱いて、学び考え交流していく毎日が楽しいのです。

 

娘のてんかん発作が一番ひどくて手術を決断した3年前に、入院生活と療養の合間に自主製作でCD「祈り」を発表しました。

聴いてくださった方からは「すごく落ち着く。ずっと聴いている」と好評をいただき、昨年からはネット配信も始めました。

https://www.tunecore.co.jp/artists/LunaClassica

無料で視聴できるので、ぜひ聴いてみてくださいね!

今年5月には2作目のCD録音にもチャレンジし、ただ今製作中です。

そしてここでも、応援してくれる仲間の存在は心の大きな支えになっています。

 

また、夫の写真とのコラボでYouTubeもやっています。こちらもぜひ覗いてみてください

https://www.youtube.com/@lunaclassica3529

 

私の夢は障害のある人どんな人でも安心して暮らせる社会。

いつの日か安心して娘を社会に託してこの世を去れること。そして音楽で役に立てること。

ずっと介護をしてきた私にしか出せない音があるはずだと探求し続けています。

 

勝間塾の何が良いって、今まで全く知り合えなかった職業の人、遠い地域の人、そして幅広い年齢層の人と知り合えて世界が拡がります。

気が合う大切な友人仲間に出会えます。

有益な情報以外にも、楽しい話題では盛り上がり、困ったことや愚痴も聞いてもらい、ニックネームでクローズドの空間の安心感、

マイナスなことは言わないルールなど、とても居心地の良いコミュニティです。

Facebookもブログも以前からやっていますが、言いにくいこともここなら安心して打ち明け相談できます。でも、長い時はブログに。

 http://forest-note.cocolog-nifty.com/

 

私も娘の将来のこと、以前よりは良くなったとはいえ気を抜けないてんかん発作の対応など、まだまだ心配材料はありますが、

今できることを楽しみ、将来のことも見据えて少しでも安心して生きていたい。

ここでは「二日後に死んでも、100歳まで生きてもいい生き方を」と勝間さんが声をかけてくださるので、

やるべきこととやりたいことのバランスが自然と取れてきます。

 

塾長の勝間さん率いる心のセーフティネットの役割も果たしてくれる貴重なコミュニティ。

よりよく生きたい、自分を成長させたいと願うたくさんの仲間があなたを待っています!

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以下勝間塾メルマガより。

 

メルマガは無料ですが、さらに、みなさんのコミュニケーションと成長をサポートするための、定期・有料のプラットフォームを2種類、用意しています。

 

-勝間塾に入る(月額5029円、含むサポートメールサービス)

https://krs.bz/katsumaweb/c?c=150295&m=215278&v=04602e72

毎日届くサポートメールに加え、毎月ごとに決まる課題や課題図書と月例会で、みなさんの大幅な年収アップや、資格取得、起業や出版、資産形成などをサポートします。

オフ会や合宿も盛んです。学びたい仲間に出会うことができます。

 

 

-サポートメール (月額1027円、当初1ヶ月は無料体験あり)

https://krs.bz/katsumaweb/c?c=150296&m=215278&v=f637c38a

毎日届くサポートメールのサービスです。1週間に1つのテーマを扱っています。これまでの数年分のバックナンバーも読めます。

 

無料のメルマガ

https://krs.bz/katsumaweb/c?c=150297&m=215278&v=112a651d

 

2024年6月24日 (月)

術後一年

今日は手術後一年経過した診察でした。

先週CTを撮りに来てその結果を踏まえ、娘の日常生活を踏まえて、

ネジを抜く手術はしなくていいでしょうとの判断でした。

 

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一年前の5月末、自宅でてんかん発作を起こして倒れて頭を打ったことで、まさかの頸椎2番骨折。

応急処置で装着したネックカラーが合わず、その夜薬はおろか水も飲めなくてハラハラして、

救急外来にストレッチャー付きの介護タクシーで大学病院に向かいました。

頸椎2番は呼吸や神経の中枢に最も影響が出る最重要箇所。

私たち親子最大の試練、最大の危機でした。

 

倒れた時は、片手で支えていてゆるっと倒れたので、

「びっくりしたね」と声をかけた私に「うふふ」と言ってくれたのに、

まさかそんな事態になるとは!

