2019年6月16日 (日)

穏かな身体

 

 

今年も早いものでもうすぐ夏至。 (今年は6/22らしい)

あらもう1年の半分まで来た?と驚きます。

娘の骨折療養と息子の結婚式という家族のことで前半を終了してしまった感じです。

 

S-curve

 

~この季節、夫はカエルと遊ぶといっていそいそと撮影に。

今朝も目覚めたら隣は空で、

下に降りると「1年分のカエルを撮って来た♪」と嬉しそうでした~

 

 

 

今月から5か月ぶりに娘は障害児スイミングに復帰し、

彼女の土曜日の健康行事(側弯症のためのカイロプラクティック、陶板浴、耳鼻科)も全て元通りとなり、

ああようやく普通の毎日が戻って来た、、、と安堵の思いです。

 

 

 

子どもの用事の付き添いは親にとって負担とはいっても、

そのおかげで子供の健康が保たれているわけですし、

いつもの用事ならばあって普通のことの範囲。

そんな当たり前に動ける日々を有難く思うこの頃です。

 

 

 

特に今週は、前回のブログで書いたイザベル・ファウストが弾くBeethovenのヴァイオリン協奏曲と共に過ごし、

元気をもらっていました!

 

イミングの帰り道、青々とした田んぼが瑞々しくこの季節の恵みを目に届けてくれます。

ベートーヴェンは森を散歩しながら楽想を練ったことは有名ですが、

彼の国、ドイツやオーストリアには田んぼはなくとも、

作曲家も緑の中を歩いたことを想い、

自然から生まれた音楽を時を超えて受け取れる喜びに浸っていました。

 

 

 

ほぼ音階と分散和音でできているヴァイオリンのソロパート。

メロディーというか主要動機は、むしろオーケストラの方に託されているという特殊な作りですが、

なんと美しいスケール(音階)とアルぺジォ(分散和音)!

音階ってこんな風に弾いたら気持ちいいよね~!と思う。

和声(和音のエネルギーの組み立て、流れ)で聴かせてもらうシンプルな清々しい音楽には、

身も心も清めてもらえるような気がしてしまいます。

(ほんとうに清らかになったかどうか、、?はさておいて(^^♪)

 

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~木曜日、スイミングから帰って来た夕方の庭の穏やかな夕日がまぶしくて。

日頃はこの時間帯は練習タイムなので見ることがない、、~

 

 

 

毎日車の移動中に、家での家事のお供に、Bluetoothスピーカーを持ち歩いて、

何度も繰り返し聴いていました。

わたし気に入ると飽きずに繰り返す癖を持っている。

 

 

10m範囲なら連動するというBluetoothは、

ダイニングテーブルの上にスマホを置いたまま、

2階のベランダに洗濯物を干しに行ってスピーカーだけ連れて行っても

ちゃんと音が届きます。

文明の進歩はすごい!

機械が苦手な私も、機械が得意な夫の恩恵を受けて

何とか最後尾で現代社会についていけてるかな、、?

 

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~近所のケーズデンキで買ったBluetoothスピーカーは1万円ほど。

水筒みたいな形が面白い♪~

 

 

 

最初に驚いたカデンツも、次にどう来るかはすでに頭に入っている。

しかしだからといって、弾けるわけではない(*_*)

 

 

 

そこまで来ると、聴いていないときに

じゃあ私はどう弾きたいのか、、、が頭の中に自然に流れて来て面白いのです。

そして、なぜそう弾きたいと思ったか?の意味を考える。

そこには必ず理由がある。そして譜面を見る。

変な順番だけれどね。

 

 

 

楽譜(スコア)を覚えると、その先に新たな何かが生まれてくる。

頭の中に鳴らす音から考える。

私はコンチェルトを弾くことはないのでこの曲を練習はしなくとも、

名曲から学ぶことはそのもとに集う者を等しく豊かにしてくれるように思う。

 

 

 

相変わらず気温差が大きく、娘も夜中に小発作が続いたりしているこの季節。

睡眠分断にもかかわらず元気でいられるのはベートーヴェンさんのおかげ?

クラシック音楽が好きで良かったな~♪と思う。

 

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~庭に出て足元を見れば、木洩れ日が揺れて美しい。足元にも小さな美が拡がって在るのに気が付く~

 

 

基本あまり体力のない私。

すぐ疲れてしまい、かろうじて元気なのは気持ちだけ、、、なのですが、

このところようやく頭の霧が少し晴れて、動けるようになって来ました!

 

 

 

そう、頭の中に霧がかかっていました。

ブレイン・フォグというらしい。その名の通りです。

よく「今日は使い物にならない、、」という体調が多かったのが、

今週は元気に過ごせた!

家事や用事もはかどり練習も集中できる体調というのは、とても久しぶりで嬉しい♪

 

 

 

今読んでいる「病気にならない神経クリーニング」 工藤千秋 と

「強い血管をつくれば健康になる」 杉岡 充爾 の2冊が今の私にいいのか?

どちらも読みやすい本ですが、健康オタクでもある私の知らないことを教えてもらっています。

先を歩む専門家の言葉をいただけるのは有難いですね~。

 

 

前から怪しい気がしていたけれど、これを読むと私も副腎疲労という症状の人なのだと思う。

あぶないあぶない。

自己診断ではあるけれど、何が問題かがわかれば対策も立てられる。

敵の正体見たり!の気分です。

 

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~フローラ21は消化が悪い娘にも良いようで、ただいまお試し期間~

 

 

 

他は、綿と綿のみでできているパシーマシーツに替えてから眠りがよくなった感じがあり、

夜寝る前のはちみつというのもなかなか良い感じであり、

フローラ21という腸内細菌を増やすサプリも有効である気がして、、、

結局何がいいんだかわからない。。

 

 

 

大抵何か始める時は自分にエネルギーがある時で、

つい同時にいくつもの新しいことをやってしまって、

どれが効いているのか検証不能となります。。

明日あたり、お風呂に入れるマグネシウム入浴剤・バスマグが届く予定。(1年使える)

これも副腎疲労に有効とのこと。

どれどれ。

楽しみ~♪

 

 

 

そのうち身体が慣れて、結局いつもの状態に戻るのかもしれないけれど、

何とかこの元気をキープして、

今年の後半の勉強と研究に励みたいと思う今年の折り返し地点です。

 

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~ピピは果物好き。小鳥だから当然。 茨城はメロンの産地。今年は特に甘いです♪~

 

 

 

いや、やっぱり結婚した二人に幸せのお裾分けをもらったのが一番かな?

今週結婚式の写真データを式場から受け取り、当日の感動をちょこちょこ思い出す。

大量に撮ってもらったので、ごはんを食べながらPCのスライドショーで見ながら。

しばらくこれで幸せが続くよ。

ありがとね♪

 

 

 

更年期不調と娘の発作多発で疲れ気味だった私に、

数年ぶりに訪れた穏かな幸福感が身に染みて嬉しい。

どんな状態にある方にも、何かをきっかけに静かな幸せがもたらされますようにと祈ります。

ときおり宮沢賢治の言葉を思い出す。

人は一人では生きていけないから、自分一人では幸せになれないから、、ね。

 

 

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~水撒きですぐに作れる虹。なぜか幸運の印に思える虹をいつでも見れる♪~

 

 

 

 

 

 

2019年6月 9日 (日)

美術館散策

 

 

たまには娘をどこかに連れて行ってあげたい親心。

といっても、年に2回ほどのお出かけ。

骨折も一段落したところで、今月この日なら!と予定していた日曜日。

千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館に行って参りました。

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10年ほど前、家族で海水浴兼お泊りで銚子に行った帰りにガイドブックで見て寄ったこの美術館は、それ以降お気に入りのスポットの一つです。

なんといっても、湖(池)があるロケーションが大好きな私。

カモや白鳥の親子ものどかに泳いでいて、

よく手入れされた芝生、

噴水が清流のせせらぎ音を演出する水辺、

大きな樹の間を散策できる散歩道、

広々とした美術展示室、

どれをとってもゆったりした気分になれます。

お出かけ大好きなうちの娘も、車から降りたって木々の間を歩きながら嬉しそうでした。

彼女が喜ぶと私も嬉しい♪

楽しくマイペースでリハビリしよう!

