2023年6月 5日 (月)

リベンジを誓う

この土日、本当は私たちLunaClassicaCD第二弾の録音の日でした。

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私は今まで何があっても本番を行なって来ました。

本番前日に娘がてんかん発作で救急車で病院に搬送されたこともあり、

2日前に腕を骨折してギブスになったこともあり。

しかし、今回だけは命に関わる首の手術。

そして高度救急救命医療担う大学病院のため、

いまだに面会禁止。

とても1人で置いて帰るわけにはいきませんでした。

しかし、最も迷惑をかけたのは、DUOの相方ピアニストの泉恵さんでした。

今週の月曜日の診察までは、まだはっきりと手術とは決まっておらず、もしかしたらネックカラーだけでも済むかも?と言われる先生もあったりで、いくつもの道を考えました。

泉恵さんからもたくさんの前向きな提案をいただきました。

その一つ一つが私には希望でした。

ノバの響きの中で音楽できるのは最高の幸せです!

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しかし、手術をしなければ無理であろうと言うことになり、私はノバに立つことを断念。 

けれども、せっかくノバホールが二日間使えるならと

泉恵さんはもともと収録予定だったPiano SOLO 3曲に加えて、急遽特別ゲストにもお手伝いいただいて、夢のピアノソロCDを制作することになりました。

その冷静な判断力、行動力に心から尊敬いたします。

 

我が家のアクシデントに巻き込んでしまって、本当に申し訳なかったのですが、

私も泉恵さんのソロCDも制作できたらと考えていたので、昨日今日収録したものはぜひその第一歩に。

そしてせめてもの償いに、その制作をお手伝いできたらと願っています。

 

写真は昨日の朝、HCUから娘が病棟に上がってくる前に立ち寄ったノバホール。

私もここで弾きたかった!

必ずリベンジします‼️

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娘はお陰様で今日は点滴が外れ、リハビリで歩き、

お陰様で順調に回復しています。

 

 

2023年6月 3日 (土)

無事に終わりました!

昨日、お陰様で無事に手術が終わりました!

懸念されていた骨の弱さも思ったよりはしっかりしていたと言われ、

本当にホッとしています。

 

良いイメージで包んであげよう!と決めていても、

私は日中お腹にストレスを感じ、

そして私は日頃低血圧なのに血圧の上が148(下は80)もあり、

一日中戦闘体制なのだと数値を見て知りました。

母とはそういうものなのですね。

 

とは言っても、ちょうど昨日今日は半年後の主催コンサートの会場予約の日で、

私の代わりに朝9時に夫に予約に行ってもらいましたが抽選からは外れ、

もう一度トライの作戦を練り、

他にもいろいろ連絡事項もあり、

手術のことばかり考えていたわけではないのも助かりました。

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~手術待ちの時間、午前中は12階の展望ラウンジで夫と今後について話し合い~

 

 

昨晩娘はHCUにお世話になるので、

私は一旦家に帰りました。

外に出ると台風の大嵐🌀

車に乗るだけでずぶ濡れです。

うちの市には大雨洪水警報も出て、線状降雨帯もやって来る。

何もこんな日に、、、、。

娘にも私たちにも無事に朝が来ますようにと願いながら、

念のためにヴァイオリンは2階に避難させて家のベッドで眠りました。

 

家に戻ればやることはたくさんあるわけで、

しかし疲れている。。

シンプルな夕食を終えてちょっとうちの文鳥を出して遊び、

そのままソファで30分ほど休んだら少し回復しました。

その間うちのみどりちゃんはずっと私の手に乗ったまま。

私を母だと思っている小鳥はべったりでした。

癒されました。

その頃には血圧もいつもの10060に。

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今朝は9時にアルスホールの予約のためにつくばに向かい、

ちょっとノバホールにも寄って、それから夫と二人でモーニング。

高倉山珈琲店の落ち着いた店内で、アボガトトーストとスクランブルエッグを半分こ。

朝食としては高くつきますが、これからまたコンビニ食が続くので、

心の栄養のためにも。

ただ今病棟に上がって来た娘と合流する前のPCR検査を受けて、

その結果待ちです。

救急で入院した際の私は唾液検査でしたが、

今日は早く会えるために初のPCR検査、痛かった💦

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でも、手術をした娘のことを考えたらPCRごときなんのその!