頸椎骨折はすぐにはわからなく、しばらくして独特の痛みが来るそうです。

でも、何かおかしい と思い始めて市内の総合病院受診→大学病院となり、

その間の紆余曲折と心配やストレスは今までで一番の体験でした。

 

いつも入院には付き添って来た私ですが、次からはもうついて行かないからね と言っていたのに、

今回は命に関わる首ならもう一緒に行くしかない!!

話ができない子の代弁者、そして側にいるからわかること、できることをやれたから、

今こんなに元気になっていると一年を振り返り自分自身を労っています。

もちろん、手術を担当してくださった先生、そして病棟の看護師さん、

リハビリの先生、専門家の助けなしには何も出来なかったのですが、

夫には家に戻ってからの生活環境を整えることを具体的に準備してもらい、

そして治ってほしいと強く願う私の精神的な支えなしには生きる気力は萎え、

回復は難しかったかも、、、と振り返っています。

 

こんな中最も心に残ったのは、とりあえず入院させてもらえて、

手術までの時間にネックカラーを付けただけの状態でもリハビリが始まった時のことです。

両側をリハビリ医に慎重に付き添われてまずは立ち上がり、

その後病室のドアまで歩いて行く意思を見せ、ドアのところに立って必死に生きる意欲に満ちた爛々とした目で外を見ていた娘。

翌日は病棟の端まで歩いて、窓から外を眺める目に薄っすら涙を見たこと。

生きていたい。生きているだけで嬉しい。

 

それまでにも小3の時に坂道を走っていて転倒して左大腿骨骨折から始まり、

1の時はちょっと友達に押されて倒れて頭を打って硬膜外出血を起こして、

この時も瀬戸際を体験しました。

 

その後のてんかん発作の増加、何度かの転倒骨折、

さらにコロナ中に発作がますます大変になって、脳梁離断の手術に踏み切ったこと、

術後の経過が悪く2ヶ月の入院生活の後、もう一度開頭手術。

それなのに発作は良くならずに、退院後の生活が大変であったため、

16時間ファスティングを導入したり、様々な工夫で今は以前の1/3の発作に治っていること。

娘はこれまでの人生でどれだけのことを乗り越えて来たか の勇者です。

 

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今は発作で倒れても骨折しないように基本は車椅子生活ですが、

1時間に一回10分安全に立つ装置も作り、安全を確保した上で体力、

筋力を少しでも保てるような生活を送っています。

これ以上骨密度を下げないように。

首に金属のネジが入ったままというのはとても気になりますが、

ネジを抜くと4mmの穴が開き、自然に穴がふさがるまでの期間骨が弱い状態が続くことになり、

手術の麻酔というリスクも天秤にかけて、このままの状態で行くことになりました。

半年後にもう一度経過観察で大学病院を受診します。

 

 

こんなにいろいろ大変なのに、それでも生きていることは嬉しい。

施設では理解してくれる支援員さんとの関わりがあり、

娘のことを気にかけてくださる長年の応援者の方々があり、

大好きな家族がいて、ごはんが美味しくて外に出れば自然が美しく嬉しい。

特別に何か成すことはできなくとも、いえそれ以前に話すことさえできなくても、

素朴な喜びだけの生活でも、生きていることは十分に素晴らしく愛があるだけで嬉しいことを、

私は娘から教えられています。

 

家族や職場や近しい人間関係で悩む人もいれば、健康問題で悩む人、

お金のこと、自分について、様々な悩みや苦しみを誰もが多かれ少なかれ抱えていますが、

私たちの課題は娘のことに集約されています。

私も本番の前日に娘の骨折や、てんかん発作で入院など数々経験して鍛えられてきました。

夫も娘を支える生活のことは「苦労ではなく修行だと思っている」と言います。

体を張って教えてくれているのがうちの娘です。

自分のためよりも大事な人のための方が力が出るのが人間のデフォルトのようです。

支える方が力を与えら、支えられているのです。

私の人生の意味がはっきりわかるから。

 