 

 

 

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美術館の入り口付近には印象的な巨大オブジェ。

いつもこれを見るとジブリの「ハウルの動く城」を思い出すのだけれど、

周りの樹と一緒に眺めていると、ステンレス、スチール、アルミが素材だというのに、

まるで巨木の木の根っこのような感じにも思えて来ました。

ランク・ステラ(1936~)作の「リュネヴィル」

 

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ここの目玉は何といってもレンブラントの「広つば帽を被った男」。

昔教科書で見たこの絵の生を観れるなんて!と初めて見た時は心底驚いたけれど、

毎回この絵に会いたくて来ている気持ちもあるくらい好きです。

 

 

 

400年近くも前に描かれた絵だと言うのに、

目の前で生きている人のような生命力を放っている。

当時29歳のオランダの画家の飛びぬけた才能が伝わって来る。

絵の中で生きる永遠の命。

 

 

 

古典のものはこれ1枚で、

その後は印象派、エコール・ド・パリの巨匠達の絵が続く。

ルノワール、モネ、ピカソ、マティス、シャガール、、、。

わ~豪華!

 

 

 

そして、近現代の作品がずらっと並ぶ。

カンディンスキー、マグリット、ポロック、カルダー、ウォーホル、、、。

ここら辺になってくると、わかるとかわからないとかの域も超えて、

広々とした空間に実に雄大に配置されていて、

作品の空間を歩くのを楽しむといった気分。

 

 

 

東京の美術館と違って人も少ないのでゆっくり見られ、

窓の外の緑が目と心を癒し、

アートのある空間で呼吸する。

 

 

 

その後庭を散歩して、お昼ごはんどこに行くか相談。

美術館に近辺の美味しいお店マップが置いてあったのでそれを参考に、

車で10分のイタリアン「ラ・クッチーナ・ハナ」に移動。

当たりでした♪

 

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~入り口はバラのアーチが続く~

 

 

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~庭は花がたくさん~

 

 

高さ6メートルのオープンキッチンの開放感。

庭の木々も大木で、美術館の続きの気分になる。

案内された席もちょうど窓に囲まれた角っこで、緑を眺めながら食事。

あ~きもちいい、、、。

 

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大空間で豪華な気分を楽しめるのに、

小さな子供たちもたくさんいるファミリーレストランで気軽。

週末は値段アップではあるけれど、

平日ならパスタランチもピザランチも、前菜、デザート、コーヒー付きで¥1500お得です!

 

 

 

帰り道の車の中では、今最も気になるヴァイオリニスト イザベル・ファウストをyoutubeBluetoothで聴く。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(2013年 ローザンヌでのライブ)カデンツの面白さ!

トントントントントンとティンパニで始まるという斬新な出だしのこの作品。

彼女が演奏する第1楽章のカデンツにもそのティンパニとのデュオが随所に配置され、

譜面の読みの深さと構成力に驚かされる。

その先も「何やってくれる?次はどう弾く?」と面白過ぎる!

 

 

娘もすごく喜んで聴いていました。

彼女、車の中で、家で、山のように聴かされている。

耳は肥えているのよね。

喋れたらきっと母にとって、最も辛口の批評家になったことでしょう。

あ~こわ!

 

 

 

このところ依然、練習時間があまり取れない生活。

このままではいけない!

今年も後半に入ってしまったところで、

前半のロスを取り戻すべく頑張らねば!です。

 

 

 

最近ネットでみつけた面白いテキストはこれ!

「ジャズ無窮動トレーニング」 道下和彦 リットーミュージック

 

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無窮動とは休みなく動き続ける曲のこと。

パガニーニの作品11や、バッハのパルティータも無窮動がある。

このテキストはジャズのコード進行に沿った音符で埋め尽くされた休符のないフレーズエクササイズ。

ジャズにはあまり馴染みがないけれど、とっても面白そう!

これを制覇したら、もしかしたら私もジャズヴァイオリンが弾けるようになるかも?

 

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しかし、面白い教本だの参考書だのが山積みで、一体どれからやる?

と悩ましい。

とりあえず、いろんなものを並行してやっております。

読書も同じく何冊もを並行して読む。

勉強は何よりも面白い!!

 

 

 

 

2019年5月29日 (水)

日常にもどりつつ

 

 

特別感ハンパない息子の結婚式という一大イベントを感動のうちに終え、

まだ少々やることはあっても、いつもの日々が戻って来ました。

 

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~今 庭の最後の花、小さな赤いバラたちが門を彩ってくれています。

15年も前に娘と散歩中にいただいたのを差し木にして、

元気に咲いてくれている名前も知らないバラたち。~

 

 

 

今日は娘の整形外科受診、最終回。

具も外してOKで、長かった骨折治療も終わりです。

あれは118日だったっけ?

長かった、、、、。

 

 

家ですることは、骨になる栄養を摂ることを心掛け、

転ばないように気を付けるくらいでしたが、

その「転ばないように」という気配りが難しい。

実は、昨日も施設での散歩中に発作で危うい場面があったそうですが、二人支援員さんが付いていてくれたので大丈夫でした。

あ~こわっ!

 

 

 

常に気を張っていないといけないのはもう日常の範囲ですが、

まあ一段落ということで、

こういう時は何かご褒美が欲しい私。

たいてい食べ物でOKです♪

 

 

 

ということで、病院の売店でパイシューを買って、帰りがけに寄ったパン屋さんでパストラミサンド(スプラウト付きが美味しい!)と、昨日の晩ごはんの残りものとで

家に帰ってお昼ごはん。

安上がりなわたしたち♪

 

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娘はクリーム系が大好きで、シュークリームもまずは中身から食べる。

そして後で皮をという人です。

二日前の日曜日は、披露宴でデザートまで行きつけなかった両家の両親で

いちごのロールケーキで再び乾杯(私たちが食べたかったのに付き合っていただいて、、)。

ちょっと甘いものが続いていますが、まあいいよね(^^

 

 

 

まだ結婚式の写真もDVDもできて来ていないので、

アジュールからいただいた当日に作ってくもらった「ライブエンドロール」のDVDを見ながら、

親子共演のCDを聴きながら、今月はまだまだ思い出に浸っています。

娘は「情熱大陸」の前奏が始まると、手を叩いて頭を抱えて喜ぶ!(←嬉しい時の最大限の様子)

きっと彼女は、出来上がって来た写真やDVDを延々と見続け、記憶に深く焼き付けていくのでしょう。

 

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~「赤ちゃんが産まれました」の暑中見舞いで使った27年前の写真。 披露宴で使った後、主のいない机に飾る。 私たちのもとに来てくれてありがとう、あの日から一緒に過ごした日々にありがとうの気持で ~

 

 

 

綺麗好きの母が来る前に何とかしたかった家も結局は中途半端で、

「まあ物が増えたわね、、」とやっぱり言われ、、、(*_*)

母が帰ってから再び他人の目線で家の中の片づけを続けているところ。

 

 

家って時々大掃除、いえその前にシステムの改良、モノの処分をしないと、どんどん増えて散らかっていく一方。

そういうエネルギーは、まとまった時間がないとできない。

でも、時々やらないと途方もなく大変になる。。。

このところ私の頭が混乱していたのは、だんだん物が増えて困っていた家と同じだったかも、、、という気がしています。

 

 

 

ちょっと、、、と中途半端にものを置くと、そこら中に所定の位置に収まっていない中途半端なものが増え、

それらが迷子で困っている。

いるべき場所にもどったものたちは、落ち着いて爽やかな表情に思えるのは気のせいかしら?