娘はますます精神的に強くなっています。

もしも、エジプトのミイラのように娘が保存されたなら、

後世の人は「この人はなんて過酷な一生を生きたのだ!!」と驚愕するでしょう。

 

でもこれからの課題は、気を付けて守るのでは無理だとわかったので、

完全に近い安全な環境と仕組み造りです。

その上で、骨密度をこれ以上下げないための運動を考えなければなりません。

まずは明日、リハビリ室を見学させていただいて、

リハビリの器具を見せていただいてヒントを得たい。

 

私が考えているのはかつて歩けない頃にやっていた訓練の道具をまた造ること。

造るのはお父さんですが、日曜大工は得意なので大丈夫。

立っているだけでも骨に荷重がかかって良いとリハビリの先生に伺ったので、

安全に飽きずに立っていられる装置を検討しています。

それはVKEという装置です。

もしそのアイディアを採用し、完成したらまた写真をお見せしますね。

 

 

2023年5月31日 (水)

眠れない夜

昨日からリハビリが始まりました!

頸椎を骨折した娘は先週の金曜日から寝たきりだったので、

まずは座るところから。

おっかなびっくりながらも久しぶりに座れて満面の笑顔。

嬉しいよね〜!

 

次は立ってみる。

最初は足がブルブル震えているけれども、これもオッケー。

じゃあ次は歩いてみる?

小さな歩幅で病室のドアまで止まらず歩き、

ナースセンターや廊下を興味津々の様子。

とにかく、意欲がある!!

 

Img_0117 すがに初日なので、歩くのはここまでにして、

ドイツ製のベンツのような頭も支える黒いかっこいい車椅子に乗り換えて、

病棟の端の大きな窓の所まで行く。

久しぶりに見る緑や遠くの山。

隣の娘を見ると彼女は涙ぐんでいました。

 

私も目頭が熱くなりました。

どんなに大変でも生きたいと願う命。

今までてんかん発作やそれに伴う転倒による骨折を繰り返し、

それ自体が苦しかったり痛くて辛いだろうに、

さらに治療や手術も大変で、生きているのが大変で嫌になっていないだろうか、、、と

私は密かに思っていました。

娘が頑張ってくれるのは、私が生きていてほしいと願っている気持ちに応えてくれているのではないか。

私のその気持ちが娘に無理をさせていないかと。

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でも、そんな懸念は吹き飛びました。

どんなことがあっても、生きていることを楽しみたい。

誰よりも強い魂だと思う。

アクシデントを受け入れ無言で乗り越えていく姿をいつも隣で見て、その強さに驚きます。

私も彼女は母がいないと生きていけないと考えるのを卒業して、彼女の強さが道を開いて行くのを信じて環境を作ってあげたい。

 

そして夜、夫から1枚の写真がLINEに届く。

息子からのお見舞いのプリザーブドフラワー。

彼の妹が好きなカメの陶器に入って。

2年前の脳梁離断の手術の際は、

仕事を休んで関西から駆けつけてくれた息子ですが、

今は彼自身が小さい息子を抱え、仕事と子育てに奮闘中。

手術には立ち会えないけれど祈ってるよ

の気持ちがひしひしと伝わってくるお見舞いの贈り物。

夫と2人で息子の気持ちに「泣けるね、、、」と

彼の成長と優しい気持ちを心から喜びました。

うちの息子も親になって1年半、本当に随分と成長してくれました。

彼の事はもう安心です。

そしてお嫁さんは毎日可愛い孫の写真を家族アルバムにアップしてくれます

それが何よりのエネルギー

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昨日は、朝の血管造影検査が無事済んだ事、

午後の初リハビリで勇姿を見せてくれた娘、

夜は息子の思いやりを受け取った事

胸がいっぱいの出来事がたくさんで

夜中の133分に目が覚めたら、その後もう眠れませんでした。

昨晩は寝たのは9時半ですけれど。

 

私はよく嬉しいこと、感動すること、心が揺さぶられることがあると、

朝早く目が覚めてしまい、その後ぐるぐる考えてしまいます。

その最高記録更新です(笑)