 

私は障害のある人の生活、実情、気持ち、家族の思いを伝えることも

自分の大切な役割だと考えています。

 

共に生きてくれてありがとう。

 

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診察が終わって会計待ちの時と、回転寿司でお昼ごはんの写真。

 

 

information

*私たちLuna ClassicaYouTubeチャンネルはこちら。

https://www.youtube.com/@lunaclassica3529

チャンネル登録もよろしくお願いします!

 

2枚目のCDに収録予定のブラームスのヴァイオリンソナタ第1番の冒頭部分を、下記YouTubeでお聴きいただけます。

https://youtu.be/_g0WW0caJMM

 

Luna ClassicaCD1作目「祈り」はこちらでご視聴、お求めいただけます。

https://www.tunecore.co.jp/artists/LunaClassica

 

 

2024年6月22日 (土)

おうちdeパフェ

私の音楽活動を気にかけ、応援してくださりありがとうございます。

水曜日にようやく2作目CD録音の判定に決着をつけました。

ちょっと一息です。

この後私はジャケット製作に入ります。

完成は前回と同じく8月半ば予定です。

 

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先日娘のショートステイのお迎えの帰り道に、昨年オープンして人気で近寄れなかった道の駅に立ち寄りました。

運転していて眠くなってきたのでちょっと休憩です。

そうしたらすっごく美味しそうなメロンのパフェ3種の看板が目に入り、

当然(?)引き寄せられて店内に入り、

一番お手頃の¥550のミニパフェを注文して二人で半分こ。

飲み物は頼まず水でいい。

他は¥1400、¥2500もしてとても手が出せない。

でもこのミニパフェに乗っているメロンは端っこの欠けらくらいで、

フルーツはほとんど見当たらず、これなら私が作るおうちパフェの方がずっといい!と思わず「パフェ研究家」を名乗りたくなりました。

以下、今年作ったパフェの写真です。

 

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作り方はいたって簡単です。重ねるだけだから。

前にも投稿しましたが、

一番下にグラノーラ、その次に何かフルーツ、あるいはあればスポンジケーキの欠けらみたいなもの少し、そしてアイスクリーム(できればハーゲンダッツなどの美味しいもの、私は生活クラブのアイス)、その上にまたフルーツ。

最後にトッピングとしてクルミなどのナッツやドライフルーツを刻んだものを散らします。

バナナやいちごがあるパフェなら、チョコレートソースもあると嬉しい。

そんな感じで、ただ重ねていくだけですが、

重ねる種類が多いほどオーケストラや室内楽のアンサンブルのように、

交わった時のハーモニーが口の中で踊ります。

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パフェって、子供の頃親に連れて行ってもらった時のワクワクや、

友達と食べに行った時のドキドキや、様々な思い出も乗っています。

(私は中高女子校そして男子が少ない音大なので残念ながら友達とだけ)

パフェは食べなくても生きていけるけれど、あれば人生が楽しくなる。

その一見無駄にも見える余分さがまたいい。

家で作って出すと家族や友達の笑顔が拡がること間違いなし!

幸せを呼ぶおうちdeパフェ いかがですか?

 

 

information

*私たちLuna ClassicaYouTubeチャンネルはこちら。

https://www.youtube.com/@lunaclassica3529

チャンネル登録もよろしくお願いします!

 

2枚目のCDに収録予定のブラームスのヴァイオリンソナタ第1番の冒頭部分を、下記YouTubeでお聴きいただけます。

https://youtu.be/_g0WW0caJMM

 

Luna ClassicaCD1作目「祈り」はこちらでご視聴、お求めいただけます。

https://www.tunecore.co.jp/artists/LunaClassica

 

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