こっちの部屋がましになったら、別の部屋は大変なことに!のいたちごっこではありますが(笑)、気候の良い時に時々ハウスキーピングに励もう!と改めて思いました。

母のように。

 

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~今玄関には、母の粘土細工が詰まった野菜の屋台が~

 

 

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~こちらはダイニングのカウンター~

 

 

 

全ての人に、安心と、雨上がりのような穏やかな幸せが訪れますように、、、と祈る今日です。

 

 

 

 

 

2019年5月21日 (火)

佳き日

 

 

日曜日、息子の結婚式。

我が子の結婚式というだけで特別な気持ちになるところを、

アジュールのスペシャルな演出、

新郎新婦の好きとこだわりが山のように詰まった手作りの楽しい感動の披露宴。

厳かさと豪華、楽しさと温かさ、そして何よりも感謝のおもてなし。

お忙しい中ご列席いただいた皆様に喜んでいただけましたら幸いです。

 

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~テーブルの花はお持ち帰り可で、我が家のテーブルで思い出に浸っています。

 

 

 

披露宴は二人が考えて毎晩遅くまで手作り品の準備をしてくれていたそうで、

親はほとんど何もすることはなく、

何が飛び出すのかは当日のお楽しみ♪で迎えた日曜日。

たくさんのサプライズの感動と笑顔が弾けました。

福岡からはるばる来てくれた高齢の祖母、親戚もとても喜んでくれほっと一安心です。

 

 

 

新郎新婦の仕事でお世話になっている方、お友達、そしてごく近い親戚のみの

少人数の式。

本当は母の私としては、参列していただきたい私の友人もいましたが、

ごくごく少ない人数でアットホームに。

(後で写真見てね~♪)

 

 

 

 

 

こういうことでもないと、

息子が仲良くしていただいたお友達、

今、そしてこれからお世話になる職場の方たちに、

親としてご挨拶できる機会はありません。

遠くに住む息子をどうぞよろしくお願いいたしますと伝えることができたのも有難かった。

 

 

 

 

 

チャペルでの結婚式は、オルガン、トランペット、ハープ、ソプラノとバリトン各1名の生演奏付きという豪華さ!

演奏も素晴らしく、生の音楽の力の大きさを改めて感じた感動の結婚式。

 

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~これは直前リハーサルの時の写真~

 

 

 

 

披露宴が始まって乾杯の後にすぐ、

私は黒留袖から黒いドレスに着替えて演奏、の手順。

ところが、「新郎さん勧められて、もうずいぶん飲んでますよ!急いでください!」と

担当のプランナーさんが着替えの部屋に駆けつける。

バタバタと準備して即演奏は、やっぱりちょっと緊張。

 

 

 

いや、実は私この1週間ほんのちょっとしかヴァイオリンに触れていない。。

木曜日に娘がお世話になっている障害児スイミングの総会があり、

前年度会計を担当したので、その会計報告作りという慣れない作業に四苦八苦し(初のエクセル仕事)、

その後もそれなりに新郎の母としてやることはあり、

そして何よりも7年ぶりに、この世で一番きれい好きだと思ううちの母が泊まるので、

家や庭を掃除したいと奮闘していました。

練習どころではなかった1週間。(*_*)

 

 

 

普段なんてことはない「愛の挨拶」と「情熱大陸」とは言っても、

本番は本番です。

直前にあまり練習できなかった、、、というのは自分が一番知っているから緊張する。

当然のことですね。。

 

 

 

でも、何とかなりました。

いえ、正確にはどんどんお酒を勧められて受けていた息子はアルコールがかなり入っていて、ピアノソロの部分で危うくなりかけたけれど、

友人の皆さんの「ガンバレ~!」の掛け声に元気をもらって最後までたどり着いた!

お客様の拍手喝采。盛り上がりました(^^♪

ホント頑張った!

(息子の名誉のために言うけれど、完全に弾けるようになっていた)

 

 

 

衣装替えを手伝ってくれた義妹が「お姉さん、幸せそうに弾いてましたね♪」

そして息子のことも「あんなに弾けるなんて思わなかった!びっくりした!

特に、伴奏って難しいのに、ヴァイオリンの細かいニュアンスにも付けてすごい!」と

温かい感想をもらう。

新郎の母が演奏なんてことはまずないのでしょうが、

息子と初めて共演できて本当に幸せでした。

 

 

 

でももちろん、自分たち母子のために弾いたのではなく、

エルガーの「愛の挨拶」は新婦のために。

(作曲者のエルガーが婚約の印としてアリスに贈った曲)

葉加瀬太郎「情熱大陸」はご臨席の皆様への感謝と

ぜひ楽しんでいただけますように!のおもてなしの気持ちで演奏。

大いに会場が盛り、やって良かったと思えて幸せです。

 

 

 

その後も二人が考えたプランで飽きることなく次々と楽しませてくれました。

窓を開け放ってお庭に出ての豪華デザートバイキングに至るまで、

二人の希望の楽しいおもてなしの数々は

心に残るおもてなしになったと思う母です。

ほんと、二人はよく頑張った。

プランナーさんからも何度も「お二人、凄いです!」と労ってもらいました。

 

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楽しい雰囲気で進んだ祝宴の終盤に祝電の披露があり、

その最後に、足元が不安で来れなかった祖父からのメッセージを

司会の方に読み上げていただく。

司会者の爽やかでよく通る声で、祖父の温かく心の芯に届くメッセージを聴くことで

もう一度結婚の厳かな気持ちに立ち返る。

新婦のご家族へのメッセージも、若いからの照れも可愛く映る愛のこもった言葉に私もうるっと来る。

 

 

 

 

最後は新郎新婦と両家の両親が並んでのご挨拶。

彼らは花束ではなく、

自分たちが産まれた時の体重に調整したぬいぐるみをプレゼントしてくれました。

抱っこしていて、あの日から今までの日々が脳裏によみがえる。

 

 

 

両家を代表しての新郎父の挨拶。

皆さまへの感謝の言葉の後に「両親は障害のある妹に手がかかって、、、。

息子は人に言えないいろんな思いをしたことだと思う」という趣旨のことを夫がマイクで話している時に

隣で息子がグっと来ているのがわかる。

 

 

 

やっぱりそうだよね。

他の人にはない苦労や葛藤。

寂しさや悩み。

人には見せない涙もたくさんあったのかもしれない。

でもね、あなたはその苦労の分、弱者の痛みがわかる人になった。

人一倍優しい青年に成長したと、私たちは誇りに思う。

 

 

 

新郎父の挨拶の後に、いよいよお開きの新郎の挨拶。

しかし、新婦の家族への愛と感謝、父の息子を想う気持ちをしっかり受け取っていた彼は、涙してしまった。

お酒の力でこらえ切れなくなったのも大いにあるでしょうが、

そこにいる誰よりもその年で苦労した人なのだから、

今日は主役なのだから、いいよ。

 

 

 

母も泣きたかったけれど、私が泣いたらますます火に油を注ぐと思って

我慢する。

本当は泣くのはお母さんの役目で、本人は涼しい顔していたかったのかもしれないけれど。

でも、今までのことが全部一つになったと思える瞬間でした。

彼の素直な涙にも感謝です。

 

 

 

私はつくづく、人生の一番の感動は子供たちからもらっていると思う。

それは、何事もなかったからではなく、

れなりの苦労があったから、自分も悩んだからこそ

嬉しいことがその対極にあって大きく包んでくれる感動。

全ての出来事に感謝ですね。

また一つ一生の思い出ができました。

心からありがとう。

 

 

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~3か月の自宅療養中に3キロも太ってしまった娘のために、おばあちゃんが作ってくれたロングドレスとブラウス。このスカートは、私の振袖をリメイク~

 

 

 

娘は連休中から天候不順に影響されての体調不安定。

当日は介護サービスの支援もあって、新郎の母に徹することができ、

何とか何事もなく参列出来てほっとしています。

ひまわりのように明るいお嫁さんは「妹よ!」と声をかけてくれて、

うちの娘も新しくできたお姉さんのことを見ると笑顔になるのです♪

 

 

今朝は久しぶりに発作が続いて疲れて寝てしまい、1110がお目覚めの娘。

発作を放出してすっきりしたのか? 大雨が去り、明日から安定したお天気が続くのに反応してか? 夕方から元気な笑顔が戻りました。(^^♪

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年5月 6日 (月)

令和元年の10連休

 

 

祝・令和。

新緑の気持ち良い季節にしかも10連休に、

新元号を迎えるなんて粋な計らいに思います。

 

 

新天皇陛下ご夫妻とは、僭越ながら私たちも同世代。

定年が近い夫と共に老年に入っていく寂しさもどこか感じていたのに、

新天皇はこれから公務開始となられる。

 

 

人生100年の時代に入ったのなら、

実はこれからが本番?