 

でも、今朝は主治医から手術後の大変さをいろいろ聞かされ、

胃がキューッとなりました。

手術がうまくいっても、時にネジが外れることがあるのだそうです。

それは、骨が弱い場合や、大きく動きすぎた場合に。

娘は骨が細くて弱く、自分では大きな動きはしなくても発作でカクンとなる事は時々ある。

次なるアクシデントから身を守るための相談を、リハビリの先生方と話し合っています。

次の大きな山は金曜日の手術。

それがうまくいっても、まだまだ大きな課題は目の前にそびえています。

建設的に考えて環境整え、無事に回復の道を歩めるよう精一杯調べ考えます!

2023年5月30日 (火)

緊急入院 そして手術

CD録音まであと1週間!という時点でブログもアップしたいと考えていたのですが、

大事件発生。

娘がてんかん発作で転倒して、頚椎の二番を骨折してしまいました。

今筑波大病院に入院していて、手術は6/2金曜日の予定です。

 

先週水曜日に家で発作で倒れた娘。

その日はいつもより機嫌が悪いのは脳波のせい?

インターネットもつながらないし、固定電話も途中で切れるし、

上空が変なのかな?と思っていたのが、

翌日からいやなんかおかしい!と思いはじめ、

介護タクシーを予約して近くの総合病院受診。

 

頭の位置が変わると痛がるので、車椅子ではなくストレッチャーでの移動に変更し、

9:00前に介護タクシーで出発。

まずは脳神経外科。

受付で問診票を記入しながら様子を伝えると、

すぐに診察に通してもらえました。

有り難かった。

 

ドクターからは、頭と首のCTを撮りましょうと言われ、

結果は頭は問題なく、首の方だったのです。

そもそも、私が右側をサポートしていたのでそれほど強く打ったわけではないのに

まさかの首の骨折。

骨密度が低いので気をつけているとはいえ

恐ろしすぎます。

 

よくむち打ちの方が付けているネックカラーを装着して、

骨がつくのを待つだけでは危ないそうで、手術が必要になりました。

最初に受診した総合病院では無理なので、

県で一番の筑波大病院を紹介され、

自分でも電話して今日の午後に受診、入院させてくださ!と直談判するも、

地域連携の担当者とやり取りをお願いしてくださいと言われ、

結局月曜日の受診まで自宅待機。

首の骨がズレたら呼吸が止まる、

あるいは半身付随になると言われ、

とにかく絶対安静です。

 

ストレッチャーに変更して病院に行こうと思い付いたのは、

せめてもの良い選択でした。

介護ベッドもすぐに予約。

ネックカラーを付けているので食事も誤嚥がおこりそうで、

せめて45°のリクライニングは必要と考えます。

天井だけ見て寝ているよりも、せめてリクライニングでテレビくらい見せてあげたい。

 

その後また困った事態。

朝スープを150cc飲んだだけで、ほとんど水分を摂らない。もちろん食事も。

前日までは食事は完食。

ネックカラーのせいで口を開けにくい、不快だからか?

どちらにしてもこのままでは脱水になる!と危機感を覚え、

筑波大病院緊急受診。

点滴してもらえてとりあえずホッと。

そして水が飲めない、てんかんの薬が飲めないことを慮って、

夜中の12時 脳神経外科が入院で診てくださることになり、安堵しました。

 

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~今回は整形外科の9階に入院~

 

 

そして月曜日、手術の日程が決まりました。

今週の金曜日6/2の朝9時からです。

前後合わせて56時間の手術になるそうです。

頸椎の2番が折れてはいてもずれているわけではないので、

ネックカラーで養生して骨がつくのを待つと言う選択肢もあります。

けれどもうちの娘は骨が弱く、知的障害があるため首を大事にしようと自分で気をつけることができない。

多分いくら私が細心の注意を払ったとしても残念ながら人間の注意力なんてたかがしれたもの。。また何事かのアクシデントが起こる確率は普段よりも大きい気がします。

 

両方の道に起こるリスクを比較し、

より今後安全であることを重んじての手術となりました。

手術自体も怖いけれど、乗り越えるしかない。

 

入院は23週間。

筑波大は高度医療施設なので感染対策は厳重で、まだ面会禁止。

なので、私は泊まり込んでの付き添いです。

面会ができる病院で手術ができるのだったら、

もう27歳なので夜間は看護師さんにお任せして、

日中面会に来てお世話をするということも可能でしたが、

さすがに細かいことは理解できない重い知的障害を持つ娘を

一人で置いて帰るわけにはいきません。

 

私が付き添っているのは、もちろん娘が寂しいから可愛そうだからもありますが、

何よりも話しができない人の通訳、

特殊な事情を抱える人の説明者としてここに居るのです。

 

昨日は手術前のいろいろな検査でとても忙しい1日でした。

午前中は造影剤検査をするはずが、アレルギー持ちなので前準備(ステロイド)をしてから翌日行うことに変更。

そして血管エコー、レントゲン。

手術について先生の説明を受ける。

午後は採血5本、ベッド上で久しぶりに髪を洗ってもらい、

体を拭いてもらってとてもスッキリ。合間に食事。

私は麻酔の説明も聞きに行くため、お昼を食べる時間はなく夕食を早めにしました。

 

手術も心配ですが、明日の造影剤検査もとても心配でした。

私の妹が肝臓がんの手術をした今から35年ほど前、

妹が手術よりも造影剤検査の方が辛かったと言っていたのを覚えています。

 

でも、今朝はとてもいい笑顔から1日が始まりました。

日中たくさん笑顔が見られ、看護師さんからも癒される〜と喜ばれました。

私も娘の笑顔たくさん見れて嬉しかった。

 

ここ数日の懸案だった合わないネックカラーも、

日曜日に、散々看護師さん達に訴えていたことがちゃんと伝わっていて

(多分カルテにも記載していただいた)、

回診で先生方がこられたときにはもう話は決まっていました!

「こんなことになって悪いのはこっちだからね。病院のせいにしていいよ!」と

笑顔でドクターは言ってくださいましたが、

最初の病院で装着されたネックカラーが高さが合わなくて、

しかも硬くて皮膚が大変なことになったのです。筑波大が悪いわけではない。

 

 

昨日久しぶりにご機嫌だったのは、ネックカラーなしの時間がしばらくあったこと

新しいネックカラー(昨日までの装着していたものをハサミでカット)なら

付けても大丈夫と思えたこと。

心配や不安がある中でも、ドクターや看護師さんの笑顔、

真摯な看護体制にとても救われています。

 

血管が細い娘から一回の針から5本分の採血を と、

それはそれは真剣なドクターの目に驚きました。

たかが採血なのにあの目!!

 

そして今朝、手術のための血管造影CT検査、

無事終りました!

鎮静剤を使わなくともおとなしくできて、思ったより短い時間で済みました。

CT室のスタッフからも、「偉かった!」と、

とても褒められた娘でした。

表情も穏やかで護られたと感じました。

 

8時半から検査の予定でしたが、

その前に6時半にステロイドの内服薬を飲まなければならないという

スケジュールだったのが、

610分ごろから軽い発作が始まって、

薬や水は無理という状態が30分ほど続きました。

 

710分ぐらいからようやく薬を飲むことができて、

820分に1階のCT室前に看護師さんと降りたところ、ス

テロイドの内服薬を飲んで2時間経たないといけないと言われ、そこで30分待機。

 

カーテンで仕切られたスペースに移動して、

スマホに入れている私たちのCD「祈り」を娘の耳元で、

小さな音で流して待ちました。

2年前に制作したこのCDは、

音楽家として一つはCDを世に出したいという願いと、

いつの日か私が先にいなくなった後、

娘がこのCDを聴いて慰められるようにという母としての願いの二つがこもった作品です。

娘はいつも聴く音楽でリラックスして眠りに落ち、

緊張することなく検査を終えられたのは、音楽の力だと思います。

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そして、私たちのCDの最後の曲「グノーのアベマリア」

(昨年3月平和への祈りも込めて、YouTubeでも配信)が終わったら、

次にはなぜか「情熱大陸」が流れてきました。

これは今からちょうど4年ほど前、息子の結婚式で息子と初めて共演した記録演奏です。

 