芸の道では、5060は鼻たれ小僧と言われるそうですし、

健康を整えてまだまだ頑張らねば!ですね。

 

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~我が家の庭では、実家からもらったシランが花盛り。青紫は緑に映えます~

 

 

 

季節と連動して希望に満ち、明るい話題が多いように見えた今年のGW.

なかなかない10連休に、世の中は旅行だ渋滞だと賑やかな様子を横目に見ながら、

我が家はどこにも行かず仕舞、、、でした。

正直 旅行もお出かけもうらやましい気持ちはあるけれど、

GWはどこに行くにも道が混み、駐車場さえ止められなく、

行楽地は一年で最も混雑を極めている。

そんなスケジュールでは動けない我が家。

まあゆっくり家の中から緑を愛でるのでも何とか良い季節です。

 

 

 

唯一出かけたのは、新しい家族との食事会。

うちの息子のお嫁さんはとっても可愛く元気で明るい。

ご家族も気さくで爽やか。

とても嬉しいご縁です。(^^

 

 

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ご案内したのは隠れ家的レストラン「スパイスガーデン」。

手作りの美味しいパンが多種類出て、野菜たっぷりのお料理も美味しく、

家具も食器も建物も、竹林をバックのロケーションも雰囲気も全て素敵!

ホッとできる私のお気に入りです♪

 

 

その火曜日はあいにくの雨でしたが、

この連休近辺に3人お誕生日があるので

「デザートに何かお誕生日のサプライズを」とお願いしておいたら、

花に彩られた素敵なプレートに♪

感激の声が上がりました♪

 

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満席でとても忙しい中、特別プレートを用意してくださった

オーナーの遠藤さんご夫妻に心より感謝です。

 

*スパイスガーデン

守谷市大木6173   Tel 0297-47-0727

 

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出かけた以外は何をしていたかと言うと、

2週間後に控えた息子の結婚式の準備。

と言っても、ほとんど本人たちが進めてくれているので

親の出番はありません。

 

 

オリジナルパーティーにしようと二人はあれこれ相談して

いろんなものを手作りしているようで、

担当の方からも「すごいですね!」とその頑張りを評価してもらいました。

親さえも当日のお楽しみ。

 

 

 

しかし、この10連休は「子供の日」であったという感覚でしめくくりました。

もうとうに成人を迎えた我が家の子供たち。

どこが子供の日?

でも、まだ母の出番は残っていた。

 

 

 

娘はここのところの寒暖差が激しいのについていけなく、

地上は暖かいのに上空は-24℃の寒気があるというお天気で

体調不安定。

 

まり発作は見なかったけれど、なかなか眠れず怪しいことこの上ない!

お昼寝してもパッと目が覚めるは、脳が興奮していて一番危ない兆候。

ということで、施設もお休みしてずっと家で見ていました。

この間の娘の見守りは主にお父さんの担当。

 

 

なるべく興奮させず、マイペースで落ち着いて眠れるように配慮する。

週の始めにダイアップを使う必要のある重めの発作が2度あって、

薬のお陰でその後も事なきを得たのでしょうが、

厳重注意の毎日。

 

 

秋は要注意!は例年のことながら、

春も同じなんだなあ、、、と去年の4月を思い出している。

まあ今年は救急車を呼ばずに済んでいるのでいいことにしましょう。

 

 

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予定では、夫と二人でまとまって大掃除をする予定でしたが、

娘が施設に行けた日にちょっとできました。

庭の草を取り、伸びすぎた木の枝やアイビーを切る。

ずっとほったらかしだった庭はすっきり。

物置状態だった和室も片づけて、一応まあすっきり。

 

 

 

後は、息子のピアノレッスン。

「披露宴で母も何か弾いてもいい?」と尋ねると

「じゃあ僕が伴奏する!」と言い出した息子。

えっ? 高1でピアノをやめてもう10年も弾いていないのに?

 

 

 

ほんとにできる?と訝しんでいたら、

キーボードも買って練習を始めたというのが3月。

曲は披露宴定番 エルガーの「愛の挨拶」と

どなたもご存知の葉加瀬太郎「情熱大陸」の2曲。

 

 

 

情熱大陸はリズムが難しい。

彼がポップスを弾いたのは聴いたことがない。

そして伴奏はピアノパートが弾けるだけでは務まらなく、

ヴァイオリンパートも理解して覚えないと一緒には弾けない。

伴奏って中学の時に合唱コンクールの伴奏をしたことがあるだけのあの人にできる?

 

 

 

初めての親子共演。

実現したらそれはそれは嬉しいけれど、果たしてできるのか?

大いに疑問でした。

期待と不安が同じくらい。

どうなる、、、? 弾けてる、、、? で迎えたGW.

 

 

 

しかし、エルガーは3分の1までしかできておらず(楽譜も持って帰って来ていない!)、

情熱大陸はまあまあ弾けていたけれど、一番難しい所はまだ無理。

そしてやたらすっ飛ばす。

まずは落ち着いてゆっくり弾けて欲しい。

この状態は私にとってストレス極まりない!

 

 

 

でも日頃、生徒さんのレッスンで若いお母さんたちに

子育てのいろいろを伝授している先輩のはずの私は我が身をちょっと離れて見つつ、

夫にはぶつぶつ。。 (愚痴を聞いてもらってありがとう!)

息子にはきつい言い方はしなくとも(の、つもり、、)、

イライラは声のニュアンスからしっかり伝わっているようで

途中で「お母さんが隣にいるとイライラする」と言われ、

雰囲気が悪化。

あ~まだ子育てここから始まったら、きっと昔と同じこと繰り返す、、、と

自分にがっくり来る。。

 

 

 

しかも、披露宴って新郎は飲むということを忘れていた。

お酒が強い彼は「飲んでも大丈夫」などとのたまう。

有り得ない!飲んで弾くなんて。

しかもあの人は初めて弾く曲。

崩壊するに決まっている。

甘く見てはいけません!

そこからまたもめ、結果お酒が入る前にさっさと弾くことに順番を替えて、

親子共演予定続行。

 

 

 

で気を取り直し、

母よりも、弾けていない息子の方がはるかに不安があるのかもしれないと気持ちを想像し、

練習の仕方の提案を変えてみる。

彼の父も「もう時間ないんだから、専門家のお母さんの提案を聞いて練習した方が効率良いよ」と私の背後から援護射撃してくれる。(ありがとう~!)

 

 

 

彼も彼なりに努力し、40分程度の練習を日に何度も繰り返し、

一応3日で何とか全部弾けるようになりました!

お~すごい!!

夫曰く「よく練習したね!」

ほんと!

 

Dsc_2986

~ブルーの忘れな草は大好きな花。豪華のものより小花の方が好みです。~

 

 

2日の最終打ち合わせの後に

本番ピアノでリハーサルさせてもらえるということで会場に出かける。

その時はお嫁さんの手前もあり、響きすぎる場所で聞こえ方が違って混乱して

ちょっと間違いが多かったけれど、

まあこの時点でこれなら合格点。

 

 

 

その後今日まで少しずつ前に進み、

今朝生徒さんのレッスンの最後にお披露目で聴いてもらった時には

ほぼ完全に近くテンポで弾けるようになった。

頑張ったね!!
(お父さんは、情熱大陸CDよりも速くない?と言う、、)

 

 

 

練習している最初はなかなか音が手に入らなくてどうなるか?と思っていたけれど、

ここはこうなっているよ という楽譜の説明と

こういうところはこういう練習をしたらいいよ のアイディアを

途中から素直に受け入れてくれ、

最終的にはこういうところを丁寧に練習する

ということを伝え、本番まで忘れないように

どんなに忙しくとも毎日弾いてもらいます。

一度弾けるようになっても、音と運動の記憶は消えて行くものだから。

 

 

 

息子のことは書かない約束ですが(おこられる~)、

この連休、娘の体調管理と息子のピアノレッスンで終わった私としては

書かずにはおられない!

ごめんね!

後は前日に最終練習のやり方を伝えて、

花嫁さんとご臨席の皆様の思い出の1ページとなるようにと頑張ります!