あの日は、私たち家族にとって最良の日でした。

僕は結婚しないと言っていた息子が、

障害のある妹がいることを気にしない明るい女性とめぐりあい、

彼も人生の伴侶を得て新しい人生を始める門出の日の感動は、

私にとっても一生の中で、最高の思い出の一つです。

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~今年のホワイトデイに届いた息子からのプレゼント、

ルピシアのお茶を夫に病室に届けてもらい、毎日香りを楽しんでいます~

 

 

息子と弾いた「情熱大陸」を聴きながら、あの日の事が蘇り、

胸が熱くなりました。

私たちも大変なことも幸せなことも、どちらもたくさん経験してきました。

だから、今もこうして希望を持って生きていられる。

情熱大陸が流れてきたことで、

私は妹と母のことを想ってくれているであろう息子の存在を感じていました。

 

 

2023年5月 8日 (月)

2023年のGW

 

 この前は娘の初ショートステイ無事終了。

そして息子家族がやって来るところまで書きました。

 

孫ちゃんは外では食べないらしく、

彼らはどこかに出かけてもお昼には帰って来るので毎食一緒。

そしてお散歩、彼のお気に入りのピアノ遊びといろいろ楽しい。

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~息子のお土産を入れた楽しいパフェ。子供風。~

 

 

締めくくりは4日お昼のつくばみらいのと兵衛さん。

お嫁さんのご両親も一緒に計8名で。

美味しいお寿司はもちろん、広いお部屋、外の田んぼといい和む要素がいっぱいです。

 

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1月に関西に帰った孫ちゃんはその後11か月で歩き始め、

今やタタタっと走る人。

お陰様で元気な15か月になりました。

この年齢なのにほぼ転ぶことがないのは長らくハイハイをして、

自主スクワットも行っていた筋力とバランス力のお陰。

座って遊ぶのは絵本を読む時かクレヨンでお絵描きする時くらいで、

あとはずっと立って遊んでいます。

エネルギーがすごい!

 

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そして、音楽が大好き♡

歌に合わせて踊る、ピアノが好き、本人もちょっと歌ってる。

おしゃべりもたくさんで、やり取りが楽しい💛

「ぼうし、くっく」と言えば「外に行きたい」の意味。

「ママ」という時のとろけるような声。💛

彼の発する新しい言葉に驚きの連続。

一年の成長は爆発的です。

 

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食べることの興味よりも知的好奇心が勝っているけれども、

寝る時間起きる時間の生活リズムはきちんと整い、

夜は9時に寝て翌朝7時過ぎまでぐっすりらしいので安心です。

次に会える夏にはどうなっているかしら~?

 

 

そして今年の連休のもう一つの楽しみは、

本場のモーツァルトを聴くこと✨

第一生命120周年記念特別展示&コンサートの最終回に行って参りました!

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モーツァルト自身が弾いたヴァイオリンと

当時のピアノフォルテで演奏される本物のモーツァルト。

一日3回公演を四日間。

美しい響きと絶妙のバランスのアンサンブルからモーツァルトの歌が天から降りてくるように聴こえてきました✨✨

特にKV304のソナタは最高でした!!!

帰り道の他のお客様も「よかった〜!」と笑顔

こんな風に弾けたら、、、と憧れます。

 

ヴァイオリン 

モーツァルテウム管弦楽団ソロコンサートマスター    

フランク シュタートラー氏

ピアノフォルテ 

パリを拠点として国際的にご活躍の菅野潤先生

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第一生命保険 日比谷本社1Fロビー

「国際モーツァルテウム財団コンサート コレクション展 モーツァルト 音の旅」

監修 海老沢敏氏

 

 

そしてGW明けて平日になった本日月曜日は菅野先生のレッスン受講。

昨日までMozartシリーズでお疲れのところをお願いして申し訳ありません。

本日月曜日の午前中に日比谷ベヒシュタインセントラム東京のスタジオをお借りして、

ブラームスの1番のソナタ全曲を見ていただきました。

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ヨーロッパのタッチから立ち上がる柔らかな響き、

他では得られないサゼスチョンと大変有意義な時間。

私たち録音まで1か月を切ったのでそのことしか考えられません!