 

 

 

こんな息子と妻を見ていた夫は

「令和元年の10連休は、振り返ると思い出深いと思うよ」とコメント。

たしかに。

すんなり何事もなくできるよりも、

苦労が多かった後にできた方が喜びは大きい。

終わりよければすべてよしでしょうか?

 

 

思った以上に底力を見せてくれた息子に、成長をしっかり感じた新緑の季節でした。

 

Dsc_2988

 

~家を建てた最初のGWに植えた2本の白モッコウバラは老齢ながらも、

片方は頑張って咲いてくれています~

 

 

 

2019年4月25日 (木)

いまさらの後日談、、

 

 

本当は演奏前にupしようと思っていましたが間に合わず、

その後も日々のことで後回しになって、今更の解説ですみません!

もう要らない、続きを書かなくていい、読まなくてもいいものかもですが、、。

でも、とりあえず!

今日友人が感想メールに「いつものトーク(解説)がなかったのが残念だった」と書いてくれたので、ならば、、、と。

お暇がある方はお読みくださいm(__)m

 

Dsc_2800

 

 

 

8組CDを聴きましたが、中でも私のお気に入りはアリーナ・イブラギモヴァとセドリック・ティベルギアンの演奏。

(だからといって、二人のように弾いたわけではない)

この二人はモーツァルト作品全曲を録音しているので、

CDは全部で10枚もある!

幼少の頃の作品まで網羅されていて、モーツァルトの作曲史を見る思いで聴いていました。

貴重! ありがとうです!~

 

 

 

 

今回演奏したK301 (KV293a)は、

モーツアルトが初めて楽譜出版をした作品群の1曲目。

つまり栄えある作品第1番。

当時は6曲セットというのがスタイルだったようで、

これも6曲のヴァイオリンソナタの中の1曲、しかも楽譜の扉を開けてすぐの位置。

ならば、神童モーツァルトが世に出す最初の出版物としての意気込みやいかに?と深読みしたくなります。

 

 

 

父親のレオポルトの最初の楽譜出版もヴァイオリンソナタだったそうですよ。

ヴァイオリンソナタやピアノソナタなら、楽器のたしなみを持つ貴族も楽譜を購入したことでしょう。

楽譜出版は記念碑的な要素、自分の力を世に広める役割も担いながら、

現実的には作曲家の収入源となる大事な仕事。

とは言っても当時の印刷技術やら校訂作業には不備が多く、

モーツァルトも相当な不満があったようです。

なので、直筆譜をもとにその後も何度も校訂が繰り返されていて、

私たちはじゃあどの版を採用する?から検討します。

 

 

 

書かれたのは、就職活動のために外遊していた2122歳の頃。

1777923日から17791月中旬までの期間。

なんと長い旅行! 大変!

生まれ故郷である地方都市のザルツブルグではなく、

都会、音楽の中心地でこそ活躍したいと願っていたモーツァルトは、

親戚のいるアウグスブルグに寄った後にまずはマンハイムに赴く。

 

 

 

ここには当時のヨーロッパで最も優秀な宮廷楽団が居たそうで、

その刺激は若いモーツアルトには相当な喜びだったでしょうが、

残念ながら就職活動はうまくいかない。

このマンハイムには7歳の頃にも父親と訪れているので、

オーケストラの指揮者件ヴァイオリニストであるカンナビヒとは旧知の仲。

 

 

 

そして、16歳の素晴らしいソプラノ歌手アロイジアに出会い恋をする。

モーツアルトを驚かすほどの実力の持ち主だったという。

マンハイムでは、カンナビヒの娘ロジーナのためにピアノソナタを、

アロイジアのためにも歌曲を書き、

他にも魅力的な女性のために数多くの作品を書き、ヴァイオリンソナタの筆も進む。

(乗ってるね!)

初めて父親と離れての旅で、独立したような気分も味わっていたことでしょう。

資料によるとK301のソナタは2月のマンハイムで作曲が開始されたとあります。

 

 

 

その後、手紙で父親のレオポルトにお尻を叩かれて泣く泣くマンハイムを発ち、

3月には最終目的地パリに到着。

しかし、パリの人々はもう子供ではないモーツァルトには興味を示さず冷たかった、、、。

 

 

パリを後にしてすぐにザルツブルグに帰るはずが、マンハイムに戻っている。

そして天才も失恋を経験する。

音楽では遥か遠くにいるモーツァルトがこの瞬間、人として身近に感じられる。

この歳は、就職活動の失敗、失恋、最愛の母の死と悲しいことばかり、、、。

傷心でザルツブルグに帰還。。。

 

 

 

ということで、この6曲のソナタ、

「マンハイムソナタ」とも「パリソナタ」ともいろいろ呼ばれます。

作曲された場所はマンハイムが4曲、パリは2曲。

けれども出版はパリ。

呼び名が交錯しています。

 

 

 

いつも自分の本番で弾く作品周辺の曲を聴きますが、

本番前日とホールに向かう車の中で31番の交響曲「パリ」を聴いていました。

上昇するエネルギーがすごい!

やる気満々、意気揚々、という言葉がぴったりに思う。

 

 

 

モーツアルトはパリでようやく成功したこのシンフォニーの喜びを

手紙に書いています。

「ぼくはもううれしくって、シンフォニーが終るとすぐにパレ・ロワイヤルに行って、

おいしいアイスクリームを食べ、、」(177873日付け)。

かわいい♪

私もアイスクリーム好きよ♪

パリで一つくらいイイことあって良かったね!

 

 

 

k301のソナタ第1楽章アレグロ コン スピリトゥオーソは、

春の日差しのように柔らかに始まるのも束の間、

休符の緊張感を含むヴァイオリンとピアノのユニゾンの上昇音型が、

ちょっとシンフォニックに響いてきびきびしている冒頭部分です。

 

 

 

 

 

 

 

 

短調に転じる展開部。

ピアノとヴァイオリンの旋律が対位法的に絡み合って面白い。

一瞬の減五度、減七度音程も多々あり、短い中にドラマがある。

 

 

 

2楽章もアレグロ(快活にの意味)。

アレグロが二つ並ぶソナタは若い証拠かも?

もっと若い頃のモーツアルトにはありますが、

調べて見ると、これ以降のヴァイオリンソナタにはアレグロが並ぶ作品はありません。

アレグロが並ぶというだけでも、勢いを感じる。

 

 

 

その第2楽章は宮廷舞踊のメヌエット風ではなく、もっと軽やか。

大きなドレスや大きなかつらをつけてゆったりと踊るメヌエットではなく

(しかしメヌエットを踊るのはとてもややこしく難しい)

若い人が踊る曲という感じです。

なので、けっこう早めのテンポ設定で弾きました。

 

 

 

中間部はシチリアーノ風。

1楽章と同じくここが特に魅力的。

和声の変化に富み、その分表情も豊か。

短い中に感情のドラマが溢れます。

(そう伝わっているといいなあ~)

そして最初の部分に戻り、最後に短いコーダが付いて楽しく終わる。

メデタシメデタシ♪みたいに。

 

 

当時演奏家は皆作曲もしたので、繰り返す時は変化をつけるのが常でした。

即興の名手なら繰り返す時は装飾の腕の見せ所。

私は即興なんてできませんが、

繰り返すところは1回目とは違うニュアンスを付けました。

 

考えて打ち合わせをして決めましたが、気が付かれたでしょうか?

もし気が付かれなかったとしても、

演奏する方が2回同じものを弾いて飽きている、、のではなく、

1回目と2回目で違うことをやっていて面白がっているというのが伝われば嬉しいです。

 

 

 

いつも多種類の演奏を参考にしますが、

どれも皆違う!

こんなに違っていいの?と思うくらい。

一番面白くないのが、いくら完璧でも平坦な音。

美しいけれども命が通っていないように思ってしまう。

整ったお人形みたい。

でも、まずは完璧に弾きましょう、と自分に言い聞かす。

ちょっと音がかすれたところあり、少々硬くなったところあり、、、。

もっと勉強しましょう。ハイ。

 

 

 

今一番お気に入りのモーツアルト演奏は、

イザベル・ファウストとアレクサンダー・メルニコフによるもの。

残念ながら今回弾いたK301は入っていないけれど、、、。

モーツァルト時代のフォルテピアノのポコポコした音は当時を忍ばせ、

息がぴったりで即興性にも富み(でも本当は相当な勉強がと思われる)

その瑞々しい演奏は今生まれて来たばかりの音楽のように非常に魅力的。

江幡先生からお借りしました♪

 

 

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秋に王子ホールで演奏会があるようなので、

ぜひそれは聴きに行こう♪と今から楽しみです。

 

 

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ちょうど王子ホールからチラシが届きました!

この日はドビュッシーから始まってフランクで終わるプログラム。

いきます♪ いきます♪

 

 

2019年4月22日 (月)

懐かしさに集う

 

 

日曜日、第4回茨城桐朋会演奏会、温かい拍手に包まれて楽しく終えました。

プログラムは古典のモーツァルトで始まって、飛んで近現代のショスタコーヴィッチ、

再び古典、現代音楽、そして古典と時代を行き来しました。

ほっとする和音と、尖った和音、安心と刺激と、良いバランスのプログラムだったのではないかと思います。

ご来場くださった皆様、ありがとうございました。m(__)m

 

Dsc_2794

 

トップバッターでさっさと自分の出番は終わりましたが、

終演後にドレスで記念撮影があるということで、

客席には行かずに舞台袖上手のドアの向こうで聴いていました。

ピアノ、フルート、声楽、サックス、ヴァイオリン、と

今回は多彩な音色を聴いていただけた演奏会ですが、

袖で聴いた中ではもう一人のヴァイオリン川又明日香さんの演奏がすごく好きでした。

音色も、フレーズの語りかけ方も。

またぜひ聴かせていただきたい!

 

 

 

6組で組まれたので一組約15分?ほどの持ち時間。

1曲しか弾かないのは気楽なようで、そうではない。

まるまる全部弾けるコンサートは、曲数用意する大変さあり、

本番の集中力と体力の配分を考えなければいけないという課題があっても、

だいたいは弾いているうちに段々調子が乗って来て、

最終的には盛り上がって終わり♪となれることが多い。

 

 

 

に対して、1曲で終わってしまうのは、

どうかすると調子が上がらないままにハイおしまい!になる怖さもあるのです。

しかも、曲はモーツアルト。

超シンプル!

 

音数が少ない分一つ一つの音の吟味と趣味と本当の力が問われ、

簡単なようで怖いことこの上ない。

考え込み過ぎると弾けなくなります。。

 

 

 

変な音出したら即 ひっ!となる気分になりそうなのを、

本番はどんどん忘れて前に進むしかありません。

昨日はそれほど大きな問題はなかったかな?と思われるけれど、

まだ録音を聴いていないので、、、。

しばし安堵の時間。 休憩です。

 

 

 

実は演奏直前にちょっと足がつりそうになりかけていました。(*_*)

コンサート前に同窓会の総会があり、その後バタバタと軽くお昼を食べて、

1240~リハーサル。

その間ずっと本番用のヒールのある靴を履いていたのがいけなかったのかしら。。

歳取っただけ?

 

 

 

去年の6月の自主企画コンサートで、弾きながら足がつって大変だったので

危ない!!とストレッチしたりして気になりながら舞台に出る。

でも今回はどうにかつらずに済んで、割と落ち着いて弾けました。

そういうアクシデントがあった方が案外落ち着くかも、、、です。

 

 

 

お客様からも、ピアノとのバランスも良く、楽しいモーツァルト との感想をいただき、

オープニングの役目を無事果たせたかな?と喜んでいます。

反省はもうちょっとしてからね、、、。

 

 

 

そして、楽屋でチョコレートを配りながら若い方々ともお話しできたり、

打ち上げで3つ上の先輩方と、昔の桐朋の校舎、偉大な先生方、や調布寮の話しで盛り上がって

すごく楽しかった!

思い出を共有しているのって、独特の親近感を感じる。

 

2019042201

 

プログラムの最後に演奏されたフルート2本とピアノのための

クーラウの三重奏曲もメチャクチャ懐かしかった!

出だしを聴いて、あっという間に小学生の頃にタイムスリップ。

耳にするのはあの頃以来だから。

 

 

 

ただ単に好きだからという理由でピアノをやっていた私に、

「あなたは耳がすごく良いのに手が小さいから、ヴァイオリンをやりなさい」と勧めてくださった

当時のピアノ&ソルフェージュの宗 貴美子先生。

宗先生に出会っていなかったら、私はヴァイオリンを手にすることはなかった。

先生のソルフェージュのクラスは、桐朋と芸大を目指すフルートの人が多く、

フルート曲はそこでたくさん聴く機会に恵まれました。

 

 

 

時々初見大会もあり、私もあのクーラウはピアノパート、もしくは2ndパートを弾いた記憶があります。

もちろん、小学生か中学生くらいだった私が初見でちゃんと弾けたわけはないけれど、

とりあえず必死に譜面に食らいつく練習になった記憶の1曲。

必死とは無縁の、本当はとても優美な作品なんですけれどね~。

私の人前で初見は必死(笑)

もちろん昨日の演奏は優雅でした。

 

 

 

そして、その昔一緒だったフルートの先輩も客席に発見!だったので、

ますます私は懐かしさにかられる。

 

 

 

懐かしいと思うことが増えるのは、単純に歳取ったからだけれど、

でもそれは喜びも伴っている。

懐かしい校舎はもうないけれど、思い出の記憶では生き続ける。

心の中で通奏低音のようにひっそりと。

日頃は聞こえないほど小さく続いているけれど、

思い出すと急にライブ感を伴って鳴り響き、その時代に連れ戻してくれる。

 

 

 

たまに何かの機会に、まるで玉手箱を開けるかのように昔の記憶に出会う。

それは、その時代を共有する誰かだったり、

その時代に聴いた曲だったりをきっかけに。

だから同窓会は楽しい。

人は全てを記憶の玉手箱に収めていて、アクセスできるかどうかなのだそう。

自分の中には懐かしいものがどんどんたまっていく。

それが歳を重ねる豊かさなのか。

 

 

 

 

昨日は母校につながる有難さ、

拠り所がある幸せを感じた演奏会でした。

参加できて良かった!

お誘いくださった江幡先生、お世話になったスタッフの皆さん ありがとうございましたm(__)m

とても楽しい時間でたくさん勉強させていただき感謝です。

 

 

 

 

 

 

終演後にロビーで、ご案内したお客様、変わらずずっと応援してくれる友人、ご近所さんたちと会えるのも演奏後の大きな楽しみ。

喜んでもらえた、、、その笑顔に出会えると、それが何よりのご褒美になります。

とりあえず、お疲れさまということで(^^♪有難く受け取ります。

 

 

 

 

今年の主催コンサートは、923日(月・祝)にホールが取れました。

いつもの つくばアルスホールです。

14時開演予定。

 

 

今回は今レッスンでお世話になっている渡邊篤子先生と紹介者の長明康郎氏をメインの室内楽コンサート。

詳細はまた追ってお知らせしたいと思います。

よろしくお願いいたします。m(__)m

 

 

 

 

 

 

2019年4月15日 (月)

平成最後のお花見

 

 

平成のカウントダウンが始まっています。

これからは全て「平成最後の」という枕詞と共に過ごす特別感のある日々。

 

 

 

 

 

3週間に渡って、週末にお花見ができるなんて初めてです!

早い開花、その後の寒さで桜が長持ちし、

市内で一番桜が遅いうちの町内ももう見頃は終わり、、、と思い、

雨上がりの今朝は娘と最後のお花見に。

 

Dsc_2778

 

公園駐車場に車を停めて、誰もいない芝生を歩く。

ベンチに座って散りゆく花びらの乱舞を眺めながら、ぼんやり考えていました。

まるで蝶々みたい、、、。

 

 

 

そうしたら、本当に蝶もいました。

風に向かって懸命に飛んでいる。

あんな儚い羽で。

でも、風に流されてもとに戻る。

一生懸命生きているなあ。

桜の花びらさえ生きているかのようだなあ。

無言の娘の隣でそんなことを想い、

2本ほどまだ見頃の樹があるので傍に寄って写真を撮ろうと思って歩き始めると、

急に発作!