もちろん普通に家のことをやって、娘の面倒を見て、勝間塾の課題投稿もして、

塾内での参加イベントにもコメント入れて、

KindleAudibleでも少しは本も読み、Facebookにも投稿

といつものこともやっているけれど、

もう頭の中、生活の中心は録音に向けての練習が主軸。

当たり前ですね。

 

楽譜の読み込みはもちろん、音と音程の精度を上げる打ち込み練習を

ものすごくゆっくりとテンポと2種類行い、

暗譜で流れの練習、スコアを見ながらの練習と日によってメニューは異なります。

もちろん弾いていない時は頭の中で音を鳴らす。

そしてその中で発見していく。

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いつも間に合うかな、、、大丈夫かな、、、と不安はよぎるけれど、

不安なら練習すればいいだけ。

足りないから不安になる。

あるいは、どうしたらいいか行き詰るから不安になる。

それを解決していく過程も面白がって前に進みます。

山を登りたい人は昇ればいい。

自分の上りたい山を。

 

2年前のCDよりもはるかに大変なプログラムでの録音。

大きな山を登ります!

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~GW中にお誕生日を迎えました。健康に歳を重ねられて感謝です♪~

 

2023年4月29日 (土)

娘の初ショートステイ

 

昨日は娘の初ショートステイ

27歳にして初めて一人でお泊り。

親の手を離れての泊りは特別支援学校の宿泊学習、

修学旅行以来なのでほぼ10年ぶり。

 

昨年の7月に主治医から「次の診察までにショートステイやっておいてね」と宿題を出され、

でも夏はコロナの大風が吹き荒れていたので候補先を決めるところまででストップ。

秋に見学、調書取り、12月に日程決めまでいっていたのが、

やはりコロナの流行で流れてようやく今頃の実現になりました。

 

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持ち物に全て名前を書く、昨日のところの娘の取説を新たに作る、体調管理。

一日娘のことが中心。

送って帰って来てからは、夕食後に翌日(今日のこと)からやって来る息子家族を迎える準備。

片付け掃除と忙しく、それほど娘の心配をしている暇もなく夜がふけていく。

あの子は後を振り返らないで前を向く人なので、自分はなぜここに?と思っても、

誰が頼りになりそうか見抜いて何とかやっているはず。

そういうたくましさは持っていると信じていました。

 

 

考えるだけ考えて伝えることは伝えた自分と

「全力で当たります」と言ってくださった施設を信頼してお願いしました。

夜中に目を覚ましてベッドで座っていたのを

背中をトントンしてもらってまた眠れたと聞き、

そんな温かい支援をしていただいてますます嬉しい母です。

 

 

そして、うちに帰って来てからの笑顔、笑顔。

私が午前中に男の子3人のレッスンを終え、娘の様子を観察すると活性化しているのがよくわかります。

同じことの繰り返しのぬるま湯生活でただ守られているよりも、

知らない人とのかかわり、新しい体験、寂しい気持ちさえも、

すべて良い刺激になっている!と思いました。

 

家に帰って来れて嬉しい💛の笑顔がまぶしい娘。

施設の職員さんからは「夜にちょっと寂しそうな感じで目をこすっていた。

でもちゃんと眠れた」と聞きほっとすると共に、

いじらしくてますます愛おしくなりました。

 

 

一番気がかりだった発作と転倒もなく、

初回を無事に終えて一つ前に進めた喜びに浸っています。

勝間塾の友人から「大きな殻を母子で破れて、私も嬉しい」の言葉にハッとしました。

そうです、これが私の一番の大きな殻。

私でないと娘は守れない、心配で手放せない、

けれども自分が歳を取って世話ができなくなった時にはどうしよう、、、の

固まった思考の中で長らく悩んでいました。

ほとんど永遠のジレンマのように。

 

私の最終目標は他人を信じて社会を信じて、安心して娘を託すこと。

いつの日かほっとしてこの世を去りたい。

それは誰もが安心して暮らせる社会を作っていく決心ともつながっています。

社会の片隅のどんな小さなことであっても、私なりに。

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~クリスマスローズの種。黒ゴマみたい~

 

 

下の写真は庭のエゴの樹の花。

下を向いて下がって咲く小さな花たち。

今年は他もそうですが、花付きがとても良くて嬉しい🌸

 

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2023年4月26日 (水)

モーツアルトKV306第1楽章を配信しました!