 

 

 

もちろん手は離さないので大事には至らなかったけれど、

ちょっと倒れてしまいました。。

筋力がない私は支えられない。

でも、一人でバタンと倒れるよりは、ゆるやかに倒れて衝撃は少しはましなはず。

それからしばらく芝生の上であおむけになって、

何発か小発作が訪れる。

 

 

 

昨晩の雨が地面の下には隠れていて、私も傍らでじっと座っていると冷たくなってくる。

冷えるとますます発作が、、、、と不安にかられ、

辺りを見回す。

誰か女性がいないかな、、、。

 

Dsc_2771

 

するとちょうど向こうからこちらに歩いて来る60代くらいの女性発見。

近くに来られて目が合うと、知らない人なのにちゃんと「こんにちは」と

声を掛けてくださる。

 

 

 

「すみません。ちょっと助けてもらえませんか?

てんかん発作が起きて横になっているんですけれど、

このままだと冷えるので車から何か取って来たいので、

少しの時間見ていてもらえないでしょうか?」

 

 

 

その方は快く応じてくださいました。

私は車のトランクからヨガマットと、

車に置いて来た頭部保護帽とジャケットをつかんで、

走って娘のところに戻る。

その間、少しだけ発作があったようだけれど、この感じなら大丈夫。

 

 

 

 

 

しばらく歩けないな、、、どうしよう、、、と思っていたら、

その方は「ちょっと用事があるので、30分ほどしたら戻って来れますけれど?」と言ってくださった。

いつも40分ほどで発作のサイクルは終わるのでちょうどいい!

ラッキー!

よろしくお願いします!

 

 

 

まずは手伝ってもらってヨガマットに何とかして娘を座らせて、

発作が完全に収まるのを待ちつつ、

二人でゆっくりお花見を楽しみました。

お昼前のお日様が一番高い時間は日差しが暖かく、

日が陰らない限りはポカポカ陽気。

本当は、短いお花見散歩が終ったら、お昼ご飯の前にちょっと練習したかったけれど、

その分頭の中でリハーサル。

 

 

 

不自由な身体がない分、頭の中では理想の音と音楽が流れます。

譜面の全てを覚えている本番前だからこそできる練習。

掃除をしながら、洗濯物を干しながら、料理をしながら、

いつもこうやってイメージ練習します。

じゃないと練習時間が足りなさすぎる。

 

 

 

発作が起きると不安に駆られるけれど、

だいたいひどくなるか、大丈夫かはすぐわかる。

そして、見知らぬ人が助けてくれることに胸が熱くなる。

一人でどうしようもない、、、というのが一番参ります。。

 

困った、

不安、

気持ちを味わう

次にどうするか頭を回す、

待つ、

そして今起きていることを大きく見渡す。

 

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その方は約束通り戻って来てくださり、

二人で娘を立たせて両方から抱えてゆっくり車に戻る。

「ご親切に感謝します!」の言葉に

とびきりの素敵な笑顔を返していただいた。

今日は一日この笑顔が一番心に残る。

 

 

 

同じ町内に住んでいる方だということでお名前と大体の場所も聞けた。

近所にこんな人が住んでいるということが心強い。

昔、娘の機能回復訓練には、ご近所さん、お兄ちゃんの友達のお母さんたち、

町内の見知らぬ方たちにもたくさん助けていただいた。

この綺麗な街並みだけでなく、

そういう人がたくさん住んでいる我が町を

とても嬉しく有難く誇らしく思う。

アクシデントがあったから、その分心に響いた時間でした。

その後は娘も問題ないので心配要りません。

 

もちろん、ちょっとのタイミングの差でまた大けがになってしまう危険は

いつも潜んでいるのだけれど。

無事だったことにも感謝したい。

 

 

 

今日は桜を見ながらだったので、

ますます頭の中では生き生きとした音が流れました。

今度の日曜日のモーツァルト。

もしかしたら、桜の花びらたちを取り込んだ音をお届けできるかも?(^^♪

 

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さあ、娘がお昼寝しているうちに、

頭の中の音を身体に変換する作業、レッスン室でやって参ります!

 

 

2019年4月10日 (水)

日常から変貌へ

 

 

今日はどうしたこと?と思うほど寒い!

友人が今朝メールで「三寒四温がおおげさ!」と書いてくれていましたが、

まさにそのとおり!

日中も気温は6℃。

初夏から真冬へ逆戻り。

体は大変。

私も頭が重い。眠い。。

 

 

またまたブログご無沙汰していました。

このところの激しい気温変化で娘の発作も多く、

それに加えて布団を蹴って着ていない、、、の夜中のお世話で寝不足で、

気力が失せるほど疲れていました。

 

 

 

朝鏡を見るとすでに目が疲れている。

晴れているとお日様がまぶしすぎる。

PCの灯りもまぶしい。(暗く設定しているけれど)

そして、キーボードを打ってもよく間違える。

寝不足の症状ばかりが並んでいます。

 

 

でもようやく最近、夜中の布団の対策が整いました。

毛布の端を紐で結んでベッドガードに固定する。

たったこれだけで私も夜中に目覚めることが減りました。

もっと早く頭を働かせて対応していればよかったものを、

もう体力的に無理!まで「今晩は無事に寝れるかな~?」の願いだけで済ませていたのはばかでしたね。。。

 

 

 

悩みや困ったことが解決されないのは、たいていは無力にその中で耐えているから。

まずは工夫してあれこれやってみる。

それでもだめなら時間が解決してくれるのをしばし待つ、の順番でしょう。

一度別方法を試みてだめでがっかりし、

その後はただ待つだけというのは、単なる我慢比べだけでした。

私意外に我慢強い?

いえ、思考停止に陥らないようにしないと。

 

 

長かった約3か月の自宅療養ももうすぐ終わり。

44週目からの完全社会復帰に向けて施設との面談を行い、準備を進めています。

私の一番の仕事はかわいい娘の命を守ること。

家での生活はもちろん、外で支援してくださる方との連携、

そのための説明は欠かせません。

親しかわからないことだらけです。

特異な状況を持つ人について理解してもらえればより安全に過ごせる。

注意するよりも、まずは環境を整える。

 

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このところ毎日二人で桜を探しに3040分のドライブに出かけています。

近所の桜の坂道はお決まりのコースだけれど、一年に1度の景色は見飽きません。

娘も嬉しそう。

転倒リスクを極力減らすために外は歩かせていませんでしたが、

昨日は近くの公園を一周しました。

 

 

 

今朝1か月ぶりの整形外科受診で、

「お風呂は入ってもいいですけれど、くれぐれも気を付けてくださいね」と言われ、

喜んだのも束の間。

そうだ、どうやって入れようか?と思案中です。

 

 

 

シャワーで済ませられる気温ではないし、

浴槽の出入りの時右腕に力が入らないのをどう支える?

考えなきゃね。

 

今晩3か月ぶりのお風呂に入れてあげよう♪と思っていましたが、

今日は朝9時から夜中の3時まで気圧の警戒に入っているので、

てんかん発作要注意。

めておきます。

 

 

 

レントゲンを見ると、3年前に比べて治りが遅い気がする。

まだまだ心もとない感じ。

まだしばらく歩くのは必要最低限かな、、、と思う。

いつ発作が起こって倒れるかわからないから。

 

 

 

 

私はお疲れモードとはいえ、

3月の最後の日曜日に我が家で生徒さんの小さな発表会を行ったり、

この1か月で大学時代の友人二人のリサイタルを聴いたり、、

お世話になった方のご葬儀で献奏させていただいたりと

考えることがいろいろありました。

 

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家庭生活以外では、目下のところは421日の同窓会演奏会で初めて弾く

モーツァルトのKV301293a)のソナタのことが一番気になる。

音楽に集中することと、娘の体調管理という広範囲な気配りは対極にあり、

どちらかに重きがある時はどちらかはちょっと手薄になる私です。

そう器用ではないので。

 

 

 

子供たちが小さい頃に音楽を封印したのも、

いざ音楽に本気になり始めると、

きっと母にまとわりつくであろう小さな子どもを邪険にしそうな自分を見たくなくて、

弾かなかったのだと思う。

今は娘の様子をどこかで見ながら練習できるようにはなったけれど、

心の中をそれでいっぱいにする時間は本番前の限られた期間だけにしています。

これも我慢かな、、、?

 

 

本番モードになってしまうといつも自分が弾く曲が頭の中を流れていて、

寝付けない、早く目が覚める、という一種の脳の興奮状態になってしまう。

このところはそんなことになったらますます睡眠負債がたまって病気になりそう、、、だったので、

余計に「まだだめ!」でした。

 

 

 

が、録音を聴くと、いつものように「何やってるのわたし、、、(*_*)」の状態で、

日々どこをどうしたらいいのか?考え続けています。

そろそろ音楽に夢中になることを許す時間が来ている。

そして変貌する。

いつもの私から演奏する人へ。

本番では、今この瞬間この世で一番素晴らしい作品を分かち合いたい、

そういう気持ちで演奏しています。

 

 

 

春にぴったりのソナタ。

コンサートのオープニングにふさわしい爽やかさと楽しさをお届けできますように!

421日のご来場をお待ちしていますm(__)m

 

 

Photo

 

チケット私も持っております。

HPのアドレスにでもご連絡いただけましたら、

受付にご用意させていただきます

 

http://forest-note.com/

 

 

 

 

昼間に書いたのに、、、ブログの体裁が新しくなってうまくupできず、

夫の帰りを待って教えてもらう。

不自由です。

 

 

 

 

2019年3月26日 (火)

春のスタート

 


 


すっかりいろんなことにご無沙汰していました。


ここのところちょっと忙しい気分。


冬の間は家にお籠りで約束のない毎日をぼんやり過ごしていましたが、


忙しくなってきたお陰でエンジンがかかってきました!


春と一緒に私も活動開始の気分です♪


 


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日曜日の朝は恒例の「とねっこ保育園卒園式」でのお祝いの演奏。


もう何年になるかな?


少なくとも10年以上。


今回はバッハの無伴奏を演奏。と言っても、1曲のみ。


 


 


 


赤ちゃんを含む幼い園児がいる保育園でバッハなんて大丈夫?と


少々心配もありましたが、チャレンジです。


とねっこ保育園のホールは3階まであるかと思うような高い天井、


漆喰の壁、檜の床、とても広々としていてよく響くのです。


ここでパルティータ3番のプレリュードを弾いたらどうなる?


は以前から興味があったこと。


 


 


 


会場が完全に静かになるのを待って弾き始めると、


5分の間子供たちも本当に静かに集中して聴いてくれました。


弾き終わった直後に「わあっ!」という感激したようなお母さんの声も聞かれ、


何とか役目を無事終えたかな、、、と安堵しているところです。


番最後のフレーズを「天まで届け!」とイメージしていたのが


伝わったのかもしれません。


 


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ぼんやり過ごしていたので準備のスタートが遅れ、


実は先週焦っていました。(*_*)


ので、骨折療養中の娘の傍らで練習を中心に据えて生活。


練習って細かいことを追求することなので、他人は聴いていて面白いとは思えない。


会社から帰って来た夫が練習を耳にして「曲が聴きたかった」と言ってました。


部分練習、音程練習、リズム練習などでは曲にはなってないのよ。。


でも、それを欠かして本番はできません~。


 


 


 


先生もパリからお帰りになったので、先日のレッスンにもバッハを持って行きましたが、


ある程度は流れを作っていたとはいえまだ途中の段階で


先生からは「なんだかピアノみたい。エチュードっぽいわよ。もっとフレーズを考えて」と言われ、


ごもっともです。。


でもまだその前にやらなければならないことがある、、、の状態で、


楽譜と頭の中を整理して何とか本番。


 


 


今回 幾何学模様を音で織るというイメージを抱いていましたが、


いやいや やっぱり人間の生命の躍動を音で表現する方が


バッハらしいと頭を切り替える。


 


 


曲目解説としてプリントアウトして園に貼って来たものは以下のような文章。


以前に「今日弾いた曲の題名なんですか?」と聞かれたことがあって以来、


掲示するようにしています。


曲の名前や作曲家も覚えてもらえると嬉しい。


 


Dsc_2696


 


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ヨハン・セバスティアン・バッハ作曲


 


 無伴奏パルティータ第3番 より 「プレリュード」


 


 


バッハは約300年前のドイツの作曲家で、


特に教会音楽の分野に多数の傑作を残しています。


この作品は、バッハがケーテンの宮廷に仕えていた頃に作曲されたソロヴァイオリンのための6つの組曲(ソナタ3曲とパルティータ3曲)の中の最後を飾るもの。


 


「パルティータ」とは組曲のこと。


そして「プレリュード」とは、前奏曲という意味。


つまりパルティータという物語の始まりです。


 


 


バッハの第3番のパルティータは、全部で7つの舞曲で構成されています。


どんな踊りが繰り広げられるのか?


1曲目の明るく勢いのあるプレリュードが、このパルティータ全体の性格を呈示します。


 


 


本日演奏のプレリュードは約5分ほどの短い作品ですが、


138小節の中に1656個の音符が躍動します。


常に動きまわる音たちは上昇、旋回し、活発で、生命力に溢れています。


 


バッハは素晴らしいオルガニストとしても活躍しましたが、


このプレリュードは教会のように残響の多いホールで演奏されると、


単旋律でありながら響きが重なり合って、


独特な世界を創り出すことができます。


 


 


春の勢いとも重なるような生命力溢れるヴァイオリンソロの作品。


音が織りなす世界をお楽しみください。


 


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Dsc_2692


 ~とねっこの北側の窓から見える景色。手つかずの自然とはこういうこと。そんな場所に建つ。~


 


 


こんなイメージを用意して会場に着きましたが、


卒園式で子供たちの気持ちを尊重して自由な保育を約束する


とねっこらしさを感じているうちに、さらにイメージが拡がって来ました。


 


 


卒園式の日、園の壁には園児たちの絵が飾られます。


どの子も自分を表現しようと絵の具に心を託します。


それを見ているうちに、


会場の空気を感じているうちに、


新しいものが芽生えてくる。


私もこの場で一緒に呼吸し、影響を受ける。


演奏って相互作用ですね。


 


 


 


演奏前のスピーチでは「子供たちの自由さに触発されて、


エネルギーの動きを音で表現したい」という内容のことを話したと思います。多分。


用意してきたものではなく、


その場のインスピレーションで自由に弾いて楽しかったけれど、


その分傷も生じました。


もっと練習しないと、と反省も当然。


 


 


毎年呼んでいただけるというのはとても有難いことです。


楽しみに待ってくださっている園のために、


来年はもっと良い演奏をお届けできるよう頑張らねば、と改めて思う。


お土産に手作りのお弁当もいただき、うららかな春の日差しを浴びて帰る。


私の春は、いつもこの卒園式演奏から始まる。


 


 


園長の“しがちゃん”こと志賀先生、“こまちゃん”こと小松原先生。


中身は驚異的に若いとはいえ、実年齢はどんどん高齢になっていかれる。


これからもお元気で、子供たちの楽園を続けてくださいね!


 


Dsc_2689


 


 


 


先週末息子が結婚式の準備で帰って来ていました。


話すことも多くて寝るのが遅くなる。


骨折以来娘は夜中に布団を何度も蹴るのが恒例となり、


布団をかけなおすのに目を覚ましていて完全寝不足続きの私。。


本当はお疲れモードです。


 


 


そして息子と披露宴で一緒に演奏しようということになったので、


夕食後は練習会を行う。


もちろん、せっかく帰省して来ているので美味しいものも食べさせたいと母は思う。


ということで、卒園式演奏を終えて帰宅後生徒さんのレッスン、


その後すぐにパエリアとパフェを作って食べてもらい、駅まで見送る。


母の時間と音楽を同時に楽しむ週末でした。


 


Dsc_2685


 


守谷駅はただいまモクレンが見事に咲いています。


次々に花盛りとなる日本の春は美しい!


 


 


 


 


 


このところこのブログのココログがリニューアルに伴って不具合が生じ、


ブログをアップすることができない状態だったそうです。


見え方が変わったでしょ?


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

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