 

久しぶりにLuna ClassicaのチャンネルでYouTubeを配信しました。

https://youtu.be/YDm4lr0gOJw

2023

3月につくばサロンコンサートで演奏したモーツァルトのソナタKV306の第1楽章。

本番の2週間前にアルスでホールリハーサルを行った際に録音したものです。

この後、私たちのチャンネルでは第2楽章を制作し、

3楽章については本番収録をつくばサロンコンサートの方で配信していただく予定です。

 

今年2023年春のチューリップや花々と共に、

明るいモーツァルトの音楽をお楽しみいただけましたら幸いです。

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Luna Classica

ヴァイオリン 森 裕美

ピアノ    山口泉恵

 

写真・制作  森 利彦

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202333日アルスホールにて収録

 

2023年4月19日 (水)

本番報告

 

ご報告が遅くなりましたが、

日曜日に私にとってはもっとも緊張する同窓会の演奏会を無事終えました。

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緊張する理由は2つ。

母校の名に傷をつけるような演奏をしてはならないというプレッシャー。

そして、最も耳の超えた人たちが聴いているから。

もちろん、今回はヴァイオリンが5名もいたということで、

必然的に比較されるだろうなということも加わり、事前はかなりの緊張でした。

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~道下果奈さんと練り上げたブラームス1番のソナタ~

 

 

でも、最終的には3日前から暗譜も完了し、作品世界に入って演奏することができました。

とは言え、本番はやっぱり緊張があり、うまくいかない箇所もあったけれど、

100%でないと許さないなんて事は言わず、

まぁ及第点としたいと思います。

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人からの評価もまちまちで、

素晴らしかった!と言ってくれる人、

あの解釈は違うのではないかと言ってくれる人、様々です。

オーソドックスな王道の解釈はもう演奏しつくされているので、

考えて考えて独自のアイディアを織り込んで本番に載せます。

本番はその時のパートナーとその時の自分が作り上げたもの。

 

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ただ、録音を聴いてみるとテンポが遅い!12分もかかっていました。

直前練習でゆっくり確認作業をし過ぎたのが、全体テンポに影響を及ぼしたようです。

テンポが遅いと流れが悪い。

反省はいつも尽きません。。。

 

昨日弾いたブラームスの1番のバイオリンソナタをメインに、6月頭にCD録音を計画しています。

昨日の共演を誘ってくれた道下さんには、録音の前に本番という貴重な機会を与えてくれて感謝感謝。

当日まで奔走して指揮を執ってくださった和田会長、和田事務局長のお二人、

そして裏方として支えてくれた先輩、後輩同窓生の皆さんに心から感謝。

楽屋トークで懐かしい母校、寮の話は本当に楽しかった!

桐朋っていいな!

緊張と楽しさ、そして感謝が織り混ざった同窓会コンサートでした。

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~総勢8組14名 2時間半のボリュームたっぷりのコンサートでした~

2023年4月15日 (土)

明日 茨城桐朋会演奏会開催!

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黄砂を洗い流してくれる雨の土曜日。

明日は茨城桐朋会演奏会です!

1430開演の百花繚乱のプログラム。

 

明日の12時までにご連絡いただければ、

前売りチケット料金でチケットを受付にご用意させていただきます。

ご連絡お待ちしております。

 

 

「第8回茨城桐朋会演奏会」

416日(日)1430開演 1700終演予定。

(私たちの出番は16時あたり)

エスカードホール 常磐線牛久駅すぐ

 

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我が家のキモッコウも咲き始めました。

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ヤマツツジは今までで一番花が多い。

 

 

2023年4月 3日 (月)

4月16日茨城桐朋会演奏会

以前に一度ブログにもアップしていますが、

ただ今2週間後に迫っている茨城桐朋会演奏会の本番に向けて追い込み中です。

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母校桐朋学園 同窓会 茨城支部 のメンバーによって年に一回開催される演奏会で、

今回希望者が多く 計八組の演奏家が出演します。

なので一組15分以内の演奏時間。

ヴァイオリンが多いため、 年齢順の出演順番となりました(笑)

私は後半の方の出番となります。

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演奏するのは、 ヨハネス ブラームス作曲ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第一番 より第一楽章。

以下、 当日のプログラムのために書いた解説です。

 

「中期の傑作と言われるこのヴァイオリンソナタは、ブラームス46歳頃の作品。

3つの楽章を有機的な素材のつながりでまとめ上げている。

同じ時期にヴァイオリン協奏曲(1878年)なども作曲している。

ブラームスはクララ・シューマンに送った手紙の中で、病床にあったクララの末っ子フェリックスを見舞うとともに、この曲の第2楽章の主題を送っている。クララはこのソナタについて「あの世に持っていきたい」と述べるほどの愛着を見せている。

オーストリアの避暑地ヴェルター湖畔ペルチャッハの美しい土地に滞在していた彼の充実感を土台に、全曲を通じてブラームスからクララへの愛と友情が伝わって来る温かい作品。

本日はその中でも繊細な美しさに満たされる第1楽章のみを演奏。」

 

今回のパートナーは道下果奈さん。

元はといえば 3年前の春、 同じこの茨城桐朋会演奏会で ベートーベンのクロイツェルソナタを一緒に演奏するはずでした。

あの時はコロナ最初の春。

コロナがどんなウイルスなのか? 治療法は? 予防のためには何が有効なのか?

まだ何も分からず 世界が最も混乱していた時期でした。

 

3年前の43日には自主企画コンサートも予定しており、

私は何とか開催したいと強行突破することばかりを考えていました。

そんな私、 もしコンサートをやって そこで感染者が出たらどうするの!と

実家の母それはそれは心配していました。

 

でもやると決めたからには、何が何でもやりたい というモードになるものです。

それはちょうどアスリートが試合中に怪我をしても、

試合を続行してしまうような心理身体状態に近いかもしれません。

 

あの頃娘もてんかん発作がひどく、

3月の末には病院に行くことはコロナに感染するリスクが高いと皆が恐れていた中、

大発作が繰り返される恐怖で救急車を呼び搬送される という厳しい事情も発生。

それまでは私が練習しているときには発作はひどくならない というジンクスがあったのに、 練習中に大発作を起こした というのがとてもショックで、

それをきっかけに諦めたという経緯があります。

あの時は諦めざるを得なかった。

娘が止めてくれたとも言えるかもしれません。

あれでよかった。

 

それから二週間後に予定されていた茨城桐朋会演奏会も当然中止。

翌年からはコロナ禍でも開催され、 私も同窓会総会 及び演奏会を聴きに行きました。

3年前に一緒に弾くはずだった道下さんとは、 いつか必ずリベンジをと約束し、

今回に至ったわけです。

 

16日に弾くブラームスのソナタは道下さんの希望の曲。

彼女がいつか弾いてみたいと願っていた作品です。

私は大学時代にも一度勉強し、

6年ほど前にもLunaClassicaのデュオでも演奏していますが、

ブラームスは難しい。 特に第一楽章が。

 

今回新しくベーレンライターの楽譜を購入し、

フィンガリングもボーイングも すべて考え直して新たな気持ちで取り組んでいます。

といっても、 毎回新しい譜面で勉強し直しています。

つい書き込みが多くて見にくくなるため、

原譜はそのままにしていつもコピー譜を用意します。

 

数年経てば 必ず新しい発見がたくさんあります。

それまで気がつかなかったことが見えてくる時の 「あっ!」という驚きを

私の脳は何よりも喜びます。

 

楽譜を読み込んでそれを音にすること。

つまり読譜と練習の両方を行ったり来たりしながら本番前の日々を過ごします。

一応早く着手していたので余裕のつもりでしたが、

それがいけない!

気がついたら二週間前。 まだ出来ていない。。

二人で焦りつつ 最大限の準備を と張り切ってもいます。

 

ブラームスのまごころがこもった素晴らしい作品を

お客様と分かち合いたいと願っています。

チケットは前売りの方が¥500安いので、

ぜひお声をかけてくださいね!

 

 

牛久エスカードホールでお待ちしています。

 

茨城桐朋会演奏会

416日(日)1430開演

常磐線牛久駅すぐのエスカードホールにて

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